「わり、いつ言おうか迷ってたけど、お前との婚約は破棄させてもらうわ」
それは唐突な婚約破棄だった。
彼のために尽くしていきたいと思っていたはずなのに、簡単に捨てられた玲蘭は、ただ彼を”ぶっ飛ばした”
「──ん?」
元恋人を殴り飛ばした
瞬間、そこは異世界だった。
「異界の聖女よ。我が名はフィリーディア国王、カルザード三世。この国を治める者である。そなたをこの場に呼び寄せたのは、余の命令によるものだ。感謝するがよい」
玲蘭を召喚した首謀者である王は、あまりにも横柄な態度でそう言い放つ。
隣にいる王子である勇者ランスも偉そうな態度ばかりで、こんな奴らに従うのは死んでもゴメンだと勇者を殴り、拒否する玲蘭。
しかし、聖女にしか扱えない『聖女の武具』を扱えずに笑い物にされ、追放される玲蘭だったが、唯一まともなもう一人の勇者であるウィルズの世話になる。
聖女の武具すらも扱えない玲蘭をわからせてやりたい勇者は自分で聖女召喚の儀を行い、見せつけるようにその力を暴力に使う。
「聖女の力など本当に持たぬ証拠だなぁっはっはっは! 偽聖女の無様な姿を拝ませてもらおうじゃないか!」
ただ見せ物として利用してくる勇者ランスに、玲蘭の怒りが爆発する──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 23:30:28
21600文字
会話率:40%
厄介体質の不器用男とその仲間達による、藁しべ武器開発ファンタジー!
はるか北に真竜の住まいたる山脈を望む、広大ながら名も無き森林。
魔獣の跋扈するこの森を相手に、人の生存領域を押し広げんと募られた開拓者達によって、開拓の最前線となるべき集
落が築かれた。
集落の名はドゥーロン。ドゥーロンの里と人は呼ぶ。
このドゥーロンの里にて魔獣と対峙する役目を担う武装開拓者の中に、ザインという一人の男がいる。
人並外れて腕が悪い、という訳でもないこの男が開拓者の中でも最下級に留まっているのは、馬鹿真面目で正直過ぎる……いわゆる損な性格と、とある厄介な『体質』によるものだった。
だがある日、一人の少女の導きによって、ザインは運命の出会いを果たす――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 21:57:28
61247文字
会話率:20%
魔族と人間によって起こった大戦争、フォーク戦争。偉大なる魔女によりその力を封印された魔族は、心に深い傷を負わされ国の片隅に追いやられた。一方、人間もまた深い傷を負い、この惨事を忘れない為に平和の祭典として「スプーン戦争」を作り上げた。五十年
に一度という長い期間で準備をし、行われる祭典は、玩具の武器のみ使用可能な模擬戦争である。そんなスプーン戦争の第四回目が、今年も開催されようとしていた。中央区・エトランゼで父と共に食堂を経営する少女、リゼ・フローレンスは、ある日自分がスプーン戦争における重役「旗持ち」に選ばれたことを知る。責任の重大さに困惑しつつも祭典を楽しみに待つリゼだったが、その日の夜、突然地区が何者かに襲撃されてしまった。それは二百年前のフォーク戦争で力を封印された魔族の生き残りによるものだった。第四回目のスプーン戦争は、平和とはかけ離れた混乱の最中で幕を開ける。平和とは何か、伝えていくとは何か。果たしてリゼは、祭典の本当の平和を取り戻し、地区を優勝へ導くことができるのか。ある17歳の少女の、嵐のような青春譚。さあ、遊び心に満ちた戦争を始めよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 22:00:00
215592文字
会話率:45%
リカルドは、強い精神と数々の物語を持つメキシコ人の祖父である。彼が若い頃に1ヶ月間行方不明になった話を孫たちに語り始めると、子供たちはまた「飲み会」の逸話だろうと身構える。しかし、今回は違っていた。リカルドは、実際には古代マヤの神に呼び出さ
れ、神聖な武器であるマチェテ一つを手に、危機に瀕した王国を救うために悪魔や幻想的な生き物たちと戦う使命を受けたのだと語った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 10:12:47
11055文字
会話率:58%
久住永遠は自他共に認めるぼっちの少年。
彼は有名進学校として知られる悠城学園に進学することが決まる。
きっと新たな学校でもこれまでと変わらず一人で過ごすことになるだろうと思っていた永遠は、入学式が終わった後の教室で突如眩い光に包まれる。
気
がつくと彼は同じクラスになった三十九人と担任教師と共に、見知らぬ場所にいた。そこは地球とは異なる世界の魔物が跋扈する迷宮だった。
戸惑う彼らに与えられたのはスキルと呼ばれる戦うための異能の力。クラスメイトたちが多種多様なスキルに目覚める中、永遠が手にしたスキルは『絆』だった。
人との心の繋がりを力へと変える無限のスキル。だが、肝心の持ち主は友達を作った経験のないぼっち。とても活かすことなどできない。
しかし、過酷な異世界を生き抜くためにも、永遠は友達作りという未知の体験に挑まなければならなくなる。
一癖も二癖もあるクラスメイトを相手に、永遠は友情を築くことができるのか?
ぼっちの少年が仲間との絆を武器に風変わりな青春を送る異世界青春ファンタジー開幕!
※カクヨムにも並行掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 09:10:00
262174文字
会話率:48%
『悪女ではありません、あなたの忠犬です!』
マルテキーズ王家の為に生きるように育てられたモニカ・マルテキーズは、皇帝暗殺の命を父より賜りアレキサンダー・バラルデールの元に嫁ごうとしていた。バラルデール帝国へ向かう森の中で、前世での捨て犬とし
ての記憶が蘇る。記憶と共に鋭くなる嗅覚と聴覚。さらに、ひたすらに王家の為に尽くしてきたが自分は家族により捨てられたことを察する。そして、新しい自分の主人になるアレキサンダーの忠犬になる事を誓う。アレキサンダーはマルテキーズ王家の企みに気づき、「魔性の悪女」との異名を持つモニカを警戒していた。悪女と忠犬の資質を合わせ持つモニカを理解するのは容易ではなかった。しかし、人間不信だった彼の警戒心は彼女の献身に気が付くと共に徐々に溶かされていく。モニカは鋭利な感覚と知略を武器に彼を狙う多くの陰謀に立ち向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 13:58:32
82010文字
会話率:24%
マレンマ・カスケードは浮気三昧の夫ミゲルとの生活に我慢していた。しかし、ミゲルが不倫相手を自宅に連れ込んだことで口論になり暴力を振られる。その瞬間、マレンマは自分が前世でバツ3の離婚弁護士だった事を思い出す。その場で彼女は離婚を申し出るも彼
には失笑された。リオダール帝国では不貞やDVでは離婚事由にならない。帝国の法を変えようと皇宮に出向いたところアラン皇太子と出会う。マレンマは自分の武器は弁護士としての経験だと思っていたが、最大の武器は前世で超美人だった事により板についた「モテ女ムーブ」だった。地味で目立たなかった彼女が急に魅力的に見えて戸惑う周囲。彼女の変化に夫は彼女の事が気になりだす。さらに、彼女は10歳以上歳下で半年後に皇帝に即位するアラン皇太子の心まで奪ってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 12:16:59
57480文字
会話率:25%
エレノア・アゼンタイン侯爵令嬢には秘密がある。サム国で孤児院から侯爵家の養女となったという異例の経歴の10歳だ。侯爵家の令嬢として参加が必須だったお茶会で18歳の王太子レイモンドから婚約者指名をされるが、拒否をする。しかし、彼は彼女の秘密を
知っていると脅し彼女に婚約するように強いてくる。エレノアの正体は帝国唯一のカルマン公爵家の娘だ。カルマン公爵家からは男を思うのまま操れる魅了の力を持つ女が生まれる。その力を武器に皇室権力を思うがままにしてきた家紋だった。しかし、エレノアは定められた運命に疑問を感じ、自分の能力を家でどんな虐待にあいながらも隠し続ける。彼女が能力を隠していることに気がついた、政敵のアーデン侯爵令嬢の手引きによりサム国に逃げる助けをしてもらう。人に期待しない事で魅了の力をコントロールしていたのに、人と深く関わることでコントロールが効かなくなる。純粋すぎる好意を向けてくる婚約者の弟君であるフィリッップ王子、不安な時を寄り添い続けてくれた幼馴染のハンス公子と深く関わるほどに自分の力を制御できなくなり悩み苦しむ。ただ何も考えず愛せる人間になりたいと願うようになっていく。
以前投稿した『逃亡した帝国の公女は他国の王子から目をつけられる。』の長編化です。主人公のエレノア公女の幼児期の話は『好きな人がいるので、この結婚はお断りします。』の番外編にも書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 07:09:50
103797文字
会話率:24%
幼い頃、召喚士としての才能を期待されていた少年レオン。しかし彼が召喚できるのは、弱くて誰も見向きもしないモンスターばかりだった。家族や村人から見放され、辺境の地で細々と生きる彼の運命は、自分を「マスター」と呼ぶスライムとの出会いで変わる。
次第に彼は気付く。弱いモンスターたちも、工夫や連携次第で無限の可能性を秘めていることを。そしてその数が増えれば、どんな強大な敵にも立ち向かえることを――。
貴族社会や学園での試練、異世界と現実の崩壊の危機を前に、彼は「最弱の召喚士」として仲間たちと共に歩む。彼らの絆はやがて強さとなり、世界を救う運命の扉を開いていく。
「弱さを知る者が、最強の軍団を築く。」
数と絆を武器に、レオンと100万の仲間たちの冒険が今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 15:56:22
9847文字
会話率:45%
倒れているところを2人の男女に助けられた学ラン姿の謎の少年。その2人の男女は「ある組織」に所属しており、助けた代わりにその組織に所属して仕事を手伝って欲しいと言われる。しかしその内容は「自然を抑えること」。何を言っているか分からないまま仕事
をさせられる。そして!何だこの世界!俺以外全員超能力持ってる!!手から水!口から炎!髪の毛から電撃!何が何だか分からないうちに襲来する敵!!でも俺に支給された武器はナイフ1本!超能力無いのにナイフ1本!!どうやって倒せばいいんだよ!!!
裏切り、謎の敵、謎の組織、仲間の死
なんとかこの超能力の世界を生き残れるのか...!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 02:15:59
3193文字
会話率:40%
不慮の事故により短い生涯の幕を閉じる。
加奈子が意識を取り戻すと女神が目の前に立っていた。そして言う。
「あなたは生前、誰に対しても分け隔てなく接し、周囲の者に幸せを振りまいてきました。まるで聖女のようです。まだまだ、これからというところで
不幸にも10代で命を落としてしまったあなたに聖女として、転生の機会を与えます。そして使命を果たすのです」
多分、人違いだ・・・・・。
これは、大したスキルを持たず、前世で培った嘘とハッタリを武器に世界を救う。人違いで転生した元結婚詐欺師が聖女として奮闘する物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 20:06:48
186939文字
会話率:36%
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を
作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行く。
アルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 12:07:51
75610文字
会話率:19%
孤児院で暮らす少女サブリナは、夢の中で色んな未来を見る。王子に溺愛される「ヒロイン」、逆ハーレムで嫉妬を買う「ヒドイン」、追放され惨めに生きる「悪役令嬢」。──だけど、どれもサブリナの望む未来ではなかった。「あんな未来は、イヤ、お断りよ!」
望む未来を手に入れるため、サブリナは未来視を武器に孤児院の仲間を救い、没落貴族を復興し、王宮の陰謀までひっくり返す大活躍! ところがその結果、王子や貴族令嬢、国中の要人たちが次々と彼女に惹かれる事態に……。「さすがにこの未来は予想外だったわ……」運命を塗り替えて、最高すぎる未来を楽しむ異世界改革奮闘記!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 21:33:50
34890文字
会話率:56%
とある王国に、「よし、増税だ」が口癖の宰相がいる。
「隣国が軍事予算を上げた。我が国に攻め入るつもりに違いない。国境の壁を高く長くしよう。よし、増税だ」
「軍事力を上げるためには、兵士の訓練と武器の増強が必要だな。よし、増税だ」
民は疲弊し
切っている。ひとりの少女が立ち上がった。
「あの、庶民の生活を知らない、増税おじさんを懲らしめてやる」
王国の民を守るため、義賊ネズミーが爆誕した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 04:07:48
4125文字
会話率:60%
衝撃だった。私ってこんなふうに笑えるんだって。
ライトノベルが好きでちょっぴり人見知りな女の子、斉藤優花。夏休み直前の日曜日に、行きつけの書店で大量の原稿用紙と千円の万年筆を買い込んだ。
使い道はもちろん、大好きなライトノベルの新人賞に
応募するため…………だったのだけれども、時代はペーパーレス。紙の原稿で受け取ってくれるレーベルはとっくの昔に絶滅していた。
三ヶ月分のお小遣いをドブに捨てて途方に暮れていた次の日、期末テスト明けで教室は文化祭ムード一色に染まっていた。
クラスの出し物が演劇に決まったところで、脚本は誰が用意するのかという議題でホームルームの進行は止まってしまった。
……もしかして、今チャンスなんじゃ?
根暗で引っ込み思案な主人公が、持ち前の語彙力を武器に携えひと夏の大舞台へと躍り出る。
「やろう。一緒に!」
この作品はフィクションです。実在の人物や団体、事件などとは一切の関係がありません。
この作品はカクヨム、ノベルアップ+でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 08:10:00
49132文字
会話率:50%
記憶喪失の死刑囚デュオは、今まさに首を刎ねられようとしていた。
彼の命を救ったのは、姫の使者を名乗る少女ローリエだった。
狂王の残党軍の襲撃を退けるため、デュオはローリエの力を借りる。彼女はアルマ――武器に変化する、加護を授かりしものだっ
た。
共鳴するふたりの心が、デュオの過去を呼び覚ます。彼の正体は、姫君と共に狂王を討った剣士だったのだ。
ローリエはデュオに問う。その罪を償う覚悟はあるか、と。
デュオの記憶の底に沈んだ罪の正体はいったい何なのか?
共鳴する心が謎を呼び、謎がふたりを引き寄せあい、引き裂いていく。
剣と魔術と共鳴の、アクションファンタジー。
完結保証。
アニセカ大賞応募作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 18:02:25
118824文字
会話率:40%
誰しも大なり小なりの魔力を持って生まれる世界で『かわいそうな魔力なし』として生まれたリネット。そのために幸せな結婚も憧れの仕事もあきらめ、持ち前の底なしの体力とやる気を武器に明るく前向きに生きる日々。
そんなリネットが働くことになった
先は、なんと『眠りの貴公子』という異名を持つ大会社の御曹司ファリアスのお屋敷だった。そこでファリアスがある秘密を抱え、ひとり苦しんでいることを知ってしまい――。
心に傷を抱えつつも明るく前向きに自分探しに励む主人公と、有能だが心に孤独を抱える不器用なハイスペ御曹司。そんなふたりが出会い、あきらめたはずの恋と夢が動き出していく。
じれじれゆっくり恋を育む恋愛&お仕事もの。モフモフ好きの方にもおすすめです。
※以前別タイトルで掲載した作品を大改稿したものです。
※じれじれほのぼの恋愛要素あり
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 08:10:00
219920文字
会話率:46%
かつて「投資の神様」と呼ばれ、数千億の資金を操った天才投資家は、陰謀によって命を落とした。しかし次に目を覚ました時、彼は日本を代表する巨大財閥・藤原家の三男、藤原龍之介として生まれ変わっていた!幼い身体に宿る前世の知識と投資の才能を武器に、
彼は家族内での後継者争い、そして宿敵・帝国財閥との戦いに挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 16:08:58
17535文字
会話率:45%
ハンター仲間から「お前と組んだら魔物がレアアイテムを出さない」と言われたウィザードは、ソロ狩りを決意。
直後、街へ侵攻する魔物を、主人公は初期魔法「エンチャント」で強化した武器によって撃退する。魔物に追われていた少女を助けた。
ヒロ
インは地位を追われた魔王の娘だった。
また、彼女がいると「装備を強化する宝石」を魔物が落とすようになった。
「レアでなかろうが、火力は出せる!」
「レアが出ないなら作ればいい!」
という結論に達した主人公は、幼馴染であるドワーフと結託。ノーマル装備にヒロイン製の宝石を埋め込んで、レアに匹敵する武器を開発。
荒廃した近未来的世界を舞台に、主人公は殴りウィザードとしてオラつく!
(セルフレイティングは保険です)
「第3回アース・スターノベル大賞」応募作折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 06:10:00
193833文字
会話率:45%
日本のある都市。
一人夜の街を闊歩する女・早渡神楽。彼女が日常目にしている風景は、殺伐としたものだった。そんな日常に、ある時小さな変化が起こる。今は気にするほどのものではないが、この先彼女を巻き込んで一つの事件に結びついていく。
賞金稼ぎを
生業とする神楽に、武器商人、闇医者などを巻き込んで、物語はヒトの範疇を超えた戦いへと拡大していく。
彼女が背負った運命とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 16:22:42
35782文字
会話率:38%
とある子爵家に嫁いだ儚げな美貌の令嬢リュシエンヌ。
結婚誓約書にサインをするだけのごくささやかな結婚式も、夫から告げられた「君を愛することはないだろう」という言葉も、彼女は穏やかな心で全て受け入れた。
何故なら貧しい男爵家に生まれたリュシエ
ンヌは、自分はいつか顔の良さを活かしてどこかの貴族の後妻か妾になるものだと思って生きてきたので、こんな『普通』の結婚が出来るなんてそれだけで幸せだと考えていたのである。
夫が過去のやらかしによって伯爵家から追放されていても、それ故に貴族達から冷遇されていても、リュシエンヌは持ち前のバイタリティを武器に強く・しぶとく・逞しく、時に激しく生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 12:10:00
25420文字
会話率:32%
転生先は死ぬほど課金し続けた乙女ゲーム、『ラブ☆マジカル』の悪役令嬢イザベラ?!
正直、婚約者になる予定の第二王子には興味が無いので、大好きなサポートキャラである庶民のウルシュ君と結婚させて下さい!!
商人の嫁に成って平々凡々に行商生活する
気満々なのに、ゲームの時のステータスと課金アイテムを引き継いでいた所為で、私ってばチート通り越して人間離れしている!!
これは悪役令嬢イザベラが、ポンコツな頭では使いこなせないチートを武器に、騎士団や冒険者相手に鬼ごっこしたり、連続誘拐犯と対決したりしながら、ウルシュ君とのハッピーエンドを目指す物語である。
2018/01/10にカドカワBOOKS様から書籍が出ました。2018/03/05~Flos Comic様にてコミック版連載開始しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 07:00:00
515036文字
会話率:28%
何もする気が起きない佐助の元に、勇者になってほしいというナノエが現れる。
佐助はナノエの熱意に押されて、話だけ聞いてみることに。
しかしそこでナノエのポンコツ具合が分かっていき、たいした武器も持っていないことが分かった。
これじゃ勇
者はできないと思ったんだけども、ナノエはとにかくグイグイきて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 13:26:18
40002文字
会話率:41%