従兄は息子と一緒に交通事故で亡くなった。
私の甥にあたる、従兄の息子は浪人生と言いながら引きこもってネトゲ三昧だったらしい。
事故の直前親子で口論となり、父親がWi-Fiルーターを破壊した。息子は泣きわめき、どう収めたのか二人は新しいルータ
ーを買いに来るまで出かけた。
心中じゃないの? と母に聞いたら、そうかも、と答えた。
従兄の母親である香澄さんは、すっかり老け込み、歩くのも不自由だった。憔悴した妻の横で、わけもわからないように笑っている。昔から、人生何が楽しくて生きているのかわからないような人だと思っていた。老け込んだとはいえ、その部分は今も同じだ。
実は彼女が、孫にあたる私の甥を甘やかせ、中学の頃からゲームを買い与えていたらしい。
私は、この人こそが諸悪の根源だ、と納得した。そう納得したところで、私の感情は動かない。
私は睡眠薬を常用し、眠れなかったらどうしようという不安にさいなまれている。私の感情をとらえるのはこのこと。
夜は眠くならないのに、私は母の実家で夕方から眠くなり、布団に横にならせてもらうと眠りに落ちた。
若い頃の香澄さんがいる。ここはどこと訊くと、私の夢の中よ、と香澄さんは答える。
彼女は、あなたが可哀想だからここに招待した、と言う…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 16:26:50
4358文字
会話率:54%
裕福ではないけれど、家族仲のよい親子の母親が病気になりました。病気を治す薬は、高価なものです。もうすぐ妹が嫁ぐため、薬代と嫁入り用のお金に悩む兄を、一匹のウサギが見ていました。
最終更新:2021-06-11 05:26:46
3676文字
会話率:53%
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの
男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、アルファポリスおよびエブリスタにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 11:43:49
8000文字
会話率:56%
奨学金の返済のために風俗で働く愛佳。
1年働いてお金が貯まった母親に返済しようとした時、なぜか母親が泣いていた。
その理由は・・・。
※カクヨム、エブリスタ、note、monogataryにも投稿しています。
最終更新:2021-04-03 18:00:00
2840文字
会話率:0%
魔王との戦いから数カ月後、アリスは生まれ故郷の世界へ旅立つことを決意した。
父親『アレックス』の戦友『アイシャ』、アレックスに命を救われた青年『レイ』、半身が化け物となった少女『雪美』。
新たな仲間ができるのと同時に新たな敵が姿を表す。
不
死の男に異世界の研究をする組織。さらには死んだはずの母親『アリサ』の姿があり?!
そして明かされるアレックスの過去とは?
これは、見えない絆に結ばれた家族の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 12:00:00
50207文字
会話率:37%
母親と一年に一度しか会うことが出来ない少女、真子。
真子が19歳を迎える年になった時、それすらも途絶えてしまう。
母は今何をしているのか。どうして会いに来てくれなくなったのか。疑問を募らせる真子に、施設暮らしをしている祖母から衝撃の事実を聞
かされることになる。
「母は犯罪者だ。」
それを聞いた真子は母に会うために動き出す。
果たして、真実はどこにあるのか。母の壮大な過去に隠された深い愛情とは。
この真実に辿り着いた時、あなたはきっと愛を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-14 20:00:38
100304文字
会話率:27%
高木春道は、見知らぬ女児にいきなり父親と間違えられる。
人違いだと対応してる最中に、女児――松島葉月の母親の和葉が現れる。
その松島和葉に、春道は結婚してほしいと頼まれる。
父親のいない女児についた嘘。いつか父親が迎えに来てくれる。
どんな人か問われた松島和葉が娘に示したのは、適当に選んだ写真にたまたま写っていたひとりの男。それこそが、高木春道だった。
家賃等の生活費の負担と毎月五万円のお小遣い。それが松島和葉の提示した条件だった。
互いに干渉はせず、浮気も自由。都合がよすぎる話に悩みながらも、最終的に春道は承諾する。
スタートした奇妙な家族生活。
葉月の虐め。和葉の父親との決別。和葉と葉月の血の繋がってない親子関係。
様々な出来事を経て、血の繋がりのなかった三人が本物の家族として、それぞれを心から愛するようになる。
※この作品は、作者個人ブログとの重複投稿作品です。
※この作品は、ツギクル様(小説投稿サイト)にも掲載しています。
※この作品は、カクヨム様(小説投稿サイト)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-30 07:00:00
2348217文字
会話率:50%
幼い頃に蒸発した母が倒れたことで起こった出来事を振り返り、家族とは一体どういうものなのか、今一度自分なりに考え直して文章化したものですが、おそらくよそ様の考える家族像とはずいぶん違いますので、子供はどんな状態でも親を助けるのが当たり前とか、
母親になってもオンナである事の方が大事というご意見の方は、目にするだけで気分を害する毒になる内容ですので、そういった方々は開かない方が良いでしょうから、ご遠慮いただければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-12 12:22:20
28170文字
会話率:36%
華乃子は大学生の長男、一馬と中学生の長女の美咲の母親である。
神戸の北野町で輸入雑貨の店を営む裕福な両親のもと、一人娘の華乃子は何の問題もなく暮らしていたが、母親を病気で亡くす。それ以降、華乃子は父親とふたり寄り添うようにして暮らしてきた
。
華乃子は夫の隆一とは神戸の勤め先で知り合った。
夫の神戸と東京の両方に本社を構えるメーカー業の会社は転勤も多く、家族はアメリカとシンガポールで住んだ経験もあるが、現在は東京のマンションに住んでいる。
父親によく似た穏やかな人柄の長男は、育てやすい子供であったが、現在中学生の美咲は母親にだけ反抗的な態度を見せる。華乃子も美咲にはすぐ感情的になってしまう。
そんな母親をからかう一馬。
自分が幸せであることを自覚しつつも、美咲の態度にストレスをためる華乃子は、日常でずっと使わなくなっていた関西弁を、憂さ晴らしに最近は独り言で使うようになった。
関西弁は、華乃子に故郷の記憶を思い出させる。
神戸北野町の父の輸入雑貨店にあった大きなオルゴール。
華乃子はオルゴールにまつわる不思議な出来事に思いを馳せる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-22 11:00:00
27322文字
会話率:31%
世界を渡り歩き日本の地にたどり着いた魔女の家族。
お婆ちゃんとヨーコ(母)ユウ(長女)
《主人公》アヤ(次女)と悪魔の男達と人間達がレストラン窓頃で繰り広げるアットホームコメディ?バラエティー?
家族愛をテーマにした物語です。
笑いと涙と魔
法と戦闘!
楽しい作品に成っています。
(粗筋)
世界中を渡り歩き日本にやって来た
ル フェイ(お婆ちゃん)とモリーレイ(ヨーコ)
魔女の親子。ヨーコは二人の娘に恵まれ、家族四人でレストランを営んでいた。レストランには表の商売と裏の商売があり著名人に怪しげな料理を
売って生計を立てていた。ある日、末っ子のアヤが、ささいなトラブルで人間の男子を好きに成り、そして彼の母親が不治の病で有る事を知る。
普段、魔法を使わず魔女の料理だけで暮らしていた家族で有ったが、アヤが人間を好きに成ってしまった事から、家族は悪魔達とのいざこざに巻き込まれる事と成る。アヤは好きな人の母親を救えるのか?悪魔達の陰謀に立ち向かえるのか?人間達と上手く共存できるのか?主人公、窓頃アヤが
ほぼほぼ活躍しない展開も気になる、第一章。
第二章ではレストランの裏料理のレシピ本が人間に盗まれ、悪用される事に、主人公の母親ヨーコ(魔女)の昔の仲間めぐみ(人間)が、料理を食べてしまう料理の名前はプラスコラーゲンのフカヒレ煮
若返りの力を持つ料理。しかし若返りが止まらなく成ってしまった。幼く成り、記憶も減らしていく親友を助けられるのか?しかし、その背景には魔界の悪と、人間界の悪とが共存していた。
すべては人間界を支配する為の物、立ち向かう、窓頃家と虚悪達との間にも昔からの因果な接点が有った。結末はやはり、ほぼほぼ活躍しない主人公、春の魔女アヤとアヤが育てる植木鉢の花
因みに、お婆ちゃんは夏の魔女。ヨーコは冬の魔女。姉ユウは秋の魔女。皆それぞれ異なる力持つ。
シリアスな粗筋に成ってはいるが窓頃家の全員が繰り広げる、とんちんかんなエピソードが笑える?笑って下さい。呆れて下さい。
後半は素敵な感動のエンディングに仕上がったと思います!
筆者の文才が小学生レベルですが、上手くハマればツボは有るはず、頑張って読んでください!
小説?アニメムービーの脚本の様な?
よく解らない仕上がりに成ってしまいましたが
宜しくお願いします。マスターでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-14 18:39:30
104039文字
会話率:30%
すでに公開しています『いつか見た虹の向こう側』の改稿版になります。
社会人一年生の篠崎美緒は、自分が提案した結婚記念日デートで姉夫婦を事故で亡くした。
姉夫婦の忘れ形見である拓都の母親になろうと決意した美緒は、仕事と子育てに翻弄されながら
も、少しずつ拓都と親子らしくなっていった。
そして3年後、拓都の小学校の入学式の時、拓都の担任を見て驚いた。その人は、美緒がシングルマザーとして生きて行こうと決意した時まで恋人だった人だった。
時代設定はガラ携全盛期の頃です。スマートフォンは出てきませんので、トークアプリ等もありません。
すでに公開しています『いつか見た虹の向こう側』とほとんど同じストーリーですが、本編途中にあった他視点の話を番外編へ移し話を繋げ、第二章の最後の方の受け身すぎる美緒を少し変えています。
また、余計だと思われたエピソードを削除しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-14 22:00:00
540079文字
会話率:36%
前世の繋がりを強く残した少女。
産まれた時からずっとある違和感。
わたしはだれ?
幼い頃に出逢った少年は、ずっと探し求めていた人だった――
前世の母親は、現世では小さな男の子だった。
その男の子の父親は、前世の父親。
パパとママ
はもちろん、大好きな自分の両親。
それでも、少女の中で二人も両親だった。
両親が、親子になり、親子が幼馴染に。
病院で同じ頃に妹達が産まれ、出逢った男の子と家族ぐるみの仲になったのが4歳の時。
家は近所で、公民館のサークルも一緒。
妹達の保育園も一緒で、小学校も同じ。
中学校、高校までも同じだった。
大きくなっても、そんなわけないと年頃になり思い始めても、彼女の中では特別なことに変わりはなくて――
前世の母親は、いつの間にか大好きな幼馴染の男の子になっていた。
それは、母娘愛?兄妹愛?幼馴染愛?
それとも、恋愛――?
幼馴染とのちょっと不思議な恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-23 00:00:00
6662文字
会話率:57%
異世界に転生した、前世モヤシだった少年。
ここまではいいでしょう。無双とかハーレムとか夢が膨らむ物語、堂々の開幕!
……とはいかない。
前世の知識あるけど前世の記憶が欠如してたり、転生スタートが母親の胎内からでもう色々と前後不覚な状況過
ぎて
『わー!』
生まれてみれば世界最凶と呼ばれる迷宮に遭難中の出産だったという、トンデモ事実が判明したり、段々と前世の記憶を取り戻してみれば親父が前世自分を裏切った親友と瓜二つ……というか本人だったり、その両親が伝説級とか呼ばれる最強の冒険者らしいのにサラブレッドなはずの自分はと言えば……
『なんかこのハンデ、やばくね?』
という感じで。
『う。無双は?……ああ、大変系の異世界モノだコレ。』
キャラじゃない。キャラじゃないのに戦わなきゃ
『死む。』
まずはこの最悪迷宮から大脱出しなきゃな展開なのね。……という出オチ感満載から始まる異世界冒険活劇な英雄譚。
従来の異世界コンテンツはヤッパリ好きなので、なるべく全部取り入れたいと思いますが、ストーリーの流れ的にちと違うモノにしたいです。
異世界で手にする絆だけに焦点を当てません。家族や友人など、前世界で培ってきたはずの絆は早々に断ち切ってビバ!異世界謳歌!……ていう感じにはしたくないのです。
登場人物達にはチート手にしても大いに悩んで欲しいし、異世界であれ現実の世界であるなら苦労があって当たり前だと思うので。
こっ恥ずかしいですが、この小説はギャグ要素も血風要素も多分に含まれておりますが、親子、友人、隣人、ヒーローとは、善悪とは?……を含んだ広義における『愛』なるものをテーマにしたいと思ってます。(宗教的な感じにはしません。あくまで普通のヒトが追い詰められた時その価値観は?て感じです)
あと、この作品は【異世界とヒーローにアンチでもテーゼを】の改訂版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-21 00:00:00
194748文字
会話率:7%
運命の人に出会い、結婚し、かわいい子供に恵まれた、平凡だけど幸せな日常。それはある日、何の前ぶりもなく、唐突に消え去ってしまう。
不慮の事故で夫が行方不明になってしまったのだ。
一人になってしまったわたしは、夫の代わりに娘と家を守るために働
き始める。しかしその忙しさから、いつしか娘のことが見えなくなってしまう。
同じことが繰り返される日々。けれど不意に、娘からある一言が発せられる。
ごめんなさい。
その言葉で、わたしは自分の過ちを知るのだった。
その過ちを償うため、久しぶりに娘と一日を過ごすことにしたわたしは、徐々に娘の成長ぶり、尊さ、大切さ、そして自分が本当にするべきことに気づいていく。
これは一度間違いを犯してしまった母親と、そんな母親に寄り添ってくれていた娘の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-20 22:53:30
12050文字
会話率:24%
僕の母親は料理が下手だった。
そりゃぁもう、驚くほどに不味い。
そして、僕が特に嫌いなメニューはカレーだ。
最終更新:2018-01-19 12:16:06
5609文字
会話率:42%
何かがおかしいというかいっそ何もかもがおかしい三倉一家。その最後の一人……一家のママンの素性がついに明らかに!? 折しも世間は母の日真っ只中、そんな時に昭君のお母さんの元に突撃してくる乱入者の姿が……!
(※これは短編シリーズの続編になり
ます。以前の短編を踏まえた内容が含まれますので、前話までをご覧いただいていることを前提に話が進みます。ご注意下さい。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-25 00:00:00
10206文字
会話率:30%
冬になると雪に閉ざされてしまう小さな町。その町で育った小六の桜雪。親や田舎の暮らしに反発しながらも、このまま流されるように過ごしていくのだと思っていた。そんな桜雪の前に現れたのは、東京から来た男の子、梓とその母親。金色に髪を染めた梓に興味を
持ち始める桜雪だったが、この親子には関わるなと家族に止められ……。淡い想いを抱きながらも近づけそうで近づけないふたりが、少しずつ大人になっていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-24 22:05:18
136571文字
会話率:41%
いじめにリスカ、不倫にカルトに精神科。子どもの頃からイタいことだらけだったわたしの人生に、突如王子様が現れた。
これでようやく幸せになれる!
そう思ったのも束の間、待っていたのは義父の借金、そして実父のアルコール依存症だった――。
「備
忘録」のその後、小日向が結婚してからのお話です。救いようのない重い内容が出てきます。自分の中でケリをつけるために書いているものなので、苦手な方、不快に感じられる方はどうかスルーしてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-10 10:32:07
75517文字
会話率:11%
中学二年の冬。二人家族だった菊池彩の母親が急病で死んでしまう。
傷心の彩の隣にはいつも古くからの友達である睦心がいた。
睦心の家に引き取られることになった彩は母の遺留品からある疑念を感じ始める。
謎の包まれた母の過去を辿って真実を探す。
最終更新:2016-03-28 04:35:10
3434文字
会話率:4%
イコ・マクダネルは米陸軍を退役後、銀行の現金輸送車のセキュリティオフィサーとして、米国内の銀行警備員として慎ましく働いていた。
奇跡的に結婚もし、子供を1人授かり安泰とした生活を送っていた。
旦那は海外へ単身赴任、子は小学高学年に
なり、忙しくも平穏な日々を謳歌する日々。
しかし、そんな平穏も一瞬にして崩壊。
彼女の理解を超えることが多々起きてしまう。
それが納得のいく結末、運命ならば受け入れるしかないが、納得いかないこともある。
その納得のいかない運命に立ち向かい、残酷な世界で残虐になる彼女。
「何が運命だよ、映画の世界だけの話にしてくれ。ここは現実だよこの野郎」
自分の大切な子の為に、危険を顧みない母親の戦いの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-27 10:59:25
23014文字
会話率:37%