~軽いあらすじ~
剣と魔法の世界に存在するサンライト王国第三王女として生まれたエイリス。ひょんなことから妹を殺害しようとしたと間違われて命を狙われてしまう。
王国騎士団から逃げながら冒険し、王宮に戻るために強くなる物語。
――――
不定期
投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 16:40:00
377232文字
会話率:43%
ここシェラール王国では、人を傷つけることは一切禁止されている。王国機密戦闘部隊“戦士”の一人、ウ二・シェルムは、隊で唯一体術を扱う、“無血の戦士”であった。そんな彼女は、なぜか王宮の警備兼王族の護衛に任命され、、、、、
これは、“無血の戦
士”ウニが、一滴の血も流さずに、王宮を、王族を、そして国を守る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 16:28:52
70400文字
会話率:41%
おっさんの私は、生まれ変わったら美少女になって女の子といちゃいちゃしたかった。そして虹色に輝く銀髪に、金色の瞳、透き通る白い肌の神秘的すぎる美少女になった。言葉がわからないので無表情無口キャラである。大丈夫。この属性は強い。なんとかなる。
なんとかなった。お貴族様に拾われた私はなんの苦労もなく宮殿で悠々自適なお姫様生活を送っていた。この生活を手放したくない私は、旦那様の側室の座を目指す。私、大きくなったらパパのお嫁さんになるんだ……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 16:17:16
791570文字
会話率:39%
後三年の役[1083~1087年]の奥州遠征準備の為に武蔵国府、府中に滞在した源氏の嫡流源義家が大國魂神社の宮司一族の娘との間に1084年、男子を授かった。奥州遠征に勝利した源義家は府中に凱旋、自身の三男と認知して朝廷から立花姓を賜り立花家
を創設、1099年元服した三男は立花義輝と名乗ったのだが、歴史の流れからその流れが消滅した。
令和の世、東京都府中市大國魂神社にお詣りにやって来た主人公は突然現れた大國魂神社の大神様と源義家公に過去の時代に転生して歴史の流れを修正する事を命じられた。
訳のわからぬまま戦国時代に転生した主人公、先乗りで転生した祖父と父と協力して歴史を修正しようと志すが、史実と異なる戦国大名立花家に古河公方家、関東管領山内上杉家、扇谷上杉家、北条家などの強敵に囲まれる状況を打開出来るのか?大國魂の大神様(おおくにたまのおおかみさま)と源義家公の願いを叶える事が出来るのか?
昭和、平成、令和の知識を駆使して戦国時代を乗り切れるのか?武田信玄、上杉謙信、今川義元の動静が鍵を握るかも?
史実通り織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の天下の流れとなるのか?結末は決めてないので筆者にもわかりません。
初投稿なので不備な点が有りましたら優しくゆるーく許してください。武将の個人名、城の名前は史実と創作をミックス致します。北条家の養子、嫁入り等は変化する可能性があります。
筆者は大國魂神社が大好きで、いつの日か戦国時代小説を書いてみたい、大國魂神社をストーリーに入れたいと考えておりました。
大國魂神社大宮司、猿渡一族の皆様、大國魂神社に携わる全ての皆様、架空の戦国時代小説の題材にする事をお許しください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 16:02:55
1012703文字
会話率:16%
秋山黄色氏の『アイデンティティ』のMVをご覧ください。そこから着想を得たのが始まりです。
あらゆるもの――例えば、今座っている椅子とか、ベッドの横で転がるぬいぐるみにも命があって、その命を可視化させる【ハート】を作った女とそれを買った男、
クローン人間たちとの争い、巻き込まれた男の話が出て来ます。
【ハート】に関しては、二宮敦人氏の『狂化』の短編? からも後付けかもしれませんが着想を得ていると思います。そちらから読んでみても面白いかもしれません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 15:32:37
16608文字
会話率:17%
いまから二百年の未来。
前世紀から移住の始まった火星は地球のしがらみから離れようとしていた。火星の中緯度カルディア平原の大半を領域とする扶桑公国は国民の大半が日本からの移民で構成されていて、臣籍降下した扶桑宮が征夷大将軍として幕府を開いて
いた。
その扶桑幕府も代を重ねて五代目になろうとしている。
折しも地球では二千年紀に入って三度目のグローバリズムが破綻して、東アジア発の動乱期に入ろうとしている。
火星と地球を舞台として、銀河規模の争乱の時代が始まろうとしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 15:17:00
702261文字
会話率:42%
時司巡(ときつかさめぐり)は制服にほれ込んで宮之森高校を受験して合格するが、その年度から制服が改定されてしまう。
すっかり入学する意欲を失った巡は、定年退職後の再任用も終わった元魔法少女の祖母に相談。
「それなら、古い制服だったころの宮の森
に通ってみればぁ?」「え、そんなことできるの!?」
お祖母ちゃんは言う「わたしの通っていた学校だし、魔法少女でもあったし、なんとかなるよ」
「だいじょうぶ?」
「任しとき……あ、ちょっと古い時代になってしまった」
「ええ!?」
巡は、なんと50年以上も昔の宮之森高校に通うことになった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 09:17:20
433222文字
会話率:44%
月の女神アルテミスと火星の女神ベロナは揃って昴学院を留年、三月の末日、その告知式で校長の宮沢賢治から申し渡されたのは意外なことだった!
最終更新:2024-10-25 10:26:14
31794文字
会話率:67%
勇者の時期候補生として、幼馴染のアルベルトと一緒に、剣術、武道、魔法、勉学を共に養成学校で学んできた、リスク。おなじ訓練や勉学をしてきた。しかし、アルベルトのステータスは、均等以上に上がるのに対して自分は何故か運と賢さしかあがらない。賢さと
は商人が使うステータスで値切るや脅すや常連さんになるなど戦闘では全く関係のない特技を覚える。剣術も武術も魔法も使えない。そして16才になりアルベルトは勇者として王国を旅立つことになった。頑張れアルベルト俺はこの王国で武器屋か道具屋におそらく、なると考えていた、しかし翌日、王宮に呼び出された俺は、王様より驚くことを任命された。「勇者アルベルトの物資補給係としてリスクを命じる」なんと俺はアルベルトの物資補給係として彼の後をついていくことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 14:59:54
158172文字
会話率:39%
幼き頃に国を滅ぼされ、敵国で将軍の娘として生きることを強いられた元王女、凛音。
彼女は密かに復讐者としてその刃を研ぎ、忍び寄る陰謀に立ち向かう覚悟を決めている。頼るのは、己の手に秘めた暗器のみ。
その華やかな宮廷で彼女を見守るのは、幼き頃
から彼女の笑顔を知る第二王子。
しかし、その穏やかな視線の奥には、彼女への秘めた想いが潜んでいる──。
今宵、元王女さまは殺し屋への道を歩み始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 14:58:25
434279文字
会話率:34%
一週間ほど前に行方不明になった大学の友人、守世樹を捜す俺、明保野恭也と黄葉玲士。もう一人の友人である影宮奏の無関心さに八つ当たりしたい気分だったが、ふと目に入った投稿にとある疑問が芽生えて……?
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最終更新:2025-05-12 14:46:21
740229文字
会話率:70%
岐阜県・高山市には、豊かな自然、歴史ある町並み、そして美味しい名産が数多く存在する。しかし、近年、若い世代を中心に「高山」という名前は知っていても、その魅力を深く知らない人が増えている。
そんな中、高山市の10の地域 (高山・国府・丹生川
・久々野・上宝・清見・荘川・朝日・一宮) に宿る 「土地の精霊」 たちが、現代に顕現!
彼らは各地域の名所や特産品を象徴する擬人化キャラクターとして、観光地や名産の魅力を伝えるために立ち上がった。
しかし、時を同じくして、不穏な噂が広まり始める。
「高山を忘却へと導く影の存在」が、地域の記憶を人々の心から消し去ろうとしているのだ――。
果たして、TAKAYAMA10(タカヤマテン)のキャラクターたちは、高山の魅力を守り、Z世代に伝えていくことができるのか!?
美しい風景、おいしいグルメ、地元の伝統文化を交えながら、ちょっと不思議で、笑いあり、感動ありの地域冒険ストーリーが幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 14:42:09
57104文字
会話率:36%
妃候補として誰よりも“完璧”を求められてきた、フィオリーレ侯爵家の令嬢・エレナ。
感情を殺し、気高く、慎ましく──そうしてずっと、王太子ライネルトの隣を目指してきた。
けれどある日、偶然耳にしてしまったのは、彼と“別の令嬢”の密談。
「
エレナは都合がいい」「政略として申し分ない」
──私の人生は、“便利”で済まされるほど安くない。
裏で繋がる二人の関係、見下されていた婚約話。
全てを知ったその瞬間、エレナは決意する。
「“当たり前”にされた未来なんて、こっちから願い下げです」
これは、“選ばれるだけ”だった少女が、“自分の運命を選び直す”物語──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 14:37:24
1658文字
会話率:41%
人間嫌いな人魚の美海。成人した人魚と認められるには人間社会で人という存在を知り、共存しなければならない。そんな美海に課せられた課題は大学を卒業することだった。大学生活を過ごしていく中、多くの人間に触れ人間に対する思いが徐々に変化していく。
最終更新:2025-05-12 14:33:05
1532文字
会話率:69%
これはエミリア·バーミリオンのお話です。
バーミリオン公爵家の一人娘であるエミリアは、自由を求めていた。しかし、バーミリオン夫妻に届いた一通の手紙によってエミリアの婚約が決まってしまう。知りもしない相手との婚約をしたくないエミリアだがバー
ミリオン公爵はエミリアに聞く耳を持たない。婚約が決まった夜にエミリアは公爵邸から逃げ出すことを決めた。そんな時、エミリアの前に現れたのは平民のジャック。共に逃亡生活をしている内にそれぞれは愛し合うようになっていく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 09:28:51
878文字
会話率:0%
必要ないおじさんが殴ってくる。
葉ちゃんだそうな必要ないおじさんは、話しかけてくると、あとは一人で会話している。
迷惑。
煩い。
殴ってくる。
どうして犯罪者とならないとしているのか、わからない。
必要ないおじさんの言うような、理由、があ
れば実行していいとしているから?
犯罪者。
必要ないおじさんが犯罪者であることを受け入れなくても、必要ないおじさんは犯罪者。
安部野清明なんですって。
宮司なんですって。
好きに言ってるなー。
必要ないおじさんの婚約者も高校生なんだ、と事後の女子高生に言って、ホテルから出たければ、という連絡先を持たせる。
必要ないおじさんによると、必要ないおじさんは性行為がお上手で、しかし、私に必要ないおじさんの性行為ホテルのことを話すのでは切り捨てたんですって。
妊娠がわかったそうなで、妊娠届の用紙と一緒にだそうな母子手帳の受け取り、だそうなものを経て、認知しようとしたのに、腹の子はいなくなったそうで、保険金。
おまえに何かあってはと保険金で、かと思えば、そこで必要ないおじさんの本名だそうなものを明かしたそうなで、誰かの保険を契約させようとする。
そんなものを結べば事実婚で、結んでいないのでは婚姻を結ぶ意思がないとする。
先にいて死んだのではなく、私の母子手帳、それがある?
必要ないおじさんの気色悪い女性との性行為を聞かせて吐き気を催させる。
そしてやはり、別の人の女性関係で私を殴る。
素早く終息、それをぜひ。
必要ないおじさんが、私の戸籍はもう配偶者の欄に使ってて、それをりぼんちゃんに使わせている、って言ってる。
頭のおかしい必要ないおじさんは、りぼんちゃんの戸籍が私の戸籍だと思ってるってこと?
私の配偶者の欄に必要ないおじさんはいない。
未婚、それが私の戸籍。
巫女に仕える女の子達、それで、照明遊び大好き必要ないおじさんの奥さんだそうなりぼんちゃんと、必要ないおじさんがりぼんちゃんのために揃えた、神台に上がることをさせてやってもいい女の子達。
必要ないおじさんは姫の装束を与えていて、でも、りぼんちゃんは巫女だそうで、あれを手にして踊るのは、りぼんちゃん。
鳥居は、必要ないおじさんが腐っていく場の寸前に配置、するにも、石材を積んでおく、それでいい。
ジュエリーつけさせて気色悪く大満足する、必要ないおじさんが神なんだって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 14:21:45
37661文字
会話率:0%
のほほん一人旅のまとめをしようかと。
こだわりがあってない中途半端な旅なので記述を続けていけるかな。
西行法師、辻まことさん、串田孫一さん、林由紀夫さん、宮嶋康彦さん、心の中で勝手ながら旅の師匠とさせていただいています。
最終更新:2025-05-12 14:02:45
364795文字
会話率:1%
羽曽部食品株式会社に勤める課長[須沖仁]と、その部下である主任[岡宮真那]は業務中に大地震に見舞われ、会社の敷地ごと異世界[デルカニア]に転移してしまう。この転移に巻き込まれたのは仁と真那を含む従業員298名。彼らは<落ち人>と呼ばれ、見知
らぬ土地でサバイバル生活を余儀なくされる。そして最初に出会った異世界人[慈愛(ジア)]庇護の元、元の世界に帰還するのを目標に従業員298名は奮闘していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 14:00:00
506204文字
会話率:37%
政略婚の悪役令嬢とされる美咲は、幼い王子レオンと家族になるはずの継母に転生。しかし原作では彼女がレオンを疎ましく扱い、離宮へ追いやられる結末を迎えていた。
転生後、美咲はまずレオンの心を溶かすことに全力を注ぐ。深夜の城内散歩で手をつなぎ、お
菓子作りを一緒に楽しみ、王立図書館で絵本を読み聞かせる――日常の小さな幸せを共有するたび、二人の絆は強まっていく。
やがて王国を揺るがすクーデターの危機が到来。美咲は継母としてレオンを連れて宮廷改革を訴え、民衆と貴族双方からの信頼を勝ち取る。
最後は、宮廷のバルコニーで親子三人(国王・美咲・レオン)がそろって笑顔を交わし、「家族こそが未来をつくる」と誓い合う祝典のシーンで幕を閉じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 14:00:00
8421文字
会話率:43%
「今宵、王太子殿下のお召しである」――って、これ服務規程違反では!?
レイナ・クルドノヴァ、24歳。訳あって没落寸前の公爵家から、猛勉強の末に王都の官吏となった真面目が取り柄の努力家。残業中に偶然見つけたのは、名前が書かれた貴族に秘密の
「奉公」を強いるという『夜伽帳』!? しかもご丁寧に私の名前まで!
有無を言わさず命じられたのは、次期国王候補・セドリック王太子への夜伽…のはずが、待っていたのは甘党でちょっと残念な美形王子との(お茶菓子付き)密談と、国家を揺るがす毒殺計画!?
「私の職務はあくまで公務員でして…」「君の書類整理能力と記憶力が必要なんだ」
昼は山のような書類と格闘し、夜は仮面の議長の陰謀を探る二重スパイ(仮)生活。薬草知識と内心ツッコミを武器に、私は官吏としての誇りと平穏な(定時退勤できる)日々を取り戻せるのか!?
王宮お仕事サバイバル、時々ラブ(?)、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 21:00:00
22189文字
会話率:42%
むかし……母からよく冒険譚を読んでもらった。
〜〜この世界には『天空の迷宮』が存在し、大空には無数のダンジョンがひしめきあっていた〜〜
〜〜遥か空の彼方には、火山が噴火し、宙に水が浮き、大きな熱帯雨林が広がったかと思えば、極寒の氷の洞
窟が姿を現す〜〜
〜〜そして、その頂に存在するのは【光の迷宮 アルフヘイム】……そこを攻略せし者は“勇敢なる者”——【勇者】と呼ばれ……光の精霊が『祝福』を与え、どんな願いも叶えてくれるとされている〜〜
〜〜数多の冒険者は光に憧れ果敢にも大空を目指した〜〜
これは、その冒険譚の一節。
だけど……これはフィクション。あくまでファンタジーだ。
この冒険譚は、ど田舎暮らしのしみったれたクソガキだった僕——“ウィリア”の興味を大きく刺激し、何度だって母にせがんで読んでもらった。
だがな……
僕ももう15になった。立派な大人さ。
夢と現実の区別くらいはつけられる。
僕が憧れたのは冒険者なんて非現実の『夢』ではなくて……都会で暮らしてみたいという現実的な『夢』さ。
あの冒険譚は好きだけど……いつまでも子供じみた夢に憧れていてどうする?
だから、現実的な夢を見て都会にまで出てきたんだ。
さて……これからシティーヒューマンになるための僕の物語が始まる。
はずだった——
「あれはラストダンジョン。光の迷宮アルフヘイムだよ!」
「……はあ?」
道ゆく男性の足を止め、質問を投げかけると返ってきた答えがコレである。
いざ、都会に憧れ【大都市シルフ】へとやってきた僕だが……常に既視感に襲われていた。
冒険者はフィクションではなく実際に存在してた。摩訶不思議な城と一体化する塔もそうだ。
それで……
「ちょっと待ってください? あれがアルフヘイム? 頂上につくと光の精霊が祝福してくれる??」
「あれ……なんだ、知ってるじゃないか君?」
「うそ……だろ……?」
男性はあの塔のことを光の迷宮【アルフヘイム】だと言った。
だけど……僕の記憶が正しければ……
あれは……
【チュートリアルダンジョン】であるはずなのだ。
これは、僕だけが……
知る事実——
♢小説情報補足♢
・1話大体2000文字。
・主人公【ウィリア】がおくる一人称視点。
・この作品はオリジナルです。
・カクヨムにも投稿されております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 13:27:49
51081文字
会話率:32%
港街アーデルバードは、漁業も盛んだが、ダンジョンがあることで有名な街である。ダンジョンは、地下に広がる洞窟状の迷宮だ。そこには魔物が住んでいて、それを倒して素材をはぎ取り、地上に持ち帰ると金になる。古代の魔法使いが作ったものと言われている
が、詳しくは誰にもわからない。
浅層で小遣い稼ぎをする者、深層で己の実力を試す者、ダンジョンに挑戦する者に傷薬を売りつける者、街はダンジョン関係者で溢れていた。
働き口を見つけられなかった捨て子のパドマは、特例でダンジョンに入場することを認められた。誰にも期待されることのない薄暗い場所での金にならない仕事だった。だが、そこで少女は、ささやかな楽しみを見つけ、躍進していく。
奇跡の新星パドマとして、時に憧れられ、時にからかわれ、危険なことなど何もしたくないのに、力づくで深階層に挑戦させられる物語り。
最後まで書き上げることができたなら、最奥を覗くかもしれないし、全然関係ないベクトルに乗ってしまうかもしれない。物語りのラストは、きっとフライパンは活躍しない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 13:11:50
1946788文字
会話率:51%
ゴエティア家は、王宮の中でも代々続く召喚術師の家系。
その嫡男であるアシュトは日々、勤勉に奥義を会得しようと励んでいた。しかし名家の息子であるにもかかわらず、彼が召喚できるのは弱々しい『ハエ』だけ。周囲はそのことを嘲笑し、役立たずの時代
遅れ、との烙印を押していた。
両親を亡くしてからは、その風当たりがいっそうに強くなる。
そしてついに、アシュトは王宮からの解雇を言い渡されるのだった。途方に暮れる彼だったが、王宮で学んだことを活かせる職業がないか、必死に考える。その果てにたどり着いたのは、冒険者ギルドだった。
そこで下級の冒険者として、再出発を誓ったアシュト。
だが、最初に挑んだクエストで思わぬ出来事に遭遇した。王宮以外で行う初めての召喚術。いつにない力の奔流を感じた直後、彼の目の前に現れたのは一人の少女だった。
「やっと、戻ってこられたわね。遅いわよ」
自らを『女王のベル』と名乗った少女は、いとも容易く周囲の魔物を殲滅してしまう。そして、アシュトに向けて告げるのだ。
「アンタ、これから私の騎士になりなさい」――と。
これは一人の召喚術師が真実に辿り着く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 13:10:00
14701文字
会話率:43%
「お前は国外追放だ!!」
「ええ!?」
ユーリ・アーヴィルは王宮に勤める魔法使いだった。しかし、あることが原因で悪魔認定を受けて国外追放処分となってしまう。それというのも、彼の『範囲魔法』が『世界規模』であったから。しかも災害級の威力を
誇っていたため、悪魔扱いを受けてしまったのだ。
自分の魔法はそんなたいそうなものではない。
ユーリは必死に弁明を試みるが、それも叶わず王都の外れへと放り出された。
そんな彼を助けたのは、一人の少女。
「我らの新たな『魔王様』」
ミラというその少女曰く、先代の魔王はユーリの範囲魔法の落雷を受けて死んでしまったという。そんな彼の『我を倒した者を時代の魔王に』という遺言に従い、彼女は少年を探しにきたとか。
最初こそ渋っていたユーリであったが――。
「このままだと、私は殺されてしまう……!」
ミラが魔王の娘であり、王位継承の争いの火種となると知って覚悟を決めた。
この少女を守るために自身が魔王となり、時間を稼ごう――と。
もっとも、彼自身は自分の魔法など下らないと信じていたわけだが。
これは一人の少年が勘違いとハッタリで窮地を切り抜ける、コメディ異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 21:06:43
4438文字
会話率:39%
【死神】と呼ばれ、忌み嫌われる魔法使いがいた。
世界でただ一人、一子相伝の即死魔法を習得したがために周囲から疎まれていたのだ。宮廷魔法使いとしての地位を与えられているものの、それも彼の望んだものではない。常に腫物のように扱われ、爪弾き者
にされる日々に心優しい彼――グリムは飽き飽きとしていた。
鬱屈とした日々を過ごすグリムであったが、そんな暮らしは突然に終わりを迎える。急転直下、彼は無実の罪で『追放処分』を受けた。
罪状は王妃の病について、彼女に毒物を盛ったというものである。もちろんグリムは否定したが、周囲は聞く耳を持たなかった。結果として彼は王宮魔法使いの地位を捨て、野へ下ることになる。
心機一転、新たな暮らしをしようと考えるグリム。
しかし彼には行き場がなかった。悩んだ末に冒険者稼業で生計を立てようと考えるが、そこで一人の少女と出会うことになる。
『誰か、お母さんの病を治してください!』
少女――ドーラは、流行り病に罹った母を救ってほしいと訴える。しかし特効薬に必要な薬草は不足し、八方塞がりとなっていた。
グリムはそんな彼女を放っておけず、声をかける。
そうして、彼の運命は大きく動き始めるのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 08:10:00
3338文字
会話率:35%
勇者に滅ぼされた“魔王国”――
正義の名のもとに焼かれた民の声は、誰にも語られなかった。
生き残った少女・ミィナは、奪われた歴史を取り戻すため、語り部として立ち上がる。
剣ではなく、言葉を武器に。
焼け跡から拾い上げた“記録”を胸に、英雄
譚に隠された真実を暴いていく。
国家に封じられた過去。
秩序のためにねじ曲げられた正義。
そして、“語ることすら罪”とされた世界の中で、彼女は問う。
――「正義とは誰のものか?」
やがてその“声”は、王宮に届き、歴史を揺るがす反乱へと発展する。
血ではなく、火でもなく、“声”が国を変えたそのとき――
物語は、次の世代へと受け継がれていく。
これは、燃やされた者たちが語り継ぐ、ひとつの記録。
そして、「焔は語り継がれる」という名の革命の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 13:10:00
11085文字
会話率:27%