後宮には死を愛でる死神がいる。
皇帝が病に倒れたことによりはじまった後継者争い。
それに巻き込まれた第十三皇子・魏 魁閻(ぎ かいえん)はある日、体に謎の刺青が浮かび上がる。
それから周囲の人間が不可解な死を遂げていく。
『呪いの皇子』と
恐れられた魁閻は自ら命を絶とうとするも、彼は既に死ねない体になっていた。
彼が助けを求めたのは黒葬宮(こくそうぐう)に暮す『死妃』(しひ)と呼ばれる奇妙な妃。
死神と恐れられる彼女は、魁閻の刺青をみて微笑んだ。
「それは死の呪いだ。その刺青が体を覆い尽したならば、この後宮にいる人間は皆死に絶える」
魁閻は死妃・紫苑(しおん)と協力し、死の呪いを解く方法を探しながら
この後宮で起こる不可解な死を防いでいく。
死にたくても死ねない皇子×死を愛でる死神妃 が繰り広げる
中華風後宮ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 18:00:00
23809文字
会話率:52%
【完結保証】
大罪人シン・エルアスは死刑よりも恐ろしいとされる刑に処される事となった。
その名も死塔流し。魂を喰らう魔女が住む「死塔」へと送られる刑罰である。
死塔に送られた罪人は魂を喰われ、輪廻の輪から外れてしまう。そうなると魂は再びこ
の世に戻ることができない。
故に死塔流しは死刑よりも恐ろしい。
しかし、シンが死塔で出会ったのは少女だった。そして少女は死の呪いに侵されていた。
死の呪いとは周囲に死を振り撒く恐ろしい呪いである。
しかしシンは死ななかった。
この出会いでシンの運命は変わる事となる。
そして大罪の真実を知り、成すべきことを成すために戦いへと身を投じていく。
これは処刑から始まる物語。
この作品はカクヨムでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 12:03:34
123194文字
会話率:35%
伯爵子息クルスイードは一族を蝕む呪いにより死の淵にあった。
婚約者である子爵令嬢ルプスフィアのために、彼は決断する。
一族に伝わる秘術を使い、時間を遡る。
そして婚約自体を無かったことにするのだ。
そうすれば、ルプスフィアが悲しむこともなく
なるはずだ。
遡った時の中、クルスイードは寂しくも穏やかな学園生活を過ごす。
かつてとは異なるルプスフィアの様子が気にかかったが、言葉を交わすことすらなかった。
やがて呪いにかかる時が近づいたとき。
ルプスフィアは『吉報』を持って、クルスイードの屋敷へとやって来た。
ルプスフィアの持ってきた『吉報』とは?
クルスイードは死の運命から逃れることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 11:08:58
18640文字
会話率:23%
女神の祝福を受けた聖女が尊ばれるサミュリア王国で、癒しの力を失った『元』聖女のミラベル。
『現』聖女である実妹のトロメアをはじめとして、家族から冷遇されて生きてきた。
すっかり痩せ細り、空腹が常となったミラベルは、ある日とうとう国外追放され
てしまう。
隣国で力尽き果て倒れた時、助けてくれたのは――フリルとハートがたくさんついたラブリーピンクなエプロンをつけた筋骨隆々の男性!?
そんな元強面騎士団長のアインスロッドは、魔物の呪い蝕まれ余命一年だという。残りの人生を大好きな可愛いものと甘いものに捧げるのだと言うアインスロッドに救われたミラベルは、彼の夢の手伝いをすることとなる。
認めとくれる人、温かい居場所を見つけたミラベルは、お腹も心も幸せに満ちていく。
そんなミラベルが飾り付けをしたお菓子を食べた常連客たちが、こぞってとあることを口にするようになる。
「『アインスロッド洋菓子店』のお菓子を食べるようになってから、すこぶる体調がいい」と。
一方その頃、ミラベルを追いやった実妹のトロメアからは、女神の力が失われつつあった。
◇全15話、5万字弱のお話です
◇他サイトにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 07:13:08
45468文字
会話率:35%
愛によって呪いが解ける――。
「死の呪い」を受け、婚約破棄と除名処分を食らった聖女フェルマータは、「不老不死の呪い」持ちの騎士ヴォルフの契約妻。
互いの呪いを解くため、愛し合わなければならないが、もう愛なんてこりごりなフェルマータと愛が分
からないヴォルフはすれ違ってばかりだった。
そんなある日、ヴォルフがせっせとケーキ作りをしていて――。
“生きたい聖女”と“死にたい騎士”の命がけの契約結婚ラブコメディ!!
※ほかのサイトでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 07:00:00
4210文字
会話率:33%
生まれつき『死の呪い』を持って育った第三王子カルス。
日々体を蝕んでいく呪いのせいで歩くことすらままならない彼だったが、とある魔法使いとの出会いで彼の人生は大きく変わることになる。
『光魔法』
呪いを唯一封じ込めるその魔法を見たカルスは、
『普通に生きたい』という願いを叶えるため、魔法使いに弟子入りすることを決意する。
「どうせ何もしなければ死ぬんだ。だったら死ぬ気で頑張ってやる」
死を待つだけだった少年に、決意の炎が宿る。
光魔法は滅多に使い手がいない伝説の魔法、カルスの決断は無謀に思えた。しかし何度も死にかけたことで彼の体内の魔力は常人を遥かに超えるものになっていた。
そこに光明を見た光の魔法使いは、カルスを弟子に迎え入れる。
これは呪われて生まれた王子が、祝福に包まれて成長する英雄譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 13:00:00
315121文字
会話率:41%
メリア・イクリビタは他人に死を押し付ける不老不死の生物兵器の試作品として生み出されたが実験の完遂と共に廃棄を言い渡され、生きるために施設に大穴をぶち開け壊滅的な被害をもたらした。
囚われの身ではなくなったにもかかわらず、他人に死を押し
付ける呪いを気にして動けずにいたメリアだったが、大穴から飛び降りてきた便利屋のジン・ジェスターに不老不死の呪いの影響をもたらしてしまう。
死の押し付けから逃れるため。不老不死から解放されるため。二人は相互協力のもと大破した研究施設を移動していく。
「……ねぇ、本気で生物兵器が人並みに暮らせると思ってる? 都合のいい道具でしかないの。ワタシもこの蝶々さえも。あのポスターにあったファーストフードみたいに手軽にパクパクされて、いらなくなったら……ポイ。それで終わり」
「馬鹿言え。ファーストフードみたいにパクパクだぁ? そんな御馳走めったに食べれるもんじゃねえんだ。誰も捨てねえよ。こんないつの時代のか分からないポスターなんて幻想だ幻想。こんな水着を着た女もいない。見たことないね」
メリアにとってジンは対等な視線で会話をしてくれる初めての友人だったが、ジン・ジェスターの目的は偶然移された呪いを解呪するためだけではなかった。
時同じくして、実験体としての彼女を確保すべくジン・ジェスターの親友である便利屋【錆染】と戦闘用に複製されたクローン部隊が追跡を開始していく。
罪悪感とドロドロとした感情の入り交じるポストアポカリプス逃走劇。
下記の作品は世界観を共有していますが物語の関連性はないので単独読みできます。よろしければ読んでくださると嬉しいです。
終末のメスガキ↓(スコ速で取り上げてもらえました)
https://ncode.syosetu.com/n7911hd/
終末世界の便利屋↓
https://ncode.syosetu.com/n0628gc/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 04:13:50
125523文字
会話率:38%
「筆頭魔術師ギルベルト・エッフェンベルクが《死の呪い》にかかっているらしい」──。
遠征の仕事から帰ってきた魔術師アウレリアは、信じがたい噂を聞いて驚いた。ギルベルトは同期の天才魔術師で、アウレリアの片想い相手。もう二週間も部屋に引きこもっ
ているという彼に会うため、同じく同期の魔術師エーリヒと共にギルベルトの住まう塔へと向かうが……。
※誰も死なないのでご安心ください!ラブコメです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 18:07:54
5991文字
会話率:42%
呪詛払いの家系に生まれた双子。二人はSNSで呪詛払い希望者を日々募っていた。
ある日「不老不死の呪いを解いて欲しい」と望む男から依頼が届く。
依頼を受けた双子の妹は男と共に、呪いをかけた妖のいる祠へと向かった。
これは、不老不死にされた男
と呪詛払い女子高生の話。
重たく執着し続けた物語。
***
カクヨム様、ノベルアップ+様でも同作品を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 18:23:03
11298文字
会話率:42%
遥か昔暗殺者として名を馳せたある男は不老不死の呪いをかけられ、当てもなく世界を彷徨っている。過去の怨念に囚われ、終わる事のない苦しみにいつか死する事も諦め、ただ日々を過ごしていた。何も変わらないある日、男はある幼い子供を助ける。その子供は、
口が利けなかった。しかし男と共に旅をする中で少しずつ言葉を覚えていく。やがて成長したその子供は、男の目となり天の街を目指すのだった。
カクヨムにて短編版完結済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 22:17:06
274755文字
会話率:70%
「おまえは 無能 だ!」お決まりのパターンで 冒険者 パーティー から 追放 して一ヶ月後。「 ざまぁ ぁぁぁっ!」聖 騎士 のロイスは、無能だったはずのメンバーに 復讐 されてしまう。だが、死をきっかけに チート スキルに覚醒。メンバーを
追放する直前まで タイムリープ する。しかもこのスキル、死因となった攻撃を無効化できるというおまけつき。「やったぜ! 全力で死亡フラグを回避して生き延びてやる!」無能だと追い出さないしまだ遅くない。おまえと俺はズッ友だぜ。無能だとバカにしたショタっ子を抱きしめると、愛の力で覚醒。ショタっ子は 魔女 っ子だった!? 「ボクをオンナにした責任、取ってもらうからね」 チートスキルの正体は、不死の呪い。ロイスは魔女の呪いで不死の騎士デュラハンにされてしまったのだ! 世界を滅ぼすとされるヤンデレな魔女と、やがて最強無敵の勇者になる不幸な男のラブでコメディな成り上がり冒険譚がいま始まる……。
※男主人公 冒険者 が チート スキル で 無双 して、魔物討伐 ダンジョン 攻略するお話です。
※バトル は シリアス + 日常 は コメディ タッチの作風です
※ ステータス 表記あり
※Not ハーレム。ヒロイン一筋 純愛 です。バカップル ものです。
※性的な表現、シーンがあります。予めご注意ください。
※この作品は「カクヨム」「ノベルアップ+」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 21:00:00
117520文字
会話率:49%
【書籍化!2020年10月15日発売予定】
アリシアには前世魔女だった記憶がある。最後は弟子に殺された。
しかし、その弟子は、なぜか今呪われて塔で一人暮らしているらしい。
しかもなぜかアリシアが呪ったことになっている。
アリシアはかつての
弟子の呪いを解くために、直接会いに行くことにした。
祝福の魔女の生まれ変わりの少女と、魔女を殺し不死の呪いを背負った青年の話。
※旧題『呪われ賢者と祝福の魔女』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 07:25:10
75006文字
会話率:43%
千年間、貴女が転生するのを待ち続けていた――。
はるか昔、暴君に仕えていた呪妃(じゅひ)は、恐ろしい呪術で多くの人間を暗殺してきた。冷酷な呪妃は下僕の青年・小華(しょうか)を気に入っていたが、反乱の際、彼に裏切られて投獄され、謎の死
を遂げた……。
それが、朱晩霞(しゅ・ばんか)の前世の記憶である。
己の悪行による因果か、人間の記憶を持ったまま虫や小動物に転生し続け、心を折られまくって早千年。ようやく人間に転生できた現代で、前世の所業を心から反省した晩霞は、今生は平穏に暮らそうと決意する。
ああ、すばらしき人生、とささやかな幸せをかみしめていた晩霞だが、就職先の私設博物館で、オーナーである美しい青年・楚天華(そ・てんか)と出会い驚愕する。
天華は、千年前に彼女を裏切った小華に瓜二つだった――。
千年前の呪いが、転生した呪妃を過去の因果へ引き戻す。前世の死の謎と不死の呪いを巡る、中華風ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 18:07:06
43422文字
会話率:26%
九龍城――それは茫漠とした海原にぽつねんと浮かぶ一つの居城。増築に増築を繰返し、幾万の住居が集合し出来上がったそれは、恰幅良く、背は雲に頭を掠める程に高いという少々現実離れした様相を呈している。
それでいて、一世紀に一度、願えば何でも
望みが叶うと言われている宝石――ハート・バイが此処には宿るというのだから、この話もいよいよ胡散臭くなってきた。
しかし甚六には、彼の宝石が実在するという確固たる自信があった。何故なら彼は、そのハート・バイにより不死の呪いを掛けられていたからだ。
――もしも願いが一つだけ叶うのだとしたら、私に死を。
百年もの間、刑務所で監禁されていた彼は、先の民衆による暴動で、晴れて自由の身となった。
向かう先はただ一つ。彼の宝石を求め、九龍城へ。
甚六はハート・バイを探す中で、メイドや魔法少女、宇宙人にドジッ娘警察官らと出会い様々な難事件を解決していく。そんな忙しない日々の中で、彼は少しずつ成長し、また百年前自分に一体何があったのか徐々に思い出していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 09:22:33
754文字
会話率:57%
不死の呪いをかけられた第三王女のサテラ・ローレライは、どんな傷を負っても再生する。四肢をバラバラにされても、頭が吹き飛んでも元通り。その人外としか思えない力に、両親でさえも恐怖し、彼女を化け物として扱った。
ついに奴隷商会に売られてしまった
サテラは、最低な貴族たちの競りにかけられる。全てを諦めていた彼女の前に、妖艶な雰囲気の男が手をの差し伸べる。
君を買い取ったのはね?
僕の弟子にするためだよ。
人でなし魔法使いと怪物な弟子。
二人の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 11:00:00
11689文字
会話率:32%
ユーシス王国の聖女アイナは浄化の力で、毒の瘴気に侵された人々を日々救っていた。
そんなある日、アイナを目障りに感じた親友の公爵令嬢から死の呪いを受け、彼女は意識を失った末に崖から海へと落とされてしまった。
しかしアイナの持つ聖女の力によ
り、呪いを浄化して一命を取り留める。
アイナは見知らぬ砂浜で目覚めるのだが、彼女の体は浄化しきれなかった呪いの効果で子供のものになっていた。
困惑するアイナだったが、そこでとある青年と出会い保護される。
ただ、その青年こそが人間と敵対していた魔族の王こと魔王だったのだが……。
「魔族は瘴気なんて発さないし、俺たちも苦しめられているが」
「魔族って悪者じゃないんだ……」
これは親友に裏切られた元聖女が幼女の姿となって、意外と優しい魔王の元で幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 11:38:14
14309文字
会話率:23%
竜と竜騎士が人の世から姿を消し、滅び去ったとされて三百年。
幻虹渓谷の隠れ里に住まうレックスは里の者や竜の生き残りに慕われる王子だった。
しかしある日、魔力を持つ者を殺す呪い、滅魔呪炎を纏った魔物が里を襲った。
レックスは里を守るため
魔物を討伐するが滅魔呪炎の呪いを受け、彼が元々持っていた竜と心を通わせる騎竜刻印と体内で混じり合って昏睡。
死の淵を彷徨った後、目覚めたレックスの刻印は滅竜呪印となってしまい、それは彼自身の命を蝕み竜を殺す呪いだった。
──竜を殺す呪いを帯びし者、災厄となるより前に一族より追放すべし。
レックスは掟に従い故郷の里から追放され、これまでの全てを失った。
こうしてレックスは騎竜と共に、死の呪いを解くために旅に出る。
そしてそれは、三百年振りの幕開けとなる新たな竜騎士伝説の始まりでもあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 12:07:21
10227文字
会話率:30%
公爵令嬢エリー・ユアワーズはいわれのない罪で婚約破棄をされて一ヶ月後、必ず死の呪いで死ぬ。様々な方法で確実に死ぬ。そして死に戻って、また婚約破棄される。その数、ついに三桁。ある周回で初めて現れたイレギュラーこと一人の魔法使いオルフがエリーを
救いあげようとするのだが……。これは一人の少女が恋をするために走り続ける、呪いと祝福の物語。/死に戻りがテーマの話ですが残虐系の描写はありません。読み切り短編ですが、前作「悪役令嬢の約束~婚約破棄?いいえ五年越しのプロポーズです」と同じ世界線のお話です。感想などいただけると励みになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 21:25:12
6402文字
会話率:42%
かつて、神の気まぐれで不老の祝福を受けた男がいた。
しかし男は大罪を犯し、不死の呪いを受け、永遠に生き続ける宿命を負った。
彼は罪を悔い、終わらない贖罪を誓う。
時は流れ、彼は戦乱に巻き込まれ、遥か遠い宇宙に飛ばされる。
彼は帰還を求め、
ある契約を交わし、遥か故郷への帰路に就く。
これはその旅路で立ち寄った、ある白い星の物語
死に瀕した白い星で、彼は生体兵器として造られた少女に出会う。
人間のアレフと、人間と認められないディーファ
彼等は衝突しながらも、戦いの中で互いを理解し、やがて惹かれあう。
しかしそんな中、星の命は尽きようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 20:56:27
466787文字
会話率:37%
あらゆる人間に嫌われ、憎悪の感情を向けられる呪いと不死の呪いを邪神によってかけれれた青年レイン。彼はその壮絶な人生に絶望しどうにかして死にたいと考えるようになる。そんな彼はある日死神を名乗る少女と出会う。これは、死神とともに死ぬ方法を探し、
旅をする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 23:24:35
6966文字
会話率:35%
リブレイ王国の侯爵令嬢『ノコ』は、『流行り病を治せる魔法』が使える。素晴らしい魔法だが、その魔法を使うたび、ノコは『年をとって』しまう。ノコは、自分の身をかえりみず、多くの人を救い、そして、老婆になっていった。国を救うために『年齢』を犠牲
にした彼女を、婚約者である王子は、『醜いババアと結婚してたまるか』と罵った上で、濡れ衣を着せて殺してしまう。
ノコに救われ、ノコを愛していた騎士の『セン』は思う。愛する彼女を救う力が欲しい。その瞬間、彼の頭に『未来の記憶』が流れ込んできた。
実は、センは、『この日から死ぬまでの100年間』を100回繰り返していた。
10000年間の中で、ありとあらゆる英知と力を身に着けたセンは、ノコを蘇生させ、クソ王子から『若さ』を奪いとり、ノコに注ぎ込んで、彼女を元の姿に戻すと、そのまま、ノコを連れて国外逃亡する。
『神代の力を持つセンの怒り』を買ったクソ王子は、決して抗えない破滅の道を進む。
一方、ノコを連れて逃げたセンは、彼女から受けた恩を返そうと、
『彼女が望む全てを叶える』と約束した。
ノコは『センと最後まで添い遂げること』を望むが、しかし、『神代の力を得たセン』でも、それだけは叶えることが出来なかった。
実は、ノコは、クソ王子に殺された時に『死の呪い』をかけられてしまっていた。
それを解くためには、センが、代わりに死ななければいけない。
10000年間、必死に、ノコの呪いを解く方法を探してきたセンが出した答えは……
これは、『世界一心優しい少女』と、
『そんな彼女を心から愛している優しいナイト』の、
完全なるハッピーエンドの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 06:48:51
110516文字
会話率:31%