剣術などの武術が盛んなエーデルタルト王国に魔術には優れていたが、武術が不得意な王太子がいた。
武を貴ぶ王は剣もロクに使えない王太子に諦めをつけ、王太子の弟を次期王に指名しようとする。
王は両者を戦わせ、勝った方を次期王にすると宣言した。
そ
して、御前試合は…………弟が勝った。
これにより、王太子であるロイドは王族から貴族に落とされ、辺境の地へ流されることになってしまった。
納得がいかないロイドはその夜、婚約者であるリーシャと共に見張り台から城を眺める。
2人は城を眺めながら敗北と悔しさを堪えながらも涙した……
「腹いせにぼやを起こす魔法をしかけてやったわ」
「奇遇ですね……わたくしもです」
「「ははは…………え?」」
ちょっとした火種も2つもあれば燃え上がり、王都に警鐘が鳴り響く。
ロイドとリーシャは王都を出ると、道中で再開した元同級生のマリアを巻き込んで他国に逃れることにした。
廃嫡王子と悪役令嬢と不幸な田舎令嬢の逃亡劇が始まった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 12:00:00
543942文字
会話率:55%
深宇宙を旅する〈ハンザ艦隊〉所属の〈探査艦ベルゲン〉は、突如として謎の勢力〈見えざる者〉からの襲撃を受ける。
格闘術に長けた新人警備員メランは、〈見えざる者〉との戦闘で瀕死の重傷を負いつつも辛くも生還。
敵が所持していた〈謎のデバイス〉の
奪取にも成功し、逃走を図るメランであったが、孤立した艦内の端で遂に意識を失ってしまう。
一方、商業区画では、他の艦から体験学習ツアーで訪れていた子供たち十五人が取り残されていた。
彼ら彼女らは崩壊寸前のベルゲンから脱出を果たすことができるのか?
さらに彼らのもとには、メランを捜索しに現れた〈見えざる者〉の工作員と見られる謎の少年の姿が……。
ワープ航法技術が確立した遥かな未来。多数の異星系種族(エイリアン)たちが寄り添い暮らす〈探査船団社会〉を舞台に繰り広げられるアクションサスペンス劇。
メランと子供たちの命運や如何に⁉ 謎の敵〈見えざる者〉の正体や狙いは?
それぞれの運命は見えざる渦を巻いて、やがて全宇宙へと広がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 23:20:00
457598文字
会話率:28%
突然のリストラで再就職を余儀なくされる青年が、奇遇な運命に流されながらも、とある高齢者施設で様々な人々との交流を通じて共に困難を乗り越え、人間として成長していく物語。
最終更新:2024-03-08 09:57:26
50567文字
会話率:56%
男性が苦難の経験からこの世界を激しく憎むようになりますが、見知らぬ男性の手を勇敢に救った見知らぬ女性は殺され、異世界に転生します。新たな苦難の経験が始まりますが、同時に素晴らしい体験でもあります。
最終更新:2024-01-22 13:50:09
29105文字
会話率:0%
グログラーム王国の唯一の聖女、ヴィヴィアン・ラームシルドは王太子の婚約者として忙しい日々を送っていた。
元平民ということもあり、肩身の狭い思いをしていたが、大好きな婚約ジェラールと親友の公爵令嬢、ベルナデットがいたから頑張れた。
「計画通り
、ヴィヴィアンを消すことができた。これで全てが白紙に戻るはずだ」
「馬鹿女を騙せて面白かったわ」
ヴィヴィアンはアンデッドに襲われた二人を守って命を落とした……と思いきや『裏の顔』を目の当たりにする。本当はジェラールとベルナデットに騙されて殺されたことに気づいてしまう。
「僕がお前を愛しているわけがないだろうが。僕は昔からずっとベルナデットだけを愛している」
「クソ女からわたくしのものを全て取り返してやったわ!ああ長かった……この国に〝聖女〟なんていらないのよ」
「ヴィヴィアン・ラームシルドを死の森に捨てろ」
アンデッドが住む死の森と呼ばれ恐れられる場所でヴィヴィアンを救ってくれたのは『冥王』と呼ばれる怖いくらいに美しい男性、サミュエルだった。
「お前はアンデッドになったんだ」
「…………へ?」
ヴィヴィアンが死の森で暮らすうちに様々なことが明らかになっていく。
不思議な黒猫の謎、サミュエルの正体、ヴィヴィアンの事故死した両親……複雑に絡み合うそれぞれの物語の結末は!?
「ウフフ、わたしはあの人達に復讐したいのです」
「ほう……奇遇だな。俺もあの国の王族に恨みがある。協力しよう」
最期にベルナデットとジェラールを追い詰めるのは恐怖か絶望か……。
「わたしはあなたを許さないわ。絶対に」
(アルファポリス、カクヨム、ベリーズカフェ掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 18:11:30
110374文字
会話率:31%
王命のもと公爵家に嫁いだ伯爵令嬢ユーリアは、初夜に公爵から「お前を愛することはない」と告げられる。公爵には華やかな愛人がおり、地味なユーリアは自分に相応しくないという考えだった。
「困りましたわね? 子作りは王命ですのに。まあ、子どもは今日
明日に出来るものではありませんから」悠然と構えるユーリアだが、彼女は彼女で、公爵に触れられたくない理由があった。公爵有責での離婚を目指し、人生を賭けたユーリアの大芝居がいま始まる──。
※今回は"ほっこり"無しです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 07:01:34
6097文字
会話率:24%
エリスは幼い頃にお母さんをなくした逞しい女の子だ。継母にも連れ子にも負けないわ。優しいトーマス爺もいるし何より亡くなったお母様から受け継いだ、「そんなの無ければ作ればいいじゃない」魂がある。
そんな私に公爵家から婚約を打診されて来た。デビュ
タントなんてしてなかったし、一体どこから私の話を聞いたんだろう?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-12-21 13:34:21
69128文字
会話率:13%
【pixivより転載】
私としては、ここpixivでは珍しく「非18禁」の短編です。
舞台は江戸時代です。
タイトルどおり、アソコが「馬並み」(!)のお侍さんが主人公なので、モロに性的なストーリーではありますが、直接的な官能描写や
官能表現は「一切」ありません。
このお話は江戸時代の南町奉行、根岸 鎮衛(1737-1815)が書き記した「耳嚢」(みみぶくろ)の巻之一「異物亦(また)奇遇あること」という短い記述をベースにしています。
個人的に江戸時代が好きで、よく当時書かれたものを読んでいるのですが、ダントツに面白いのが、下級旗本(町人という説も!)から驚異的な出世を遂げ、勘定奉行から南町奉行までを歴任した根岸 鎮衛(ねぎし やすもり)が江戸の事件、噂話、珍談、奇談、猥談から怪談にいたるまでを、30年以上に渡って書き溜めた「耳嚢」でしょう。
岩波文庫から全三巻で注釈付きの良書が出ているので江戸時代の入門書としても最適です。
耳嚢の中には、今回ベースにした並外れた巨根の男性のエピソードの類話が数話あったように記憶しています。
約七千文字のハッピーエンドの短編、お気軽にお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-12 21:45:36
7786文字
会話率:31%
蒼が町の中を歩いていると、突然声をかけられた。
「あのー、すみません」
若くて明るい女性の声だった。
何やら、道に迷ったみたいだ。それでたまたま近くに居た蒼に助けを求めた。
蒼は快く目的地までの道案内を引く受ける。
そして彼女は葵
と名乗った。
奇遇にも、同じ名前だ。
そして目的地に着くと、葵は感謝を述べる。
目的を果たした蒼は挨拶をしてその場を離れようとする。
しかし葵はお礼がしたいと、近くのタコ焼き屋でタコ焼きをおごってくれた。
そして一緒にタコ焼きを食べる流れになったけど、何か彼女の様子がおかしい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-07 06:55:21
3648文字
会話率:37%
「釣れますか?」
「ええ、デカい当りが……」
「奇遇ですな、こっちもですよ」
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。
最終更新:2022-10-12 15:08:47
1151文字
会話率:30%
領主に追放を言い渡された俺は、幼馴染のニアに最後の挨拶をする。
ニアの傍に座った俺は、彼女の横顔をちらりと見た。俺は彼女の横顔が好きだ。長いまつげ、少し吊り上がった目に高い鼻。要するにそう、ニアは美人なのだ。好きなのはもちろん見た目だけ
じゃないぜ。性格だってそうだ。優しくて、男勝りだけど可愛らしいところもあって、いや、これ以上は辞めておこう。
「ねえ、話があるんだ」と俺は言った。
「あら奇遇ね。私もあなたに話があるの」ニアはそう言って俺の顔をじっと見つめた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 15:23:12
56938文字
会話率:21%
侯爵家次男ルークは、婚約者である公爵家令嬢エミリアに向かってこう言った。
「いきなりで悪いが、エミリア……僕は君との婚約を破棄したいと思っている」
一方のエミリアは平然とこう返した。
「奇遇ですわね。わたくしも貴方との婚約を破棄したい
と思っていましたの」
ルークにもエミリアにも、目の前にいる婚約者とは別に想い人がいる。
だから二人して婚約破棄を望んでいるわけだが、二人して自分が婚約破棄される側に回ることは断固として拒否していた。
「どうやら君は、僕が手ずから婚約を破棄するにふさわしい相手のようだな」
「貴方こそ、わたくし自らが婚約を破棄するにふさわしい相手のようですわね」
そうして二人は、互いの想い人が出席する社交パーティを決戦の場に選んだ。
パーティの場で、どちらが先に婚約破棄を発表し、想い人との婚約をこぎつけることができるか……仁義なき婚約破棄(たたかい)が、今まさに始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 09:00:00
4521文字
会話率:41%
貴方が死んでから、一周忌とちょっと経ったよ。
あの子が保育園に入る事になったよ。今日は、それの報告。
それにしても、奇遇だよね。結婚記念日が、娘の入学記念日なんて……。
貴方はそっちで元気? 私は……元気だよ。
キリンがお送りする初の短
編であり、同時に初めての完結作。
どうか、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 17:38:48
848文字
会話率:31%
元は空前絶後の修練の天才だったが、修練能力を失い、家族の中の恥辱となって笑われ、絶望に近い時に奇遇を得て修練を再開し、かつての廃物は修練を経て障害を乗り越え、千年誰も足を踏み入れなかった最強の境地に足を踏み入れた!
最終更新:2022-07-01 16:00:00
19437文字
会話率:16%
踊りては、セカイ(己以外)を喰らい。舞っては、セカイ(己)を無にする。
『文芸webサーチ』『幻想検索』にも登録しているHP『tori』のブログと、『カクヨム』で掲載中。
2022.5.20.「奇遇」「火傷」「溶込」「落下」「起点
」を掲載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 18:23:52
5411文字
会話率:30%
結婚してはじめての夜。とても初夜とは思えない地獄のような雰囲気で、夫は声高らかに「おまえを愛することはない」と宣言した。そんな夜から始まる、ちょっと残念なふたりのすれ違いラブストーリー。
※始終コメディ路線でいきたかったけれど中盤はしんみ
り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 12:49:54
18591文字
会話率:34%
「ヨォ...!山吹。奇遇だな...」
「え」
「こんなとこで会うなんて、思っても見なかったぜ」
オシャレ過ぎる見た目。
高価なブランド物を着飾り、
髪型もイケてる。
そして、顔も男前。
同じ高校に通ってる性格の悪いイケメンの藤島くん
だった。
金持ちのボンボン。
貧乏な母子家庭の俺を見下し、
更に邪魔がってる。
何故ながら、俺がいるせいで、
学年二位だから。
何でも一番でいたい男、それが藤島くん。
学校一のモテ男であり、運動神経も抜群。
そして親が金持ち。
俺は学年一位にこだわっていた。
何故なら、特待生でいれば、
授業料が免除になるから。
そのくらい、俺は頑張って勉強し、
この地位を築いてきた。
ま、そのため。
俺はお洒落などすることもなく、
冴えない眼鏡男子。
服装も、ちょっと毛玉だらけの
パーカーに、着古したジーパンだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 12:19:37
6977文字
会話率:29%
「冗談じゃない。こんな形でお前に一生縛られるなんて御免だね」
「奇遇ね、わたしも同じ気持ちよ」
フェレール公爵家の一人娘であるアニエスは、学院を卒業してから数年経った今もなお婚約の一つもまとまらない――つまるところ、嫁き遅れ間際となって
いた。
それを見れば相手を選んでなどいられない状況ではあったのだが、開口一番そう宣った男に対し、縋り付いてやるつもりは毛頭ない。
その男は口を開けば喧嘩となり、ありとあらゆる皮肉と嫌味をもって相対していた宿敵――フレデリク・ローランだったのだから。
これは素直じゃないふたりの素直じゃない婚約事情の物語である。
***
前中後編で完結まで毎日12時に予約投稿済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 12:00:00
15417文字
会話率:47%
時間の流れが歪む「時の檻」の中で1000年戦い続けていた魔王と勇者は、ある時気付く。
あれ……? もうこれ、決着つかなくね?と。
「なあ……ちょっとだけ休憩しない?」
「奇遇じゃな……我も同じことを考えてたんじゃ……」
合意した二人は戦
いを一時中断。1000年ぶりに外の世界に戻ってきた。
その結果――
「「めっちゃ世界平和になっとる」」
魔王と勇者。
それぞれのリーダーを失った魔物と人間は、なんかこう、なんやかんやあって和解。
二つの種族が手を取り合うことで、世界には平和が訪れていたのだった。
さらには魔王と勇者の激闘は1000年の時を経て風化。
今では御伽噺として、一部の人間が覚えている程度になっていた。
「なんで忘れられとるんじゃぁああ! 我、あんなに頑張ったのに! あんなに頑張って魔物を統括したのに! あんなに部下の悩みとか聞いてあげたのに! あの恩知らずどもめぇええ!!」
「ほんとそれな」
「もう嫌いじゃ! 人間なんて滅べばいいのに! ついでに魔物も滅んでしまえ!」
「分かるわー。あ、生ひとつ追加で」
「我も!!」
目的を失い、暇を持て余した二人は、今日も居酒屋で愚痴りながら酒を飲む。
これは時の流れに置き去りにされた、かつて世界の中心にいた二人が、居酒屋で飲んで駄弁ってを繰り返す。
ただ、それだけの物語。
※不定期更新です。思いつき次第更新します。
連作短編ですので、サクッと読めると思います。疲れてる時、笑いたいときにお気軽にどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 18:00:00
7578文字
会話率:55%
「アイリス・サクランティーア、おまえとの婚約を第一王子であるセシル・アルバイン・アーレンハイトの名においては破棄する!!」
卒業式に答辞として卒業生を代表しているアーレンハイトの第一王子が挨拶をしたと思ったら、急に私の名前を呼び婚約を破棄
してきた。私が婚約者失格だから婚約破棄されたのかと衝撃を受けながらも、その現実を受け入れようとしていた。そんな時、王子から秘密を明かされたのだ。王子は何と朝起きたら性別が男から女になっていたのだ。な、何という奇遇。私も朝目が覚めると股の下に何かがあったのだ。これは私たちは結ばれるしかない。そんなふざけた関係の元王子と元公爵令嬢のハッピーエンド話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 21:14:47
2280文字
会話率:50%