進み続ける技術と共に増していく犯罪は最早ただの人間では対処しきれなくなっていた。
警察は対処出来ず、軍隊を動かすわけにもいかない。政府はその中間を担う機関を新たに創設した。「特務治安維持機関」略称「特冶」は人ならざる「ピースキーパー」と「ホ
ムンクルス」による治安維持を行い。平穏な日々は綱渡りのような危うさを持ちながらも保たれていた。
主人公 有坂悠途も特冶の一員として治安維持に勤めていた。
1人孤独に任務を遂行する悠途。上司から相棒として(嫌々)共に行動する事になった銀髪碧眼の少女は感情を失っていた……
感情を失った少女と相棒を作らない青年の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 03:34:01
21013文字
会話率:42%
赴任して一ヶ月が経ったある日、学校司書の谷崎琴音は図書室でピアスを開けようとした男子生徒、立原葵に目を奪われる。「大人しく従いそうなやつにだけ大人は強く出る」と言う立原葵の突き放すような警戒心と、その裏に見え隠れする今にも壊れてしまいそうな
繊細さに琴音は次第に惹かれていくが、ある日を境に立原葵は図書室に姿を見せなくなる。未成年の危うさや繊細さ、そしてそれが壊れる瞬間の美しさの先に待っているものとは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 22:43:37
22951文字
会話率:55%
今日の昼は「すしだ!」朝からすしを食べると決めていた男のはなし
口人格ってのがある。今日はカレーの口、ラーメンの口、ピザの口のように。何を食べたいかなんてのは、頭よりも「口」が決めてるんじゃないかってくらいに、理性が働かない。そんな今日の
お昼の口は「すしの口」。寿司ではなく、鮨を食いに朝から準備して出かけた男。いつも前を通りかかるだけの、気になる鮨屋「とめ鮨」。意を決しての初「鮨屋」。寿司ではなく鮨。そこで出てきた驚きの「すし」とは?
いつも、誰かに何かを決められている、自分の意志なんてないんじゃないか、お昼ごはん何食べたい?なんてのも自分の意志すらないんじゃないかと、そんな「自分の意志」の危うさについて、考えた時に着想した短編です。
読んだあなたは、何の「口」になるでしょーか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 11:27:03
4537文字
会話率:41%
クラスメイトの女子の手首の秘密を見てしまった「僕」は……⁉︎
思春期の危うさと鬱屈とドキドキを描いた短編小説です。5000字ちょいで完結しますので、最後までお楽しみください~!
最終更新:2024-01-31 13:51:53
5362文字
会話率:9%
刑事事件の裁判には“疑わしきは罰せず”という原則があります。これは、公権力という強すぎる力をコントロールする為の制約だと言えるでしょう。
ところが、現在社会では、巨大な影響力を持っているにも拘わらず、このような制約がほとんどない力が世の中に
は存在しているのです。法的手段を介さず、規範から逸脱した者に対して制裁を行う…… いわゆる“社会的制裁”ですね。
そして、雑誌社はこの社会的制裁を引き起こす力を持ってしまっています。
現在、松本人志さんの性加害疑惑が話題になっていますが、これは単なる芸能人のスキャンダルという枠で捉えるべきではなく、「社会的制裁をどう抑えるのか?」というテーマから考えるべき問題です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 20:34:51
5984文字
会話率:3%
寝てしまえば、全て遠い昔になる
そうやって忘れていくしか無いのだ
我慢しがちな少年の危うさに、人は図らずも惹かれてしまうものなのだろう
最終更新:2023-09-21 08:24:00
477文字
会話率:39%
「お前、パーティーから抜けろ」
底辺職だと馬鹿にされ、勇者パーティーから追放されてしまったテイマーのギル。彼は人間に奴隷にされたエルフや迫害されている人間と魔物のハーフの女の子を仲間にし、勇者に復讐を果たしていく。
だがそれは全て勇
者である俺の計画の内だった。
魔物を操り復讐という個人の感情に支配されるギルの危うさに気づいていた勇者である俺は、自分勝手な復讐から逃れながら魔王討伐の使命を果たしていく。
これは追放されて復讐に燃える悪人と、復讐されながらも使命を果たす勇者の俺の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 08:03:42
7598文字
会話率:53%
毎週水・日曜更新予定
幼馴染である氷川直美が毎度のごとく思いつきのまま試したある儀式が、本当に魔王を呼び込んでしまう。
しかし、魔王はなぜかスナメリのぬいぐるみに宿り、どちらかというと無害なマスコットと化す。
それでも、時折取り戻す力は不
発弾のような危うさを秘めており――
苦労性の少年、柏木啓太の明日はどっちだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 20:10:46
62012文字
会話率:42%
大人の真似をし、背伸びをしたくなるのは子供のさが。
しかし、それを自分の手でやろうとするときは大きな危うさが伴うこともあるでしょう。
最終更新:2023-07-30 21:00:00
2862文字
会話率:0%
誰もが絶望する瞬間も、彼は光を見つめている。
普段から闇を抱えるが故に、その不完全さを知る。危うさとしたたかさを共に持つキャラクターは、物語に深みを与えるように感じます。
最終更新:2023-06-06 02:26:30
501文字
会話率:0%
子宮は宇宙なのだと思う。 想像するにそこは静寂で、この世界のあらゆるものから遠ざかった、静謐な世界なのだと思う。
✳︎
終わりのない不妊治療は続く。
泥土が堆積したこの子宮に、白く可愛らしいスノードロップは咲くのだろうか。
✳︎
不妊治療
による心の危うさの描写があります。苦手な方はご注意ください。
お読みいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 17:21:58
5821文字
会話率:44%
(こんなにも……俺はお前を、愛している)
全身が、泡立つような感覚。自分を作り上げる細胞の全てが、ニルヴァを欲しているのだ。
(ニルヴァ、他の男に渡したくない)
心が、危うさへと傾倒していく。
(俺の、……俺だけのものにしたい)
欲
にまみれていく自分を感じると、ラドラスはそんな自分を、心底恐ろしいと思った。
✳︎✳︎✳︎
乱暴者の第二王子ラドラスと青い瞳の第四王女ニルヴァは、人とは違う容姿から兄弟や周りからつまはじきに遭い、辛い思いをしながら生きてきた。乱暴者となり不器用に生きるラドラスと、みなに敬遠されながらも心の優しさを手放さなかったニルヴァ。そんなニルヴァを王女とは知らずに、ラドラスは暴力によって自分のものにしてしまう。
純粋で切ない恋、というのを目指したいです。終わりました。読んでくださった方がお一人でもいらっしゃるなら。心からの感謝の気持ちが届きますように。ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-07 14:33:24
109726文字
会話率:36%
『古事記』・『日本書紀』や中世日本紀、古史古伝などの日本神話を題材としている小説です。
初めはただ空であった世界。ある時、そこに創造主である毘紐が出現し、梵天や盤古ら多数の造物主を誕生させる。造物主たちはそれぞれに天地を創造してあらゆる
事物・事象を生成する。空亡もまた造物主として神の国たる日本を造るが、神国が孕む危うさを感受した如来たちは、その粟を散らしたような辺土の衆生を救済せんとする。空亡の被造物である神人や人間は造物主と仏法の間で揺れ動き、神仏の織りなす物語が幕を開く。
pixivにおいても以下のものを掲載しています。
「系図」:登場人物一覧(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10553358)
「目録」:主要参考文献(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10625906)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 20:00:00
509157文字
会話率:22%
「見ぃつけた」猛獣のような男・グレンによって、屋敷に引き取られることになったユキ。最初はグレンのことを恐ろしく思っていたが、次第に彼の危うさを愛しく思うようになる。
最終更新:2022-08-21 09:00:13
7354文字
会話率:43%
それはAIチップ、引力・斥力を詰め込んだ夢の遊具、通称マスターブレード。
コマの様に回転しては、瞬く間に敵を避け、切り裂く。その危うさは、七輪が車載された、メルセデスの如し。
赤と青のLEDを巡らせながら、夜をかける。朧げに廻る。
抜け
出せぬライクア・蟻地獄。その妙味に惑わされたものの末路とは・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 20:00:00
6875文字
会話率:27%
吸血鬼が社会に溶け込み、人間とほぼ変わりない生活を送っている世界。高校生で吸血鬼の山田薙は、ひょんなことからクラスメイトである一番ヶ瀬陽毬の血を吸ってしまう。
青ざめて平謝りする薙だったが、なんと陽毬は「これからわたしが毎日、薙くんに血を
あげます」と言い出す。心優しい天使のような女の子である陽毬には、ただ善良なだけではない一面があって……?
過去のトラウマから「誰かに必要とされたい」と強く願う陽毬と、そんな彼女の危うさが次第にほっておけなくなる薙。
果たして二人の不健全な共依存関係の行方は?
純情一途な童貞吸血鬼と、献身的すぎて危なっかしい処女のラブコメです。
※この作品はカクヨム・エブリスタにも掲載しています
※表紙・キャラクターデザインはsmzさんにしていただきました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 19:10:16
174886文字
会話率:45%
生徒同士で連絡を取り合う連絡網の風習が残る学校。
連絡網にしばしば、誰が最初の一人か分からない連絡が回ることがあるという。
独り歩きする情報が生徒達を惑わし突き動かす。
出所不明の情報が回り続ける連絡網に、一人の女子生徒が巻き込まれていく
。
連絡網という情報伝達の危うさを扱うホラーストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-17 04:58:04
5589文字
会話率:12%
騎士家系の娘であり自らも近衛騎士として従事しているクレアは突然決まった王太子との婚約に困惑を隠せない。
彼は歩けばぶつかるし走れば転ぶ相当なドジっ子。おまけに人見知りが物凄い。そんな彼に懐かれ幼少から世話をしてきた為に、本格的に公務に臨む日
を前に今まで隠せてきていた危うさがバレてはまずいと、フォロー役として婚約者に選ばれてしまったのだ。
彼のことを支えはしたい。だが、自身は彼より十も年上だし、そんな理由での婚約なのだから彼はクレアに心などないとわかる。いずれ誰かを好きになる日が来るかもしれない。しかしそれを止めることはもちろん、隣にいながら受け入れることも密かに王子を慕うクレアには出来そうにない。
出来るなら婚約破棄でもしてほしいが、それも叶わず婚約披露当日を迎えてしまう。
王子との歳の差から好奇の眼差しと心ない雑言を浴びるクレア。そんな折、今日の今日まで愛らしく危なっかしい子どものままだった王太子が豹変して……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 21:31:20
15878文字
会話率:43%
みなさんは、「DHMO」という物質のことをご存じだろうか。
「DHMO」は、人体に多大な影響を与える物質である。
「DHMO」は、地球環境や人間の経済活動にも多大な影響を与えている。
「DHMO」は、その危険性にも関わらず、全く規制のない
まま、頻繁に用いられている。「DHMO」の危険性は、既に30年以上前から語られており、規制を求める運動も起こっている。しかし、その運動が実を結んだことはいまだにない。
みなさんはこのことについてどう考えるだろうか。
※DHMOについては既知の方も多いと思う。既知の方は前半の警鐘の部分は読み飛ばして構わないので、結論の部分だけでもお読みいただきたい。また、このエッセイは後半に重要なことが書かれている。あらすじや前半部分だけを読んで人に伝える等の行為は厳に控えていただきたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 07:00:00
4368文字
会話率:3%
時代は繰り返す。戦争直前のような危うさがある。
キーワード:
最終更新:2021-10-17 00:27:48
374文字
会話率:0%
南戸 進(ミナミへ ススメ)が3度目の南極観測隊員として、また日本の代表団副団長として南極観測船《しれとこ》に乗る。ただし今回はススメだけでなく妻と3人の子供に義理の母まで連れていく異例の出発だった。1度目の参加でミナミに出会い、2度目に
は新種生物サラドンを発見し、今回はその生物に感染されたかもしれない子供たちと共に、某国の南極ゲンパツ計画を何とか中止させる交渉に赴くのだ。
(ここまでが第1章)
勝ち目のない交渉に絶望しそうになりながらも、家族の総力を結集して、某国代表団を渡り合おうとするカナタ。しかし思う以上に某国の壁は厚く、とても太刀打できそうにない。ついには手段を選ぶ余裕もなくサラドンの協力を仰ぎ、氷底のイザナミ湖だけでなく南極や地球の環境を護持するための闘いに挑んでゆく。幸い謀略は思い通りに進行するが、逆に某国の怒りの逆襲を招く結果になってしまう。
(ここまでが第2章)
ついに某国が本気で牙を剝いてきた。あの手この手で裏切りの自国の代表団を粛清にかかる某国元首と側近のギール。某国のそれなりの武装に対して、拳銃とヘリしかない昭和基地をどのように護るのか? 戦争5分前のような危うさの中、南戸一家の作戦に全員が命を張って闘う。
そんな中、長女セイラを庇って長男カナタが銃弾を浴び、氷原に倒れる。闘いを経て悟る一家の絆とは…
(ここまでが第3章)
アメリカの詩人、ロバート・フロストの「抜け出すための一番の方法は、やり抜くことだ」という名言を軸に、南戸一家の絆の物語を描いていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 18:13:59
170711文字
会話率:54%