七歳のアメリアは小さな花が大好きな少女だった。ある日川辺りで珍しい紫の可愛い花を見つけ取り終えた瞬間に強い風が吹きバランスを崩し川に落ちてしまった。たまたま散歩をしていた公爵令息のロバートが冷静に川の水の深さをみて助けてくれた。それが縁で
知り合った二人はロバートが詳しい薬草の知識を一緒に学びながら大きくなっていった。ロバートの母は疾患を抱えていて田舎のいい空気の中で療養していた。三年ほど経ち更に医学の進んだ隣国へ治療の為に行く事になった親子をアメリアは寂しい気持ちで見送った。
ロバートは人生で初めての気の合う友達だったから。
離れていても手紙のやり取りで気持ちは通じたままだと思っていた二人だったが、ロバートが医者を目指した事で忙しさに拍車がかかりいつしか手紙は途絶えた。アメリアは寂しさを薬草の勉強をすることで忘れることにした。
やがて奇跡の薬と言われるエリクサーを作れる薬師になったアメリアは各国が色々な方法で狙う人物になった。助けてくれたのは大きな商会の双子のサラとギルだった。
アメリアとロバートが離れ離れになってから十年が経ちようやくロバートは母国に帰れる事になった。帰って一番に会いに行った田舎でロバートが聞いたのはアメリアの両親の伯爵夫妻が亡くなった事とアメリアの行方がわからないということだった。真っ青になったロバートは実家の公爵家に急いで帰りアメリアの捜索を始めた。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 16:39:17
27917文字
会話率:52%
「私」はある日、猫として生まれ変わった。人間の頃の記憶はおぼろげだったが、何故か異常なほどの解放感があった。「私」は中学校の飼い猫として気ままな日々を送る。生徒の中に一人だけ、注意を惹きつけられる女子生徒がいた。彼女の正気のない目が、人間
の頃の自分の目と似ていたからだった。暑さに倒れていたある日の「私」を、彼女(中元依子)は助けてくれる。それが縁となって「私」は依子の家にも出入りするようになる。そこで「私」は一匹のメス猫(ミケ)と知り合う。ミケは以前から依子の家に出入りしており、今までの依子の複雑な家庭環境による苦労を「私」に教えてくれる。そして「私」は白昼夢を見る。そこには一人の女子生徒が登場する。それは「私」が中学生の頃の記憶だった。その夢は「私」に深いトラウマを呼び起こす。体調を崩した「私」は依子の手で動物病院に運ばれる。
「私」はミケから聞いた依子とのエピソードを思い出す。そこには気を狂わされた一匹の黒猫が関わることになる。そのエピソードから「私」は依子の異常なまでの自己犠牲を知る。そして「私」は夢の中の女子生徒について、自身の記憶を手繰り寄せる。その記憶は「私」の人格形成に、深い影をもたらした過去だった。「私」が運び込まれた動物病院は、依子の友達(芦沢鈴)の父親が営んでいた。「私」に新たな記憶がフラッシュバックする。父子家庭であるこの親子には、壮絶な過去があった。その過去を人間の頃の「私」が知っていた。
依子には思いを寄せる人がいた。その少年(白川悟)は生まれた頃から病気を患っていた。「私」は二人を見守っている。少年は死について思い巡らす。依子は未来の可能性を思い悩む。そんな二人の会話から「私」は、自分の妻との記憶を思い出す。しかしその記憶は「私」が最も思い出したくない過去だった。「私」は自分の妻との記憶を辿る。そして「私」は人間の頃の憂鬱に引き戻されるのだった。その後、依子にいくつもの辛い出来事が重なる。そして「私」と出会ったもう一人の男子生徒(杉本和彦)との縁が、物語をさらに動かしていく。絶望に落ちる依子を、果たして「私」は救い出すことができるのか。自らの重い過去と向き合いながら、新しい「今」を生きる「私」の、破滅と再生の物語を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 00:00:00
127327文字
会話率:7%
ある日息子の部屋を掃除していると、押し入れから物音がした。
ネズミ? それともG?
一人で開けるのが怖くて急いで居間から旦那を呼び、開けてみるが何もいない。
しかしその夜、息子が部屋で誰かと話している声を聞いてしまった。
電話で話し
ているのだろう。そう思ったのに、相手の声も息子の部屋から聞こえるのだ。
息子の妄想か、新興宗教に騙されているのか、家にいたくないお友達を連れて来ているのか。
探る母とあっけらかんとした息子の攻防(?)。
そして正体の明らかになったそれと息子の交流を、知らないふりをしながら生暖かく見守る母の目線でお送りします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 21:31:12
103563文字
会話率:28%
ある日、クリスティナの家の隣に、都会から親子が引っ越してきた。
まだアルビノについて知られていなかった時代、両親とは違う色を持ち体も弱かったエヴァンは孤独な毎日を過ごしていた。
少年と友達になった少女が、幼馴染みを救い、周囲の大人も変えてい
く……。
そんな王道から始まる、イケメン無罪の限界に挑む物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 18:12:59
6072文字
会話率:25%
少年の母親は、他の友達の母親に比べて若すぎた--父親もいないそんな環境に、何時しか少年は、疑念を抱くようになる。
ある日、少年は神の加護を得た「神の子」と認定された。そんな折、隣国の皇太子が、「その少年は自分が追放した女が誘拐したものだ」
と抗議しに訪れる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 04:00:00
5662文字
会話率:47%
一人息子が小学校を卒業した日の夜、男は懐かしい友達を思い出す。その友達は「父子家庭」だった。
今夜は謝恩会からの「ママ友たちの夜会」に行っている妻と夫である男は仲たがいをしていて、息子とも距離が出来ていた。
サラッと読んでサクッとは
終わらない、男の一人称で語る春の物語・・・・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 12:10:00
54196文字
会話率:22%
魔物に襲われるそうになっている友達とその子供を助けようと魔物に向かっていったお狐さん。魔物に捨て身の攻撃を仕掛け、友達親子を逃し、自身は亡くなるところを神様に助けられた。
魔物が避ける力を授けられ、神様に魔物が少ない地に送ってもらい、そ
の地の子供と喜び、悲しみを重ねて生きて行く長生きお狐さんの話です。
この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 12:00:00
30811文字
会話率:21%
三つの果実が物語を彩りながら、様々なファンタジーが紡がれていく。
一つ目の果実は苺。親子の愛。
大好きな母親を病気で亡くした高校生の水樹。悲しみに沈みながらも家事や部活のテニスを頑張っていく。そんな水樹を心配した友達からアイドルのイベン
トに誘われ、元気を少しずつ取り戻していく。すっかりアイドルファンになった水樹が毎日、アイドルのブログを読んでいると自分の日々の生活と似たような偶然が何度も書かれていて不思議に思う。そして、それは亡くなった母親が水樹を笑顔にしようと向けた「いない、いない、ばぁっ!」だった。
二つ目の果実はさくらんぼ。ダブルヒロイン。
天界にて悲しみに寄り添う天使が人の世に転生する。それから十数年後。
ずっと一緒にテニスでダブルスを組んでいた高校生の優樹と春菜。秋季大会に敗退後、優樹の目に不思議な映像が流れるようになる。そんなある日、春菜はシングルスに転向したいと言い出し、優樹は怒りや淋しさに惑う。
新学期になって新入部員が来るが、依怙贔屓されている花音に嫉妬した麗奈がいじめを始める。同時に世界のある地域で戦争が始まる。そして、いじめが戦争とまるで繋がっているようになる。麗奈の改心によって戦争は終結するが、麗奈は交通事故で意識不明になり、意識が天界に戻って全ての事実を知る事になる。
三つ目の果実は林檎。恩返し。
幼き頃に林檎の種を植える佳林。結実するまで愛情を持って諦めずに育てていく。大きくなって高校生になった佳林だが、テニスの大会で惜しくも優勝を逃し続けて悲しんでいた。ある時、佳林は夢の中で幼き頃の林檎の木を育てている自分に何度も出会い始める。そして秋季大会前に佳林の身に不思議な事が起きる。それは自分の身を案じ、育ててくれた林檎の木霊(こだま)が佳林の身を案じて伝えたメッセージであり、音返しだった。お互い思いやる心がハッピーエンドへと向かう過日のファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 22:58:16
18782文字
会話率:66%
母親の視点と、娘の視点の両方からのアプローチ
お互いの目線で見る景色を楽しんで下さい
最終更新:2023-10-30 06:00:00
1516文字
会話率:58%
重複ではない「 87作品目( 95投稿作品 ) 」です。
◎ 以下の読者さんは、読まれない方が良いかも知れません。
ファンタジー(作り話)と現実(リアル)の区別が出来ない方、絶対に読まない方が良いかも。
中絶賛成派(中絶は女性の権
利!)の方,子育て放任主義の方,子育て放棄を正当化したい方。
憲法改正反対派の方,米軍基地反対派の方,日教祖の方,反日思想の方,左翼思想の方,マルクス共産主義が大好きな方。
在日中●人の方,在日韓●人の方,在日北●鮮人の方,在日ロ●ア人の方,日本が嫌いな日本人の方,日本が嫌いな外国人の方。
作者の願望にドン引きしちゃう方,運営さんに通報するのが好きな方。
◎ 不定期投稿です。
叶えられない願望を投稿する “ しょうもない ” 作品です。
暇潰し,息抜き程度に軽い気持ちで読んでください。
◎ 「 ⭕ 」は一応、編集済みです。( 2023.□/□ )
◎ 「 ♥ 」は、最終編集済みです。( 2023.□/□ )
誤字,脱字を見付けた時には、訂正しています。
誤字,脱字に気付きましたら【 誤字報告 】していただけると助かります。
◎ アウトな予感がするので、もしかしたら運営さんから削除依頼が来るかもしれない??
ビクビクしながら投稿します。
ドン引きしないで読める勇気と度胸を持ち合わせた鋼の心と勇敢なチャレンジャー精神を持つ読者さん向けかも知れません。
〔 あらすじ的な 〕
高校に入学し、友達になったクラスメイトから「 小説家になろっ 」サイトの存在を教えてもらった主人公。
趣味でファンタジー作品を投稿している主人公が外出先から帰宅すると、暮らしている寮の室内に見知らぬ人物が居た。
密室だった部屋の中に居る見知らぬ人物。
その筈なのに、何故だか知っているよう感じがするのでした。
身元不明,正体不明の人物は一体誰なのか??
ミ~~ステ~~リア~~~~ス♪♪♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 08:47:08
172542文字
会話率:36%
魔法が文化として親しまれている世界の小国-ハイツ王国-
ハイツ王国の田舎に生を受けた少年ヨウは15歳の時から都会の魔法学校に通っていた。多感な少年ヨウは将来の進路や親子関係、恋や友達付き合いに思い悩みながら青春を謳歌していた。しかし、平
穏の続いていたハイツ王国には国民の知らぬ間に大きな陰が忍び寄っており、魔法学校に通う少年たちは酷薄な運命を背負いながら戦禍に巻き込まれていくことに・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 23:53:46
34572文字
会話率:73%
現代では誰もが賑わう、楽しいクリスマス。
しかしその日の到来を喜べない人々もいる。
――――――――――貧困家庭。
早くに父を亡くした母子は、プレゼントすら買えない貧苦に追い詰められていた。
日々の暖を取ることすら覚束ない、
先の見えない日々。
そんな折に子どもは学校の友達から、残酷な言葉を聞かされる。
母に泣きつくが、何も変わらない。
自らも母子家庭で育った母は、子ども時代の惨めなクリスマスに憎しみすら抱いていた。
幸福だった日々の記憶が、尚更に惨めにさせる。
そして我が子の泣き顔を見て母は、ある決断をする――――――――――
貧しい家庭にも、サンタさんは訪れるのだろうか。
クリスマスならではの、短編ヒューマンドラマです。
社会問題と子供の夢を盛り込んだ、恋愛要素なしの家族愛を描いたホームドラマとなります。
少しでもこの作品を読んで何かを感じて下さったなら、それを誰かと共有して頂ければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 07:15:53
5776文字
会話率:21%
テンプレ暴走トラックで死んだ平凡な高校生の『俺』は異世界転生後に高位貴族の長男(美幼児)になっていた。
ひゃっほう、テンプレ万歳、イケメン貴族が現代知識チートしたら人生バラ色じゃないか! そんな期待は儚く散った。
そう、母親が異世界転生現代
知識チート系元悪役令嬢な現『恐怖の女帝』だったばっかりに!
キャラ被ってるどころか俺の完全上位互換なんですけど!?
おまけに二十年前の婚約破棄騒動のせいで国内の人間関係はぐちゃぐちゃになってるのに、こんな中で当主就任!?
このままでは母親に傀儡当主にされてしまうと気づいた主人公アレクシスとその『唯一の友達』なシャーロットが二人で高い壁に立ち向かう話。
※4年前に旧アカウント『ユキサ』名義で投稿していた『異世界転生したが母親が完全上位互換だった件』を改題・改稿して投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 19:00:00
87663文字
会話率:43%
未来人を君は信じるかい? これは一人の少年と四人の少女達がタイムマシンを探す物語……と表面上は語っておこう。
とても古ぼけたハズなのに、未来の日付が書かれた切符。
友達が欲しいから、血筋の問題を変えたいから、今の科学では治せない病を治
したいから。思いは重なり、少年少女達は必然的に出会う。
彼らは〇梅桃李。四人のグループなのだ。
あれ? 四人。一人多くないかい? その一人も自分が本来この世界にいるべき人間ではない事を知らない。
真実を知った時、家族の愛。友人との愛を君は知る事になる。君のまわりにいる家族を大事に、兄弟や友人を大事にして欲しい。
これは、タイムマシンを探す物語なのだ。ただタイムマシンを探すだけ、僕達が置いてきてしまったあの気持ちを全て込めて、この作品を読者と、今はもういない君に送る。
実のところ僕はこの作品を公開する気はなかった。
君がいた夏に、戻れるのであれば僕はタイムマシンを探したい。でも現実にはそんな物はないし、君は戻らない。
だから、僕はこの作品を公開し、僕の代わりに彼らに、〇梅桃李にタイムマシンを探してもらう事にした。
彼らは成長する。そして、決断する時がくる。喜びと悲しみの先に大いなる人、少しだけ大人になった君たちが僕等に笑ってくれるように、僕は、語り部である僕は、あらすじというこの場所でこう言うんだ。
はじまり、はじまりと……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 08:48:32
63885文字
会話率:50%
友達いません。軽くいじめらっれ子。でも平和で平凡な日々でした。ごく普通の高校生でした。なのに死にかけて、見知らぬ土地に流れ着いて。新たな日々には事件に陰謀、おまけに戦争と非凡なことばかり。平和な故郷を懐かしみつつ、この地でできた大切な人達の
ために頑張ります。欠点だらけな私ですけど、仲良くしてくれますか? コミュ障気味な問題児が時に奮闘し、時に壁にぶつかり、成長していく異世界物語。事件など他の要素も書いていますので、恋愛の進行はゆっくりです。/2016年8月、改訂版に差し替えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-08 12:30:46
1212928文字
会話率:46%
俺は親ガチャに成功した。
だから、スマホゲームの課金ガチャを何回でも引ける。ウルトラレアなキャラだって手に入れられる。友達よりも強くなれる。
能力の低いキャラは経験値にして、強いキャラを育てるのだ。
最終更新:2022-05-23 09:00:00
842文字
会話率:52%
ジュエルバーン家の令嬢フレイアは、幼い頃から政略結婚の駒として育てられていた。
彼女の容姿はそこそこ、そのうえ無愛想だったので、周囲からは『鉄仮面』と陰口を叩かれ妬まれていた。
そのため唯一の友達は、同じ令嬢のアイシスのみ。
この世界では
、成婚の儀において、新婦が作った『メラ・ゾーマス』というマズいスープを黙って飲み干すという風習があった。
アイシスはフレイアに、その風習を無事終えるためにと、味覚が鈍くなる薬を渡す。
フレイアはその薬を飲んで成婚の儀に臨むのだが、スープをひと口飲んだ瞬間、あまりのマズさに絶叫とともに床にぶちまけてしまう。
大勢の参列者の前で、大失態をさらしてしまうフレイア。
かわりに乱入したアイシスが、スープを飲み干す。
その飲みっぷりに参列者は感心。
ロキ王子にも気に入られ、王子はアイシスとの結婚を望む。
王子から婚約破棄を言い渡されてしまったフレイアは、若くして人生の目標を失ってしまう。
しかも親子の縁を切られ、身寄りのなくなったフレイアは聖女となり、世界を統べる神のオーディンと婚約。
つつましく暮らしていたのだが、ある日、庭で死にかけになっている仔犬を見つける。
聖女の癒しの力を使えば助けられるが、癒しの力は獣に使ってはならない決まりになっていた。
しかしフレイアはその禁忌を破り、仔犬に癒しの力を使ってしまう。
助けた仔犬ととささやかながらも、幸せな日々を送るフレイア。
しかし仔犬に癒やしを使ったことがバレてしまい、フレイアは仔犬ともども処罰されることとなってしまう。
「自らの手で、その犬を殺すのです。そうすれば、あなたの罪は赦されるでしょう」
仕える神のオーディンからそう命じられ、フレイアは成長した犬に聖剣を振りかざす。
しかしフレイアの剣は、犬を繋ぐ鎖を断ち切っていた。
「逃げて! 誰の手も届かない、遠くまで! そして、わたしのぶんまで生きて!」
「や~だね」
なんとフレイアが育てた犬は、邪獣と呼ばれる『フェンリル』だった。
人の姿をなしたフェンリルは、フレイアを抱いて逃げ出す。
仔犬の頃から育ててきたフェンリルは、フレイアを溺愛。
またフレイアもフェンリルと出会ったことで、この世界がメシマズであることを知る。
フレイアはフェンリルに愛されつつ、美味しいごはんを知らしめるための『フード馬車』を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 23:07:39
25344文字
会話率:32%
熊のお母さんクーと子熊のマーは、サラサラと流れる小川のほとりにある洞穴で暮らしています。マーのお友達はタヌキのターとキツネのフー。いつも元気に遊んでいます。
洞穴で暮らす熊の親子には、星にまつわるあるストーリーがありました。
それはとっても
懐かしく、哀しい思いもあるけれど、クーとマーの親子が元気になれるお話でもありました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 20:10:28
4390文字
会話率:29%
惑星カンパネッラは星の子ども。お母さん星からいちばん遠い場所をまわる彼女は、自分は愛されない子どもなのだといじけていました。そんな彼女のもとに、ある日、見知らぬ小さな星が「あなたのまわりにいてもいい?」と声をかけてきて──。
愛なんて本当は
小難しいものじゃないのに、人はときたま、愛されていることに気づけない。出会いを経て優しい愛のあり方を見つけてゆく少女の姿を描く、「冬の童話祭2022」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 19:24:05
7371文字
会話率:36%
少し前、まだ皆が携帯電話をパカパカさせていた頃から始まるお話。
幼い時からラケットを振っていた少女は物心がつく頃には大人と打ち合えるほど上手になった。やがて一緒に練習する友達と知り合うとますます腕前を上げ頻繁に試合に出るようになった。
またある少女はようやくそこそこ打てるようになって、試合デビュー前日の夜をテニスクラブで過ごしていた。コートでは少女が何度も試合に出ている先輩にアドバイスを受け、コートサイドでは少女の母親が先輩保護者たちに緊張を和らげてもらっていた。
子供たちはそのプレーに、親たちはその応援やバックアップに励んだ。時にそれは習い事の域を越えると思えるほどに。
苦しいほどの充実を受け取りながら、ジュニアスポーツに取り組む家族とその周りの人たちの楽しく厳しいお話をここに。
*この作品はFC2ブログサイトに掲載していたものを転載しております(なお現在は閲覧できません)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 08:03:43
99859文字
会話率:24%