桜が光る夜、幼なじみの桜佑との約束を果たした。
「咲いたら、見てくれよな。俺の分まで」
別れの時が迫る中で見せた、彼の小さく笑った姿を、莉子は胸に刻む。
夜桜の下で、その絆は静かに輝いていく。切なくて温かいヒューマンドラマ。
最終更新:2025-04-15 20:05:34
3415文字
会話率:40%
ふうりは、稀にしか存在しない「特別な血」を持つ少女。
その血を狙って現れる吸血鬼たちから守るため、彼女の兄・ふうまは常に目を光らせていた。
だがある夜、ふうりの前に、かつての幼なじみ・そうたが姿を現す。
数年前に突然姿を消した彼は――吸血鬼
として生きていた。
混乱の中、ふうりとそうたは再会を果たす。
かつてと変わらない優しさに触れながらも、ふうりは彼が人ならざる者になったことに戸惑いを隠せない。
だが、そうたはふうりを守るために「血の契約」を提案する。
それは、ふうりの血を受け入れ、自らの眷属として繋がるという――危険で、切ない絆の証。
次第に惹かれ合うふたり。
それを見つめるのは、ふうりの護衛であり彼氏だった“さとる”、
そしてふたりを利用しようと目論む吸血鬼の長・まさと。
運命に抗い、選び取った愛の形。
すべてを乗り越えた先に、ふうりとそうたが見た未来とは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 15:19:12
11939文字
会話率:42%
見えるのは人の「評価」だけ。――心が見えない世界で、凡庸王子は国と恋を動かせるか?
平凡な社畜だった俺が転生したのは、異世界の「お飾り王子」レオン。剣も魔法も平凡以下、廃嫡寸前の俺に与えられたのは、他者の「貢献度」だけが数値で見える謎スキ
ルだった。便利そうだが、見えるのは仕事の評価のような貢献意欲のみ。人の「好き」や「嫌い」、ましてや「悪意の理由」までは教えてくれない、なんとも歯がゆい力だ。
生き残りのため、俺はこのスキルを頼りに宮廷での立ち回りを始める。そんな俺の前に現れたのが、完璧な才媛にして氷のように無愛想な婚約者、公爵令嬢イザベラ。彼女の国への【貢献度】は驚異的な【+80】だが、俺個人への好意はゼロ評価。俺はまず、彼女の「評価」を上げることからサバイバルを開始する。
前世の知識(社畜スキルとも言う)で彼女の仕事を手伝い、貢献度を上げようと奮闘するうち、俺は彼女の完璧な仮面の下にある不器用な優しさや隠れた努力に気づき、次第に心惹かれていく。一方、イザベラも、頼りなかったはずの俺が見せる意外な発想力や、自分を理解し支えようとする姿に、戸惑いながらも心を動かされ始める。評価から始まった関係は、いつしか不器用な恋へと変わり始めていた。
しかし、二人の前には次々と国の危機が立ちはだかる。王位を狙う叔父の陰謀、大国との緊迫した外交戦、そして正体不明の敵が引き起こす不可解な災害――。俺は、限定的なスキルだけに頼るのではなく、知恵と現代知識、そして築き上げた仲間たちとの絆を武器に、絶望的な状況に立ち向かう。それは、凡庸な王子が国と愛する人を守る真のリーダーへと成長していく、静かなる「革命」の物語でもあった。
人の「評価」とは何か? 「信頼」とはどう築かれるのか? 異世界を舞台に、現代にも通じる問いを投げかけながら、知略と勇気で未来を切り拓く逆転劇。クールな天才ヒロインとの甘く切ない恋の行方と共に、爽快なカタルシスと深い感動をお届けします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 20:00:00
56533文字
会話率:34%
幼い日に交わした小さな指切り。
それは、二人の人生を紡ぐ、儚くも強い約束だった。
空き地の秘密基地で出会った陽向と紬。純粋な子供の誓いは
「おじいちゃん、おばあちゃんになっても、一緒だよ」
というたった一言。しかし、人生は二人を簡単に
は許さない。
別れ、すれ違い、そして予期せぬ困難。時に運命は二人の絆を引き裂こうとするかのように立ちはだかる。それでも、幼い日に交わした約束は、二人の心の奥深くで静かに、しかし確かに生き続けていた。
果たして、子供の頃の純粋な約束は、大人になった二人の前で本当に叶うのか?
壁を乗り越え、運命に立ち向かう、切ない青春愛の物語。
運命は残酷で、同時に美しい。
時を超える愛、それは時に涙を誘い、時に希望の光となる─
あなたの心を揺さぶる、究極の pure love ストーリー、ここに開幕!
✨ 一度読んだら忘れられない、永遠の愛の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 20:01:36
6737文字
会話率:34%
政略結婚の駒として育てられた辺境伯爵家の次女ミーナは、ある日見知らぬ騎士の傷を見て無意識に特別な調合法を口にする。その瞬間、前世の記憶が断片的に蘇り始め、彼女の運命は大きく動き出す——。かつて「死の調合師」と呼ばれた宮廷薬剤師の魂を持つミー
ナと、謎めいた騎士団副団長の間に現れる「運命の赤い糸」。前世では届けられなかった薬と想いは、今世では届くのか?前世からの因縁と新たな絆が織りなす、王都を舞台にした切ない転生ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 23:08:32
40343文字
会話率:50%
荒廃した世界――原因不明の瘴気が地上を覆い、人々は「地下都市」に逃げ込むしかなかった。
だが地下都市もまた、瘴気に侵されつつある。
住人たちは、瘴気が人体を蝕み「狂花病(きょうかびょう)」と呼ばれる症状を引き起こす恐怖に怯えながら日々を生き
ていた。
狂花病に侵された者は、徐々に人間性を失い、最終的には怪物「喰らい花(くらいばな)」へと変貌する。
ある日、少年カイと少女リリィは地下都市の崩壊に巻き込まれ、地上へ放り出される。
そこで彼らは、自分たちの体にも狂花病の兆候が現れていることを知る。
絶望的な状況の中、地上で出会った謎の青年・イサムから「瘴気の源を破壊すれば、狂花病を止められる」と告げられる。
地上には怪物化した喰らい花や、正気を失った人間たちが徘徊していた。
生き残りをかけた危険な旅路の中、カイとリリィは互いの隠された過去を知りながら、命の限界を超えた絆を深めていく。
だが、瘴気の源に近づくたび、狂花病が二人を蝕み、彼らは自らが怪物になる恐怖と戦わねばならなかった。
命の終わりが迫る中、二人は運命に抗いながらも切ない恋心を交わす。
果たして、彼らは瘴気の源に辿り着き、世界を救えるのか。
そして彼らの愛は、狂花病の呪いを越えられるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 20:00:00
75394文字
会話率:45%
病に蝕まれ、余命わずかと告げられた伯爵令嬢リリアーナは、周囲の人々を悲しませないため、自らを“冷酷な令嬢”として演じ続けていた。
誰かと深く関われば、いずれ別れの涙を誘う――その恐れから、仮面をかぶって距離を保とうとする日々。
ところが、婚
約者として現れた公爵家嫡男アルベルトは、閉ざされた彼女の優しさを感じ取り、少しずつ心を通わせていく。
限られた時の中で生まれる二人の絆は、儚くも深い想いを育みながら、運命に翻弄されていくことに。
偽りの仮面と本当の優しさが交錯する先に、果たしてどんな結末が待つのか――切ない涙とぬくもりに包まれた愛の物語が、今ここに紡がれる。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 20:20:00
97474文字
会話率:49%
かつて「竜殺しの勇者」として世界を救ったアリシア・フェンリーは、今や静かな田舎村で平凡な夫リクと穏やかな日々を過ごしている。戦場で剣を振るうことも、魔物と死闘を繰り広げることもない、ただの「村人」としての生活。だが、平和は長く続かない。
突如現れる不吉な夢と、再び世界に忍び寄る「闇の力」の気配。かつての戦いが残した影が、再びアリシアの前に立ちはだかる。しかし今回は違う。彼女には守るべき愛する夫がいる。そして、彼もまた彼女と共に戦う決意をする。
平凡な農夫と、最強の元勇者。二人が手を取り合い、再び世界の危機に立ち向かうとき、真の「強さ」とは何かが試される。愛と絆が織りなす、ちょっぴり甘くて、時に切ないファンタジー冒険譚が今、再び幕を開ける――。
※連載はじめましたが、不定期更新です。(2025年2月2日)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 17:49:36
31684文字
会話率:40%
恋する心がほどけていく、甘く温かな瞬間たち。
甘く、優しく、心がほどけていく。
コーヒーの苦みとスイーツの甘味は、より豊かな味わいを提供してくれる。
「砕けた昴」「この道を歩む」
重厚な物語を描いてくれる彼らの恋と絆が織りなす、ささやか
な日常の中の幸せ。
あゆみとすばるの甘い時間を中心に描きながら、
大切な人を想うそれぞれの視点から紡がれる、
温かくて少し切ない物語。
「心がほどける時間」は、
読むたびに心が軽くなり、幸せに包まれる。そんな物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 21:00:00
25695文字
会話率:42%
物語は現代日本のある都市を舞台に、甘くも切ない愛の物語が描かれます。主人公の鈴木太白(すずき たいはく)とヒロインの沖田玉妃(おきた たまき)は、ある雨の夜に偶然出会い、それ以来、深い縁で結ばれることになります。最初の頃、二人は共に夢や未来
を語り合い、雨の日は彼らの絆を象徴する特別な存在となっていました。しかし、時が経つにつれて、玉妃は次第に冷たくなり、二人の間には見えない距離が広がっていきます。
彼らの関係が破綻に向かう中、鈴木太白に密かな想いを寄せていた千葉夕嬌(ちば ゆうきょう)という少女が現れます。彼女は太白が苦しみから抜け出すために全力を尽くし、自ら大きな代償を払うことになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 19:27:07
101868文字
会話率:42%
長野県で祖父と二人暮らしをしている大学生、久我山楽がある日鳴らされたチャイムに扉を開けると、そこには知らない少年が所在なさ気に立っていた。
怪訝な反応を楽に、少年は、自分はかつて出奔したま音信不通となっていた姉の子供、久我山詩音だと告げる。
戸惑いながらも詩音を迎え入れる楽だが、詩音には実は少し不思議なチカラがあって。
その力から巻き起こるさまざまな出来事が、楽と詩音、そして周囲の人々の心を揺さぶっていく。
傷を癒やし、絆を深める、優しくも切ない物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 22:45:52
110510文字
会話率:43%
広大な大陸の中でも、屈指の領土を誇るヴァルフォード王国。
その北の果て、隣国との境界に位置する領地で育った辺境伯家の令嬢エリサは、幼い頃に第二王子アレクシスとの婚約が決まっていた。
初めて訪れた王城で出会ったアレクシスは、幼いながらも懸命に
剣を振るう孤高の騎士だった。絵本の王子様とは程遠い姿だったが、彼のひたむきな瞳にエリサは強く心を惹かれる。しかし、彼の心には高い壁があり、エリサの想いはいつも届かない。
それでも――。
「守り、守られる」という母の教えを胸に、エリサは彼を守るため己を磨き続けてきた。
婚約から10年。
長らく小競り合いを続けていた隣国との関係が悪化し、国の危機が訪れたとき、エリサはアレクシスが率いる騎士団の補佐として戦いに身を投じることを決心する。どれほど傷つこうとも、この想いが報われなくとも――それでも、アレクシスを守るために。アレクシスが守りたいものを、守るために。
これは冷たい婚約の裏に秘められた、絆と決意の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 00:07:38
12407文字
会話率:28%
遥か昔からエルフ族が住む神聖な森。自然と共に生きる彼らの静かな日常は、人間たちの欲望によって脅かされていた。森の地下に眠る資源を求め、無慈悲に進む人間たちの手は、ついにエルフたちの領域へと侵攻を始める。
その森で唯一のダークエルフ、イシュ
タルは、同胞たちから疎まれながらも森を守るために戦っていた。しかし、ある日、彼女は一人の若き地質学者・レイと出会う。森を破壊したくないという彼の純粋な思いに、イシュタルは次第に心を開き、二人は運命的な絆で結ばれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 10:07:01
12863文字
会話率:42%
「こうやってお前と出会ったのも浅からぬ縁ゆえだろう」
迷子になった山で忽那緒美《くつなつぐみ》は猫神と名乗る不思議な黒猫と出会う。
数十年後、アラサーになった緒美は田舎町で祖母の店を継いでおにぎり屋「縁」を営んでいた。
ある日、常連客
の老夫婦が店を訪ねて来ていて、老婦の豊子と出掛けるを約束を交わす。
しかし約束の日にやって来たのは、弁護士・黒羽根友成《くろばねともなり》という冷たい雰囲気を漂わせた男で…。
心を繋ぐ“縁の糸”が見える緒美が紡ぐ、温かく、ちょっぴり切ない絆の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 19:14:17
30162文字
会話率:42%
小学校5年生の夏。芸能事務所GEMSTONEの元木浩輔にスカウトされ、練習生として入所することになった僚、明日香、深尋、竣亮、誠、隼斗の6人。高校1年の冬ダンス&ボーカルグループ「buddy」としてデビューすることに。
ずっと仲良しの6人
でいたい。望むことはそれだけなのに。大人になるにつれ環境の変化、心の変化に戸惑い、苦しみ、悩みながらそれぞれがお互いのため、自分のために成長しようともがく。
6人の少年少女の愛と友情の20年に渡る絆の物語。
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6人の関係性についてのお話を中心としています。芸能界の話は薄めです。
エブリスタでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 21:00:00
464930文字
会話率:48%
筆頭聖女の私にはルカという婚約者がいる。教会に入る際、ルカとは聖女の契りを交わした。会えない間、互いの不貞を疑う必要がないようにと。
最初は順調だった。燃えるような恋ではなかったけれど、少しずつ心の距離を縮めていけたように思う。
けれど、
ルカは高等部に上がり、変わってしまった。その背景には二人の男女がいた。マルコとジュリア。ルカにとって初めてできた『親友』だ。身分も性別も超えた仲。『親友』が教えてくれる全てのものがルカには新鮮に映った。広がる世界。まるで生まれ変わった気分だった。けれど、同時に終わりがあることも理解していた。だからこそ、ルカは学生の間だけでも『親友』との時間を優先したいとステファニアに願い出た。馬鹿正直に。
そんなルカの願いに対して私はダメだとは言えなかった。ルカの気持ちもわかるような気がしたし、自分が心の狭い人間だとは思いたくなかったから。一ヶ月に一度あった逢瀬は数ヶ月に一度に減り、半年に一度になり、とうとう一年に一度まで減った。ようやく会えたとしてもルカの話題は『親友』のことばかり。さすがに堪えた。ルカにとって自分がどういう存在なのか痛いくらいにわかったから。
極めつけはルカと親友カップルの歪な三角関係についての噂。信じたくはないが、間違っているとも思えなかった。もう、半ば受け入れていた。ルカの心はもう自分にはないと。
それでも婚約解消に至らなかったのは、聖女の契りが継続していたから。
辛うじて繋がっていた絆。その絆は聖女の任期終了まで後数ヶ月というところで切れた。婚約はルカの有責で破棄。もう関わることはないだろう。そう思っていたのに、何故かルカは今更になって執着してくる。いったいどういうつもりなの?
戸惑いつつも情を捨てきれないステファニア。プライドは捨てて追い縋ろうとするルカ。さて、二人の未来はどうなる?
※曖昧設定。
※完結後アルファポリス様、カクヨム様に掲載予定。
※誤字脱字報告歓迎。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 19:00:00
77812文字
会話率:59%
かつて大魔導師と呼ばれていたエベリナ・カッセルが"呪いの指輪"に封じられ、二百余年。
皇帝をはじめとする有力者の魔道具となり、"指輪の魔女"とされた彼女の次の主が決まった。
リアンレイヴ・バルロ。彼は
前皇帝陛下を討ち取る前は、魔塔の長を務めていた魔導士だった。
どうせ彼もこれまでの"主"と同じく、自身を権力を示すための魔道具として扱うのだろうと考えていたエベリナ。
けれどリアンレイヴはエベリナを呼び覚ますなり、求婚をしてきた。
「ずっとあなた様に恋焦がれていました。どうか俺と、結婚してください!」
「目的はなに? 叶えてあげるから言ってごらんなさい。その代わり、こんな悪趣味な冗談はもうやめて」
自分をていよく使う為の方便だととりあわないエベリナに、リアンレイヴはエベリナの身体を探すことを提案する。
今もどこかに隠されているエベリナの身体があれば、指輪から解放できるからと。
そうしてエベリナは求婚を続けるリアンレイヴと共に、指輪からの解放を目指し、自身の身体を探すことになった。
二度と"愛"など信じない。誰かを愛することもない。
そう心に決めていたエベリナだったが、次第にリアンレイヴに絆されて――?
※他サイトにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 21:52:50
27599文字
会話率:41%
「この世界はおかしい」
それが、恭哉の口癖だった。
この世界には『死んだ人の記憶が消える』法則がある。
勿論、その法則を恭哉達が知ることは出来ない。
死んだ瞬間に生きている人の記憶から消えてしまい、存在していたことすら、なかったことになるの
だから……。
それでも、それぞれのきっかけから世界を疑い、『死』という概念に気づいた6人は、変人と名高い恭哉の元へと集結し、この世界の謎に立ち向かう。
『消える世界の法則』という、『失われた死の概念』の謎を解明する為に、巨大な世界そのものを相手にすることになる6人は、いくつもの苦難を共にし、絆を結んでいく。
ーーそして、少年少女は惹かれ合い、初めての恋を知る。
6人の不器用で繊細な少年少女による、甘酸っぱくも切ないボーイミーツガール!
青春SFミステリーな連載スタートしました。
【忙しい人の為のプロローグ】
※これで1話から読めます!!
化学の発達した近未来。その技術は戦争の道具となり、人類は滅亡の危機を迎える。
生き残ったのは全世界で僅か二千人。大切な人を失った人達に残ったのは、深い悲しみだけだった。
「僕達で、世界を作り変えよう」
一人の科学者が言った。残された人類が求めたのは『悲しみのない理想郷』
これ以上、苦しまない為に、人類は『死を忘れる』ことを選んだのだ。
新たな悲しみが生まれていることに、気づかずに――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 01:12:45
200204文字
会話率:53%
戦神のごとき武でもって、愚王を斃し、新王として即位した楊鳳寿。そして鳳寿の幼馴染であり、優れた智略で鳳寿を助け、戦乱の世を共に駆け抜けた胡華英。
「愛していると告げたことが、そもそもの間違いだったのだろう。……けれど、それでも俺はもう、お
前を手放せない」
二人の絆が、血と絶望と混沌の中で、固く固く結ばれるようになるまでの話。
(アルファポリス等にも公開。サイトにより年齢制限にご注意ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 23:12:03
14885文字
会話率:40%
「さくらのことが...好きなんだ」
その言葉を、僕はキーボードに打ち込むことしかできない。
高校2年生のプログラマー少年・林大樹には、密かに想いを寄せる幼なじみがいた。明るく優しい結城桜。幼い頃から一緒にいるのに、なぜか最近、彼女の笑顔
に胸が高鳴る。
ある日、さくらと一緒に作ることになった学校の思い出共有サイト「桜メモリーズ」。コードを書きながら、僕の頭の中はさくらのことでいっぱいになる。
画面に映る彼女の名前。マウスカーソルが震える指先。二人きりの放課後、肩が触れ合う距離での共同作業。
けれど、幼なじみ以上の関係になれば、今の大切な絆が壊れてしまうかもしれない...。
さくらへの想いと、プログラムへの情熱。二つの気持ちが交差する中、古い桜の木を守るためのプロジェクトが動き出す。
果たして僕は、さくらの心にアクセスできるのか?
春風に舞う桜の花びらのように、儚くも美しい幼なじみの恋。
ログインボタンを押すように、あと一歩が踏み出せない少年の切ない想いを描いた、甘酸っぱい青春ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 20:19:38
9555文字
会話率:50%