その小さな農村では、かつて大きな飢饉があった。
大人たちは子供たちを残して出稼ぎに出かけ、食べ物を持ち帰った。
しかし、最後に一軒だけ残った家では、両親が出稼ぎから帰らず、
残された小さな男の子が喉に御札を詰めて亡くなっていた。
村ではそ
れを、両親が男の子の腹の中の餓鬼を祓おうとした結果だと昔話にしていた。
しかし、その昔話には、大きな誤りがあった。
仲良し4人の子供たちが、夏祭りで知り合った男の子と、昔話の間違いを正す。
子供たちの夏の思い出になる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 03:32:18
8162文字
会話率:21%
俺は何とも言えない時間というのが嫌いだ。
小学生の頃、遠足。集合時間は過ぎたが遅れている生徒がいたため
しばし、その場で待機。
そう、あの時間だ。待ち時間と言えばそうだが、ふざけていたら教師から怒声が飛ぶ。
自由はない。多少のお喋りは
許された気もするが移動は駄目。ただ座っている。
いや、何ならすでにこれも授業中だとかで静かにしていろと言われた気もする。
同じ待つでも、自分の意思で並んだり離れたりできる、ラーメン屋の行列とかと別の話だ。
今もそうだ。満員電車。この世の地獄の一つだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 10:00:00
3005文字
会話率:26%
恐るべき村ぐるみの陰謀! 略奪! 殺人! そして証拠隠滅!
これこそが、貧困にあえいだ時代、日本沿岸部で頻繁に行われていた『瀬取り』の実態だった!
まさか廻船・福徳丸が、その罠に嵌ろうとは……!
時は江戸時代初期、寛永20(1643)年、
大飢饉が日本各地に暗い影を落としていた晩秋のこと。
大坂を発ち、江戸へ生活物資を届ける福徳丸での船旅だった。ぶじ積み荷をおろし終え、その帰り道。
船旅は途中まで穏やかだったのに、突如としてイナサ(東南からの悪風)が吹き荒れ、大時化に揉まれる。
命からがら嵐を乗り切ったと思ったら、今度は一転ベタ凪となり、靄に包まれた。
ましてやどこからともなく琵琶の弾き語りが聞こえ出し、船頭である彦兵衛は心奪われ、船はあらぬ方角へと導かれる始末。
福徳丸が進むがまま身をゆだねていると、靄の向こうに救いの火を発見する。いくつもの炎が彼方に揺らいでいるのだ。
あれこそ人家がある陸にちがいない。そう信じて舳先を向けたのだが……。
そしてついに、船乗りたちは驚愕の真実を目撃する――伊良湖岬に広がる浜辺の光景を。そこはまさに地獄の漁場だったのだ。
さながら餓鬼じみた村人たちが、容赦なく難破船に群がり、積み荷を奪おうとする……。
※本作は夏のホラー2023企画作です。テーマは『帰り道』。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※本作には現代の社会通念および人権問題に鑑みても、差別的、不適切な表現や語句が含まれております。
※参考文献 『日本残酷物語1 貧しき人々のむれ』宮本常一 平凡社ライブラリーその他折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 19:00:00
46066文字
会話率:19%
※完結済み投稿。
主人公(偶像視)→→→←(興味・即失速)ヒーロー
からの
主人公→→←←←(←←←←←←←←)ヒーロー
になる話。
姐様聖女と司教の関係を知ってしまった教国の聖女・シャノンは、教会を追放され命を狙われた。
その後、見
世物小屋の男に捕まり「癒しの力」を裏商売に利用されてしまう。
そんなシャノンを助けたのは、闇夜の一族ヴァレンティーノ伯爵家の次期当主・ルロウだった。
聖女であること、加えて世間を揺るがすほどの『特別な資質』を知られたシャノンは、保護する代わりにルロウの婚約者になることをヴァレンティーノ家当主から提案される。
頼るあてのないシャノンは、当主の提案を受け入れるのだが――
「女はどれも一緒だ。だが、おまえはちがう。ただの餓鬼だ。何をする気もおきない」
「なにを、震えている。おれに歯向かうドブネズミと、少し遊んだだけだろう?」
「ここはヴァレンティーノ。ドブネズミが何匹死のうとどうでもいい」
シャノンの暫定婚約者、次期当主のルロウは、
頭がイカれた男、らしい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 21:34:18
102906文字
会話率:38%
ほとんどの人間がそれぞれ固有の『能力』を持った社会。そんな社会には『最悪の能力』とよばれる能力が存在がある。この世界にまた1人、その『最悪の能力』を手にした者が生まれた。その『最悪の能力』の持ち主のバトルファンタジー。
連載小説第一話。
最終更新:2023-07-25 00:00:00
7091文字
会話率:54%
あらすじという名の設定表
主人公の名:アッシュ・ライアシュラット
城下町警備担当、平民と貴族の混ざり合いの第4騎士団の副団長。スラム出身で盗人の餓鬼だったが風変りの騎士に目付けられてなぜかサバイバルの技術の教えをつけられて盗むをやめることに
なった。ついでにその騎士の剣術を見て盗んだ。それが最後にアッシュが盗んだものだった。とある理由で最強騎士のレオンに勝ちたいと思うことになって武道大会に本気(ちょっと斜め上な方法)で挑んだ。
身長175㎝、細マッチョ。髪はぼさぼさだがちょんまげ風に結んである。(師匠にこれが騎士の髪型と言われて入団の時に真似て髪を結ぶことを始めたが後で騙されたことを知った)髪の色は灰に近い白髪、瞳の色は真っ黒。スラムの出も反映して溝鼠の騎士のあだ名と呼ばれている。普段は口調に気を付けているがバトルに熱が入ると意図せずにスラム風の口調に戻る。
相手の名:レオン・マーシャル
王家直属の近衛第1騎士団の団長。かつては王国を救った英雄から師事を受けていつの間にか王国最強騎士となっていた。ある日師匠である英雄が連れてきた風変りな騎士に初めて師匠以外に敗北を味わった。リベンジで何度も挑戦を送ったがその風変りの騎士はいつもごまかしては逃げた。そしてある日姿を消した。ある時の王国騎士の武道大会に平民出の騎士がその風変りの騎士の技を使っているのを見てこれが天から与えたチャンスと思った。
身長は183㎝、鎧姿で隠されるがかなりのマッチョ。髪はセットされなくてもなぜか逆立ちしている。髪の色は金髪で瞳の色がギラギラの真っ赤な瞳。
試合のルール:
‐使う武器は自由で魔法も使用可、なんでもありの勝負。
‐試合のステージには魔法式が施されて致命傷になる攻撃は相殺されるが代わりにそれが一本と見なす。
‐勝利条件は①最初に3回一本を取ること、②相手を致命傷以外の戦闘不能にさせること、③相手が参ったといわせること、④首に寸止めで自分の武器を与えること。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 17:02:28
7792文字
会話率:36%
1838年、イギリス。下級貴族の令嬢であったキョーコ・アンディアサンは当主である父の没落によりメイドとして他の上級貴族のバレースカインデルク家でメイドとして仕えていた。
その家の令嬢、ソシラティア・バレースカインデルクは貴族の中でもとり
わけ評判が悪い令嬢。キョーコはそんな令嬢の元で日々の暴挙に耐えて仕えていた。
しかし、そんなバレースカインデルク家も他の貴族家の策略により家に火が放たれてしまい、その火災に巻き込まれてキョーコと令嬢のソシラティアは死んだ。
死んだキョーコが辿り着いたのは天国ではなく、遠い極東の小さな島国の死後の世界であるという地。そこでキョーコは閻魔という謎の仕事をさせられることとなってしまう。
さらにそこには一緒に火災で死んだはずの悪役令嬢のソシラティアまでいて……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 18:27:14
1249文字
会話率:52%
お前たちの施餓鬼、待ってるぜ!
キーワード:
最終更新:2023-04-30 23:37:16
268文字
会話率:0%
酉歴2×××年!
人口の極端な減少により死刑は廃止。犯罪の極端な厳罰化により懲役は100年を優に超え、しかし刑務所なんかに入れておくような余裕も無いため、犯罪者達を隔離して町を丸々一個作り上げた。
滅びかけた人類は、犯罪者の、そ
の子や孫の代まで延々と労働奉仕を引き継がせることで、なんとか社会を維持している!
ここは地獄の、まさに1丁目!補陀落町!!餓鬼と畜生が血と暴力で互いに合い食む三途の地!!!
三千世界を普く照らす光となれ!カンゼヲン!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 12:54:47
24078文字
会話率:44%
バスガイドの真央は恋人の氷室丈二との結婚を夢見ていたが、京都へ帰路の途中、バスは多重事故に遭遇する。一方、三途の川の「奪衣婆」と「天邪鬼の娘のアララ」たちと協力しながら「閻魔の息子」の「魔餓鬼」を成敗して現世に戻って来た丈二は、「快炎鬼」で
あった当時のことを思い出しては懐かしんでいた。真央が事故に遭遇したことを知った丈二は病院に駆けた。真央は右腕の骨折と足首の捻挫程度のケガで済んでいた。入院患者の中に病弱な夫を献身的に介護する妻の恵利奈がいた。恵利奈の姿に感動した真央は恵利奈と親しくなるが、恵利奈は寝ている夫の首をコードで絞めて殺した。取り調べに当たった丈二は、恵利奈の自供が前代未聞の動機だったことに驚愕した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 18:53:55
29066文字
会話率:62%
京都府警本部・刑事部捜査第一課の刑事部屋に射殺事件の一報が入り、主人公の氷室丈二は同僚の刑事と現場に向か途中、容疑者が六道・珍皇寺付近で車を乗り捨てたことを知った。その時恋人が珍皇寺にいたからだった。一方通行の多い京都は到着するのに時間を要
した。同僚刑事の同意を得られなかった丈二は、下車して現場に駆け付けた。境内に出現した穴から犬と若い男が飛び出すと、逃げる真央を捕まえ穴に投げ入れた。丈二から拳銃を奪い取った男は、「閻魔の息子」で「魔餓鬼」だと名乗り、丈二を叩きのめした。
人語を話す犬が魔餓鬼に「慈悲深い閻魔なら、二人を助けるかも」との会話を耳にした
丈二は、グロッキーながら真央を助けたい一心で、閻魔に会いたいがために、穴に飛び込んだ。穴は「奈落の底」に通じる暗穴道で、落ちた場所は「三途の川」の大河だった。
3ヶ月後。丈二は1人の男性と2人の女性と共に現世に戻って来た。
一人は地獄の裏鬼門を一手に束ねている「西獄龍」。もう一人はパソコンを巧みに使いこなせ、美魔女的な妖艶さを漂わせている「奪衣婆」。そしてもう一人は、天邪鬼の娘で名は「アララ」。「猛毒」を武器としている女性だった。
丈二が現世に戻って来られたのは決して容易くはなく、幾多の試練が待ち受けていた。
捜し求めた真央には会えず、三途の川で出会ったのは、クルーザーで優雅に船遊びをしていた八坂神社の守護神の牛頭天皇と馬頭観音だった。
些細なことが原因で怒りを買った丈二は、裏鬼門まで吹っ飛ばされ、そこで知り合った奪衣婆たちと閻魔の棲む「羅獄殿」へ行き、「快炎鬼」という名を閻魔から与えられ、現世で悪行を働く魔餓鬼と対等できるだけの能力を授かり、魔餓鬼を討伐するために現世へと旅立ってきたのだが、快炎鬼が火事場から子供を救ったことが原因で、4人は早仲間割れして、別個に行動を取りながら、魔餓鬼を狙っていた。
魔餓鬼によって頭の白いカラスに変化させられていた奪衣婆の夫のが、4人の仲を取り持ち再結成させることに成功するが、アララは美女に変身した魔犬に殺され、西獄龍も魔餓鬼に弄ばれながら始末されてしまが、死は無駄で無かった。
残された奪衣婆と快炎鬼は打開策を見つけ、魔餓鬼と壮絶なバトルを繰り広げながら、魔餓鬼を倒すことに成功したのだが、念願だった真央との再会は叶わなかった。
一滴の血も見せなかった戦いに閻魔は粋な計らいを示した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-06 19:06:52
289957文字
会話率:61%
「このクラスに、皇家の血縁が紛れ込んでいる」
六道術(リクどうじゅつ)という超常の力が当たり前となった現代。
新学期を迎えた劉邦院(りゅうほういん)学園の二年C組に暮神紅理亞(くれがみ くりあ)という新任教師が担任となった。
クラスで
変人扱いされてるけど洞察力に優れた椋帷(むくのき とばり)は瞬時に暮神紅理亞がただの教師でないことを見抜く。
実は暮神紅理亞は皇家の暗部の人間で、二年C組の中に隠れた皇家の血縁を探るために来たスパイだった。
名家の御嬢様・暁風鈴(あかつき ふうりん)、元名家で強さを求める木戸見凌駕(きどみ りょうが)、正義感に満ちた努力家・新甲斐岳耶(しんかい がくや)、その他多くの生徒と数々の組織の思惑が交差する計略と謀略に満ちたストーリーが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 18:48:54
20530文字
会話率:44%
剣と魔法の時代。帝国が大陸の全土を統べていた。その帝国を数年にして築き上げ、国民を洗脳し、帝国主義を掲げ、他国を完全なる支配下に置き、実質的な世界征服を果たしたのは、――――――たった一人の少女だった。
※ギャグコメディです。
※餓鬼が書
いています。下手です。何度も言います。下手です。
※背景が少しダークですが残酷な描写はありません。
※BL(?)要素アリです。
※敵・悪役が居ないけど刺激的な日常を描いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 12:58:47
7531文字
会話率:69%
あやかし研究家の吉良伸也の元に現れた患者は、「食の異常」を抱えていた。
原因を特定するために調査を始めるも次々と同症状の人間が増えていく。
なすすべもなく混乱が広がるなかで、ついに人が死ぬ。それは、新たな恐怖の始まりだった。
最終更新:2022-11-03 17:00:00
102384文字
会話率:48%
自分が動けば鏡に映る。体を動かせば鏡の中の自分も動く。
なら、その逆は?
最終更新:2022-10-27 08:00:00
2058文字
会話率:33%
やあ、今日も暑いねぇ。
冷たい水を汲んできたから、遠慮せずに飲みなよ。蝉時雨がうるさくて静かなこんな日は、本家の庭で散々に叱られていたことを思い出す。
日差しの底、半泣きで捨ておかれた僕に、きみは無言で麦湯を出してくれたっけ。手
に取るまで頑固にお盆を差し出したままでさ。
涙のせいじゃなく、なんとなく世界が輝いて見えていたあのころは、純粋に正義だとか使命だとか誇りだとかを信じていた。
きみと出会ったころ、僕は青くさい餓鬼だったよね。でも、一番しあわせだったのかもしれない。なにも知らなかったあの頃が。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 14:06:34
62845文字
会話率:32%
カンナ・スバルは強くなりたいと考えている。
大貴族の令嬢である彼女は、生まれつきずば抜けた共感能力を持っている。しかしながら、嫉妬や憎悪が蔓延する貴族社会に耐えられず、自分を傷つけ続けていた。
そんな彼女を見かねた女騎士セーラは
、成り行きでカンナを弟子として迎え、心身を鍛えさせながら一緒に暮らしていた。
しばらくして勇者失踪の報が世界中に知れ渡り、王は次期勇者として国で一番武芸に秀でたセーラを推薦し、彼女は新たな勇者として旅をすることになり、カンナも旅の一行に加わることとなった。
彼女は考えた。共感の能力で師匠の役に立って見せると。
こんな自分でも世界中から認められる人間になると。
そのためにカンナは決意した。光である師匠を陰から支えようと。
これはそんな地味な思考の少女が、仲間たちとともに世界を救い、自分を認める物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 16:07:53
1908文字
会話率:51%
少年たちが暮らすここ”宇多ノ国”では、五大神家と呼ばれる神の御力を授かった特別な力をもつ者たちがいた。
彼らの役目は、静かなこの国の平穏を揺るがす”餓鬼”(がき)から民を守ること。
そんな国で暮らす主人公、泗水山茶花(しすいさざんか)改め
‟花”は、五大神家の出身でありながら鍛錬を抜け出してばかりいた。しかし、そんな彼の向かう先はいつも同じでーー。
五大神家のひとりでありながらある部屋にその身を囚われてきた煌宝杏治(きほうあんじ)。
そしてそんな彼の元に十年もの間通い続けた心優しき少年、花。
ーー運命に逆らい、平穏な日々を獲得するための戦いが今はじまる。
この作品は「カクヨム」https://kakuyomu.jp/users/fukuberona/worksにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 00:10:12
4806文字
会話率:43%
今回は、お盆などに行われてる施餓鬼会(せがきえ)についてお釈迦さんが語ったというお経をてきとーに翻訳してみました。飢えてさまよう悪霊となってしまった餓鬼さんたち……想像を絶するその苦痛から救い出して成仏させる方法が、ある!!?
最終更新:2022-07-17 01:00:00
19553文字
会話率:13%
俺、近藤源助は目を覚ました途端に女の子に飛び付かれた衝撃に声にならない悲鳴を上げた。
いや、比喩ではなく本当に声が出ない。全身がバラバラになりそうな痛みも尋常では無かった。
おまけに熱湯でもかぶせられたかのように体中が熱い。
身じろぎすら出
来ない状態でかろうじて目線を動かせば包帯だらけになっているじゃないか。
えっ? 梅木らいかって誰? 俺の事か?
話の要点を纏めると、どうやら俺は魔法少女で敵の幹部と相討ちになって入院させられているらしい。
困惑していると敵の襲撃を告げられる。
すると見舞いに来ていた女の子達が変身して窓から飛び出していったじゃないか。
マジか? 餓鬼の妄想かと思ってたけど本当に魔法少女だったんだ。
そこで俺は重要な事を思い出す。
これって弟が大コケした魔法少女物のラノベの設定に良く似ている。
打ち切りになってヤケになった弟は敵味方が全滅するバッドエンドに舵を切ったヤツじゃないか!
まさか俺はバッドエンド確定の魔法少女に転生してしまったのか!
どうなる、俺? どうすんだ、俺? このままじゃラスボスと自爆しちまうぞ!
これは魔法少女アクストフランメこと梅木らいかに転生してしまった俺の地獄のような物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 01:16:46
18283文字
会話率:44%
冒険者に憧れていた青年、アルス・フェディア彼は夢を叶え、ついに冒険者になる時が来た
これから、彼が歩む冒険は誰も知らない
最終更新:2022-04-01 00:00:00
2039文字
会話率:38%