ハワイをこよなく愛するカメラマンの俺の周囲には、どこか切なくホロ苦い彼女達の姿があった──。そんなちょっぴり大人な短編小説集。1話読切なので、どこからでも気軽にどうぞ。
ここからは軽く解説になります。
20年近く昔に書いた作品です。当時は自
分の文体じゃないと感じてお蔵入りにしたのですが、久しぶりにデータから引っ張り出してみて、WEB小説のスタイルにはちょうど良いのではないかと思い、改めて書き直してみました。
そのため、当時の情勢とかなり変わっている部分もありますが、基本的に時代性を感じさせないようにしつつもあまり手を加え過ぎないようにしています。特に昨今のコロナ禍の影響は大き過ぎるため、反映させていません。一刻も早く、この小説の頃の生活に戻れるよう願っています。
なお、作中に未成年者の飲酒や大麻等の表現がありますが、あくまでフィクションとして登場人物のキャラクター性を描くためであり、法律や法令違反を助長する意図はないことをお断りしておきます。
※「カクヨム」でも公開しています。また、「カクヨム」でしか公開していない作品もありますので、そちらも是非ご覧ください(https://kakuyomu.jp/users/nok_amn)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 12:10:42
13466文字
会話率:25%
温厚な長老の目に怒りが満ち、最近アルビノに宗教団体がとんでもない買値をつけたと話した。
「It's not uncommon to have reconnaissance units from other countries」
(他国の
偵察隊は珍しくない)
視覚を確保する網状のベールがついた全身刺繡のかたまりが突然しゃべった。
美しい黄金の髪がランプの光を反射して、陰影を泳ぎ、ピンクゴールド、ヘーゼル、深みあるショコラブラウンと、光の加減により一区切りでは言い表せない美しさが辺りに満ちる。
”…な!”
艶のある黄金の羽を整え、立ち尽くす児童は均整のとれた美顔に切れ長な目じり、真っすぐに整然と正面をみつめる。すらりと伸びた手に浮き出た青い血管が肌の色を感じさせない。砂ぼこりで薄汚れた小屋に不釣り合いな光沢が教団兵のやつれ黒ずんだ顔を照らす。
赤毛の鉱脈を辿りルビーを掘り出すために、彼は美しい前髪に隠れた瞳を確認した。
「〇@ダッガ、バルファサイ$xァー!」
アラムは叫び、地面に額をこすりつけた。
透き通る美白の幼女がもつ神秘的な紅玉《こうぎょく》の虹彩、彼女こそ彼らが探し求めていたアルビノである。
◇アルビノのエマが島にやってくる前のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 19:28:39
46990文字
会話率:26%
”私”であるオシャレが大好きなエリカ。
ヒステリックで仕事にかまけて家庭をかえりみない母ヒサコ。
優しく娘のエリカを大事に思う父ケンジ。
年を感じさせない美貌とおおらかな感性をもつヒサコの従姉のサキ。
エリカが心に描く理想的な『真実の愛』
とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 20:00:00
27888文字
会話率:28%
6歳になった 仲間 ありすは通り間に遭い命を落としてしまう。しかし、そんな過去を感じさせない天性の感覚で生き抜いていく、ありすは何のために生まれて生きていくのか 行く末は作者にもわからない。ありすはアリアに転生し新たな仲間と共に異世界で冒険
をし日々をただ生きていく。上手く作中で表現できるかわからないが独自な世界観が表現できればと思います。投稿は初めてなので宜しく 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 19:52:19
8900文字
会話率:42%
アスファルトに引き寄せられる無数の雫
水滴から身を守るように人々が手に持つ多数の傘
薄暗い空を覆い尽くすように一寸の隙間も感じさせない傘の数。
濡れた地面に反射し映るさまざまな光
水たまりに反射した光が赤から青に変わり
人々は歩きだす
雫一滴一滴の集まりで、できた、アスファルトの水たまりに世界の色が反射していた
この世界の光が濡れたアスファルトを彩っていた
冷たい外気と交じり地面に溜まった水たまりとアスファルトの匂いがする
鼻につんざく香り…。
赤、青、黄色、透明、黒、
様々な色の傘
雨が降ると世界はさまざまなもので彩られる
水で薄めた(薄まった)絵具をぶちまけてしまったような折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 02:02:17
290文字
会話率:0%
町の外れにある大きな洋館。そこには決して近付いてはいけない。恐ろしい吸血鬼が住んでいるから。
そんな噂がある町に引っ越してきた少女は、洋館に惹かれるがまま、級友たちの忠告も無視して洋館へと赴く。
そこに住んでいたのは、恐ろしさなど微塵も感じ
させない、臆病な吸血鬼だった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-11-17 20:40:59
2401文字
会話率:33%
気が付いたらそこは薄暗い洞窟の中。
しかも目の前には大量の死体に、狂気の内にある人間が呪文を叫び続ける姿……。
SAN値直葬されそうな光景は転生した事を全く感じさせない!!(※感じたくない)
気を抜けばSAN値直葬まっしぐらな異世界で、主人
公は無事に第二の人生を謳歌できるのか!?
クトゥルフ神話全く知らん! って方でも気軽に読める様にはしていく予定です
※この作品は「カクヨム」の方にも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-09 00:20:07
76198文字
会話率:36%
高柳凛(たかやなぎりん)はクォータのーの超絶美人。26年モテ期はとどまることを知らず、男子からは自分勝手な欲を、また女子からは嫉妬や憎悪なかどの感情を向けられ過ぎて、男嫌い・人間嫌いになってしまった。
なるべく人を排除し、近寄らせなくしてい
るうちに、淡々とした無機質な無表情を保つスキルを身につけていった。
そんな凛の勤める会社に入社してきたのがジェンダーレス男子笹本天音(ささもとあまね)。誰からも可愛がられる子犬のような性格に、性別を感じさせない可愛らしい顔つき。常に笑顔で妹ポジション(男子だけど)の天音にすり寄られ、絆され、天音限定で男嫌いを克服される……までのお話し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 17:32:46
18536文字
会話率:39%
勉強も運動もできなくて要領も悪い俺はハズレで勉強も運動もできて要領もいい妹はSSRの大当たりだと母さんは言った。
たしかにその通りだ。だからきっと妹は……
最終更新:2020-06-30 17:00:00
3004文字
会話率:42%
日本にとある貴族がいた、その名も皇帝。
日本のトップに君臨する貴族は、日々一般人とは違う生活を送っていた。お金には困らず、絶世の美女に求婚される毎日、不自由な生活は微塵も感じさせないほどの生まれ持った勝ち組なのだ。
そんなある日、皇帝とい
われる少年は偶然出会った幼い女子の姿に一目惚れしてしまう。
だがその少女は男の子だったのだ!!そして絶世の美少女もとい男の子は、危うい所を救われ、決意し皇帝陛下様と暮らすことに?!
絶世の美少年は絶世の美少女とし新たに新規一転するものの、その美しさに様々な人を誘惑してしまう程の美貌だった。
男女構わず魅了する美少女に胃がキリキリする皇帝陛下は、毎日切磋琢磨するのであった。
百合百合する時もあれば皇帝陛下様との楽しい2人の時間もある。そんななんとも言えない元男の娘っ子は今日もどこかで笑顔を振り撒き、色んな人を落としてしまうのであった。
※更新不定期になります。
公開している話は、定期的に読み易いように改善していくつもりなので、定期的に見て頂けたら幸いです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-12 17:00:54
275671文字
会話率:44%
世界の終わり……戦争....エネルギー問題....様々な問題があった世界はもう文化を感じさせないほどに崩壊してしまった。そんな世界に残されたある少年と少女の、楽しさ幸せを探し、迫る最後までに、自分の今までの世界を振り返る、物語である....
..折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 12:43:34
34728文字
会話率:45%
佐々木は、過去、自分の親、兄弟を強盗に目の前で殺された男である。
事件からすでに13年が経ち、普通の生活を送れるようになった今でも、あの時の犯人の顔を、空気を思い出し恐怖に震えることがある。
犯人の目、圧倒的な暴力、そして醸し出されていた恐
ろしい殺気。
それは、今でも彼を蝕んでいるのである。
そんなある日、犯人の男が捕まったという情報が入る。
事件後も逃げ回り、他にも空き巣や強盗等、小さい犯罪を繰り返していた男は、些細な事で、あっけなく捕まった。
そのことを知った佐々木は、自身の伝手を使い犯人である男との情報を集める。
そして、そこには、かつての暴力、殺気を微塵も感じさせない、哀れな中年の男が実像が存在するだけであった。
牢の中で理不尽な扱いを受け、周りに薄ら笑いを浮かべながら卑屈に媚び諂う男の情報が集まっていく中で、佐々木は自身の中の虚像が砕け、トラウマが昇華されていくことを実感する。
しかし同時に、それは佐々木の中に新しい感情を生み出していくこととなった。
犯罪被害者、遺族である佐々木の目から見る犯人の実像と、感情の変遷の流れ。
それは、彼の中でどのように昇華され、折り合いをつけていくのか。
そして、佐々木が最後に出した回答とは。
・2019年 9月11日 序章投稿
・2019年 9月11日 第二章投稿
・2019年 9月18日 第三章投稿
・2019年 9月18日 第四章投稿
・2019年 9月25日 第五章投稿
・2019年10月 8日 第六章投稿
・2019年10月30日 第七章投稿
・2019年11月 6日 第八章投稿
・2019年11月27日 第九章投稿
※2019年11月 6日 一部、話の矛盾箇所等の訂正折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-27 01:47:42
34074文字
会話率:21%
夏の終わりの花火はなぜこんなにも儚く切ないのか?
しかし、隣の彼女はそんな事微塵も感じさせない笑顔だった。
最終更新:2019-08-31 22:23:37
2922文字
会話率:34%
夏の終わりの花火はなぜこんなにも儚く切ないのか?
しかし、隣の彼女はそんな事微塵も感じさせない笑顔だった。
最終更新:2019-08-31 22:11:00
3803文字
会話率:41%
「ホルベックの奇妙なレストラン」
これは、日本人が1人もいないデンマークの小さな田舎町ホルベックで、大浦健が暮らした10年間の物語である。この地では、暗く長い冬がやっと終わって、凍りついた大地に春のそよ風が温もりを与える頃になると… 町
の周囲に広がる深い森や野山に、春を告げる花々が一斉に咲き始める。やがて、ツグミの一種でとてもひょうきんな鳥、ソールソートが町中いたる所で、美しい春のさえずりを始めると…
この小さな町の中央に立つ、セントニコライ教会の鐘の音が青空に響き渡り、長い冬から開放され再び笑顔を取り戻した人々が、一斉に町に繰り出し始める。
そんなのどかな初春の頃、健はそれまで住んでいたコペンハーゲンから、この田舎町「ホルベック」に引っ越して来たのだった。
デンマークの首都コペンハーゲンから、西へ60キロ程離れた所にそのホルベックという田舎町がある。町の周囲には、うっそうと茂る森、なだらかな丘の上の牧場、蛇行して流れる小川、そして麦畑がどこまでも広がる。それらの間に、おとぎ話に出てくるようなかわいらしい家々が点在している。まるで時の流れを感じさせないような、とてものどかなメルヘンの里に彼は迷い込んでしまったのだった。
妙な縁でデンマーク人の女性と一緒になった彼は、妻の父親がオープンし、伯父さん夫婦が経営することになっていたレストランの補佐役を任されることになってしまう。
このレストランは、まるで古城の内部を思い起こさせるような立派な造りで、当初は食事客だけを受け入れる、高級レストランとして出発するはずだった。
ところが開店の日、お祝いパーティーで酔っぱらった健が、酔った勢いでギターを取り出し、日本のフォークソングなどを歌い始めてしまったからさあ大変。未だかって日本人など見たこともなく、日本の事情など、ほとんど知らない人々が大多数の田舎町。奇妙なエスキモーが、奇妙な歌を歌う店としてのうわさが、たちまち町中に広がり、このレストランは、音楽好きな人々が集まる歌声酒場にと、徐々に変わってしまったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-26 13:00:00
1042文字
会話率:0%
奴隷商人として暮らす少女。
そんな彼女は幸せすぎる日々を送っている。住んでいる館はいつも笑顔に包まれ、冬でも寒さを感じさせないそんな生活。
これは、そんな幸せに暮らす少女たちのある日。
いつもと様子の違う家族を不思議に思いながらも
、今日も彼女は笑顔に包まれたそんな日常を噛みしめる。
※この作品は、現在連載中「有志勇者となって勇者に復讐します。」https://ncode.syosetu.com/n9359fa/ の短編作品となっております。
一話を読めば、なんとなく理解できるようには作っておりますのでよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-14 18:00:57
3545文字
会話率:40%
人から放たれる【悪意】を敏感に感じ取れる吹上かおり。
自分を含めた人間に対し、密かに嫌悪感を持ったまま育つが、大学のカフェテリアで不思議な青年と出会う。浮世離れた彼は何故か、かおりに【悪意】を感じさせない。
ヒトとヒトならざる者の、結ばれ
ることのない恋。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-22 00:12:21
16804文字
会話率:21%
――我らは奇跡の体現者
――我らにとって奇跡とは必然である
――故に我らは奇跡を体現せし者である
――我らは奇跡の体現者、魔術師である
魔術師、神谷裕(かみや ゆう)は勇者召喚に巻き込まれて異世界に転移してしまう。だが、裕は神にも等
しい力を持っているので異世界でも余裕で生活できる。魔王を倒してほしいと言われるが魔王を倒す理由がないので断る。そして、裕は自分の思うままに異世界を堪能する。
裕の行く先々でいろいろな問題が起こるが裕はそのたびに奇跡を起こす。
ストレスなど感じさせない奇跡のノンストレスファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-09 21:00:00
5364文字
会話率:55%
これは「人」と「人ならざる者」が共存し、魔法という未知の力が存在している世界での物語。
「彼」はグラン王国のはずれのはずれ、辺境の地である「賢者の森」に住む青年だ。
この「森」には「人間」、いやより正確に言い換えると「知性を持った生物」は
彼一人しかいないはずだった。
朝のお祈りの後は周りの木々に水をやり、昼にはここにいる限り必要性をまるで感じさせない魔法や戦闘の訓練を行い、夕方まで誰も食べるものがいない畑を耕し、夜には鳥や虫たちの囀りに耳を傾けながら使う必要のない知識が詰まった本を読む。
それが彼の生活で、彼の一日で、そして彼の全てであった。
誰とも関わらず、何もしない。
故に、誰とも関われるし、何でもできる。
「無限の可能性」を体現し、内包するもの。
「誰でも」あり、「誰でもない」もの。
「全」であり「一」
「一」であり「全」
それが彼の「基本原理」であった。
だから、きっと、それゆえに-----彼は「言葉を必要としなかった」
そんなある日、森に来訪者があった。
彼は見つけてしまったのだ、森の中でぼろ雑巾のようなみすぼらしい少女が倒れているのを。
知ってしまった以上、見つけてしまった以上、人間はその事実に対して関わらずにはいられない。
この今にも息絶えそうな少女を助けることも見殺しにすることも、一つのれっきとした「干渉」なのだから。
そして、青年は決断する。
いや決断などしていない、逡巡したのは一瞬であとは体が勝手に動いていた。
そして、それがきっと「黙示の賢者」の始まりだったのだ。
---その出会いは、「必然」のみで構成された青年に少女という「偶然」を初めてもたらした。---
繰り返すこれは物語だ。
これは……。
---1人の青年が1人の賢者へ、そして1人の賢者が1人の愚者へとなり果てるまでの物語---折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-09 02:51:55
85217文字
会話率:3%
85才で天寿を全うし、剣と魔法の異世界へ転生!
落馬した5才の時に突如、前世の記憶が甦った私、スザンネ・フォン・ノイブルグ。
前世の記憶のアドバンテージなんて微塵も感じさせないチートな親類縁者に囲まれて、いつもギリギリで生きています!
最終更新:2018-06-24 14:05:32
8676文字
会話率:23%
『人間』が苦手な伊織。
人間味を感じさせないビスクドールのような春馬に出会ってから、彼の側に居ることに固執し続ける。
その関係は9年経った現在でも続くが、その関係性は『いびつ』でしかなった。
最終更新:2018-06-02 00:37:44
17187文字
会話率:21%