月を追うように、私の願いは叶わないのでしょうか――
太陽の昇らない幻想的な異世界で、一人の巫女と使婢たちが織り成す和風ファンタジー。
ある満月の夜、眠りにつこうとしていた美月睡蓮は不思議な声を聞く。その声を追ってやって来た近隣にある石上稲
荷大社で、人の姿に変えた八咫烏の太秦から、陽の巫女(ひのみこ)であることを告げられた睡蓮は、幼馴染みの石上昂と一緒に「ヤマト」と「ハヤト」の思想が二分する、使婢に護られた世界・倭に顕現した。
元の世界に戻る条件でもある、太陽の化身の大御神を再び降臨させるため、須佐神が生んだ怨霊の浄化をすることになった睡蓮だが、須佐神側のヤマトが見せる理想郷に、倭の民衆は随分救われている様子だった。
太秦率いるハヤトの一員として暗躍しつつ、睡蓮は夢を介して大御神の言葉を貰いながら浄化を進めていくも、それは時として、須佐神によって病魔から解放された者や、息を吹き返した者の命、そしてその家族の幸せを奪うことに等しかった。
心が折れそうになっても身の危険にさらされても、健気に振る舞う睡蓮に、使婢たちは次第に心から信頼を置き、惹かれていく。しかし両親を事故で失っている睡蓮の気持ちを察する昂は、ハヤトの思想に疑念を抱いてしまうようになり……。
※逆ハーレムもので、ややセクシャルな表現もあります。
ノベルアップ+、ラノベストリートにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 19:42:21
38923文字
会話率:51%
一般に10月は神無月と呼ぶが,出雲においては神月または神有月と呼ぶ。日本中の神々が出雲大社に集まるからである。この時期,出雲以外の土地に神様が全くいなくなってしまうのかというとそうではなく,ちゃんと留守番の神様も存在しているそうである。神々
は出雲まで遊びに来たのではなく,仕事をしに来ている。
いましも、全員が厄年を迎える一家を、どの神様が引き受けるか話し合っていた。
結果、とある神様が引き受けることとなった。
木村一家は、そんなこととは知らず、各々いつもと変わらぬ生活を営んでいた。
神様の決定は、あらたかに現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 21:46:14
6002文字
会話率:58%
日本の神道を裏側でまとめる日の宮大社。
そこで行われる襲名式で、襲撃が起こる。
主人公氷雨美子(ひあめ みこ)は兄の襲名式を見学していた。最後の儀式、天羽々斬(あめのはばきり)の継承が行われようとした時、影という異形の敵に境内は襲われる。
影と戦っている最中、災厄の神霊、禍津日神(まがつひのかみ)が現れ、美子とその兄、氷雨尊(ひあめ たける)は重傷を負ってしまう。
絶対絶命の中、美子は手にした天羽々斬の声に導かれ、その力を解放する―――折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-06-25 20:14:13
3762文字
会話率:44%
野間初男は水晶を買い求める為に山梨県の昇仙峡の水晶房に行く。主人和田健二から水晶のペンダントをプレゼントされる。そして故郷の和田村の和田健一に荷物を持っていってくれと頼まれる。
和田村の和田健一の家に立ち寄った野間は和田健二がくれた水晶は
この近くにある物見石山の麓ににある石山部落でしか採れない貴重な水晶だと教えられる。石山部落に行くことを和田健一から勧められる。
石山部落に入った野間は村長の石神家に立ち寄る。そこで“しの”という妙齢の女性に引き合わされる。しのと共に物見石山の麓にある湖を巡り歩く。そして石神家で一泊してしのと一夜を共にする。
常滑の自宅に帰った野間のもとにしのがやってくる。2人は1年間夫婦のような生活を送る。しのが妊娠して、出産間際に野間の家から姿を消す。
彼女は物見石山の麓の湖の地下深くにある水晶宮に帰ったと知る。それからしばらくして、東京で暮らしている野間初男の伯父が死亡。葬式の為に野間は東京に行く。
葬式後伯父の娘が婚約者と一緒に、婚約者の実家の山梨県石和町に行く。そこで婚約者の祖母が和田村の出身であること、出稼ぎで和田村を出る前に石山部落でしのに会っていることを知る。といってもそれは大正時代の事である。祖母の話から野間はしのが水晶の精であると知らされる。
翌日婚約者の家から和田村まで直行して、徒歩で石山部落まで行く。
しのに会うためには湖に飛び込んで地下深くにある水晶宮に行かねばならないと教えられる。死ぬことも予想される。野間は死を覚悟で湖に飛び込む。
必死の思いでしのの待つ水晶宮に入るが、そのとき野間の肉体は消え去り、魂の世界でしのとの永遠の至福の世界に入る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 15:32:44
49335文字
会話率:13%
坂本は名古屋の古本屋で本を買う。題名がオリオンミステリー。この本でエジプトの3大ピラミッドの配置がオリオン星座の三ツ星に比定されている事を知る。そして坂本は常滑の常石神社、大善院、神明社の配置もオリオン星座の三ツ星の配置に比定している事を
知る。
常石神社を伊勢の夫婦岩に比定すると、大善院が猿田彦神社、神明社が伊勢市山添町の神山一乗院に乗る事が判った。ここが磯部家の財宝の隠し場所と推定した坂本は、伊勢にいる磯部珠江に連絡。神山一乗院に行く日に珠江に会う事を決める。
知人の親が亡くなり、神山一乗院に行く日に葬式の手伝いを頼まれる。多忙を極めて、坂本はこの事を珠江に連絡しなかった。2日後神山一乗院に行く。そこで2日前に5人組の男達が坂本と同じ目的で当地にやって来た事を知る。彼らの内の1人の風貌を知った時、磯部洋殺害犯と推理した。そして坂本の行動は磯邊珠江を通じて、その犯人たちに筒抜けだと知った。神山一乗院は磯部家の財宝の隠し場所ではなかった。
坂本はオリオンミステリーの再検討を行う。その結果常滑市保示町のオオワダツミ神社がと古社がオリオン星座に深く関係している事を知る。古社を夫婦岩に比定すると、オオワダツミ神社の比定地が財宝の隠し場所であると強く確信する。
平成9年10月9日、朝。
オオワダツミ神社の比定地は伊勢の内宮から南に行った水穴という所であった。ここには石(なめ)神社跡地があり、巨大な地底湖を抱える洞窟もあった。事前の調査でここが磯部家の財宝の隠し場所と確信した。
当日ここにやって来たのは磯部珠江、寺島広三、向井純、そして十数人の若い男女たち。彼らが磯部幸一、岸田洋殺害の主導者である。
ソロモンの財宝(磯部家の財宝)が眠る洞窟に入ったのは、坂本太一郎、磯部珠江、寺島広三、向井純。
財宝に巡り合えたが、洞窟の壁が巨大な地底湖の崩壊により崩れて、坂本を省く3人は死ぬ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 08:35:20
57151文字
会話率:15%
坂本はアラタマ教団で向井や寺島広三達と別れた後、岸田洋の実家による。岸田洋の不在を知ると常滑まで直行する。
坂本の調査は何故伊勢に天皇家の宗廟として天照大神を祀る事になったのかを調べる事にある。そしてソロモンの財宝は島根に秘匿されたが、
日向の女王アマテラス一族の勢力が島根に及ぶにつれて四国の剣山に移された。
しかし神武天皇を頂点とした日向一族が大和を支配した時、剣山に隠された秘宝は伊勢に移される。伊勢こそニギハヤヒの長子猿田彦の支配地で、彼は磯部一族の祖先であった。
それと前後して、天照大神の御霊は大和の朝廷から出されて、各地を転々とする事になる。そして天照大神の御霊は最終地伊勢の地に鎮座する事になる。この時の天照大神はスサノオの子ニギハヤヒの御霊だった。時代が下り、天武天皇の皇后が持統天皇になるに及んで、天照大神の御霊は日向の女王アマテラスと宣言される。さらに時代が下り平安朝になると嵯峨天皇はスサノオ、ニギハヤヒを皇国の本主と宣告する。これは日向の女王アマテラスの否定であった。実際世間は内宮の天照大神をニギハヤヒと信じていたのである。天照大神が女王アマテラスとされるのは明治になってからである。
伊勢神宮は内宮と外宮に分かれる。
昔は外宮優位であった。今でもその名残としてまず外宮を参拝してから内宮を参拝する。しかし明治になって内宮優位が確立される。しかし外宮は伊勢の町に寄り添う様にして建立されているが、内宮は街から離れた場所に鎮座している。その理由を坂本はソロモンの財宝の秘匿場所と関係があるのではないかと推理した。
内宮が天皇家の宗廟として確立され20年ごとの遷宮が定められるのは天武天皇の頃である。そして持統天皇は伊勢行幸を何度となく繰り返す。
ソロモンの財宝の秘匿場所を知る磯部一族が常滑にやってきたのもこの頃と考えられる。
坂本は磯部一族は内宮外宮の建立場所を逆利用して、財宝の在り処を、常滑の地に封印したのではないかと考えた。
そして、坂本太一郎は岸田洋の行方が気になる磯部珠江、岸田洋の妻と共に伊勢に行こうと計画を立てた時、岸田洋殺害の悲報が飛び込んでくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 10:08:28
62930文字
会話率:9%
GW最後の二日間、福岡へ小旅行に行った。板付遺跡で縄文時代に思いを馳せ、国家の黎明期より続く聖域・宗像大社に行き、私は思う。巫女さんマジ萌える、と。
最終更新:2023-05-14 16:52:04
5484文字
会話率:13%
神さまの祝福で、体が羽根のように軽くなってしまった女子高生・風香。
その祝福をご返却するために、片想いの相手・悠太とふたりで出雲大社まで旅することに。
突風で吹き飛ばされてしまったり、ひととは違う体がバレそうになったり、悠太にふざけて横抱き
にされたり…。
どたばたの道筋でいっそう気持ちは揺れていく。
そんな悠太との二人旅は嬉しいけれど、彼はもうすぐ「好きなひと」に告白する予定でーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 08:00:00
10568文字
会話率:48%
俺の名は冥神刹那、日本で一番自然と怪異が調和している街、冥界之街に住んでいる高校生だ。
ある日、大地震が起きた次の日、俺達一族を束ね、この街の真の支配者でもある御始祖様(自称冥神を名乗る見た目18~9ぐらいの美少女人外)から俺達一族に招集が
掛かり、冥神大社と言うこの街一番の宗教施設に義妹の愛理と向かう途中、一人の悪魔を自称する人外少女と出くわした。
これは悪魔が来りて始まった俺の非日常である。あ、いや、考えてみれば元々、非日常だったわ・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 14:58:28
3869文字
会話率:34%
ひらりんひらりん、ふよんふよん。
出雲大社から家出したわたし、一反木綿。
今日も自由気ままに飛んでいく。
最終更新:2022-12-10 09:35:25
3481文字
会話率:18%
出雲大社の御祭神、大国主神の仕事は、願いの種を蒔いて見届けること。それが花を咲かせるかどうかは当人次第であるが、今日も大国主神は人の子を見守っている。
最終更新:2022-12-04 17:57:33
840文字
会話率:0%
長い時間でずっと小説を書こうと思ってる、しかし中途半端で諦めて無駄した。ファンタジーの世界は想像力が必要だ、リアルな現実を表現したらいろいろ詰まった。そんなこんなで今回の小説を決定しました。リアルの世界で設定もそのまま、ファンタジーの要素に
して観光名所をいろいろ回りして紹介する、最初選んだ場所は京都府。
ちなみに、自分は台湾人です。今回の小説はここで発表することに決まったから日本語も勉強兼ねて書くが、用語が間違えったら是非とも教えると嬉しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-06 22:45:31
226289文字
会話率:1%
大学生の僕は夏休みを利用して奈良にある叔父夫婦の家に来ていた。ある日、見知らぬ老人に呼び出されて春日大社へ行ってみると、謎の美少女とともに飛鳥時代へタイムスリップすることに……。千三百年の時を超え、地球外生命体をも巻き込みながら、歴史を守る
ため壬申の乱の渦中へ飛び込んでゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 20:26:21
65634文字
会話率:53%
伏見稲荷大社を舞台に稲荷神・白眉からあんじー暗殺指令を受けた妖狐玉三郎があんじーを陥れる。英雄の窮地に立ちあがる妖怪達が稲荷山に攻め入り大混戦に。果たして無事救出できるのか?
最終更新:2022-01-03 03:09:46
13747文字
会話率:56%
龍の鱗を衣装に変えて、爪を鳴らして舞台に上がる、空を震わせセリフを吐くは、大慈大悲の女優道!そう、あたしこそが!天衣無縫の小劇場女優様だッッッ!
諏訪大社系水龍の娘、水谷三八子は幼い頃に観た舞台に憧れ、舞台女優となる夢を持っていた。そして
彼女は高校を卒業するやいなや夢を叶えるべく家出同然に上京、とある劇団に入団し、そのキャリアをスタートさせる……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 18:47:30
3462文字
会話率:48%
私が諏訪大社に行って感じたことを取り留めなく書いております。
最終更新:2021-10-17 15:40:06
1871文字
会話率:3%
京都加茂川に浮かんだ中年男の遺体。ジョギング中の事故なのか、男の首には出雲大社の御守りが掛かっていた。早速調査に乗り出す京都府警の熊野巡査部長。
一方、S大学歴史研究会の星里鈴は、歴史オタクの小八木たちと共に丹後半島沖にある犬養島で犬養家の
儀式を手伝うアルバイトに向かう。
古代丹波国に起源を持つ犬養家が所有する無人島の犬養島で十年に一度行われる鎮魂儀式。この島に伝わる鬼火伝説と連続不審死。警察庁人事課課長星里崇のひとり娘、星里鈴が、サスペンスあるあるの無人島事件で活躍するシリーズ第二弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 18:28:04
150459文字
会話率:55%
神社に祀られ、神様となった徳川家康(イエヤス)、坂本龍馬(リョウマ)、そして、ミチザネ(菅原道真)。他の神様たちと比べ、人情味あふれる三柱の元ニン(元人間)の神様は、苦しむ人間を助けることを出雲大社の神有祭会議で提案。しかし、その他の神様達
から賛同を得られず、挙句の果てに人間の姿にされる始末。そして、現代の人間となった元カミ(元神様)三人衆は旅に出るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 23:12:57
1665文字
会話率:34%
<<日本神紀>>の外伝に当たり、出雲大社での神在月に備え、準備をする出雲の神々が描かれています。
最終更新:2020-10-17 20:00:00
4121文字
会話率:26%
2021年
特殊能力と科学技術が共存している世界
彼らが住んでいたのは、本土から遥か遠い位置にある人工島「鈴海」だった
特殊能力者が住まう鈴海には、その能力を使用して働くことができる防衛機関が存在する
その機関の名は「鈴海大社」
その機関の
入社試験に二人の少年が挑戦する春
それが、この物語の始まりとなる日のことである
これは「星紋(ステラリープ)」と呼ばれる心の願いを具現化した武器や古来より伝わる魔術、そして人の限界を超えたものが使える超能力などを持つ人たちが住まう「鈴海」を舞台に、大社に属した三人の少年たちが繰り広げる、出会いと別れ、そして願いと戦いの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-14 18:37:59
17518文字
会話率:57%
小山田は、中学卒業し、瀬戸内の漁師見習いとなった。友人の真崎は、農業高校園芸かを出て実家の桃農園を手伝った。2人とも麻雀、競艇が好きで、暇があれば一緒に出かける同じ年の友人だ。小山田は、快活で女にもてたが、真崎は、苦手になった。それでも大き
な果樹園を持つ農家だったので、同じ町の洋服店の娘と見合いして結婚した。その後、2人は、日本株投資で少しずつ儲けだした。小山田は、プレイボーイであったが、性格の良さで・・・。アルファポリスに重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-18 19:08:27
155538文字
会話率:2%
副島家は名門で裕福で大きなお屋敷を持っていたが、戦後、落ちぶれた。
しかし、副島行雄は訳あって北信電機製作所に勤めて、その会社の
美人秘書、絹子と1958年に結婚。その後1959年2月27日に
長女、恵美子を難産の末、出産したが、その後、子
供を
産めない身体になった。そのため、恵美子の教育には力を入れて、
小学校、中学でも、英語、数学が得意な元気な娘に育った。
その後、優秀な成績で卒業し都立の名門高校に合格してた。
その都立名門校でも負けず嫌いの性格で猛勉強の得意の数
学を生かし理工学部を目標にし、家からも近い東京工業大学
をめざし合格し、卒業した。その後、完成まもないソニー
橫浜研究所に勤務してパソコンの研究の仕事を与えられた。
そのうち、会社の同期の若者のグループ交際で早稲田大学を
卒業し営業に配属された箕島巌男と会った。偶然に彼の姉・
路子さんがと同じ東工大出身と言うことで急接近した。
やがて結婚し彼が世界各国を転勤し出世したが激務で身体を
壊し営業から教育研修課へ移動した。その後、奥さんの恵美子が
ソニーを退職して義理の姉、路子さんと株投資と投資教室を開いて
次々と成功していき、収益金を世のため人のために施し・・・
と言うストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 13:16:09
35721文字
会話率:0%
旧暦の十月には出雲大社で全国の神様が持ち寄った願い事が話し合われる神議りが行われます。この物語には、ある里山の小さな社を訪れた少女、大学生、アナウンサー、看護師、芸人、研究者、老医師の、声が漏れる、声を変えたい、声を出したい、声が震える、
声が老いた、声を創りたい、そして、声を譲るという、神議りを託された声にまつわる悩み事が書かれています。願い事ではないのですかと、どこからか、ため息が届いてきそうですが、悩みとは願いなのです。そしてそれは誰かに何かを伝えたいがために作られた縁なのです。縁がほどけたり、絡まったりすると悩みが生まれてきます。だから、悩めば、もう一度紡ぎなおさなければならないのです。それは、聞こえる聞こえないかは関係ありませんが、自らの意志で発しなければならないということです。きっと、悩みがなくなれば、参拝どころか、神様にありがとうございますと感謝で手を合わせることすらしなくなるかもしれません。もし、そうなれば本当は良いのですが・・・。そう願う読者は、もはやこの物語の余白に自身の声で語り始めているに違いありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-14 15:06:52
289768文字
会話率:50%