――水の流れに身を委ね、ゆらゆら揺れる。
いつもと変わらない日常だが、俺は特に退屈はしていなかった。
というのも、透明な壁の向こう側には、いつも「ニンゲン」とかいう妙ちきりんな生き物が忙しなく出入りしているから、観察しているだけでも愉
快なのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 00:00:00
2033文字
会話率:45%
――人に向かってこのスイッチを押すと、その人はふにゃふにゃになるんじゃよ。
小学六年生のケンゴは、近所に住んでいる発明家のフジ博士から珍妙な発明品をもらいました。その名も“人をふにゃふにゃにするスイッチ”。消しゴムくらいのサイズの黒い小
箱で、そこには押しボタンが三つ付いています。つまり、三回まで人をふにゃふにゃにできるらしいのです。
「精神的にふにゃふにゃになるだけじゃ」
博士の説明を聞いたケンゴは、お父さんとお母さんに一回ずつ使いたいなと思っていました。それもそのはず、二人は年がら年中ケンカばかりしているのですから。
しかし、いきなり両親に使用するのは少し怖いなと思ったケンゴは、まずは学校にいる誰かで一回分だけ試してみようと思いました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 17:00:00
16498文字
会話率:53%
奥さんがメレンゲ・パイを焼くと……
最終更新:2024-05-23 00:00:04
2333文字
会話率:38%
その巨人は、九本の弦を張ったバイオリンを持っていた。
ひだまり童話館参加作品です。お題は「9の話」です。
最終更新:2024-02-22 00:17:36
7120文字
会話率:41%
タコの男の子は、迷子になってしまったシビレエイの女の子と出会いました。
ひだまり童話館参加作品です。「ふにゃふにゃな話」と「びりびりな話」です。
最終更新:2024-02-22 00:14:08
3357文字
会話率:40%
私は九番目の猫。だからいつもお腹が空いている。
最終更新:2024-02-22 17:00:00
2117文字
会話率:38%
寒い冬の日、死にかけていた猫は女の人に拾われた。
温かい家の中で、ふにゃふにゃになる猫のお話です。
最終更新:2023-11-22 17:04:55
916文字
会話率:25%
どうしても止められない!
カーテンをびりびりにしちゃう。
最終更新:2023-05-22 00:03:41
1138文字
会話率:32%
ぼくは、ふにゃふにゃのおばあちゃんのことが少し苦手だった。
きらいじゃないけど、少しいやだなって思う時がある。
最終更新:2024-02-22 00:07:39
2316文字
会話率:28%
ひだまり童話館開館9周年記念祭
おめでとうございます✨
ドラゴンの生贄になった少年のお話です。
最終更新:2024-02-22 00:00:00
3632文字
会話率:48%
ひだまり童話館「びりびりな話」参加作品です。
うさぎ、きつね、しか、村の動物。誰が悪者なのかというお話です。
最近は書くことしかできず申し訳ないです。どこかのタイミングで頂いた感想の返信はさせて頂きたいと思っています。よろしくお願いします
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 00:00:00
4057文字
会話率:55%
ひだまり童話館8周年記念おめでとうございます!
ひだまり童話館「8の話」参加作品です♪
あだ名がハチの瑛人(エイト)くんと隣の家の女の子のお話です。
最近は書くだけ読むだけで感想も感想返信もままならず申し訳ありません。
ゆっくり返信もし
ていきたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 00:00:00
7509文字
会話率:52%
小学3年生のカケル君は、かけっこが大の苦手。運動会はいつも、ビリの4位。
明日は運動会。授業でかけっこの練習をしますが、カケル君のヤル気はゼロ。
ところがその日の帰り道、カケル君は自分の影から文句を言われてしまいます。
「おまえと一緒だと走
りにくくて大変だ、ちょっくら離れさせてもらう!」
カゲがカケル君の足から離れてしまったから、さあ大変!
「ぼくのカゲ、まて~っ!」
カケル君はあわててカゲを追いかけますが……?
霜月透子様&鈴木りん様主催 ひだまり童話館「ふにゃふにゃな話」参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 23:51:46
5423文字
会話率:29%
たっくんのおうちに、あかちゃんがやってきました。妹のメリちゃんです。たっくんはお兄ちゃんになったのです。大人はメリちゃんをかわいいって言うけれど、たっくんはそうは思えません。おまけにお兄ちゃんは、静かにしたり、我慢したり、いいことなし。メリ
ちゃんはたっくんの髪の毛をひっぱっても、怒られません。――そうしてたっくんは、お兄ちゃんをやめたくなっていくのです。
新米お兄ちゃんやお姉ちゃんとなった子どもたちの複雑な気持ちを丁寧に綴ってみました。
霜月透子様と鈴木りん様による、ひだまり童話館「びりびりな話」参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 21:05:09
2979文字
会話率:6%
オレ、ユウタ。6才。毎週金曜は、保育園の帰りに母ちゃんとひぃじいの家に行く。オレ、ひぃじいが大好き!ひぃじいの家の気持ちよいお風呂で、一緒に海賊ごっこをするのがホント楽しいんだ。海賊には掟があったり、大砲ごっこもするんだよ。それとね、ひぃじ
いがいつも懐かしそう話すことがあるんだけどね、オレ、大人になったらその夢かなえてあげたいなあ。
――ひい爺とひ孫のお風呂場での微笑ましいやりとりと、元気な母ちゃんを描いた、家族の物語。
霜月透子さま 鈴木りんさま主催の「ひだまり童話館」開館8周年記念祭 参加作品です。
お題:「たぷたぷな話」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 00:00:00
4276文字
会話率:52%
わたしは関口晴香、小学五年生。塾の帰りに、近道の公園を通っていたら、青白く光るふしぎな猫に出会いました。猫は、わたしの大切なポーチを横っ腹にひっつけていってしまったから、さあ大変。急いで猫を追いかけて、わたしはふしぎなお店に迷い込んだのです
……。
ひだまり童話館「びりびりな話」企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 11:30:59
9871文字
会話率:44%
時は江戸。その年の日照りはいつになくひどかった。雨ごいのため、夜中、神社にお参りしていた百姓のせがれ、十歳の信八(しんぱち)と、その飼い犬、鳶丸(とびまる)は、奇妙な物音に導かれて、不思議な出会いをはたす。
全五話完結済み、約15000字で
す。
霜月透子様・鈴木りん様主催『ひだまり童話館』開館八周年記念祭(2023年2月22日開催)参加作品です。使用したお題は、「たぷたぷ」(メイン)、「ぬくぬく」「八」(サブ)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 13:28:38
15435文字
会話率:23%
ひょんなきっかけで迷い込んだ山里で、雑誌記者の「わたし」は、おばあさんから不思議な話を聞いた。七つ並んだ<こだま石様>にまつわる物語のはてに、「わたし」がたどり着く真実とは……。全三話、約9000字。
本作は、霜月透子様、鈴木りん様主催『
ひだまり童話館・7周年記念企画』参加作品です。選択したお題は「7の話」です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-22 10:41:20
8910文字
会話率:28%
小さな女の子が母親の入院のため、母親の実家に預けられた。
周りには何もない凄い田舎だ。
女の子の好きな、お菓子もオモチャも売っていない。
それでも、きれいで美味しいブドウがあった。
ブドウをポケットに入れて散歩に出かけた。
お婆ちゃんからは
雨が降るから近くにいるようにって言われていたのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 01:08:23
5185文字
会話率:30%
ツチノコ柄の湯たんぽの にょろろ は、心を込めて持ち主の美香さんを暖めていた。
それも春が来れば、次の寒くなるまで引き出しで眠ることになる。
はずなのに、まだ秋も来たばかりの頃に引き出しから乱暴に出された。
あれ?美香さん。風邪を引いたんだ
ね。
僕と、もう一人のツチノコ湯たんぽの にょろり と共に美香さんの熱を冷ますべく頑張った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 10:00:00
3430文字
会話率:27%
翡翠という名前の少年と、ビリジアン色の瞳からビリと名付けられた猫の友情を描いた童話です。
最終更新:2023-05-22 00:00:00
1152文字
会話率:20%
城下町に住む小学生・茉莉花はおばあちゃんが大好き。ずっと一緒にいられるものと思っていたが、ある日、変化が訪れる。
最終更新:2022-11-22 09:00:00
2194文字
会話率:35%
空の城に住むお姫様・エミリアはお友達のお姫様・シルビアのお茶会に招かれます。
そこで、エミリアは下界から来た男の子と出逢うことになりました。
この作品は霜月透子さん主催されるひだまり童話館「もこもこな話」参加作品です。
最終更新:2020-05-22 00:00:00
2773文字
会話率:32%
むかしむかし、『桜の地』のおじいさんおばあさんの前に一人の男の子の赤ん坊が虹と共にやってきました。
男の子は『コウタロウ』と名付けられ、おじいさんおばあさんのもとで成人した時、彼のもとに一頭のバクがやってきました。
この出会いが彼の旅
の始まりとなるのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 00:00:00
6510文字
会話率:57%
『緑の世界』のある村で幼い女の子が干していた一枚のもうふがなくなり、女の子は泣き出しました。
そのもうふは女の子にとって生前の母親との思い出がつまっていたのです。
そして、その日の夜に二人連れの男性が女の子の家にやって来ました。
最終更新:2022-11-22 00:00:00
3026文字
会話率:62%
『青の世界』の大海原で魚とたわむれている水の女王グウレイアは砂浜に打ちあげられた雄のペンギンを見つけ、介抱しました。
最終更新:2022-05-22 00:00:00
1966文字
会話率:55%
ユリアには、恋がわかりませんでした。
ユリアが初めて恋という言葉を知ったのは、絵本の中での話です。
ある日突然出会った王子様とお姫様。二人は互いに惹かれ合い、熱い恋に落ち、結婚するのです。
貴族の娘として生まれたユリアは、他の男の子
と触れ合うことがありませんでしたから、惹かれ合うなんて気持ちが想像もできないのでした。
ユリアの結婚相手を決めるのは両親です。自分が決めていいことではないくらい、ユリアだって知っています。
だからユリアは考えてもみませんでした。
まさか自分が、恋をする日がやって来るなんて。
※ 霜月透子様と鈴木りん様主催のひだまり童話館だより*「びりびりな話」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 00:00:00
5000文字
会話率:22%
あるところに、ねぼすけ姫と呼ばれるお姫様がいました。
働かない人は嫌われるこの貧しい国なのに、ねぼすけ姫はお布団でぬくぬくしてばかり。とうとう王様にお城から追い出されてしまいます。
しかしねぼすけ姫は町を歩くうち、ポカポカなお布団でみんなを
幸せにしていくのです。
※この作品は霜月透子様主催のひだまり童話館だより*「ぬくぬくな話」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 08:42:54
3150文字
会話率:32%
ひだまり童話館 第30回企画 開館8周年記念祭(開催日:R5.2.22) に、お題:「8の話」で参加したくて書いた作品。
0ちゃんにお友達ができる話。
最終更新:2023-02-22 22:36:46
1405文字
会話率:17%
ひだまり童話館 第27回企画 開館7周年記念祭(開催日:R4.2.22) に、お題:「7の話」で参加したくて書いた作品。
ななみちゃんとお母さんがお買い物でスーパーを訪れる話。
最終更新:2022-02-22 23:53:52
2603文字
会話率:48%
ひだまり童話館 第26回企画「ぱりぱりな話」に参加したくて書いた作品。
ぽりぽり、ぺりぺり、ぷりぷり、ぴりぴり、ぱりぱり、の計5つの擬音を食べる話。
最終更新:2021-12-03 12:57:13
586文字
会話率:0%
ひだまり童話館様の開館8周年記念祭「ぬくぬくな話」参加作品です。
最終更新:2023-02-22 19:48:47
4056文字
会話率:25%
1,000~5,000文字程度の作品をまとめた掌編集です。
どれも一話完結&ジャンルは色々。気になるモノからご覧ください!
※過去に短編として公開した作品を多く含みます。
最終更新:2023-01-20 20:18:25
82789文字
会話率:43%
イーグワーデの森には雪男が住んでいる。
森に暮らすクレイグは、ある日、盲目の少女リズと出会った。
やがて、二人の旅が始まる。
――さあ、あなたのための物語を始めるよ
最終更新:2015-12-12 00:16:49
8809文字
会話率:37%
ある夜、みゆちゃんは「ばりっぱりっぱりっ」という音で目を覚ましました。
この不思議な音はいったい何の音なのでしょう。
*この作品はひだまり童話館様主催の開館7周年記念祭、企画『ぱりぱりな話』参加作品です。
最終更新:2022-02-22 15:00:00
2426文字
会話率:21%
山の畑で育った、個性豊かな豆の兄弟たち。ふもとの平原を目指しますが、無事にたどり着けるのでしょうか?
ひだまり童話館さまの「開館7周年記念祭」参加作品です。お題は「7の話」と「にょろにょろな話」。
どうぞお楽しみくださいませ。
最終更新:2022-02-22 07:22:14
1913文字
会話率:3%
出生直後、気管切開を受けたゆうちゃん。声は出せても言葉を紡いでいくことが、なかなか出来ない少女です。ある日見たシャボン玉を自分でも飛ばしたくて、ゆうちゃんは先生の元で、トレーニングを送ります。ゆうちゃんは、シャボン玉を飛ばせるのでしょうか。
※ひだまり童話館様 第26回企画 「ぱりぱりな話」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-26 20:49:20
2026文字
会話率:11%
恋人同士で訪れると末永く幸せに過ごせるという観光スポットになった「コイの滝」。
そこで繰り広げられる出会いと再会と別れとパーリィ。
最終更新:2021-11-22 01:00:00
3346文字
会話率:30%
「ひだまり童話館 もじゃもじゃな話」参加作。
最終更新:2018-11-22 01:00:00
1205文字
会話率:14%
イチョウの上から下りて来ない者を見上げる物の話。
「ひだまり童話館」の「さらさらの話」参加作。
最終更新:2017-05-22 02:00:00
2226文字
会話率:18%
ここはパリパリしたものが大好きな王様が国を治める「パリパリの国」
きょうもみんなで仲良く楽しくぱりぱりしています。
ある日太陽と雲がおおげんかをして、パリパリの国がしなしなの国になっちゃう!?
王様はどうやってパリパリを取り戻すのでしょうか
。
本作品はひだまり童話館様企画、「ぱりぱりな話」参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-22 00:29:41
4770文字
会話率:39%
主人公「イダン」が、秋の妖精と遊ぶ話です。
秋の特別なひかりを、妖精に例えています。
たしか、茜雲の天井に光る虹いろを見て、着想したと覚えています。
あと、妖精の羽は蝉の羽という、イギリス?の話。
新機能!
香り成分あり。
企画参加作品で
す。
霜月透子さま主宰「ひだまり童話館」「ぱりぱりな話」
この作品は、2016年11月22日に投稿した
「ひだまり童話館」「ぷくぷくな話」企画参加作品
「クスノキ」を基にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-22 00:00:00
5755文字
会話率:11%
サン=テグジュベリ「星の王子さま」の、あの「バラ」を守るために、「現実」というガラスのバリアがあります。我らは、世界を意味で全てを包むために言葉を使います。でも、そのバリアの外側には何があるのでしょうか。人を突き動かす、時に不公平を厭わない
真摯さ、情動的な生き方、抑えきれないもの、全体として人類があるような力。そんな「何か」(サン=テグジュベリ 夜間飛行より)が、滅ぼしてしまったもの。振り切られてしまう、弱さと呼ばれかねないもの。そのようなものがどこかでまだ活き活きとしていてほしいという願いが、物語を生みだそうとしています。これは、始まりの一章ですけれど、ここからどこかで続いていくでしょう。或いは、表に現れる小説の形をとり、或いはわたしの内側で。そして、願わくば読む人からも生まれる新しい物語として。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 00:00:00
3842文字
会話率:32%
もこもこな話しです。もこもことして、ふわふわとして、しっとりしています?
久しぶりの企画投稿です。
*ひだまり童話館「もこもこな話」企画参加作品です。
最終更新:2020-05-22 00:00:00
1599文字
会話率:34%