ある時、空が裂けた。
割れ目は光を放ち、魔物が大挙した。
表向きは異星人ということとして、処理されたが、実は異世界からの侵略者だった。
当代の勇者は村田洋大。
ちなみに無職だったダメ人間。
勇者という称号に胸をたからなせたのも、束の間。
彼
の物語を<ネタバレ>してくる熱心なファンが一人。
「あの……。私、あなたのファンでした。お会いできて光栄です! 今って、何回目の死にかけたタイミングですか? ゴブリンに肉を食い散らかされた時ですか? オークに首の骨を折られた時ですか? それとも、マンティコアに刺されちゃいました? ええ? そのどれでもない? ふむふむ。なるほど。かなり序盤なんですね。やー、近くで勇姿が見られそうで何よりです! 応援します!」
今日も、勇者は全てをほっぽらかして逃げたくなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 21:57:51
3206文字
会話率:14%
ある日婚約者である王子様から『エリーをどこにやった?エリーを返せ!エリーを偽装するな!』なんて罵倒されて婚約を破棄されたのですが、意味が分かりません。
私はあなたとの逢瀬の思い出、王妃教育による知識、婚約した時の嬉しい気持ち、そしてあなた
が別の女を愛した悲しい記憶の全てを持っています。
ただ、この半年。
私は聖女に選ばれ、神殿で祈りを捧げてきました。それによって成長もしたし、雰囲気も変わったかもしれませんね。
でもそれで"偽装"とは酷いですわ。
私は国のために頑張ったのです。それなのに待っていたのは婚約破棄。そして国外追放とは。
わかりました。私は私を愛してくれる方の居場所に行きます。
もうお会いすることはありませんわん。それではごきげんよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 18:04:04
4946文字
会話率:39%
「我が伯爵家に貴様は相応しくない! 婚約は解消させてもらう」
地味な容姿が原因で家族から疎まれ、婚約者を姉に奪われたステラ。
土下座を強要され自分が悪いと納得しようとしたその時、謎の美形が跪いて手に口づけをする。
「美しき我が光…
…。やっと、お会いできましたね」
あなた誰!?
怪しい男から逃げようとするが、彼の執着は想像以上だった!
虐げられていた令嬢が男の正体を知り、幸せになる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 23:16:22
7633文字
会話率:27%
まだこの世界に名がなかった時代。
天涯孤独の少年2人は幼い神に出会った。
銀の長髪を靡かせ、深い空色の目で見つめてくる美しい幼い神の姿に、少年達は声が出ないほどに見惚れていた。胸の高鳴りは止まらなかった。
この世界には、人間界と天
界がある。
人間界のとある大国で疫病神が生まれた。
国中の人々から忌み嫌われた疫病神は、生まれたばかりにも関わらず東の最果てにある墓場に捨てられた。
それから数百年の時を経て、天界に1つの光線が落ちた。光線とともに落ちてきたのは、『邪害神』と呼ばれ、世界中の人々と神々から嫌われている1人の少年だった。
そんな嫌われ者の少年に声をかける2柱の男の武神。
「お会いしとうございましたっ!」
一方は目に涙を浮かべ、もう一方は泣いていた。
「貴方が原初の疫病神です。」
少年に告げられる衝撃的な言葉。
なぜ嫌われ者の少年に2柱の武神は声をかけたのか。なぜ涙を流したのか。なぜ少年は原初の疫病神として生まれたのか。
それらの原因は、約500年前までに遡る......
今日より始まる3柱の恋愛物語。
彼らの行く末に見えるのは希望か、其れとも絶望か。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 21:30:09
52957文字
会話率:52%
はじめまして、みなさん! やちぃーっす!
この作品の主人公をしてる無所属Vチューバーの八八地《ややち》こと、大黒八千代《おおぐろやちよ》です!
なんかあ、この作品を書いた原作者さんが私の相方?っていうか仕事仲間?に連れてかれちゃいまして、去
り際に告知を頼まれたわけなんですが、ここってそもそもあらすじを書くところですよね?
ていうかさっきからずっと、隣の部屋から原作者さんの悲鳴が聞こえてくるんですけど、何がおこってるんですかねー、あっちは。
とまぁ、そんな話はおいといて、ざっくりお話すると、スーパーでミラクルに平凡なVチューバーの私が、ある日世界の裏で渦巻く陰謀に気が付き、世界の平和を守ろうとするのですが、その犯人が実はっ!的な展開を迎え、相方が半ば強引に相方となり、一緒に世界を好きな方向に進めるべく、あーだこーだ奮闘するといったローファンタジーの作品となってます。
ここだけの話、実は全てを裏で操っている真犯人が───って、おーい誰ですかー、台本にこんなネタバレ書いたのー?
え、原作者なの? ほんとに?
あっ、あー。それで莉子《りこ》に連れてかれちゃったのね。
なに、待って、じゃあこれマジの話なの?
いや私も知らなかったっていうか、それ知っちゃったら話終わるんじゃない?
……とまぁ、そんな感じのお話らしくて、真犯人がいるかどうか私は、知りません。ですが、1話だけでも読んでくれたら嬉しいです。
連載は、小説家になろう様、カクヨム様にて1章終了までの間、毎日お昼12時くらいに投稿予定だそうです。20話ちょっとあるのかな?さっきそんなことを言ってました。
ちなみにこの作者さん、SNSにも出没するそうで、https://twitter.com/KAKO4321がアカウントだそうです。控え目に言ってくれいじーな人なので、珍獣ハンターの方は覗いてみるのも面白いかもしれませんね。
っと、言ったところで、あらすじを締めさせてもらいますね。
今度はぜひ、本編の方で皆さんにお会い出来たらなと思います。
以上、大黒八千代でした!
ここまでだけでも、読んでいただきありがとうございました!
……こんなのがあらすじって、原作者ほんとに大丈夫か?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 19:00:00
127715文字
会話率:49%
「どうしても皇帝陛下にお会いしたい!」
父親が騙され没落寸前の采華(サイカ)。皇帝陛下に直訴するため、後宮の下級妃になる。
ところが、皇帝は後宮に一度もやってこない!これでは実家の薬屋がなくなってしまう。
追い込まれた采華は、弟で仙術士の提
案で「会えないなら召喚術で喚んでしまおう!」と賭けに出る。
ところが──
「人違いだった!」
召喚術で現れたのは皇帝陛下の側近。冷酷で容赦がないと噂の仁蘭(ジンラン)だった。
ずぶ濡れで今にも死にそうな仁蘭を助ける采華だったが、普通に考えればこれは誘拐である。まずい、かなりまずい。
「ご迷惑をおかけいたしました!!!!」で済む話でもなく、実家を救うどころか仁蘭によって処罰されるリスクが増えてしまう。
どうにか見逃してほしい。そして実家も助けてもらいたい。
何でもします!の精神で取引を持ちかけたところ、仁蘭から『後宮で消えた女官を捜せ』と命じられる。
聞けば後宮では女官や宮女が行方不明になる事件が発生しているらしい。
采華は女官と身分を偽って、疑惑の妃が暮らす宮へ潜入することに。
「死んだらそれまで。何かあっても助けが来ると思うな」
「人でなし!」
一般人にそんな無茶な! でも私は私にできることをするしかない!
鬼上司と化した仁蘭のもと、采華は持ち前のたくましさでスパイ活動を始める──。
●名前はふりがな付きです。お気軽にご覧ください
●コメディです。時代背景などゆるめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 20:00:00
131950文字
会話率:38%
雑文となります
面白くはありません
キーワード:
最終更新:2024-07-20 22:19:09
461文字
会話率:0%
BGMは、The Chainsmokers feat.新田真剣佑 「Closer (Tokyo Remix)」
KG – まだ恋しくて(MV/Short Ver.) や
ECHOLL 「もう二度と」 (MV Sho
rt ver.)Duke や
Jordan_Flight To Denmark や
Takuya Kuroda - Rising Son や
米津玄師 MV「アイネクライネ」
Wintergatan - Marble Machine
吉村弘 - Green
Motohiko Hamase (濱瀬元彦) - Reminiscence (1986)
Motohiko Hamase (浜瀬元彦) - Intaglio (インタリヨ) (1986)
森田童子 / 淋しい雲
を、イメージ曲としています。
2部を始めようと思います。2019 04/04 2'05
※2018 3/7 14:30
※ここまでで、この作品の【一部 (完) 】と、させて頂きます。
※田邊の過去、自動車のゆうくんの過去、を含む、愛美ちゃん編、オヤジさん編、そして、田邊編、田邊と小百合ちゃん編は、また二部以降で、紡ぎたいと思います。
※それでは、一度、ここで、お別れを失礼致します。
※二部 で、また、お会い出来ますことを、心から願って。一部を、今日まで読んで下さった方々に、精一杯の感謝と、沢山の有難う御座いますの言葉を。
※誠に有難う御座いました。一端、失礼致します。
これは、自動車に意思がある世界のお話である。
自動車整備士となるために四苦八苦するポンコツ野郎、(この世界に出てくる生意気な自動車の言だ)田邉(タナベ)を、意思のある自動車が、自らの身体を使って、教える。そういったお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 23:17:14
83514文字
会話率:18%
日本に初めて到着した韓国人の紆余曲折適応期
最終更新:2024-07-17 14:43:11
833文字
会話率:0%
私は神様です。
私は天界で、不運な死を遂げた人間に特別な能力を授け、転生させることを仕事としています。
ある日私のところに、長身で体格が良く、とてもお顔立ちの整った男性が訪れました。
あれ? この方は知っています。だって、もうお会いするの
が七度目なんですもの。
こんなに何度も不運な死を遂げるなんて、よほど星の巡り合わせがよくないのでしょうか。
「今回はどのような能力をお望みですか? もう七度目なので、そろそろ欲しいものもありませんか?」
「君が欲しい」
彼にそう言われいきなり求婚された私は、次第に彼の覚悟と一途な思いを知っていくのです。
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 07:51:00
5663文字
会話率:29%
一度もお会いしたことのない方と、婚約することになりました。
それ自体はよくある話なので構わないのですが、ご挨拶にと送った手紙にすら返事をいただけません。
きっと、読んですらいらっしゃらないのではないかしら。
そうだわ。それならいっそ、好き勝
手に物語を書いて送りつけてしまいましょう!
物語を書くのが好きな令嬢と、字が下手な令息の話です。
※誤って連載作品として投稿してしまったため、削除して一部加筆修正してから短編作品として投稿し直しました。ブクマ・評価等してくださった方、申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 23:35:16
7828文字
会話率:28%
伯爵令嬢だったソフィアは、領地で発生した大量の魔物に襲われ、家族と視力を失った。その上、信頼していた婚約者にも裏切られてしまう。
ある日、彼女は屋敷を訪れた若い騎士の夜の相手をするように命令された。しかし生真面目な騎士が無体を働くことはな
く、彼女を救い出してみせると約束してくれる。それからソフィアの元に手紙や贈り物が届けられるように。
ところがある日を境に便りは途絶え、代わりに怪しい連中が屋敷をうろつきはじめる。さらにソフィアは屋敷を襲った夜盗に拐われてしまい……。
生真面目な騎士を信じたヒロインと、一目惚れしたヒロインのためにすべてを捧げた騎士の恋物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 20:02:32
8479文字
会話率:67%
「クリフォード様とお会いするのも、まして婚約は絶対に嫌です。……私は、お兄様とずっと一緒に居ることにしたのです!」
生存率&ハッピーエンドの確率がかなり低い乙女ゲーム【終焉の獣王と泡沫の聖女】のヒロインに転生してしまったシュリル。
中でも
攻略最難関キャラである隣国の第三王子クリフォードとの婚約は是が非でも回避したいと願い、幼い頃から兄大好きのブラコンの道を選ぶのだが──。
チュートリアル開始前の学院入学前に、シュリルはクリフォードと婚約していると説明されシナリオの強制力(?)が二人を引き合わせる。
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 08:11:50
20423文字
会話率:53%
「こんな地味な女が俺の婚約者ぁ!? 冗談は勘弁してくださいよ父上!」
「――!」
私が初めてジャイルズ王太子殿下とお会いしたのは、私が10歳、殿下が11歳の時だった。
婚約者同士の顔合わせということで、期待と不安を胸に抱きながら王城に
赴いた私を待っていたのは、ジャイルズ殿下からの心無い一言だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 21:13:25
6109文字
会話率:46%
織田信長と高山右近との、イエズス会宣教師Zが取り持つ、美と善のまち、<永久安全安心平和>の都:第三の都〖美善京〗の構築と、それによる世界統一「人類の進歩と調和」と調和の<信長と右近の野望>の物語
最終更新:2024-06-15 16:05:19
6714文字
会話率:38%
投稿<参考資料>:織田信長の陰謀と高山右近の祈り
粗筋:別途掲載発表の『〖美善京』でお会いしましょう』との関連調和参考作品。
織田信長は本能寺の変で自身を歴史上から抹殺。キリシタン大名高山右近の導きと援助で右近の領地で余生を全うした。信長
の人生には、高山右近のこの祈りが関係した。
2022年9月27日、日本の元総理の国葬儀で菅前総理の弔辞があった。
それらは、日本国民を二分するものであった。<大和西大寺の変>は今後その弔辞を含め今度どう展開するか。本稿をその予測参考にできる作品…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 14:34:13
3124文字
会話率:10%
「信長様、ようこそ。〖美善京」へ」
生き返った織田信長と高山右近の<本能寺の変>の回想
「高槻城主を仰せつかった高山右近です」
「本能寺の変では世話になったのう」
「こちらこそ、二条城では、私の命を奪わずに、ありえないこと、奇跡が起こり
ました。高槻領民と私の命を丸ごと生け捕りにされました。そして、味方につける。お見事な戦法、それが、〖美善京〗大阪高槻が将棋のまち”美善美将棋”として復活し、全世界に拡散しています」
以下、本稿をご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 15:00:00
11171文字
会話率:41%
あなた前わたしに会ってますか。
最終更新:2024-06-14 19:59:24
1737文字
会話率:0%
トラゴス大国の第二王女であるオレリアは、八歳でハバリー国に嫁いだ。彼女の夫となったのは、闘神とも呼ばれるアーネスト・クワイン。二十歳も年上の彼は、幼いながらも嫁いできたオレリアを気遣う。
しかし、結婚式を挙げた次の日、彼はオレリアを首都にお
いて、国境の街ガイロへと向かった。
それから十二年間、アーネストはオレリアに手紙も送らず放置する。
オレリアが二十歳になったとき、アーネストから初めての手紙が届くが、そこに書かれていた言葉は「離縁してください」であった。
もちろん、その言葉に素直に従うオレリアではない。彼がなぜこのような手紙を送りつけてきたのか、彼の本心を確認するため、オレリアはガイロの街へと乗り込んだ。
※他サイトにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 19:10:00
104033文字
会話率:40%
伯爵令嬢のバーバラは、婚約者であるスヴェン殿下の外面のよさに苦労していた。外では人当たりのいい対応をするが、バーバラには雑な対応をするスヴェン殿下。またスヴェン殿下と一緒にいる男爵令嬢の存在が、バーバラを追い詰めていく。そんなとき、バーバラ
はスヴェン殿下の双子の弟であるカール殿下とお会いして?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 13:58:39
10362文字
会話率:31%
「最後にお会いしたのは、貴方から婚約破棄を言い渡された日ですね――」
ローゼンハイン侯爵令嬢クリスティーネからアレクシス王太子へと送られてきた手紙は、そんな書き出しから始まっていた。アレクシスはフュルスト男爵令嬢グレーテに入れ込み、クリ
スティーネとの婚約を一方的に破棄した過去があったのだ。
※ 別視点エピソードを追加するため、連載版として再作成しました。冒頭2エピソードは短編版と同じものになります。
※ アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 19:55:13
13624文字
会話率:30%
「最後にお会いしたのは、貴方から婚約破棄を言い渡された日ですね――」
ローゼンハイン侯爵令嬢クリスティーネからアレクシス王太子へと送られてきた手紙は、そんな書き出しから始まっていた。アレクシスはフュルスト男爵令嬢グレーテに入れ込み、クリ
スティーネとの婚約を一方的に破棄した過去があったのだ。
手紙は語る。クリスティーネの思いと、アレクシスが辿るであろう末路を。
※ アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 21:41:49
4510文字
会話率:11%
幼い頃に実母を亡くした男爵家の令嬢ビオラは、家族から虐げられて育てられていた。
まるで自分がこの家の長女だとばかりに横柄に振る舞う、継母の連れ子でビオラの妹フルート。
フルートを甘やかし、ビオラには些細なことでも暴力を振るう実父、デミ
ヌエ男爵。
貴族の令嬢として適齢期になっても社交界に一度も出ることなく、屋敷の中で時間を過ごすビオラには、亡き母の手記で知った薬作りだけが唯一の心の拠り所だった。
そんな中、ビオラは突然【仮面侯爵】と悪名高いグラーベ侯爵の元へ嫁ぐことのなったのだが……
「ビオラ? 仮面侯爵にお会い出来たら、ぜひ仮面の中がどうだったのか教えてちょうだいね。うふふ。とても恐ろしいという噂ですもの。私も一度は見てみたいわぁ。あ、でも、触れてしまったら移るんでしょう? おお、怖い。あははははは」
フルートの嘲りの言葉を受けながら、向かったグラーベ侯爵の領地で、ビオラは幸せを手にしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 08:12:39
62760文字
会話率:44%
王太子殿下の浮気をこう、見てしまいまして。
お互い立場もあるし、やんわりと咎めましたら。
婚約を、破棄されてしまいました。
国王陛下にお会いしようとしたら、王宮の使用人に案内されて……ついた場所が、陛下の寝室。
自決も考え身構えて
いたら、陛下は私に、こう言ったのです。
「国のために、私に力を貸してほしい」
後妻に収まり、陛下と過ごすうちに見えてきたのは。
陛下に迫る、暗殺の刃の数々。
縦割りで手を取り合わない国家。
そして陛下の深い……ご心労。
義務に身を任せていては――――ダメだ。
自ら動き、この人の心の安寧を、取り戻さなくては。
我が侯爵家に伝わる秘伝、罠の魔法で! 陛下を守り抜きましょう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 18:12:26
19454文字
会話率:19%