ビル内で迷い、不安と孤独に耐えながら脱出を試みる主人公の物語。
最終更新:2024-07-25 02:19:50
1110文字
会話率:22%
高校生の原田幸直は、幼い頃兄の高校の学校祭で食べたクレープに魅了され、クレープ道を日々邁進している。
そんなある日、自身の学校祭のクラス模擬店で、アルバイト先の店長・水木が、あの日のクレープを作った〝妖精さん〟だということが判明する。
妖精
さんに無自覚で初恋を抱いていた幸直は、それを無自覚のまま水木を師匠と呼び、弟子になると宣言した。
しかし水木は憎々しげに拒否する。
だが幸直は諦めない。必ず弟子になるという思いを持ちながら、バイトに精を出す。
後日、ある妻子連れの客と水木が気まずい雰囲気になってしまうのを見た幸直。
以前、道路横断の介助をしたことで知り合った水木の祖母に相談してみる。
それをうけてか、祖母は翌朝水木に、幸直が案じていると伝えた。
水木は余計な着回しを、と思いながら、幼い幸直と出会った時のことを思い出す。
落ち込んでいた当時の自分を掬い上げてくれたことには感謝しつつ、それでも他者をどうしても信じられない彼は、翌日幸直と話をすることに決めた。
翌日、バイト終わりの幸直は水木に呼びとめられる。
撒き餌代わりに水木が作ったクレープを食べながら、幸直は水木が他人を拒絶する最たる原因を聞くことになった。
水木は新卒就職先のパティスリーにて、嫉妬に駆られた先輩からの酷いモラハラ、その先輩から脅された後輩からの意図せぬ裏切りに遭った。
それで心が折れ退職し、祖母の元に帰ってきたのだ。
その後輩というのが、先日の親子連れの父親である。
それを聞いて、幸直は初恋をはっきりと自覚した。
幸直は、恋心があることも白状しつつ、それでも弟子になりたい、絶対に裏切らないと告げる。
しかし水木は首を縦に振れなかった。パワハラと裏切りのトラウマは根強い。
どうしても弟子になりたいなら、と彼が出した4つの条件に、幸直は一も二もなく頷いた。
幸直はこの条件を達成する自信があったのだ。
それから数年後。幸直の専門学校卒業式の日に、水木は彼の本気を知らしめられることになるのだった――……。
原田幸直(はらだ ゆきなお)
高校1年生。
幼い頃に食べたクレープが忘れられず、クレープフリークとなった。
父方の遺伝で見た目も体格もゴツい。
水木裕斗(みずき ゆうと)
幸直がアルバイトしているクレープ店の雇われ店長。
過去のトラウマで他人には無愛想になってしまう。
中肉中背。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 19:00:00
64231文字
会話率:30%
伯爵家であるリナベル家の後継者、フラット。二十五歳の誕生日を迎えた翌日、父から次期当主になるため試練を与えられた。それは、妹であるカトラの婚約者を見つけるというもの。だが、フラットはその試練を拒否する。フラットは別に妹が嫌いで婚約者探しを拒
否しているわけではない。妹に婚約者を見つけるのは不可能に近い要因があるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 22:14:41
8157文字
会話率:37%
※完結まで更新します。
「メル・メロール! きみとの婚約を破棄させてもらう!」
わたしには、誰にも言えない秘密があります。
それは、わたしが持つスキルについてです。
「だが、何も不安に感じることはない! これはあくまでも、形だけの
婚約破棄だ! きみへの愛が途切れることは未来永劫あり得ないということを、今ここで誓おう!」
わたしが持つスキル、それは……。
「だから、メル。我が兄を亡き者にし、王位継承権を手中に収めたあかつきには、もう一度きみに結婚を申し込ませてほしい! これはきっと長い道のりになる……だが、たとえそうだとしても、待っていてくれるかい?」
――『溺愛』
わたしと目を合わせた人は、例外なくわたしを溺愛したくてたまらなくなる。
このスキルこそが、わたしが持つ誰にも言えない秘密なのです。
故に、わたしは目を合わせたまま、笑顔で言葉を返します。
わたしを溺愛してくださる殿方の期待を決して裏切らないために……。
「……ええ。喜んで」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 01:00:00
33027文字
会話率:30%
短編小説集。
才能がなくても地道な努力を続ければ、上位10%に入ることができる。
モチベーションが下がったときなど読んでみてください。
そのために作りました。
最終更新:2024-05-19 04:40:00
12216文字
会話率:23%
三次元なんてクソゲーすぎる!!!!!!!!
生まれ持った【ステータス】で全てが決まってしまう、この人生とかいうクソゲーに俺は飽いていた。だけど、自分で終わらせるのは癪だ。ムカつくので絶対なし。
そんな俺が、唯一心を許せるのが二次元
だ。彼女らはプログラムという運命に沿って生きている。決して俺を裏切らない……。三次元ギャルと違って俺のラノベを取り上げて笑わないし……。
結果、俺はとあるVRMMOと出会う。
フォルトゥナ・オンライン。
量子コンピューティングにより、数兆の分岐が存在するというこのゲーム。俺はムカついた。二次元なのに三次元目指してんじゃねぇ!
運命の女神を名に冠したそのオンラインゲームをぶち壊すために、俺はログインする。
この世界の神になってやる──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 19:10:00
11347文字
会話率:38%
「心まで冷たいと評判の氷の令嬢の異名を持つルクリア・レグラス、お前との婚約は破棄し、心優しい聖女カルミアと結婚する。貴様とは違い、決して裏切らないカルミアとな!」
(またこの悪夢か、辛い、苦しい……早く夢から醒めたい……!)
乙女ゲームの
中に転生したプレイヤーの女性が、常に苛まれる未来の悪夢は王太子ギベオンから婚約破棄され追放されるというもの。彼女が転生した伯爵令嬢ルクリア・レグラスは容姿麗しい銀髪碧眼の美女だが、その内面は氷のように冷たいという設定で聖女カルミアの異母姉だ。
しかし、この異世界の転生者はルクリアだけではなく、次第に乙女ゲームのシナリオから逸脱していき……気がつけばルクリアは王太子から溺愛されてしまう?
* この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 18:09:18
238557文字
会話率:48%
魔術大国アベイタは、庶民も含めて全員が使い魔を持っている。
これは、そんな国の物語。
最終更新:2024-04-26 09:00:00
38168文字
会話率:27%
裏切られながらも前に進む男の物語。
最終更新:2024-03-27 18:22:56
3717文字
会話率:3%
高校生になったばかりの白星雪音はいつもと変わらず静かな路地裏を歩いていた。
いつも静かなはずだった路地裏には2人の話し声とヒールの音、BARと占い屋を経営していると言う謎の女性「スピカ」に声を掛けられた雪音。
星の導きで雪音のことを占いたい
と言うが、
「星の導き」に深いトラウマを抱えている雪音は拒絶する。
「貴方は絶対に私の店に来る、星の導きは裏切らないわ」
12星座と過去のトラウマが導く雪音の運命は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 20:51:27
1142文字
会話率:62%
希薄な感情の持ち主のジャミールは学校に馴染めない。いつしか彼は必然的に仮病を使い学校を休みがちになる。彼の両親もそこはかとなく気づいていたが、強く咎めることはしなかった。
しかし、彼の担任のリチャードは突然、ジャミール宅を訪問して「家
庭教師になりたい」と申し出る。
リチャードは無類の酒好きで訪問時も酒を飲んでいたために母親のロゼッタはリチャードを非常識な人として毛嫌いしていた。
しかし父親が「ものは試しに」と依頼したためリチャードはジャミールの家庭教師になることになる。
彼は授業というものに教科書は一切使わなかった。目で見て、肌で感じることに重きを置いた。
ジャミールは最初は心を閉ざしていたが次第にリチャードのペースにはまり「友達がほしい」との感情が芽生える。
しかし、彼の性格では人付き合いは難しい。
だからジャミールは自分でロボットを作り友達になることを夢見るようになる。
「絶対に裏切らない」「絶対に離れていかない」友達を求めて。
この作品はカクヨム様でも公開していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 16:09:30
54608文字
会話率:47%
主人公の山岸晴人と幼なじみの八海佳奈はありふれた高校生で仲が良い。主人公はその生活が現実であると当然考えていた。だが、現実だと思っていた世界は仮想世界だった。主人公は仮想世界でボディーガードAIとして、護衛対象を決して裏切らないための学習を
していたのだ。主人公の護る対象は、実は財閥令嬢の佳奈である。仮想世界での生活は闇組織に負けて気絶して終わり、本当の世界である22世紀の日本で人間の体にインストールされた佳奈のボディーガードAIとして主人公は目覚める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 17:19:03
16443文字
会話率:69%
結婚したいのに男性にことごとく逃げられる…。
その原因は強すぎるお兄様?!
ミソニ国の伯爵令嬢キャロライン・ハンスリンは幸せな結婚に憧れる18歳の少女だ。
いつもいいところまでいっても、名前を告げれば相手に逃げられる悲劇に見舞われ、未
だ結婚に辿り着けずにいた。
その原因はミソニ国最強の騎士である兄のアルフレッドのせいで間違いない!!
妹が大切なアルフレッドは、妹の幸せを願うばかりに、相手には自分より強い人物を求めるという間違った考えを持ってしまっている。
キャロラインに求婚するということは、国内最強のアルフレッドに勝たなくてはいけないため、若者たちはアルフレッドと戦うことを恐れ、キャロラインの名前を聞くとたちまち逃げてしまっていた。
また夜会で男に逃げられたキャロラインが1人幸せになりたいと呟いた時、果敢にも立候補してくる相手が現れた。
彼の名はロイ・シュバルツ。ミソニの若きクレマチスと呼ばれている次期公爵だった。
筋骨隆々のアルフレッドに対し、長身だが細身のとても強そうに見えないロイは果たしてアルフレッドに勝てるのか?!
ロイは筋肉は裏切らない家訓で育てられたキャロラインと結ばれることができるのか?
溺愛兄と筋肉一家に挑む、ロイの戦略とは?
妹を溺愛するあまり暴走する兄と、なんとしてもキャロラインを手に入れたいロイとの恋愛攻防バトル、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 11:00:00
198626文字
会話率:64%
全ての国民の幸せを願う国王クロマークに呼び出された勇者ケンジャノッチは、絶対に裏切らないと約束する魔道士ウラギール、天才剣士アイキューサン、100歳まで生きたいと願う僧侶スグシヌヨンと共に、事件の黒幕と目される魔王ユウ・シャノチーチを倒しに
旅に出る。
勇者の父はどこへ行ってしまったのか? 賢者の血が流れるのは誰なのか?
紛れ込んでいる裏切者とは? そして魔王の正体は――?
感動と衝撃のラストに備えよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 12:15:56
101339文字
会話率:46%
※当作品は長い構想を経て生まれた”青春群像劇×近未来歴史ファンタジー”長編シリーズ小説です
『イントロダクション』
西暦2059年
生き別れになった三つ子の魂が、18年の時を経て、今、巡り合う。
それは数奇な運命に導かれた、少年少女たち
の長い一年のほんの始まりだった
樋坂浩二(ひさかこうじ)と稗田知枝(ひえだちえ)のダブル主人公で繰り広げられる、隠された厄災の真実と超能力を操る魔法使いを巡る一大青春群像劇
『前編 ~Clover destiny~』
“真奈の想いを裏切らないように、その優しい心に恥じないように生きていこうと、私達は誓った”
「マナ分かるよ、ちえおねえちゃんは“おにいちゃんのことが好きなんだね”」
稗田知枝の樋坂浩二への恋心、それを受け入れている浩二の妹、真奈
幼馴染として過ごしてきた時間分、積もり積もった永弥音唯花(えみねゆいか)の浩二への想い
浩二を巡る三角関係の中、唯花はついに告白する決意を固め、想いを伝えるために真奈と浩二をプライベートライブに誘い、ステージに立つ
だが歌の途中、突如真奈が倒れてしまう
戻らない意識の中、動揺する唯花と浩二
病院へ真奈を搬送し、目覚める時を祈る中、真奈の下に救いの手段を持って知枝がやってくるのだった
深まる知枝と唯花の浩二への想い
苦悩に暮れる唯花の姿に揺れる幼馴染、内藤達也(ないとうたつや)の唯花への恋心
交差する想いのまま迎える修学旅行、運命のように導かれた告白の先で、物語は一つの結末へと激走していくのだった
『後編 ~World end archive~』
それぞれの恋心が決着へと向かう中、稗田知枝は人類の敵”ゴースト”と向き合うことになる
自身の魔力を解放しゴーストを退治した知枝
しかしそれは、祖母から託された本当の使命を改めて思い出させるものだった
そして、辿り着く30年前の厄災の真相
悲しい魔法使い達の末路
生き残った祖母の活躍で復興を遂げた舞原市
真実の先で知枝は、運命の再会を果たすのだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 16:03:50
401916文字
会話率:23%
【人間は裏切る生き物だ。でも、物は裏切らないから好き。】
壮大なタイトルなだけで、地味めな仕上がりな気がします…。
物が捨てられない女性と、彼女を説得して部屋の片付けをさせたい主人公の話。
最終更新:2023-11-27 00:00:00
4076文字
会話率:75%
夫と親友に裏切られた『凛香』。
人の話をあまり聞かない神の手により『リンシア』という少女の遺体に入り第2の人生が始まる。
偶然入ったカフェで色々と凄い少女と運命の出会いを果たす。
そして世界を『病ませる』存在との戦いに巻き込まれていくこと
になる。
※1話あたり2000〜4000字目安です。
※時々ドッキリする展開が登場しますが基本的に鬱展開はありません。ハッピーエンドへ帰結します。
※視点変更の際はアナウンスがきちんとされます。基本的には主人公の視点で進行します。
※姓+名前の世界観です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 05:00:00
282772文字
会話率:41%
私リサーリアは、グリフォンド伯爵令息であるモートンとは政略結婚だった。
しかしお互いに思い合い、幸せに暮らしていた。
けれど結婚して1年経っても子宝に恵まれなかった事で、義父母に愛妾を薦められた夫。
「承知致しました」
夫は二つ返事で承諾し
た。
私を裏切らないと言ったのに、こんな簡単に受け入れるなんて…!
貴方がそのつもりなら、私は喜んで消えて差し上げますわ。
私は切岸に立って、夕日を見ながら夫に別れを告げた―――…
※この作品は、カクヨム様にも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 09:42:16
22557文字
会話率:37%
約五か月前、私は15歳になりスキルを授かった。
そのスキルは人を作れるスキルだった。……私は危ないと思った。こんなスキルをもし国や貴族様に知られたら、戦争が起きると思った。だから、私の恋人である人と、家族、親友にしか話していなかった。
最初はスキル至上主義のこの世界でスキルを隠して生きていけるのか不安だった。……でも、そんな不安はすぐに消し飛んだ。
楽しかった。幸せだった。……ただ、その幸せは偽りだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 18:10:25
67974文字
会話率:44%
普通……よりはオタ活押し活多めだが、社会人として日々働く主人公の野々日。押し活は日々の癒し、自分の生き甲斐と周りにも憚らずに楽しむ毎日。だって、二次元の押しは裏切らないもの!
元々オタク気質はあった彼女だけれど、ここまで二次元に嵌まるのは、
ちょっと理由がありまして。
三次元の、しかも3Bの男は懲り懲りで、押し活と仕事に生きる野々日の、夢いっぱい?なシンデレラストーリー(ちょっと違うかな?)の開幕です!
R15は念のため。
アルファポリス様、ツギクル様にも掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 21:34:49
12493文字
会話率:46%