ゴブリンの小部族に、女王個体「ゴブリリ」として生まれて来た文学少女、リリ。
「ゴブリリ」は約百年に一度生まれてくる特別な存在で、特殊能力「スキル」に覚醒して、その能力でゴブリンの女王となり、一族を繁栄に導く使命を持つ存在であった。
物語で読んだ歴代の「ゴブリリ」の様に、自分も活躍したいと願うリリ。しかし過去二代「外れスキル」が続いた事から、現代では「ゴブリリ」は誰からも期待されない存在となっていた。
更に、予定日を過ぎても「スキル」に目覚めず、周囲に疎まれ、幽閉される日々が続いていたリリ。
そんな彼女にもようやく「スキル」に目覚める日がやって来たが、与えられた力は、本来はドワーフに与えられる筈の、とてもゴブリンの女王にふさわしいとは思えない、微妙な能力だった……。
これは、彼女が微妙な「スキル」と、知恵と工夫で、逆境から運命を切り開く物語。
仲間を増やして勢力を拡大し、ゴブリン諸部族を統合し、大ハーンとして大陸に嵐を巻き起こす物語である。
※同時掲載:小説家になろう様、カクヨム様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:33:33
639163文字
会話率:33%
入学式以来、ぽつぽつと図書室に来ていたのは、ただ居場所がないからで。
「桜の木の下には死体が埋まっている……かあ」
「梶井基次郎お好きなんですか?」
何事も中途半端な私に声をかけてきたのは真っ黒な髪を丁寧に編み込み、分厚いセルフレームの
眼鏡をかけた図書委員だった。
これは私と彼女の図書室での秘密の日々。
*カクヨムにも上げてみました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 16:45:27
729908文字
会話率:66%
古い街角に佇む、カフェ・ソラリス。そこは、それぞれに悩みを抱える六人の少女たちにとって、唯一心安らげる大切な居場所だった。病弱な紬、文学少女の詩織、ボーイッシュな葵、令嬢の玲奈、オタクのまひる、そして調整役のひまり。彼女たちは、互いの素顔を
知らないまま、穏やかな午後の時間を重ねていた。
しかし、そんな日常は突然終わりを告げる。「カフェ・ソラリス、立ち退き」。大切な場所を失う危機に、少女たちの心は揺れ動く。
守りたい――その想いは同じはずなのに、焦り、すれ違い、ぶつかり合う心。隠していた弱さ、秘密、そして涙が溢れ出す時、彼女たちの関係性は大きく変わっていく。
バラバラになった心は、もう一度繋がることができるのか? 不器用な少女たちが、涙の先に掴んだものとは?
繊細な心の機微を丁寧に描き出す、温かくも切ない青春物語。あなたの心にも、きっとカフェ・ソラリスの優しい光が灯るはず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 12:59:07
4985文字
会話率:30%
潮風が香る、海辺の街。古い校舎の片隅に、忘れられたように存在する「開かずの間」。
病弱だが強い意志を秘めた少女、しいな。本の世界に生きる文学少女、ことは。快活な仮面の下に乙女心を隠す玲。論理と感情の間で揺れる令嬢、澪。才能と自己否定に悩むア
カリ。そして、笑顔の裏に孤独を抱えるみのり。
個性も背景も異なる六人の少女たちは、導かれるようにその扉を開ける。埃と西日、古いフィルムの匂い。現実から少しだけ浮遊したその場所で、彼女たちの時間は静かに交錯し始める。
共有される秘密、言葉にならない想い、そして、予期せず映し出された心の深層。近づくほどに見える互いの脆さ。些細なことで生まれる亀裂と、それでも手放せない温もり。
現実と幻想の境界線は曖昧に溶け合い、少女たちの心は万華鏡のように揺らめく。彼女たちは、この不思議な場所で何を見つけ、何処へ向かうのか。
これは、繊細で、不器用で、かけがえのない繋がりを見つけていく、六人の少女たちの、儚く美しい物語。あなたの心の扉も、そっと開いてみませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 12:53:23
47356文字
会話率:26%
藤葉学園、その図書室で運命は動き出した。
数学の天才、佐伯楓。
詩心溢れる少女、月城遥。
出会いは偶然だった。
しかし、二人の心が寄り添うのに、時間はかからなかった。
楓の真摯な眼差し、遥の優しい微笑み。
互いの存在が、少
しずつ、でも確実に大切になっていく。
図書室での秘密の逢瀬、雨宿りの切ない距離感、星空の下での夢の語らい。
そして、桜並木での決意。
高校生活の中で、二人は成長し、戸惑い、そして強くなっていく。
この物語は、純粋な想いが紡ぐ、かけがえのない青春の記録。
あなたの心に、忘れられない春の訪れを告げるだろう。
藤葉学園を舞台に、今、最も眩しい恋の花が咲き誇る――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 15:30:00
24525文字
会話率:41%
――〝孤高の眠り姫〟
それが彼女に付けられたあだ名だった。
流れるようなポニーテールに、汚れを知らぬ真っ白キメ細やかな肌。
いや、美辞麗句さえも必要ないかもな。
目にした誰もが絶世の美女と認めることだろう。
しかし
、そんな彼女には常人とは違う一つの大きな特徴があった。
彼女は〝全ての人を拒絶する〟のである。
見た目が良ければそれだけで彼女の周りには男女共々集まってくるはず。
……まるで角砂糖に群がるアリのごとく。
しかし、それすらも決して受け付けることはなかった。
眠り姫は今日もまた、己の世界の中でくぅくぅと寝息を立てていらっしゃる。
だが、そこに馬鹿電波ツインテールと変態秀才腐れ縁野郎も加わって……!?
「……見るな、寝にくい」
「美佳は先輩のことが大好きなんですーッ!」
「でも僕は可愛いモノが大好きなんだ。それはもう、蜂蜜塗って食べちゃいたいくらい」
あ、いや、なんだどうした畜生め。
平和な日常はどこに飛んでいっちまったのか。
どいつもこいつもキャラが濃すぎる。
……さすがの俺でもお手上げかもしれん。
天の神様よ、いるなら今すぐ降りてこい。
ワンツーパンチを二、三発噛ましてやるからさ。
「畜生め、お前ら少し黙ってろぉおッ!!?」
喜劇、純情、時々涙。
今から紡ぐは、そんな温かな恋物語。
――――――――――
こちらの作品は『第12回ネット小説大賞』に
エントリーさせていただいております。
よろしければブクマや感想や星評価などで
やんわりと応援していただけますと幸いでございます!
読者の皆様にじっくりとお楽しみいただけますよう
始めのうちは毎日3話ずつ公開いたしますっ。
それでは何卒っ!
よろしくお願い申し上げます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 12:10:00
127687文字
会話率:16%
綾ちゃんは文学少女だ。あたしは彼女とは違う。
最終更新:2025-05-04 16:26:34
3183文字
会話率:22%
ツンツン系文学少女のトーコさんはもうひとつの顔『菊池さん』をもっている。
最終更新:2024-07-21 21:48:00
2455文字
会話率:34%
「……全てわたくしが悪いのではないかしら……?」
なんてことの無いお茶会の最中、突如としてある記憶の奔流に襲われるオリヴィア。そんな彼女の記憶の中では、ある物語が想起されていた────ここ、前世で【私】読んでいた物語に沿った世界ではないかし
ら……?
かつての【私】といえば……一に読書、二に読書。三四も読書で五も読書────本大好き!読書三昧!な生活を送っていた。今世の【わたくし】になってもそれは変わらないわ!! この世界の全ての本を読破してみせる!目指せハッピー読書ライフ!!
順調に進んでいた作戦(オリヴィア談)だったが、極力関わらないようにと避けていた王太子が何故か近付いてくるようになり……?
【悪役令嬢オリヴィア】は無事に破滅的な未来を回避し、大好きな本に囲まれて静かに暮らせるのだろうか?
文学少女ならぬ文学令嬢の奮闘が始まる────!
※短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 04:15:35
16008文字
会話率:32%
青春の中でもトップオブトップの大イベント、学園祭。桃色の脳細胞に翻弄される若者は、色恋出会いを贖うために、奇々怪々な迷走を繰り返す。
「まあ、私には関係ないことだけどね」
孤独な文学少女は読書に励み、狂ったお友達は爆破テロを企て、不良な学園
祭実行委員は望遠鏡を覗き込む。華やかな学園祭の水面下で、大きな事件が始まろうとしていた。
学園祭を舞台とした青春小説です。
ご拝読、よろしくお願いします(>_<)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 10:05:12
18872文字
会話率:59%
天才で、神童で、現代のアインシュタインと呼ばれる男。
それが主人公、空海マオ。
大学1年生になった彼の願いはとても単純。
『恋人を作りたい』
『できれば三つ編み丸メガネの文学少女の恋人を作りたい』
しかし、そんな彼の願いは脆くも崩れる
。
『異世界転生』のせいで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 09:39:39
10902文字
会話率:34%
高校の入学式当日。
芥川龍太郎はお腹を壊して人気の少ないトイレに籠っていた。
そこで夏目こころと出会う。
――彼女もまた龍太郎と同じだった。
最終更新:2025-02-04 07:10:00
16350文字
会話率:37%
これは高貴な乙女たちが集うとされる名門女子高に通う、一人のお嬢様と小説好きの少女のお話。
特待生として一般推薦で入学してきた新一年生の本杉(もとすぎ)文代(ふみよ)は、特異体質の持ち主だった。小説を読むことに夢中になりすぎて感情移入してしま
い、意識を失ってしまうのだ。普段は明るく人懐っこい平凡な可愛らしい女の子。しかしその癖が災いし、学園内でたびたび問題を起こしてしまう。
ふとしたきっかけで、生粋のお嬢様、笠小路(かさのこうじ)綾音(あやね)は、文代を助けるのだが、彼女のことが気がかりで放っておけなくなってしまう。そこで常に寄り添い見守ることに。
そして、たびたび小説に没頭してしまう文代を現実に引き戻す方法を、試行錯誤の上、ようやく見つけだすことに。
それは、読んでいる本に割り込んで、文代と接吻することだった……
これは読書好きな女の子と、そんな女の子が好きなお嬢様の学園ドラマである。
この作品はエブリスタとカクヨムにも投稿済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 07:20:00
12781文字
会話率:19%
家庭教師のアルバイトをしていた俊太郎
生徒である紫雨に迷宮に連れて行ってほしいと誘われる。
探索者として駆け出しだった俊太郎は初めてパーティーを組んで迷宮に行くことになった。
それから依頼を受けることになったり、事件に巻き込まれることになる
。
迷宮の中では普段できないことが出来るようになる。魔法を使ったりスキルを駆使しながら、探索者たちは迷宮を攻略していく。
まだ見ぬ世界を求めて彼らは魔物と戦うのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 20:00:00
84388文字
会話率:23%
ここは辺鄙(へんぴ)な田舎町だ。
特段として珍しい物など無い場所。
そんな田舎町に世道 見理(せいどう けんり)は暮らしている。
彼には同い年の幼馴染みの文学少女。南本 利絵(みなもと りえ)が入る。
この物語は田舎町に住む男女の
青春の日々を書いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 09:24:42
100144文字
会話率:60%
三年前、天野照彦は幼馴染に告白された。
内気で引っ込み思案で、でも可愛い文学少女の月本六華。
そんな幼馴染の告白を、自分に自信がなかったこともあり、照彦は断ってしまった。
だがフッてしまった幼馴染と再び顔を合わせると、快活な陽キャに様変わり
していた!
「いやっはー、どもども!テルくん!感動の再会です!」
は? そのノリ、何……? 絶対そんなキャラじゃなかっただろ!
困惑する照彦を他所に六華は以前ではあり得ない大胆さでグイグイ迫ってくる。
さらに今度こそ俺を惚れさせてみせると宣言してきて!?
両片思いから始まる、甘々ハイテンションラブコメ!
【書籍版、ファンタジア文庫より発売中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 22:37:57
99220文字
会話率:43%
橘清良(たちばな きよら)は生粋の本の虫であった。それも電子書籍よりも、紙書籍がいいという拘りがある。
一方の幼なじみの藤原紫(ふじわら ゆかり)は手軽な電子書籍を好む、本の虫であった。
二人の好みは正反対、性格も正反対。そんな二人は、
顔を合わせる度に喧嘩が絶えなかった。
「はぁ?手軽な電子書籍も、使い勝手良いでしょう?」
「装丁もない媒体に、なんの意味があるの??」
近所では馴染み深い光景だった。
そんな仲良しこよしな(?)二人に、ある日試練が襲いかかる。何とか対抗策はないかと頭を捻って居ると、水の中に落ちてしまう。
普通なら苦しいはずなのに、不思議と息が吸える感覚。謎に思って目を開けると、眩い光に包まれた神を名乗る男が現れた。しかも、とんでもない試練付きで。
「「二人で世界を救え!?」」
イザナギという自称神は無理矢理話を通すと、静かに3冊の本を差し出した。一冊は清良、二冊目は紫、ならばあと一冊は?
「あと一人は、自力で見つけなさい。」
「「はい?????」」
喧嘩ばかりの少女たちに下された神(自称)からの使命。地球を救いながら、仲間を探せって無理があるって!!
文句を言いながら敵(?)と闘っていると、徐々に世界が滅亡の危機にあることが明らかになってくる。
そんな時、ようやく見つけたもう一人の戦士。彼女の名前は小野 篁花(おの こうか)。
「私が本気を出したら、凄いことになりましてよ?」
「「なら早く、変身して!!?」」
説得に時間はかかったが、ようやく変身した篁花。確かに彼女は圧倒的なパワーで、次々と敵を薙ぎ倒していく。
これならばイザナギの願いであった、「地球を救う」という目標は達成できるであろう。そうトワイライト達が安堵した時だった。
「おのれ、イザナギめ!」
何やらイザナギに怨恨を持つ禍々しいオーラを放つ女性が、三人の前に立ちはだかる!!厄介な狼の群れと、その女性に苦戦するトワイライト戦士たち。どうなる、トワイライト戦士たち!?
これは北国に暮らす文学少女達が、神様に頼まれて地球を救うまでのストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 15:32:18
1950文字
会話率:30%
文学少女に惹かれ恋に落ちていく純情ストーリー。
最終更新:2024-11-01 12:53:01
822文字
会話率:13%
中華王朝の上海市で地方自治を司る上海巡撫に任じられた朱雀媛は、若き日は寝食忘れて読書に耽溺する文学少女だった。
青春時代に読書で培った書評力と知識量は、官僚となった現在も健在。
上海を舞台にした小説「海上花列伝」の文学碑の除幕式に参列出来た
のは、元文学少女である彼女にとって僥倖と言えるだろう。
そんな朱雀媛は、公務で除幕式に参列した愛新覚羅麗蘭第一王女に貴賓室へ招聘されるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 07:21:52
1000文字
会話率:41%
時は大正十五年。
東京の出版社が「一冊一円で毎月一冊配本」を売り文句に刊行を開始した安価な文学全集は、日本の出版界に「円本ブーム」をもたらした。
この円本ブームは大阪市の船場で教科書の製造・販売を営む小野寺教育出版にとっても例外ではなく、同
社の企画課は国語系科目のノウハウを生かした児童文学全集の刊行に力を注いでいた。
小野寺教育出版の社長令嬢にしてまだ小学生の善子もまた、この刊行企画に動員されるのだった。
(※ 本作品は、第5回「小説家になろうラジオ大賞」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 07:44:53
1000文字
会話率:16%
読書家の女子小学生が旅行先で見つけた、一冊の児童書。
リサイクル図書として少女の手に渡った児童書が辿る事になった、長い旅路とは…
※ 本作品は、天界音楽様御主催の「今からファンアート2021」企画と黒森 冬炎様御主催の「ライドオン・テイクオ
フ〜移動企画〜」参加作品で御座います。
※ 加純様のイラスト「思い出の本とラベンダーの香り」(https://21092.mitemin.net/i584508/)を、イメージイラストとして使用させて頂きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 06:08:25
3238文字
会話率:24%
主人公の未来は、家出の最中に平安時代にタイムスリップしてしまう。
そこで出会ったのは、日本文学史上最も有名なあの文学少女だった!
キーワード:
最終更新:2024-08-19 12:28:17
12380文字
会話率:27%
文学少女と哲学少女。2人と出会い、少年は新たな答えを夢想する。
例えば人を害するということ、または探し求めてた「幸福の塔」について。
最終更新:2024-07-19 18:30:05
24723文字
会話率:52%
短編シリーズ第2弾。
キーワード:
最終更新:2024-07-18 20:59:09
2402文字
会話率:54%
『女子高生がもたらす、珈琲文化による…魔術小国の振興物語』
学級委員長も図書委員としての仕事も押し付けられている女子高生【霧島なつき】は、その日の放課後も図書室で一人、仕事を任されていた…
返却された本を元の場所へと戻す最中、あるはずの
ない床下への入口に気付き…なつきは、好奇心の赴くままに、その床下へと入る。
その扉の先には、魔術が当たり前の世界が広がっており…なつきは、魔術を習う学生の一人となっていたのだが…魔術師としての素質は大して無く、落ちこぼれの烙印を押されていた。
そして、魔術学校の授業の一つとして登山を行うが遭難してしまい…命の危機に瀕した状況で、瞳に映り込んだ木に成る赤い実が…霧島なつきの…転移先の小国『ウリ・バルデン』の運命を変える。
※アルファポリスとカクヨムにて、一部先行更新しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 18:38:15
38805文字
会話率:41%