今は昔、西の大陸の内地に、ふたりの王に治められる国があった。
“昼の王”は血統で継がれし男の王。
“夜の王”は予言の力を持つ女の王。
創世よりこの地には、神の力を持つ聖女が常時ふたり存在するという。
聖女の証は胸に現れる不死鳥の刻印。
夜の王“大聖女”が死ねば、新たに聖痕の浮かびあがる少女が王宮に召され、代替わりを待つ。
聖女はその神聖なる血ゆえに、人間の男と婚姻を結べない。
胸の不死鳥が人の男の熱を感じれば、すぐに飛び去ってしまう──そう言い伝えられている。
しかし此度の世継ぎ聖女、アリアンロッドは美しい王太子に恋をしていた。
結ばれない運命であれ、彼女は王宮で研磨を怠らず過ごしていたが──
ある日、王太子に隠し部屋へ呼び出され、ソワソワして出向いたら、「王宮から出ていってもらう」と宣告されてしまった。
彼女は一向に、神の力に目覚めずにいたからだ。
追放先への道中、アリアンロッドは狼藉者に襲われる。
そのピンチを助けてくれたのは、王太子の近衛剣士アンヴァル。
「私、今は役立たずだけど──必ず王宮に帰還するわ!」
彼に向かってその決意を叫んだ瞬間、強く冷たい神風が吹いた。
アリアンロッドはその風に煽られ、≪予言の力??≫に目覚めるのだが──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:10:00
154648文字
会話率:52%
強大な魔力を持つがゆえに忌み嫌われ、聖女の地位を追放されたリリア。彼女がたどり着いたのは、森の奥でひっそりと暮らす元勇者の家だった。かつて世界を救ったという彼もまた、人間に裏切られた過去を持つ。互いの傷を癒やし、スローライフを送る二人だが、
世界の危機が再び彼らを呼び覚ます?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 17:45:28
12867文字
会話率:27%
虫や気持ちの悪い生き物が大好きで異性には好かれない聖女ユリエルは、高位聖職者の娘を聖女にするために冤罪を着せられて学園、街、ギルドから破門&追放されてしまう。非モテで男性に言い寄られたこともないのに、よりにもよって邪淫の罪で。頼る人も行く
あてもなくなり、ユリエルは復讐と世直しを決意する。自分をくだらない理由で追放し最大の侮辱を与えた、聖人教会と学園都市リストリアに。そのために、学園都市近くにある教会に制圧されたダンジョン、『虫けらのダンジョン』を乗っ取ろう!癒しの力とゲテモノへの愛をもって、虐げられていた元マスターのアラクネと共に、自然あふれるゲテモノと妖精の楽園を作って抗え!
ダンジョンマスターとなって最初に取得した能力で……「これで思う存分毛虫をモフれるね!」
※転生ものではないですが、転生者や転移者は出るかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 14:48:58
799728文字
会話率:22%
神殿から「偽聖女」として追放された少女セイラ。だが彼女の力は本物だった――神の加護によらず、人を救う奇跡を持つ“最強”の存在。三年後、災厄「堕天の獣」によって王都が壊滅し、セイラは再び立ち上がる。かつて自分を見捨てた者たちの前で、真の力を解
き放つセイラ。復讐を果たしつつ、最後には「真なる聖女」として神にも認められ、自由と誇りを胸に歩み出す――最強追放聖女の逆転劇!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 20:20:00
3820文字
会話率:43%
薬草学を専門とする聖女アニエスは、王都から辺境の谷へ追放される。
彼女はそこで薬草の知識を活かして村人たちの信頼を得て、猟師のエリオットとも心を通わせていく。
そんな中、王都で発生した原因不明の熱病を解決するため、アニエスを追放した神官長
たちが助けを求めにやってくる。アニエスは彼らの過ちを自らの知識で救うが、王都へは戻らず、谷で大切な人々と共に生きていくことを選ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 19:00:00
8583文字
会話率:39%
『私は殺戮の神、アルコアなり……。私は誰の命令も受けぬ……ただしラズリーちゃんは除く……』
私、ラズリーは聖女である。
私の役目は『女神アルコア様』にお祈りという形で『お願い』し、国に祝福をもたらしてもらうこと。私はアルコア様と直接会話
することができるのだ。そんな力を買われ、恩義もあったから『聖女』として300年もお国に仕えてきた訳。
けれどある日、『女神様は人間に対して皆平等である! 祈ることなど誰にでもできる!!』って言われて国を追放されちゃった。
あーあ、女神様はあんた達の思うような『優しい』神様なんかじゃないのに。ご先祖様の伝承も忘れちゃったあんたたちにもう未来はないよ。
けど、まあいっか。300年も繁栄したんだしもう十分でしょ。
さあて、せっかく自由になったんだしスローライフでも送ろうかな?
うん、アルコア様もスローライフしたいと申しておりますしね!
この作品は、『女神様と唯一会話ができる聖女、『神に祈るなど誰にでもできる!』と神聖帝国を追放される~その女神様、私の言うこと以外聞かない殺戮の神ですけど大丈夫ですか?~』《https://ncode.syosetu.com/n2897jn/》
の連載版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 18:39:31
166549文字
会話率:34%
命を救ってくれた追放聖女サリアと共に、ジェイはコックとして静かに暮らしていた。
だが仕入れの帰りに見たのは、火刑台で炎に呑まれるサリアの姿──そして嘲笑う王子と“偽聖女”だ。
その瞬間、かつて 最強の“審問官” と恐れられた伝説の教会騎士
ジェイは封じた殺意を解放する。
血刃と拳を武器に、ジェイは王都を影のごとく駆ける。
腐敗した近衛、騎士団長、王国暗部組織〈黒蛇〉――立ちはだかる者はすべて無音で屠り、玉座を目指す。
狙うはふたり。
“聖女を奪った王子”と“地位を欲した偽聖女”。
──報いは必ず受けさせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 19:20:00
52616文字
会話率:26%
王国で“聖女”として祀られていたリリアは、ある日、第一王子により追放される。
その理由は「祈らず、舞わず、ただ散歩しているから」。
民に慕われ、病が癒え、作物が実る──そんな日々は“偶然”と切り捨てられ、リリアは王国を去る。
だがそれは、
新たな物語の始まりだった。
追放されたリリアに届いたのは、隣国・帝国からの招聘状。「魔物災害を癒してほしい」という依頼と、年二億ゴールドの破格の契約。
帝国で“歩くだけで癒しをもたらす”本当の力を認められたリリアは、聖女として覚醒していく。
一方、王国では失われた加護により国力が低下。焦った第一王子がリリアを取り戻そうと乗り込んでくるが──
「もう、私は戻りません。私を必要としてくれる場所があるから」
これは、ひとりの追放聖女が“本物”として再び歩き出す物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-01 23:39:23
33502文字
会話率:41%
大神聖教団の暗殺者(処刑人)レオンは、「魔女」と呼ばれ追放された元聖女エリス・ルミエールの抹殺を命じられる。
エリスはかつて民を癒す聖女として讃えられたが、教団の権力者によって「魔を操る者」とされ、辺境のルナリス森に追いやられていた。
レオンはエリスを追跡し、森で彼女と対峙するが、そこで目にしたのは村人たちを無償で癒すエリスの姿だった。
彼女の純粋さと教団の矛盾に疑問を抱いたレオンは、エリスとの対話を通じて、教団が彼女の力を恐れ、権力を守るために追放した真相を知る。
使命を放棄し、エリスを殺さず帰還したレオンだったが、教団は彼の嘘を見抜き、「裏切り者」として追放。処刑の危機に瀕する。
その時、エリスが聖なる力でレオンを救い、二人はルナリス村で新たな生活を始める。
村人たちとの絆を深めつつ、教団の腐敗に立ち向かう決意を固めるレオンとエリス。
しかし、教団は大規模な討伐隊を送り込み、村を焼き払おうとする。レオンの暗殺技術とエリスの聖なる結界で討伐隊を撃退し、教団の最高司祭ガルティスを倒す。
二人は教団の腐敗を暴き、ルナリス村を「新たな聖域」として再建。民の信頼を得て、希望の光となる。
不当な追放、教団への「ざまぁ」展開、レオンの成長、エリスの承認。民のための正義と絆を描き、爽快感を提供する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 09:55:39
2468文字
会話率:39%
メルフィーナは、名門貴族・ヒルゼンマイヤー家に仕える使用人だ。
稀有な治癒魔法の力を生かし、一族の次女・ファティカを助けるなど奮闘していたが、長女・ドリゼラの策略に嵌り、謂れのない罪で"魔女"と罵られ追放されてしまう。
家も職も失ったメ
ルフィーナは、流れ着いた教会で治癒魔法の力を見込まれ、人々を癒す"聖女"として働き始める。
"聖女"の仕事にやり甲斐を感じるメルフィーナだが、とある傭兵に交際を迫られ、強引に連れ出されそうになる。
その時、黒髪の美青年が現れ、メルフィーナを助ける。
彼は「メルフィーナを雇用する権利を買い取った」と言い、彼女を王都へと導いた。
青年の名は、ジン・アーウィン。
王都へ向かう馬車の中、彼はメルフィーナにこう告げる。
「俺の復讐に協力してもらいたい。
ヒルゼンマイヤー家をはじめとする罪深き貴族と、その駒として動くある組織への復讐だ。
俺のシナリオには……君が必要なんだ」
不遇な聖女は『復讐』に生きる青年の協力者となり、己に隠された真の力に目覚めてゆく――
* * * *
♦︎……というあらすじの雰囲気よりはライトにお読みいただける内容です。
♦︎『ざまぁ』というより『勧善懲悪』。
♦︎全43話+番外編3話。完結まで毎日更新します。
♦︎「エブリスタ」でも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 10:03:20
175551文字
会話率:33%
グラス森討伐隊で働く聖女シーナは、婚約者に侯爵令嬢を害した罪で婚約破棄と追放を言い渡された瞬間、前世の記憶を思い出した。自分が搾取されていた事に気付いたシーナは、喜んで婚約破棄を受け入れ、可愛い侍女キリのみを供に、魔物が蔓延るグラス森に一
歩踏み出した。
これは、虐げられていた追放聖女がその気もないのに何となく勝ち上がっていく、多分サクセスストーリーである。
※長編となっています。ゆっくり進める予定です。
※残酷な描写があります。
※恋愛要素もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 08:00:00
573768文字
会話率:41%
家も家族もない天涯孤独の身だけれど、それでも人に癒しを願うのはダメですか?
流行り病によって家族を失い、天涯孤独になったメリー。身を寄せていた大聖堂からも同僚の嫉妬により追放されてしまう。
辺境の教会へと飛ばされてしまったメリーだ
が、それでも人への癒しを願わない日は無かった。その真摯な祈りは彼女を聖女への覚醒へと導いていった。
これは苦しむ人を見過ごすことのできない、心優しい少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 11:21:20
6506文字
会話率:49%
――転生したら王子様だった。
山脈に囲まれた小国レーイライドの王子レーンドは、前世の記憶がある転生者だった。
前世で就活に失敗し、ろくでもない人生を送った彼は、転生ガチャ成功と思って安穏とした王族ライフを満喫する。
そんな時、隣国のファ
リス聖王国から、王家の血を引く少女アイラスを嫁に貰わないかと打診される。
ファリス王家の血筋に連なる女性は強い魔力を有し、その浄化の力で国を守る「聖女」と呼ばれていた。
しかし、アイラスには生まれつき魔力がなかった。
そのため聖女失格の烙印を押された彼女は国を追い出され、小国であるレーイライドに嫁がされることになったのだ。
――これってあれだろ? 理不尽に追放された聖女様が隣国の王子に溺愛されるやつだろ?
そう思い込んだレーンドは、深く考えずにアイラスを婚約者として迎え入れる。
アイラスの美貌に一目ぼれしたレーンドは、彼女とイチャイチャして幸せな日々を過ごしていた。
だが、突如としてレーイライド王国に魔族の軍勢が襲来する。
アイラスと共に命からがら逃亡したレーンドだったが、追手の魔物に追い詰められてしまう。
命の危機が迫ったその時、アイラスが豹変した――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 19:41:15
137373文字
会話率:36%
ハッピーエンドです。
最終更新:2025-01-15 07:10:00
54556文字
会話率:56%
ショートショートです
最終更新:2024-07-13 07:09:49
1173文字
会話率:36%
ブラック企業で過労死してしまった主人公は、目覚めると異世界でゾンビになっていた。
しかもゾンビでも働かされるブラックダンジョンで毎日こき使われる始末。
ふとしたきっかけで出会った追放聖女と一緒に、第二の人生(?)スローライフを目指すことに!
そして二人の、ドキドキな同棲生活が始まる。
アンデットと聖女の、ハートフルな転生ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 16:26:33
19035文字
会話率:45%
もう何度目か数えることも止めてしまったやり直しの日々を、今度こそ私は終わらせる。大切な、あのひとのために。
※過去作の大幅リメイクになります。
最終更新:2025-01-06 09:10:00
12376文字
会話率:29%
【90秒後に意外な結末】
なのにあの男がきみを奪った。
そんなのはおかしい。
きっときみは、あいつに騙されている。
最終更新:2024-05-06 12:13:22
1022文字
会話率:30%
おなじみ「きみを愛することはない」からはじまる物語です。
最終更新:2024-04-11 07:40:34
824文字
会話率:97%
⭐︎短編ランキング入り感謝申し上げます⭐︎
平民出身の知恵の聖女フェリシティは、王太子セオドアから婚約を破棄され、辺境の修道院へ追放される。そこにはなぜか義理の兄もついてきて?
さて、ここから知恵の聖女たるところを見せましょうか。
最終更新:2024-12-23 11:57:38
43389文字
会話率:52%
偽聖女の汚名を着せられ、追放されたエヴリーヌ。公爵であるクリストフの屋敷に滞在できることになったけれど、彼は恐ろしいオオカミ型魔獣、フェンリルの姿をしていた。
でも、瞳も口調も性格も穏やかだ。
クリストフのもふもふの毛は、エヴリーヌに昔飼
っていた愛犬を思い起こさせた。
「もふもふしていいですか?」
「犬吸いは?」
「毛並みのお手入れは?」
積極的なエヴリーヌに、クリストフはたじたじ。魔獣の姿をしていても、中身はふつうの青年なのだ。
◇◇
これは、無自覚天然のエヴリーヌと、昼間はもふもふ魔獣、月の光をあびると美青年に戻るクリストフの、のんびりな恋のお話です!
◇こちらは氷雨そら様による『モフモフヒーロー主義企画』参加作品です◇
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 16:38:12
45928文字
会話率:41%
王太子と偽聖女の策略により追放された聖女のフラア
しかし彼女はこの追放を喜んでいた
聖女としての神殿の暮らしはまるで刑務所のように辛く、美味しい料理に飢えていたのである
突然の釈放に浮かれたフラアは最初に食べるファースト出所メシを探し始める
そこで出会うのは、まるで看守のように厳しい神官
同行したいと願う彼と共に出所メシの旅が始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 06:10:31
23300文字
会話率:38%
各務紗奈(カガミサナ)は異世界に聖女として召喚された。
だが、サナには低ランクの闇魔法適性しかなかった。
「そんな女が豊穣の聖女であるはずがない」と追放され、更には奴隷として売られてしまった。
サナは成り行きで銀髪の狼獣人、リベリオに助
けられ、獣人の国アニムニアで暮らすことに。
常夏のアニムニアで、サナはおばあちゃんから教わったレシピと、闇魔法を駆使して、涼しい空間と冷たい飲み物を提供するカフェを開くことにしたのだが──
※序盤に少しだけ辛いシーンがあります。
獣人は基本耳と尻尾のみです。
アルファポリスで先行投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 18:01:44
171833文字
会話率:50%