「なぁおっさん、あんたもう邪魔なんだわ。うちのパーティから出て行ってくれよ。実力も伸びしろもないあんたにこれ以上居座られたら迷惑なんだよ」
ダグラスはある日、若くて才能もある剣士の青年からそう言われた。
美貌の女神官と女魔法使いが剣士の青
年に寄り添い、ともにダグラスをあざ笑う。
真面目で努力家だが才能がなく、浮いた話の一つもない報われない人生を送ってきた斧使いのおっさん冒険者ダグラス。
駆け出しの頃は彼に守られていた若い冒険者たちにも、今や実力で追い抜かれ、彼らがギシギシアンアンするのに邪魔だからとパーティから追放される始末。
若さと才能とルックスを兼ね備えた、泥臭い努力などとは無縁の若者たち。
吟遊詩人が謡う英雄物語の主人公には、ああいうやつらこそが相応しいのだろう──
そんな風に思いながらも腐らずに自分にできることを続けていたダグラスだったが、あるとき彼に転機が訪れる。
新しく組んだパーティの仲間たちに裏切られ、古代遺跡の奥で命を落としそうになった絶体絶命の淵で、ダグラスは一振りの斧と出会った。
それは神話級のおそるべき力を持った、知性ある武器(インテリジェンスウェポン)
聖剣ならぬ聖斧に人格を認められ武器の主となったダグラスは、それまでのたゆまぬ努力の成果もあって、常人ではあり得ないほどの力を手にすることとなった。
彼の人生は、その日から激変する。
獣人の少女や、ボクっ娘剣士、清楚な賢者の少女などに次々と惚れられ慕われながら、おっさん冒険者は誰もが羨むような英雄へと成り上がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 19:00:00
450527文字
会話率:33%
幼いころ病気で寝たきりになった姉の面倒をみるために生まれてきた妹です。両親に言われました。
私は姉のためにといろいろとしてきましたが、あんた外にでられない私をいじめるのね!と姉に怒られて、両親にも思いやりがないと叱られました。
婚約者のアル
が私の心の支えでしたが、アルが姉とベッドインしているところを目撃してしまい…。両親は姉とアルを婚約させればいいと婚約者を取り替えたのです。お前は好きにしろと放り出されました。私がとうなったのかというと?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 20:07:04
1140文字
会話率:14%
高宮有紗(たかみやありさ)
それがあたしの名前。今を時めく17歳のJKだ。
いつものように過ごす毎日、代り映えはないけどそれなりに楽しい日々。
しかしそんなある日のこと。突然、家に超絶な美人なメイドさんがやってきた。
しかもしかも彼
女はあたしの事を好きになったと言うのだ。
いや、あたしは女であんたも女。恋愛関係なんて持てるわけないじゃない。
そんな、摩訶不思議なメイドさんとの出会いがあたしの運命を大きく変えることになってしまう。
ギャルとメイドが紡ぐ、百合百合恋愛小説、ここに開幕!!
不定期掲載なので更新は気長にお待ちください。
この作品はカクヨムにも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 02:43:41
17340文字
会話率:56%
【安田大地編】
吹奏楽部でアルトサックスを吹いている僕。
そんな僕は、小学生の頃のトラウマから、本気になれずにいる。
そんな中で、あの子に出会った。
満開の桜の下で出会った彼女は、あの桜が見たいと言った。
ここにある立派な桜に比べたら、ガ
ッガリするくらい、まだまだ小さな桜なのに。
ガッガリだけど、僕にとったら幼馴染。
だから、嬉しんだ。そう言ってくれた君の気持ちが。
なぜか、僕の心は心地よく波立っている。君の声に。僕を呼んでくれるその呼び名に。
だから、一緒に見に行こう。だけど――
【中岡勝太編】
野球部に所属している俺だけど、試合はおろか、練習さえまともにできていない。たった5人で何ができるっていうんだ。
だけど、あきらめなければ、なにかが変わる。助けてくれる誰かだってきっと。
って、あんたが俺達の救世主? えっ、ひげ面のあんたもかい。
まあ、いい。やってやろうじゃねえか。甲子園だってどこだって目指してやるよ。
※設定は自作の『タッツミー』から7年後にしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 14:15:08
76259文字
会話率:22%
ここは青森。肌を貫き心臓に直接当ててくるかのような冷気が吹いてくる。そんな、風に抵抗するかのように前に進み夜の間に積もったであろう雪を踏み潰す。
「ここが噂のカラオケか?」
黄色と赤と青。まるで、信号機のような3色で彩られた派手な外装をした
カラオケ店がそこにはあった。雪が積もる11月の初めに出来た新しいカラオケ店らしい。
だが、ここのカラオケ店からはある噂が流れていた。ここのカラオケ店には謎の能力を持つ奴らの本部のようなものだというのだ。
ここ数年海外で、神の能力を持つという人間達が暴れまわり世界で1番でかい会社らしきものを造り上げた。
このカラオケ店は、その会社の日本支社では無いが能力を持った人間達が集まっているらしい。
神の能力があれば、世界とは言わないが日本やアジアの1部を支配下に置くことは出来る。
だが、そうなれば他の組織との対立というのは避けられない。経済や他のものでの争いであれば害は少ないが能力を持った人間達。ましてや、ここ数年で暴れまわり世界で1番の組織に仕上げた人間達に、小さい島国、日本が戦いを挑みマトモな勝負をできるのかすら怪しいラインであった。
「おい、そこの兄ちゃんここに神の能力持った奴らが居るらしいな」
カラオケ店の店内の灯りが一斉に落ち、当たりが暗くなる。
マッシュヘアーで目を隠している流行りとやらに乗った大学生のような見た目をして受付にいる店員に対して睨みを利かせていた。
「お客さん……あんたも、能力とやらを持ってるタイプの人間ですよね?……害を与えるなら私が直々に相手してあげますよ…」
店員は何かを察し、腹の奥をキツく締まるほどに括りあげている。
「お前は俺とやって勝てる訳が無い。お前の能力じゃ無理だろどうせ。お前の能力は敵に能力があるかどうか、それを判断する能力しかないだろ。」
冷静な判断と明晰な頭脳でテキパキと相手の能力を分析し淡々と能力の解説をしている。
「お客さんの能力は……風の能力ですか……確かに私じゃ相手にならないかと思いますが……何かようですか?」
「俺はお前らの組織に入りたいんだよ……嘘かどうかはお前の能力かなんかで分かるんじゃねぇのかよ……」
店員のクエスチョンに対して、しっかりとアンサーをして店員が静かにカウンター内へ入れ、店員の裏にあった鉄製の冷えきったドアノブを回折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 17:48:34
6031文字
会話率:70%
地球の神様が引退するということで、異世界の神の元へ地球は生前分与されることとなった。
「俺たちは遺産扱いかよ!」
本能で生き延びていく術をもつ動物はともかく、群れないと直ぐに死んでしまう人間に対しては特典が貰えるらしく、各スキルのガチャ
を一回だけ対価なしで引ける事となった。
そんなガチャで一見して地雷と分かる「スーパーグレイトランダムガチャ」の説明を見ようとしたらバグで引くことになってしまった。
ガチャの結果を見た異世界の神は姿をくらませ、半ば放棄する形で異世界に俺は残された。
よく分からないスキルだったが、使っていく内に歴史改変が起こりこのスキルをなるべく使わないようになってしまった。
「いやはや、有望な若者に神様ルートへのチュートリアルスキルを与えたんだけどさー、一向にチュートリアルをクリアしないから私もあんたも半端者になっちゃったんですよ」
久しぶりに会った神からのカミングアウトで、貰ったスキルがどんだけやばいがわかった俺が、異世界でどう生きてきたか――後の歴史書には順風満帆と書かれた俺の人生の物語。
2020/03/07 タイトル微調整
2020/03/14 タイトル・あらすじ変更
2020/03/15 タイトル変更折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 21:02:37
155241文字
会話率:39%
昨日までの自分にバイバイ
最終更新:2020-05-10 15:17:58
228文字
会話率:0%
水島仙介は自他ともに認めるナルシストである。それも、今の自分はもちろん、よりよい未来の自分も愛する先見性ナルシスト。
そんな仙介は、あろうことか、ゲーム〈愛がすべてを救う世界〉の世界に取り込まれてしまう。
ギャルゲーとRPGの中間点にあるよ
うなそのゲームは、ヒロインとの愛情の深さが強さに直結する、という使用になっていた。
そして、この異世界もそのシステムは同じ。他者への愛情が強さに結びつく世界。
仙介「馬鹿らしい。どんな世界でも、俺は俺への愛を貫く」
しかし。
この世界には、もう一人の転移者がいた。
極度の男性恐怖症をもつ香月怜花。
怜花は仙介と同じように、このゲームのメインヒロインの1人に成り代わっていた。
怜花「仙介、はやくハーレムを作って魔王を倒すわよ!」
仙介「ハーレムエンドを目指すなら、ヒロインの1人であるあんたも攻略しないといけないことになるが」
怜花「それは……、まあ、後で考えましょう」
自分を愛し続けたい仙介と、仙介にヒロインたちを攻略させたい怜花。
〈愛がすべてを救う世界〉という奇妙な世界で、この2人が織りなす奇妙なラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-04 16:07:36
32991文字
会話率:24%
こういう時、陰キャの脳内ってものすごい速さで回転してると思う。
最終更新:2020-02-09 12:00:00
1473文字
会話率:13%
気が付いたら、断罪イベントの真っ最中だった。
でもあたし、さっきまでそっち側だったよね?
あたしは誰で、あんたも誰?
最終更新:2019-12-08 23:04:16
4158文字
会話率:38%
どうせあんたも、僕のこと餌としか見てないんだろ。
▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱
マジーランドと呼ばれる、あらゆる者が共存する国には
レーベンという特殊な能力のある少年《禅》と
魔法使いと名乗る謎の男《良》が住んでいた。
レーベンには、様々な
能力があり、探し回られる日々を過ごしていた禅は
「こんな能力がなければ」
と、レーベンで生まれてきた事を悔やんでいた。
しかし、良とともに過ごしていくうちに
『世界の美しさ』
というものが、少しずつ分かりはじめていった。
平穏を取り戻せそうになったある日、
レーベンには生きる上で[古い鍵]と呼ばれる魔力を封じた鍵が8つ必要だと知り
その鍵を手に入れるため旅に出ることにした。
▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱
禅、お前は俺の『黒い猫』だよ。
なんか、初の投稿で怖いんですが。ま、はい。頼みやす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 18:50:02
726文字
会話率:12%
「じゃあ、あんたもう知っているんでしょ! 私が――」
「私が、『異世界に本気で行きたいと思っている痛い女』だって!!!」
月浜高校の図書局員である男子、古道 勇志(こどう ゆうし)は、ある日偶然クラスメイトの大槻 紅音(おおつき あか
ね)が隠したがっている彼女のある趣味を知ってしまう。
誰かに趣味をばらされることを恐れる紅音に、信じてほしいと思う勇志。信じてもらえるならば何でもすると言った勇志に、紅音が提案したのは――「勇志の学校内での振る舞いの監視」だった――
生真面目で堅物な男子は、自虐の激しい異世界転生希望少女に信じてもらえるのか。今、不器用な2人の手探り距離感の物語が始まる――
旧題 彼女は異世界に行ってみたい ~おとなしそうなクラスメイトの彼女は異世界転生したいらしい~
15話を持って一旦完結予定!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-17 20:00:00
62540文字
会話率:52%
※タイトルに★があれば挿絵、☆があれば写真が含まれます。
非モテで酒浸りでマダヲ(まるでダメなヲタク)な俺。童貞のまま三十歳の誕生日を迎え、飲みすぎて寝ゲロで窒息して死亡。
俺をあの世へ送るためにやって来た死神は、驚くほどの美少女。悲しい
死に方をしたヤツばかりを担当していて、俺の次は魔女裁判にかけられた無実の美女が処刑されるのを見届けるという。
……えっ、泣くほど嫌か? なら俺を連れてってくれへん? せや、そこに転生させてくれたら、美女もあんたも死ぬ気で助けるで! ……もう死んどるけどなっ!
酒が大好きで童貞で奥手な俺と、お酒に目がない気弱で心優しい美少女死神のでこぼこ珍道中、満を持して公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-24 21:02:46
154748文字
会話率:46%
俺、天使。妙な失恋のパターンを発見。「上」に報告しなきゃなんない。あんたも思い当たるふしはないか?(嗤)
最終更新:2018-05-24 22:08:52
778文字
会話率:0%
おや、旅人さんかい?……人探し?わかった、特徴を言ってみな。
……
…………
あー、一足遅かったな。その人ならほんの何日か前に出て行ったよ。行先は聞いてないが、なんでも嫁さんとの思い出がなんだとか……。うちの飯を嬉しそうに食べながら
、そんなこと言ってたよ。
まあまあそう慌てなさんなって。その人が注文した飯、あんたも食べて行きなよ。近くの森も今は安全だし見頃だよ。そういえばその旅人さんも行ったみたいだから手がかりがあるかもね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-27 16:00:00
4529文字
会話率:31%
ひょんなことから私は透明人間になりました。それも透明になってしまうだけでなく、誰からも認知されない存在になりました。ひとりぼっちの世界で生きていると、知らない男の子から声をかけられました。「あんたも透明人間にされちゃった?」これはふたりぼっ
ちの透明人間の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-17 00:50:46
13495文字
会話率:20%
『いいかい健太。お前は私と同じで変なものに好かれやすいやから身の回りには気を付けるんだよ?』幼い頃に、祖母に言われたその台詞の意味を俺、支倉健太(はせくらけんた)は今更ながらに知った・・・次々と俺の回りに集まる個性的な連中に、俺の心は持つの
か?ばあちゃん・・・あんたもこんな苦労してたのか?そんなことを日々、考えながら、幼馴染のヤンデレ美少女と恋したり、ホモーな親友から逃げたり、マイペースな同級生に振り回されたり、図書館の司書の先生に癒されたりする男子高校生の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-09 20:27:58
3159文字
会話率:47%
最初、その店に期待なんかしちゃいなかったんだ。
だがな、適当に飯を頼んでみて驚いた。そりゃもう、ビックリするくらいハイセンスなもんが出てきたのさ。
俺はそれを見て思った。こんな面白ぇもんなら、もっと広めてやりたいってね。
店の名は「カフェふ
じむら」
どうだい? あんたも少し中を覗いていかないか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-29 00:24:52
13528文字
会話率:33%
ここはファスル王国。
春・夏・秋・冬の四つの女王様が暮らす、平和な国だ。
おや、小さな子供の声がするなぁ。
「お母さん、やっとお花が咲いたね」
嬉しいねぇ。
なんでかって?そりゃあ簡単だよ。
俺の大切な“家族”がよ……っといけねぇ。
口
を滑らしちまうとこだったなぁ。
ここから先は、俺たちの世界であんたもちょっとの間過ごしてきな。
泊まるとこねぇってんなら、おじさんが一室貸してやるよ。まぁ、宿屋でもないんだがなぁ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-18 17:53:23
11716文字
会話率:56%
白と金だけで構築された天界をイメージするようなお城の中の大広間にて影が2つ
???1「???2様!このままでは持ち堪えられません!」
???2「くっ!やはりあの手を使うしかなさそうだな」
???1「しかしあれは!」ドカン!
???1が話し
てる時に何かが壊れる大きな音がした
???2「あまり時間も無さそうだ。???1行くぞ!」
???2「御意!」
ゲートのような物が突然出現し
2つの影がそのゲートに吸い込まれるように消えると同時に
3つ目の謎の影が現れる
???3「ちっ!取り逃がしたか!まあ何処へ逃げようが結末は同じ」
???3は不気味な笑みを浮かべる
???1「あれ?ここ何処?....
きゃーーー!なんで私裸!?」
???2「いててて。誰?お前?
なんで服着てねーの?」
???1「知らないわよ!というかあんたも裸じゃない!」
???2「げっ!まずは服探さないとな!笑」
???1「そうね。ところであんた誰?」
???2「分かんね。自分の名前思い出せないんだ。今まで何をしてたのかも」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-13 14:52:16
4876文字
会話率:72%