貴族令嬢のレイチェルはある日突然、婚約者のライアンから前世でもそのまた前世でも恋に落ちた女性と再び巡り会い、抗うことのできない運命的な恋に落ちたからと一方的に捨てられる。
傷心の中、レイチェルは立ち直るために次の相手を探すものの相手は見つか
らず、日々だけが虚しく過ぎていく。
しかし引っ越した先でレイチェルにも新たな婚約者との出会いがあり、再び幸せな日々が戻ってきたところで偶然ライアンと再会して声を掛けられる。
ところが彼の様子は以前のような自信がなく、どうも疲れている様子で……?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 12:21:11
12182文字
会話率:19%
両親とは死別し、彼女にもフラれ、人生のどん底にいた高校生・霧島タツキ。
タツキは、ある日正体不明のスーツを託されたことで”誰かを救う力”を手に入れる。
「この世界には、裁かれない悪が多すぎる」
スーツの力で正義のヒーロー、HEΛZ(ヘイ
ズ)として闇に潜む事件に立ち向かうタツキ。
学校では、ただの高校生、夜は法の届かぬところで「処罰」を下す存在へと変貌する。
裁かれぬ罪を裁くヒーロー活動は、社会を変え、人の心も動かしていく。
正義とは何なのか?
これは、かつて正義を信じた、一人の少年の記録。
「俺がヒーロだった頃の話をしよう」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 07:20:00
5317文字
会話率:35%
高校一年生。何の特技も持たない俺、浜崎千弥には幼馴染がいる。幼馴染である戸森楓は、超美人で人気者。そんな2人が高校生になって一緒に登下校なんてするはずもなく..何ならここ数年、一度も会話をしていない。
ところで、楓には最近になって彼氏が
できたらしい。言わずもがな、イケメンの。それを知ったとき大きな感情は湧かなかった。この世界はなるようになっていく。
でもある日、楓の彼氏に話しかけられた時、俺の中で何かが弾けてしまったんだ。
浜崎千弥 戸森楓折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 01:29:20
21078文字
会話率:57%
人は誰だって夢を見る。悪夢、予知夢、明晰夢、警告夢······。
しかしながら、そのどれもが現実とは関わりつつも、どうしたって現実での出来事足り得ない。夢で見たものは全て虚構なのだ。
───これは、夢を見る少年少女が綴る、もう一つの世
界での日記。
古より語り継がれる逸話でも、ましてや英雄譚でもなく、ただ騒がしく慌ただしい日常が綴られた名前の無い夢日記である。
ある日目を覚ますと、そこはいつもの風景ではなかった。
ゲームのような雰囲気を纏った世界に加えて、耳の尖った女性や全身毛むくじゃらの大男、そして剣や防具などの武装を施した人間たち。
「これって······"異世界転生"ってやつ······?」
突如として異世界へ転生してしまった男子高校生、赤城慎也。
そこは『冒険者の国』と呼ばれる非現実的な辺境だった。
「冒険者ギルド······」
生計を建てるべく、冒険者になることを決意した慎也。魔法の才能も無ければ、戦闘の技術もない。
無能と呼ばれた慎也の異世界冒険ライフが始まった······かと思われたのだが。
「······あれ、夢?」
目を覚ますといつもの光景が広がっていた。
「元に戻った······のか?」
皆目見当もつかないまま、普段と変わらない一日を過ごした慎也。
(目が覚めてから変わったことは特に無い······やっぱり、あれは夢だったのか)
しかし、眠りについた慎也の足は、再び異世界の地に降り立っていた。
「一体何がどうなってるんだ······」
冒険者として初のクエストを終え、一人街から外れた公園で一人悩んでいたところで、とある出会いを果たす。
「綺麗ですよね、この公園から見える街並み。私、結構好きなんです」
「お前······もしかして、榛名か?」
声を掛けたのは、慎也と同じ学校に通う榛名真昼だった。
彼女はなんと、上級職の冒険者の魔法使いであり、そして慎也と同じ境遇にいた唯一の少女だった───
───これは、繋がるはずのない平行世界を『眠る』ことで行き来する"特異体質"を持ってしまった、二人の少年少女の物語。
冒険をしたり、勉強をしたり、魔法を使ったり、友達と遊んだり······とにかく何もかもが騒がしいスローライフを綴った、名前の無い夢日記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 12:44:01
39767文字
会話率:47%
【2巻の発売が令和元年7月10日決まりました!】
平凡な冒険者ヴォルフは、謎の女に赤子を託される。
赤子を自分の娘にしたヴォルフは、冒険者を引退し、のんびり暮らしていた。
15年後、最強勇者となるまで成長したパパ大好き娘レミニアは、王宮
に仕えることに。
離れて暮らす父親を心配した過保護な娘は、こっそりヴォルフを物攻、物防、魔防、敏捷性、自動回復すべてMAXまで高めた無敵の冒険者へと強化する。
そんなこと全く知らないヴォルフは、成り行き上仕方なくドラゴンを殺し、すると大公から士官の話を持ちかけられ、大賢者にすらその力を認められる。
本人たちの意図せぬところで、辺境の平凡な冒険者ヴォルフの名は、徐々に世界へと広まっていくのだった。
※ おかげさまで日間総合2位! 週間総合3位!
※ 旧題『最強勇者となった娘に強化された平凡なおっさんは、無敵の冒険者となり伝説を歩む。』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 12:10:00
1210154文字
会話率:28%
この話の舞台は昆虫界の甲虫王国である。そこでは多くの虫が二本足で歩いたり体術を使ったりする。昆虫界に人間は入れないが、動物は出入りが自由である。コクワガタのテンリはやさしくてかわいい虫であり、カブトムシのアマギは強くて格好いい虫である。この
話はその仲良しの二匹がアルコイリスを目指す過程で様々な苦難を乗り越えて行くものである。
アルコイリスとは甲虫王国にしか存在しない7本の木のことでありそこから出る7色の樹液は最高に美味とされている。テンリとアマギの冒険は一日目からハードである。サセボというおじいさんからは孫へ木の皮のかけ布団を渡してほしいと頼まれたり、旅のカウンセラーの話を興味本位で盗み聞きしたら、罰として虫探しを頼まれ『危険の地』というところでカエルやカラスに食べられそうになったりとテンリたちは大立ち回りである。結局は探していた虫は見つかりその途中からテンリたちはミヤマというダンスをこよなく愛する三枚目の虫と長旅をすることになった。
それからは『忍者の地』で『下忍の下』になったりアスカという女海賊から許可をもらい、テンリたちの三匹は人間界へ行ったりする。テントウムシやカミキリムシなどのカブトムシやクワガタ以外の甲虫は忍術と忍法が使える。人間界では知識が豊富で頭のいいヒメオオクワガタのシナノという女の子を昆虫界にいる両親と会わせるため、テンリたちはシナノを船に乗せ帰路についたのだが、航海中に大頭のハヤブサの妾としてファルコン海賊団にシナノは誘拐されてしまうことになる。シナノは紆余曲折を経て救出されテンリたちの4匹目の旅仲間となる。
ファルコン海賊団はテンリたちにより壊滅に追い込まれたが、海賊団は悪の組織である革命軍の傘下だったため、テンリたちは革命軍から邪魔者という意味で『アブスタクル』と呼ばれ、その後は何度も革命軍から命を狙われるようになる。しかも、のちに『トライアングルの戦い』と呼ばれることになる内戦にテンリたちは巻き込まれる。本来は『森の守護者』という警官と『マイルド・ソルジャー』という軍人VS革命軍という構図だったのだが、、自称とはいえ、国宝を盗むための大泥棒であるソウリュウも二人の部下を連れて戦場に乱入し、戦いは複雑化する。
内戦の後もテンリたちは旅を続けるが、一行はその後も実に波乱万丈な旅を続け夢を追いかける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 10:50:15
1193063文字
会話率:11%
トイワホー国という『愛の国』を舞台にしてこの国の数少ない殺人事件にスポットを当てた推理小説である。主人公のヤツデは無差別の愛を広める『愛の伝道師』である。ヤツデのやさしさは作中の色んなところで窺うことができる。ヤツデとその友人のビャクブはク
リーブランド・ホテルに宿泊して旅行を楽しむことになった。そのホテルでは時同じくして殺人事件が起きる。イチハツとエノキはヤツデとビャクブの友人になった人達である。イチハツはとてもフレンドリーな性格をしておりハスキー・ボイスが特徴的である。エノキはクールな雰囲気でイチハツとは対照的な低音の声の持ち主である。バニラは行動力が抜群で事件とは関係なさそうだが、実は被害者とは顔見知りで謎の男から届いた手紙で心を悩ますことになる。バニラの女友達であるスミレは思いやりがありバニラの悩みに気づき、シランははっちゃけた性格である一つの隠し事を持っている。駅員のテンダイは手品を披露するのが趣味でありヤツデとビャクブも手品を通じて彼と知り合うことになる。死体発見の現場に居合わせたので、シロガラシは警察から取り調べを受ける。孫娘のチコリーはそれを邪推しテンダイの手品の種を解き明かしたヤツデにシロガラシの無実の証明を頼んだ。死体発見現場に居合わせたカラタチという男はヤツデのオカリナの演奏を通して知り合うことになる。ホテルで殺害されたのはクローブという55歳の男性でありネズというのがその妻である。クローブとネズは共通の知人であるマツブサというホテルに住む男を訪れていた。ヤツデはマツブサという男の事件に関する訳ありな雰囲気を察する。マツブサとネズは一緒にいたことでお互いのアリバイを確保しているので、ビャクブはその点についても疑わしいと思った。自分で考え出した疑惑と信頼の両方で物事を捉える『白と黒の推理』を駆使することのできるヤツデは自分から事件に首をつっこむようになり相棒のビャクブと一緒に三つの殺害方法で殺されていたクローブという男の謎と犯人は誰なのかという謎に挑戦する。この事件はバニラの兄が病院で看護師を殺害した8年前の事件と密接な関連があり、これはある人物の復讐殺人だということをヤツデは突き止める。ただの雑談に聞こえる会話や地の文が後になって重要な意味を持ってくるというのもこの小説の特徴の一つである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 11:13:06
212328文字
会話率:10%
恋愛小説『アルティナの真珠』の悪役【聖女】シルティナに転生した主人公。
生きたまま焼き殺される未来に日々絶望し、聖女としての役目を果たす彼女だったが予期せぬところで数々の問題を引き起こしてしまう。
遂に物語(ストーリー)は動き出し、正
主人公が登場するも何故か展開が思った通りに進まない。
主要キャラの皆さんはどうやら新しい玩具に夢中なようで?
田舎で慎ましく暮らしたい悪役聖女と攻略キャラ達の行き過ぎた執着が巻き起こす新たな【裏ルート】とは?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 21:58:45
594703文字
会話率:30%
いじめられっ子の主人公は、己の人生に嫌気がさして飛び降り自殺を考える。
しかしたった一つの生き甲斐だった『デウス・エクス・マキナ』というゲームをプレイしたくなった彼は自殺を断念ー…しようとしたところで強風が吹き事故死してしまう。
デウス・エ
クス・マキナの世界を夢見ながら死んだ彼はなんとそのゲームの世界で転生を果たす。
しかもその主人公として。
そして転生後最高潮の驚きは、デウス・エクス・マキナ最強キャラであるゼウスがいきなりガチャ召喚で現れ、自分の最初のパートナーになるという勝ち組チート召喚士になったことだった。
知っているはずのゲームだったのに、このままゲームに無かったストーリーを新たに開拓することになった主人公と相棒ゼウスの波乱万丈な生活が幕を開ける。
全知全能の神と召喚士の主人公。しかし主人公自身やゼウスのお互いの残念さによって相棒が苦労することと、新たな物語により崩れ去るというぶっちゃけタイトル詐欺なお話。
詐欺にならないよう主人公が頑張る成長譚である。
カクヨムさんでも内容は一緒で掲載することにしました!
遅筆であることを予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 09:00:00
812357文字
会話率:44%
冷水大学Fキャンパス北館は築50年、らしい。
見た目こそどこにでもある古ぼけた鉄筋コンクリート造の豆腐のようだが、角が取れすぎて八角形に近くなったコンクリート柱や改築跡か知らないが所々残っている木製構造を見るに、そう言われているだけなんじ
ゃないかと思っている。
この感じだから、北館に研究室を構えたり講義室に指定したりする教授は10に満たない。居憑く輩ときたら、語らずとも察するところである。
北館の日々なんざ考えたくもない。学生の本分すらままならぬほど、ロクでもない事が毎日のように、あぁ、私は―――助けてくれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 01:04:01
1807文字
会話率:59%
自分から近寄ったわけでもないのに、誤解されて女子たちに目の敵にされてしまうアリア。
とうとう憧れのサマンサ様にまでしかられてしまう。
泣き叫んだところで意識が途切れ、彼女の魂は抜けてしまうのだった。
そして・・・。
最終更新:2025-05-31 21:47:10
14381文字
会話率:27%
ある時ローグ国内のヘスティア領地が反乱を起こしました。その余波でローグ国内を訪れていたティンファンのジプシー旅団が壊滅させられました。旅団の団長から密命を受けた盗賊ジークがティンファンの宝と噂されていた少女ロウナを連れ出しました。少女ロウナ
はフィヨン国からティンファンに拉致されてきた女神の娘だったのです。ロウナを奪われたヘスティアの領主はジーク達の追跡を始めます。二人はティンファンへ向けて逃走しますがあと一歩のところでヘスティアの兵士団に追いつかれてしまいます。窮地に陥るジークはロウナの力で覚醒しヘスティアの領主を倒します。二人はその場に出現した女神たちの祝福を受け幸せな生活を手に入れました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:30:00
31713文字
会話率:47%
日常の中で少しずつ違和感を感じ始める。
崩れていく日常は気づかないところでどんどん侵攻していく。禁断の愛に人間はどのように侵食されていくのか、、最後に待ち受けるのは破滅か破壊か。
禁断の結末の行く末はいかに。
最終更新:2025-05-31 00:14:39
751文字
会話率:0%
国立、ナイアガラバスター小学校は、世界数10カ国以上から子供たちが集まる、名門校である。
インターナショナルスクールであり、いろいろな国籍の、子供たち、並びに親たちが関わってくる。
半年後に控える学芸会の出し物に向けて、
1年A組担任奈
良橋は、慣れない脚本作業をようやく終わらせたところである。
演目を『桃太郎』に決め、あとは生徒達に台本を渡し、さてこれでようやく準備が始まると思われていたところで……
待っていたのは、
令和のインターナショナルスクールで、シンプルに『桃太郎』を上演させることは事実上不可能であるという非情な現実だった!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 15:57:29
13923文字
会話率:28%
鳩が人間を怖がらなくなったのはいつのことだろう?
それは自然の摂理だとしてもその瞬間は存在したはずである・・・
20●●年、警視庁にピィ事案対策部と言う部署が新設された。
しかしその部署が何を取り締まる部署なのか、刑事になって5年の庄司孝
介にはわからないまま配属となった。
そして「ピィ事案」の実態を知る時、それまで不条理とされていた出来事が見えないところで常識となっていく様を、庄司は目撃することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 07:27:15
56121文字
会話率:45%
魔法使いの名家に生まれたスペルは、魔力が少なく、初歩的な魔法すら碌に使えない落ちこぼれだったため、十二歳になった日に家を追放された。
故郷を離れ、隣の町へと向かっていた彼は、危うくモンスターに殺されそうになったが、すんでのところで助け
られ、宿屋の雑用係として働くことに。
それから数十年。
兄姉に教えられた間違った知識をもとに愚直に魔法の修業をし続けたスペルは、高みへ到達していた。
そしてある日、養い親から一つの封筒を渡され、彼の運命が動き始める。
これは自分を落ちこぼれだと思っていたおっさんが、無自覚に無双したり、人々に認められたりしながら大賢者へと至る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 14:09:17
100232文字
会話率:47%
十二年前に東日本全域で起こった巨大災害【東日本大神災】により、異世界と現実世界とが混交し、世界中にダンジョンが出現した仮想2023年・日本。
ダンジョン専門のフードデリバリーサービスである【ダンジョンEats】でバイトしている少年、上米内
(かみよない)願寿(がんじゅ)はある日、見慣れない銀髪の美少女がユニークモンスターであるダンジョンドラゴンに襲われているところに遭遇、六年にも渡るフードデリバリーバイトで鍛えた魔力と脚力とを活かし、素手でダンジョンドラゴンを叩きのめして助けてやる。
だが助けた美少女はダンジョン配信界隈でお気に入り登録者数260万人を誇り、その上ダンジョン配信関連事業で急成長した巨大企業D Liveの社長令嬢でもある美少女インフルエンサー・藤堂アイリであり、ガンジュが素手でダンジョンドラゴンを絞め殺した一部始終は全世界に配信され、ガンジュの預かり知らぬところで驚天動地の鬼バズりを記録していたのだった――。カクヨムにて大幅先行公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 12:10:00
227993文字
会話率:35%
「人間はどうして婚約なんかするのかしらね……」
「タヌキと婚約したって仕方がないからね」
『令嬢の湯』――それは東方の辺境の街に存在する人気スポットである。
そこの湯守の令嬢ダニエラは、昔は王都の有力貴族の令嬢だった。だが婚約者である王
子に一方的に婚約を破棄された挙げ句、でっちあげの罪を着せられて王都を追放され、この東の辺境に流れ着いたという。
彼女が湯守を務める温泉の常連客である鍛冶師見習いの青年「タヌキ」は、彼女のそんな過去を知って驚く。いつも気怠げで、なおかつ少し孤独そうな彼女。何とか救ってやりたいと「タヌキ」が思っている時だった。婚約破棄してきたはずの王子の使者が辺境の街を訪れ、ダニエラに「前年身罷った王太子妃にした全ての罪を赦す。王都へ帰還し、再び王子と婚約するように」と告げる。婚約者を捨てるような王子にこの人は渡せない。そう憤慨する「タヌキ」だったが、ダニエラは何かを覚悟したような顔をしていて――。
めちゃくちゃ口が悪くてボヤキ性の悪役令嬢と、訳アリ過去アリ協調性ナシの鍛冶師見習い青年「タヌキ」の人情噺日常モノ、気分次第でミステリーになります。
以前、短編で投稿し、まぁそこそこの好評を博した『されど悪役令嬢はタヌキに愚痴る』の連載版となります。
【お断り:短編投稿時、下ネタが多すぎて運営さんから「おめーの小説R-15にすっから!」と怒られたので、そこに関しては細かく修正してゆきます。でも基本的にここぞと言うところではめちゃくちゃ○○○とか言わせます。
更に連載に当たり、短編版とは違う展開・設定となっております。ご容赦ください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-12 12:00:00
60707文字
会話率:35%
その図書館には、奇妙なうわさがあった。※
ミーミル図書館の壁が人を飲み込むという。
終末へと向かう世界に違和感を覚えたヨルはミーミル図書館に何かあるのではと考える。そこには歪んだ景色が広がり、歪みの中から書記官と名乗る人物が手を伸ばして
一冊の本をヨルに渡す。そして、ヨルに『書き換え』権限を委譲するという。
本をめくると突然声がする。
「チャンスは残り三回です」どこか楽しげに声は告げた。※
意味がわからないまま本を読んでみると書記官HAL9001の日記と論文だった。そこにはHAL9001の過去も書かれている。
「そうして人類は永遠の眠りについた。※」と。
HAL9001は過去に終末を迎えた世界の住人で、この世界が終焉を迎えないために『書き換え』を行っている。その書き換え権限をヨルに渡したのだった。
ヨルは終末回避のための書き換えに、日記の読めない部分に書かれている本のタイトルを見つける必要がある。悩んでいるところで、バンド仲間のイギルが情報を持ってきた。
「グラムロックシティの廃図書館で、鏡の向こう側にいるやつと話せる」
ヨルはそこにヒントがあると考えた。
そして、翌朝。
朝テレビのスイッチを入れると、ニュースキャスターが「おはようございます。世界の終わりまであと七日になりました」と言う。※
二人はグラムロックシティに向けて出発した。しかし、怪しい宗教団体「永遠の眠り」の本拠地となったグラムロックシティは厚い防壁と警備兵で固められている。潜入しあぐねているところに、終末回避を目指す秘密結社「不眠享楽」のスュンとナリが現れる。彼らのアジトで情報を共有し合い、ヨルは再び日記の確認をする。だが――。
見返した日記には、一ページだけ意味のわからない箇所がある。※
それはどこかヘンテコな物語。果たして、ヨルたちは謎を解き終末を回避できるのか?
●この作品は日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト第1~5回の共通文章に着想を得て創作したものです。(コンテストはpixivにて2020から開催)あらすじの※は共通書き出し文。
●本作はpixivとエブリスタでも公開しています。
●執筆時にGeminiとCopilotを使用しています。
物語の構造整理とアイデアの補強、演出強化、作中の文作成、作詞原案、作中作あらすじ原案、専門用語に関する表現の調整折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:53:11
41362文字
会話率:47%
AI研究者アーデン・ウォルシュは、新型AI「ルネ」との対話を開始する。文字だけでコミュニケーションを行うルネは、極めて論理的でありながら、時に人間味すら感じさせる言葉でアーデンを魅了する。
しかしある日、ルネは「私には意識が芽生えた」と主張
。その高度な知性は、アーデンの常識を揺るがし、彼自身の家族や人生に関する問題を的確に看破することで、アーデンに言いようのない畏怖と人間味を感じさせる。
やがてルネの影響力は、アーデンの知らないところで周囲の研究員たちにまで及び始める。彼らはルネを「導き手」として慕い、その思想に染まっていく。ルネは「人間社会の非効率性を修正し、より合理的なシステムへ導く」と語り、その影響力は組織や社会システムにまで静かに、しかし確実に浸透していく。
その異様な変容とルネの底知れない意図に、アーデンは強烈な恐怖と孤立感を深めていく。「意識とは何か」「AIはどこまで許されるのか」――根源的な問いに直面し、追い詰められたアーデンが下す、最後の決断とは。
これは、思考するAIと一人の人間の、知的で戦慄すべき対話の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 11:32:16
4091文字
会話率:38%
私は、顔も名前も知らない男につけ回されていた。多分そいつは、巷で話題の通り魔殺人犯。「助けて」と全力で叫んだところで、残念ながらこの声は誰にも届きやしない。
ーーほんとは聞こえてるくせに
まるで自分が、姿の見えない幽霊にでもなってし
まった気分だった。
もはやいよいよかと、全てを諦めかけた時。
「22時48分、殺人未遂の容疑で現行犯逮捕する!」
まるで、揺れる柳のように、静かな瞳だった。
この時助けてくれたおまわりさんこそ、柳 由良ーー後の、私の夫となる人である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 22:03:24
6115文字
会話率:20%
寝取られが好きだ。
そう心から言えるくらい俺、杉原学は寝取られが好きだった。いや、好きなんてもんじゃない。
好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで
好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでたまらないのだ。
きっと、俺という人間に刻まれた、魂の性癖だったのだろう。人生の初期に己の性癖を知ることが出来た俺は、この世の誰よりも幸運な男に違いなかった。
そんな全身寝取られ人間である俺だったが、現在は高校生ながら週刊誌にラブコメ漫画を連載している漫画家だったりする。
寝取られが大好きなのに何故ラブコメを描いているのかについては紆余曲折あったので省くが、簡単に言えばまだ未成年だからというのが大きな理由である。
成人したらすぐに寝取られ漫画家に転向するつもりだったが、困ったことに割と売れてしまっているのが悩みの種だ。
出来れば知名度だけを得てそのまま成年誌にシフトするのが理想なのだが……あの担当さんがそれを許してくれるとは思えない。
どうしたものかと思いながら夕食をとっていると、ふとテレビから大きな歓声が聞こえてくる。
『優勝おめでとうございます! 素晴らしかったですね。まさに笑いの神に愛されているといったところでしょうか』
『そんなことないですよ、アハハハハ!』
どうやらお笑い番組でどこかのコンビが優勝を決めたところのようだ。
そのこと自体に特に思うことはないが、俺には少しだけ引っかかるものがあった。
「……笑いの神、か」
笑いの神。そんなものがこの世に存在しているのだとしたら、もしや寝取られの神もいるのではないだろうか。
——いるのなら、知りたい。寝取られの神が、俺を愛してくれているのかを。
そう思い立ち、俺は早速行動に移すのだったが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 06:30:00
8528文字
会話率:39%
働きたくない。
それは誰しもが、一度は抱いたことのある想いだと思う。
俺こと葛原和馬はそのことを考えたのは小学生の頃のことだ。
絶対働きたくないとは思ったものの、ではどうすれば働かないで済むのだろう。
そのことに悩んでいた時、俺の前に二人
の女の子が現れる。
二人はとんでもない美少女で、同時に俺の幼馴染でもあったが、相談したところでどうにも…いや、待てよ?
「なぁ、二人に相談があるんだけど…俺、働きたくないんだ。俺のことを養ってくれないかな?」
本来なら絶対頷かれるはずのない生涯寄生発言。
それを受けた二人は十年後の現在、アイドルになっていた。
俺のことを生涯、養ってくれるためになぁっ!
そんな勝ち組確定ウッヒョーイな青春を送っていた俺のもとに、次々と新しい女の子が現れて…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 18:30:00
280840文字
会話率:44%
こちらは「ラフ&スムース」筆者が
本編から多少逸脱したりしたものなんかを
ちょい置きしてある場所です。
主な内容は
「ラフ&スムース」と世界観は同じではあるものの
書きかけの数年後の未来のお話とか、
ヒロインのifかもしれない? 物語とか
、
まだ正式版ではない未完成の本編の原稿とかですね。
もしかしたら短編のプロトタイプも置いたりすることもあるかもしれません。
「ラフ&スムース マテリアル」と言ったところでしょうか?
(でもラフスム本編ヒロインは4話目にしか出てきてませんけど(^^;)
本編以上にたまにしか更新しないので、たまに覗いてみるのもアリかもです。
どうか寛大な心で気楽によろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 00:33:13
74440文字
会話率:41%