――『彗星』。
その言葉に僕は、何かを感じたんだ。今の止まった世界が動くような何かを。
日々の停滞を感じていた僕は、夏休みを利用して『彗星』を見る旅に出ることにした。
そして、旅の途中で一人の少女と出会い、共に旅をすることになる。
僕達は、二人で『彗星』を見ることはできるのだろうか。
これは、自分自身に苦しむ僕達と、神様の間違いについての物語だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 08:10:00
42794文字
会話率:23%
絶望した人間が怪物“ロスト”となり、街を襲う現代日本。
特別な石の力で生まれた武器を手に、心の闇と向き合い“救う”ために戦う子どもたちがいた。
倒すのではなく、救うために。
闇に飲まれた者たちの叫びに、彼らはどう応えるのか――。
最終更新:2025-07-29 23:52:48
23769文字
会話率:36%
侯爵令嬢カトリーヌ・カドレッドの人生は、十の時にやや脱線した。
原因は、幼馴染の伯爵令嬢リリア。曰く「前世を覚えている」「この世界はオトメゲーの世界」「自分はヒロイン、カトちゃんは悪役令嬢」。
そして、カトリーヌが破滅するのがわかっていなが
ら「ギャクハーエンドを目指す」とのこと。
この話をきっかけに、複雑な家庭環境に疲弊していたカトリーヌはなにもかもがどうでもよくなり、どことなく気力に欠ける地味で物憂げな無愛想令嬢へと育っていった。学園に入学したのちも、おばかなリリアを叱り飛ばしながら、父のばら撒く実のない見合い話の尻拭いをしながら、いつでも物憂げ無愛想。
鬱々とした日々の中で、唯一の癒やしは友人ソキウスとの交流だけ。
今日もカトリーヌは池畔で憂鬱げに踊る。たったひとりの観客のために。
悪役令嬢から無愛想地味令嬢に自ら転落した少女が、たった一枚の布をきっかけに、少しずつ前を向いていく物語。
※主人公は転生者ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 20:00:00
611775文字
会話率:37%
秋葉原が萌え始めたミレニアムの頃が舞台の青春群像劇です。超能力に"覚醒"したスーパーヒロイン達ですが、過去に"覚醒"した者の痕跡を求め、池袋の乙女ロードに向かいます。チームワークの乱れからヒロインの1人が生死の境を彷徨う中、全てを知るアイヌ
女子から、過去に"覚醒"した"トラベラー"の存在を知った主人公らは、時空を超えた捜索劇を前に身を引き締めるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 19:45:42
17658文字
会話率:68%
世界的メガヒットとなったSF怪獣映画"メカゴジラ -2.5"が秋葉原に凱旋。そのコンセプトカフェで働くミユリはインバウンド同士の喧嘩に巻き込まれ、音波銃で撃たれる。ソコに現れた国民的SF作家のテリィは不思議なパワーで彼女の傷を癒すが、ソレは
ミユリの恋の駆け引きの始まり。テリィは、ミユリと運命の出逢いを果たしたと錯覚し、ミユリは秋葉原で最良のTO(トップヲタク)をゲットする…コレは、ミユリ&テリィの出逢いの物語。アキバが未だ秋葉原だった頃"覚醒"したばかりのスーパーヒロインとヲタクが織りなす青春群像の幕が開く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 20:44:18
17931文字
会話率:64%
ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!
異次元人、時空海賊、科学ギャングの侵略が始まる!
秋葉原の危機に立ち上がる美アラサーのスーパーヒロイン。
ヲタクの聖地、秋葉原を逝くスーパーヒロイン達の叙事詩。
ヲトナのジュブナイル第1
74話「ヒロインゲーム」。さて、今回はスーパーヒロインのスパイ気分が味わえるゲーム中にゲーマーが殺されます。
ヒロインゲームに関わる様々な人間模様が浮き上がる中、実際はゲームを隠れ蓑にした不倫が原因の殺人と判明、嫉妬に狂った夫の犯行と判明するのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 18:33:40
19449文字
会話率:71%
科学の力が、世界のかたちを少し変えた時代。
山間部に築かれた要塞都市に住む車椅子の少女、珠川 紅利(たまかわ あかり)は、下校途中に怪しげな事件に巻き込まれ誘拐されてしまう。
その時、彼女を救い出した少年、多々良 央介(たたら おうすけ)は
、“巨人”を作り出し、それを操って戦うヒーローだった!
央介と共に戦うのは、巨人の力を増幅制御する人造人間の佐介(さすけ)。
そして央介が作り出した圧倒的な力を持つ夢幻の巨人、ハガネ。
彼らは、要塞都市の軍と協力し、襲い来る謎の犯罪組織“ギガント”との戦いに挑む!
要塞都市の少年少女はヒーローとして、世界を変える力の使い方を覚え、成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 11:00:00
1010671文字
会話率:22%
だからまた、優しい夢で会いましょう
最終更新:2025-07-26 17:59:19
310570文字
会話率:48%
太陽も月も星もなくなってしまった、真っ暗な世界。
けれども『星油ランタン』を手に暗闇の中を旅する人々の物語。
連作短編。ふと思い出した時や、眠れない夜にでも読んでください。
※現在毎日連載中。第十一話まで完成しています。
※カクヨム・ノ
ベプラでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 21:48:28
298650文字
会話率:32%
※『Dawn of the Mapmaker』という題名でCross Infinite World社から英語版が出版されました。詳細は目次下部をご覧ください。
その知識は、本来お前が持つべきものではない――
筆写師見習いのかたわら、地
図制作を請け負うウネン。領主の依頼で仲の悪い隣領との境界を測量することになった彼女は、護衛を探すために訪れた酒場で一人の旅の剣士と出会う。
ウネンが過去に作った地図を手に、剣士は「測量技術を誰から教わった?」と詰め寄ってくる。彼は、三年前に失踪したウネンの師匠を罪びとだと言って探していた。
師の犯した罪とは何なのか。門外不出の知識とはどのようなものなのか。
恩師の無実を証明すべくウネンの旅が始まる。
――小柄で男の子と間違えられてばかりいる地図屋の少女と、少女の師匠を追う腕利き剣士(口下手で苦労性)と切れ者魔術師(笑顔が胡散臭い)との、世界の秘密を巡る冒険譚。本編完結済み、番外編追加予定有り。[個人サイトとカクヨムにも掲載]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:20:05
555033文字
会話率:44%
十八歳で博士号を取得した飛び級の天才、雪村しおりの元に届いた一通のメール。
差出人は日本有数の製薬メーカー、西園寺グループのトップである西園寺宗一郎からであり、その内容は理解不能の依頼だった。
――当家で住み込みの家庭教師をしてほしい、と。
やがてしおりは、少し不思議なカンパニュラという花と出会うことになるのだった。
本作はジュブナイル×ミステリー作品です。様々な謎が散りばめられた二部構成の作品となっています。
なろう初投稿作品のため不手際があるかもしれませんが、毎日更新して参ります。
カクヨムでも同時連載中です。
https://kakuyomu.jp/works/16818792435629454515折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 10:00:00
140142文字
会話率:44%
戦争孤児として育った少年レイ・フォワード達は、大人の争いにゆっくりと巻き込まれて行く。
時には小さな宿場町のいざこざに、時には港町の覇権争いに、そして次第に大きな戦争へと彼等の戦火は伸びていく事になる。
異なる価値観、異なる思想、異な
る種族。あらゆる思いが交差していくこの世界。
蒸気機関が発達した西大陸、帝国が支配する中央大陸、法術発祥の地東大陸。あらゆる力に惑わされる少年達。
彼等は、世界の歯車に組み込まれながらその世界の仕組みと謎に触れていく事になる。
そんな時代に生きた少年達が居る。
彼らの物語の書き出しはそう――「むかしむかし、ある所に」
お伽噺の様式美から始まる、あの日読んだ物語。
・ファンタジー×スチームパンク×ジュブナイルでお届けする、少年達の友情と希望の物語。
◆こんな方にお勧め!
・オリジナル世界観が好きな方
・成長物語が好きな方
・じっくり読みたい方
・ネクストファンタジー以外をお探しの方
・チートやハーレム物に飽きてしまった方
※当作品には『暴力描写、残酷描写、猟奇的な内容の描写、ゴア表現』があります。観覧の際にはご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 18:35:17
445199文字
会話率:54%
大和皇国での旧家である賀茂家、その長男である賀茂忠陽は中学校の冬に母親伝いで別居中の父親から呼び出される。
呼び出されたのは父親が統括部長をしている呪術研究都市【天谷】。父親からは中学校を卒業した後に、この研究都市の高校、翼志館に入学するよ
うに言い渡される。
そこで、彼は自身にかかった呪いを知ることになる。
自らの呪いを解こうとする中で、忠陽は多くの人出会い、呪縛の魔の手に翻弄されていく。
己の呪いに抗う者たちの青春群像劇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 00:00:00
565632文字
会話率:58%
神隠しものが好きで書きました。
基本的に短編投稿です。
ちょっとジュブナイルよりに着地したかもしれません。
最終更新:2025-07-06 23:40:37
1776文字
会話率:3%
セレス・ノード──それは地球に設けられた、人類最高水準の研究設備と知性が集う先端研究施設であり、重力構造の制御や多次元空間理論、意識と場の共鳴といった、境界領域の知を実践的に扱う中枢でもある。その活動の一部として、異星知性体エリディアンに関
する研究や接触も進められている。
15歳の少年、リュシアン・モレルはその学苑で学ぶ学生のひとり。物理学への探究心を抱きながら、最近ではアーク・コンダクターへの志望に心を引かれている。
重力場と意識を共鳴させ、空間そのものに働きかけるこの役目は、単なる操縦士ではない。
限られた訓練生だけが選抜される、いわば「重力と宇宙を読み、導く者」。その訓練は、人間の認識や反応の限界にまで踏み込み、従来の科学と常識の枠を超えた負荷を強いられる。操縦というより、空間と同調し、力場そのものを“感じて制御する”感性が求められる役割だ。
自分がそこにふさわしいかどうか、リュシアンはまだ答えを持っていない。
ある日、論理学の新任講師として赴任してきたソリテーション──ティス・エラとの出会いが、リュシアンの思考と感受性にゆるやかな変化をもたらしていく。
彼女の講義は、論理と思考の構造そのものに踏み込むもので、生徒たちの関心を強く引いた。
彼女は、タイタンの湖底で進化したエリディアンという知性体の投影体であり、人間のように話すが、その内面は異なる法則で動いている。
彼らは音や振動を使って、言葉よりも深い部分で意図や感覚を伝え合う。リュシアンにとって、彼女の語る論理はどこか遠く、だが不思議と引き込まれるものだった。
生徒たちのあいだには見えない隔たりが生まれ、言葉にしにくい緊張も生じる。
リュシアンもまた、ティスとの対話を通して、自分自身の過去、迷い、そして何のために進むのかという問いと向き合うようになっていく。
学苑に残るか、宇宙へ出るか──その選択は、自分という存在をどう捉えるかに関わっていた。
この物語が描くのは、遠い未来や異星との邂逅ではない。
まだ答えの出ない問いを手に、誰かと共に考えながら前に進もうとする、ひとりの少年の姿である。
答えは示されないまま、物語はそっと閉じられる。
けれど、その問いは、どこかでまだ続いている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 12:00:00
52938文字
会話率:20%
そのとき、ふと表示されたのは、小学生のグループがブランコで「何回こげるか」を競っている──ただそれだけの、しょうもないShort動画だった。
何でこんなものが俺のおすすめに?
普段は見ない系統の動画に、スワイプしかけて手が止まった。
再
生回数はそう多くないのに、高評価:1.7万。
どうして──たったこれだけの動画が、こんな数字を?
ここから始まる呪いのお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 00:58:26
2786文字
会話率:12%
「一度、死なせちゃってごめんね。なんでもするから許して!」
ユウキが目を覚ますと、そばにいた少女スズランに、彼女が起こした宇宙船事故によって重傷を負ったのだと教えられる。
死の淵をさまよい、目覚めたユウキには超知覚“レクトリヴ”が備わっ
ていた。世界を書き換える力をもつ超常の能力を手に入れたユウキは、この力があれば他人から羨まれるような自分になれるのではないかと思い始める。
一方、全宇宙の支配をもくろむ帝国・ギデスがレクトリヴ能力者の独占を企んでおり、ユウキは連邦宇宙政府とギデスとの戦争に巻き込まれていくことになる。
レクトリヴ能力者として規格外であることが判明するユウキ。自身が望んだように、見返したかった知り合いや、少女スズランからの尊敬を集めていく。
黒猫のペシェは言う。
「では、キミ、幸福になりたまえよ。優れた者のみ幸福になれるのだとしたら、キミはこの宇宙で最も幸福たりえる存在だ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 19:40:00
206223文字
会話率:45%
小学六年生の春風こころは、保健室の先生、八雲曜子に憧れている。
優しくて、怪我の手当てをしたり、子どもたちの相談に親身になって聞いてくれる美人な曜子に、王馬小学校の子どもたちだけでなく先生たちまでメロメロ。
そんなある日、王馬小学校で『笑う
猫』というオバケのウワサが広まった。
放課後、一人で家に帰ろうとしたこころは、その『笑う猫』に遭遇し大ピンチに陥る。
そんなこころの前に現れたのは、キツネの耳と尻尾を生やした曜子。
実は曜子の正体は、王馬小学校に住んでいるキツネのオバケ、『妖狐・八雲』だったのだ。
『笑う猫』を退けた曜子は、あの猫が『チェシャ猫』と呼ばれる妖怪だと話す。
チェシャ猫の狙いは、王馬小学校に隠された『オバケの鍵』を探し出して、小学校のオバケたちを街じゅうにばらまき、街を混乱に陥れて支配すること。
チェシャ猫のたくらみを阻止するため、こころと曜子は『オバケの鍵』を巡る争いに身を投じることになる……。
小学生と妖怪の、ちょっと怖くてあたたかいジュブナイルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 20:20:00
44183文字
会話率:40%
幼い頃から格闘技に親しんできた高校生――各務雄一は、夜の公園で謎の女――不動享子に出会い、見たこともない技で完膚なきまでに打ち倒される。
その流派は、〈浦上流〉。
この出会いが、若者たちを闘いの門へと誘う。
「強さとは何か」――最強を求め
る者たちの現代格闘ジュブナイル!!
このお話はフィクションであり、実在の人物・団体・出来事とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 01:18:46
18148文字
会話率:10%
十五歳の中学生の女の子、天地はある男の子をずっと探していた。
長編小説 第十五作目
最終更新:2025-06-05 16:26:15
1995文字
会話率:4%
小学校六年生の夏休み。
家族で遊びにきた森の中で、間宮涼太は一人の(自分と同い年くらいの)水色の花柄のワンピースをきたお嬢さま、秋月恋と出会った。
最終更新:2025-06-04 00:59:12
1376文字
会話率:21%
森村宝は青根葉と言う名前のすごく優しい女の子みたいな男の子と出会った。葉は宝の運命の人だった。
最終更新:2024-02-07 22:52:56
8068文字
会話率:5%
(2025の春のチャレンジ企画にアップした作品を改稿しました。それに伴い元作を削除しています。ブックマークなど下さった方、すみません。)体育の授業中だった。校庭脇の電線に黒い袋が絡まっていると思ったら、烏だった。
けれど自分以外は、そ
れは黒い袋だという。
自分の目がおかしかったのか、と思う夏歌だが、小学校の同級生で高校で再会した(が全く親しくない)男子が、それを境に、突然距離を詰めてくようになった。
何か忘れていることはないか、見えていないものはないか。
当たり前だと思っていた夏歌の世界が揺らぎ始めた・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 07:21:40
22025文字
会話率:36%
昔むかし、とある海辺の町の大晦日。余四郎と寅吉は、明王様の祠を見張る「供物番」に選ばれた。二人は自分の居場所を見つけられずにいる半端者同士。少年たちはこのとき、供物番という役割が持つ数奇な側面をまだ知らなかった。
徐々に明らかとなる「明王様
」の本質と、少年たちが秘めた願いとは。
家族同士の複雑な愛情と共感、すれ違いと無関心。心身に溶け合う個々の信仰と、それゆえの背徳。 誰もが言葉にできない孤独、悩み、危うさ、弱さ、そして秘密を抱えている。 それらがもたらした、小さな小さな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 18:54:22
26154文字
会話率:16%
有馬エルメと弟のメルは、神々と魔法使いが暮らす奇妙で長閑な異世界に流れ着き、魔法使いとして育てられる。
十年後、神にも原因がわからないある“異変“の原因を解明すべく、研究士と呼ばれる魔法使いたちが死者の国・東京を調査していた。成長した姉弟に
、研究士らは協力を要請する。
小学校では差別と偏見に苛まれ、家では威圧的な母に怯えて過ごしていたエルメは、成長してなお「自分の本当の気持ち」に気づくことができず、自身を蔑ろにしてしまう。
日本と異世界、二つの文化の狭間で、愛すべき魔法使いたちに見守られながら、エルメは自らの在り方を模索する。
多くの人は共感できないかもしれない、けれど不意に魂がふわりと暖まる。そんな物語を目指しています。
※本作はカクヨムにて本連載中です。アルファポリス、小説家になろうへは随時転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-26 19:21:09
90493文字
会話率:37%