「聞きました?"あの"ご令嬢がまた婚約者のいる男性を誘惑したんですって…」
「あら嫌ですわ…言うほど見目も良いかしら?こじんまりとはしてますけど…ねぇ?」
男爵令嬢レティシア・ヴァンルークは令嬢の間で"小動物
系悪女"と呼ばれ悪い噂が絶えなかった。
桃色がかった淡い茶色の柔らかい髪はふわふわと緩くウェーブし、丸く大きなアクアマリンの瞳は常に潤んでいるように輝いている。華奢な体と平均よりも小さい身長はその容姿の可愛らしさと相まって、男性の庇護欲をかき立てる小動物を彷彿とさせた。
「僕の婚約者も令嬢みたいに可愛らしい方だったら良かったのに。」
「君は僕が守ってあげるからね。」
令息たちからは一方的な好意を受け、それにより令嬢からは一方的な敵意を受ける。レティシアは、この状況に嫌気がさしていた。
『誘惑なんかしてないわよ!勝手に婚約者さんと比べないで!守ってもらわなくて結構!あー!もう!何もかも嫌!』
そんな巷で噂の小動物系悪女がひょんなことから一人の男性に一目惚れし籠絡しようと試みる。
『すすすすすす!!…す!…すすきが…見頃の季節になりましたわね…』
「…用はそれだけか?」
恋に超奥手な小動物悪女が、一目惚れした冷徹公爵を籠絡するまでのお話
処女作になります。アルファポリスでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 22:00:00
2285文字
会話率:44%
「君を愛することはない」
齢十歳にして、婚約者候補に対して完璧なる冷徹公爵仕草の美少年、ミシェル。
「そんなこと言うものじゃないって……!」
同い年の友人として彼をいさめたフレデリク。
すると、話は思わぬ方へと向かい……。
「じゃあお前
が婚約者になるか?」
ミシェルに言われたフレデリクは、(こんな友人放っておけない)と謎の責任感を発揮し、
「喜んで!」と答えてしまう。
一方、まさかそんな返答をされると思っていなかったミシェルは「よせ、本気にするな」と焦るも手遅れ。
実はミシェルは事情によって男装している少女だったのだ。
そしてもうひとつ、大きすぎる秘密を抱えていた。
※完結まで執筆済み、全7話(約3万字)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 07:00:00
31583文字
会話率:24%
前世で不幸続きで最後には友人に殺されてしまった主人公。そんな主人公は生きているうちに魂が歪になってしまい輪廻の輪に入ることができなくなっていた。そのことで神と思われる超常の存在から転生することを教えられる。そしてその際に自分の対価に見合っ
たユニークスキルをもらい転生する。
転生した公爵家で今度は誰も信頼をしない人生を歩んでいく。
第一章こうして転生し盤石な人生を手に入れる。
無事に転生した先はゼブルス公爵家という王国でも有数の公爵家。そこで彼は強くなり前世の知識で財を築いていく。ただそれをよく思わない者達が横やりを入れてくる。はてさて、彼はどのように対処し、どのような人生を送っていくのであろうか。
第二章 学園の始まりと騒々しい夏休み。
第三章 夏の裏側と緩やかな秋。
第四章 雪の下の黒いもの
第五章 新たに芽吹くもの
第六章 友好か敵対か
第七章 では、外国へ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 19:00:00
2355914文字
会話率:55%
前世で不幸続きで最後には友人に殺されてしまった主人公。そんな主人公は生きているうちに魂が歪になってしまい輪廻の輪に入ることができなくなっていた。そのことで神と思われる超常の存在から転生することを教えられる。そしてその際に自分の対価に見合った
ユニークスキルをもらい転生した。
転生した公爵家で今度は誰も信頼をしない人生を歩んでいく。
※題名改名しました。『冷徹公爵の異世界人生』→『冷徹公爵の異世界人生~助けてほしいだと?なら見返りは?~』
第一章こうして転生し盤石な人生を手に入れる。
第二章 学園の始まりと騒々しい夏休み。
第三章 夏の裏側と緩やかな秋。
第四章 雪の下の黒いもの
第五章 新たに芽吹くもの
第六章 友好か敵対か
第七章 では、外国へ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 12:00:00
920857文字
会話率:52%
ある日、ミーアのママが突然、小説の世界だ、とか変なことを叫んで、家を出て行った。
残された幼いミーアがママの帰りを待っていると、現れたのは冷徹と名高い公爵だった。
「お前の母親と契約結婚した」
と突然言われ攫われるように公爵領へ。
これは
、自分の居場所を見つけるミーアの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 00:30:11
13822文字
会話率:36%
伯爵令嬢であるグレイスは、ある日婚約者から理不尽な婚約破棄を告げられる。あまりにも突然な出来事に頭を悩まされていた彼女を追い込むかのように、今度は婚約者の浮気相手である男爵令嬢が現れる。彼女によって呪いをかけられた紅茶を飲んでしまったグレイ
スは、か弱い猫の姿に変えられてしまった。行き場を無くしたグレイスの前に、冷徹で非道だと有名な公爵、テオドールが現れる。
初投稿です。出来るだけ毎日投稿を目指します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-12 21:00:00
30946文字
会話率:37%
ある日、男爵令嬢のミシェルが冷徹公爵と呼ばれるクーザ•ロバーツから婚約を受けることになる。
ミシェルの両親と姉から躾というなの虐待を物心つく前から受け感情のない少女となってしまっているため、「次の奉公先は公爵家ですか......」とただ思
うのあった。
心を持たないある秘密を抱える少女と嫁ぎ先の公爵との物語。
この物語は心身ともに壊れてしまった少女と冷徹公爵と噂さらる男のラブストーリーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-15 04:49:12
1912文字
会話率:36%
不思議な色をした瞳のせいで気味悪がられ、会う人間すべてに嫌われてしまう貴族令嬢のフリルヴェール。五度の婚約破棄を経験した彼女の心は冷めきってしまい、人間になんの期待もしなくなっていた。そんな彼女の唯一の癒しは動物たち。人間には嫌われても、動
物たちからは好かれる彼女は、大切な動物たちと慎ましく過ごせればいいと思っていた。
そして迎えた六度目の婚約。今回の相手は冷徹で有名な公爵様。人間嫌いらしい彼とは上手くやれないだろうと予想し、案の定初対面で仲良くする気はないと冷たくされる。お互いに干渉しないことを条件に提示されたフリルヴェールだったが。
「だったらちょうどいいわね」
開き直り、自分のやりたいことをすることに。彼女は別宅を借りて動物カフェを作ろうとしていた。すると度々公爵様がこちらを見ていて?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-13 11:00:00
11713文字
会話率:35%
アルカンティア王国の聖女として務めを果たしてたヘスティアは、突然国王から追放勧告を受けてしまう。ヘスティアの言葉は国王には届かず、王女が新しい聖女となってしまったことで用済みとされてしまった。田舎生まれで地位や権力に関わらず平等に力を振るう
彼女を快く思っておらず、民衆からの支持がこれ以上増える前に追い出してしまいたかったようだ。
成すすべなく追い出されることになったヘスティアは、荷物をまとめて大聖堂を出ようとする。そこへ現れたのは、冷徹で有名な公爵様だった。
「行くところがないならうちにこないか? 君の力が必要なんだ」
彼の一声に頷き、冷徹公爵の領地へ赴くことに。どんなことをされるのかと内心緊張していたが、実際に話してみると優しい人で……
一方王都では、真の聖女であるヘスティアがいなくなったことで、少しずつ歯車がズレ始めていた。
国王や王女は気づいていない。
自分たちが失った者の大きさと、手に入れてしまった力の正体に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 11:00:00
8021文字
会話率:34%
婚約破棄されても世界は終わらなかった__悪役令嬢に仕立て上げられ、婚約破棄をされたエマ。虐げられ続けた彼女を、ずっと見つめていた人がいた__冷徹公爵と呼ばれるシラーは、ここぞとばかりに彼女に愛を注く。傷ついた心も癒され、自分の幸せを考えるよ
うになるエマ。反対に、エマを陥れようとした元婚約者は没落していき…。※2.3話で完結予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 17:50:15
18525文字
会話率:45%
「セリーナ・マクギリウス。貴女の魔法省への入省を許可します」
婚約破棄され修道院に入れられかけたあたしがなんとか採用されたのは国家の魔法を一手に司る魔法省。
そこであたしの前に現れたのは冷徹公爵と噂のオルファリド・グラキエスト様でした。
「
君はバカか?」
あたしの話を聞いてくれた彼は開口一番そうのたまって。
ってちょっと待って。
いくらなんでもそれは言い過ぎじゃないですか!!?
⭐︎⭐︎⭐︎
「セリーナ嬢、君のこれまでの悪行、これ以上は見過ごすことはできない!」
貴族院の卒業記念パーティの会場で、茶番は起きました。
あたしの婚約者であったコーネリアス殿下。会場の真ん中をスタスタと進みあたしの前に立つと、彼はそう言い放ったのです。
「レミリア・マーベル男爵令嬢に対する数々の陰湿ないじめ。とても君は国母となるに相応しいとは思えない!」
「私、コーネリアス・ライネックの名においてここに宣言する! セリーナ・マクギリウス侯爵令嬢との婚約を破棄することを!!」
と、声を張り上げたのです。
「殿下! 待ってください! わたくしには何がなんだか。身に覚えがありません!」
周囲を見渡してみると、今まで仲良くしてくれていたはずのお友達たちも、良くしてくれていたコーネリアス殿下のお付きの人たちも、仲が良かった従兄弟のマクリアンまでもが殿下の横に立ち、あたしに非難めいた視線を送ってきているのに気がついて。
「言い逃れなど見苦しい! 証拠があるのだ。そして、ここにいる皆がそう証言をしているのだぞ!」
え?
どういうこと?
二人っきりの時に嫌味を言っただの、お茶会の場で彼女のドレスに飲み物をわざとかけただの。
彼女の私物を隠しただの、人を使って階段の踊り場から彼女を突き落とそうとしただの。
とそんな濡れ衣を着せられたあたし。
漂う黒い陰湿な気配。
そんな黒いもやが見え。
ふんわり歩いてきて殿下の横に縋り付くようにくっついて、そしてこちらを見て笑うレミリア。
「私は真実の愛を見つけた。これからはこのレミリア嬢と添い遂げてゆこうと思う」
あたしのことなんかもう忘れたかのようにレミリアに微笑むコーネリアス殿下。
背中にじっとりとつめたいものが走り、尋常でない様子に気分が悪くなったあたし。
ほんと、この先どうなっちゃうの?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 19:00:00
6804文字
会話率:18%
いつだって廊下の隅をうつむきながら歩く特待生のフィンレイ・ラウザーは辺境ド貧乏領のこのことで頭がいっぱいだ。恋?出世?夢?明日生きていくのに精一杯。波風立たせずひっそりと卒業して領地を引き継ごうと思い学園に通う。
しかし、とあることが
きっかけで取り巻きもいない嫌われ冷徹公爵令嬢と授業でペアを組むことになった。
はじめは冷や汗をかいていたものの、話していくうちに打ち解けていく。誰の前でも笑わない完璧な公爵令嬢の、心の底からの笑顔をみて恋に落ちた。
その笑顔のためなら男を見せる、二人の出会いはお互いの運命を変えた。そんな男爵令息の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 18:56:58
99469文字
会話率:41%
ソフィアは孤児だった。お金に困って詐欺集団と手を組んで、元悪徳宗教のニセモノ聖女として、人々からお金を巻き上げていた。信者の中でもひときわ異質な少年アルブレヒト・ローゼンミューラーは、ニセモノ聖女ソフィアを盲信し、強い執着を見せていた。
しかしソフィアはある日、周囲の人に何も言うことなく、遠い片田舎へ姿を隠してしまうのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 02:31:32
9099文字
会話率:27%
ルーベルト王国第一王女ローズは幼い頃に起きた事件を切っ掛けに騎士となる道を進み、敵国からは『血濡れの薔薇』と異名を付けられるほどの強さを得た。
しかし、騎士としての強さと引き換えに王女としての教育を一切捨ててきた彼女は、貴族令嬢達から「剣を
振ることしかできない脳筋王女」と陰口を叩かれてしまう。
それでも幼い頃に決意した気持ちを胸に一人の騎士として国防に専念してきたが、彼女が25歳を迎えた時に転機が訪れる。
二大公爵家の一つであるリアソニエ公爵家の若き当主カールから結婚を申し込まれ、父である国王はこれを承諾。
結婚に関して何も知らなかったローズは一時反対するも家族に押し切られて『冷徹公爵』の異名を持つ男性と結婚することに。
周囲に急かされながら結婚したローズが結婚初日を迎えると、夫となったカールとの会話は夫婦の会話とは言い難い上司と部下のような事務的な雰囲気の会話しか成り立たず、会話のキャッチボールが全然続かない。
それどころか、夫となったカールの眉間には深い皺が寄っていて終始不機嫌そうな顔を浮かべていた。
とんでもない男性が夫となり、公爵夫人としての教育に嫌気が差したローズは離縁を考え始める。
しかし、彼女が思っているほどカールは悪い男ではなかった。それどころか、誰よりもローズの事を想っているのだが……。
問題だらけな結婚生活と仕事を両立していく二人は、敵国からの陰謀に巻き込まれながらも徐々に互いの気持ちを知っていく。
果たして二人は幸せな結婚生活を送れる夫婦になれるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 22:09:46
101380文字
会話率:40%