平安時代の日本で魑魅魍魎を束ねた最強の鬼「酒呑童子」。
大江山で討伐されたその鬼は、死の間際「人に生まれ変わりたい」と願った。
目が覚めた彼が見たのは、平安京とは全く異なる世界で……。
これは、鬼が人間を目指す更生の物語である、のかもし
れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 17:15:29
137016文字
会話率:55%
社内恋愛禁止の職場で、真理奈(まりな)は同僚の蓮(れん)とバーで飲んでいた。
穏やかで余裕たっぷりな彼をからかうつもりが、逆に翻弄されてしまう。
「ねえ、蓮みたいな人が、どうして彼女いないの?」
軽い冗談のつもりだった。
でも、その瞬間、彼
の瞳が揺れた気がした——。
これは、「崩したい女」と「崩れない男」の、ギリギリの駆け引き。
社内ルールなんて、最初から守る気はなかったのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 16:57:26
104398文字
会話率:40%
共和制ローマは、建国700年を数えて内憂外患の状態だった。
拡大した領土は、良心的な高官が何とか領土の維持を守っていたが、一部の高官が高い税をかけ、好き放題をしていたため奴隷の反乱や逃亡が相次いで属州の多くは疲弊していた。
ローマを含むイタ
リアの諸都市は、難民や職を失った市民が増え、ローマの福祉政策、麦の配給量の増加によって一般のローマ市民の生活を厳しくさせ、国庫は赤字続きだった。
それでも、元老院は共和政体の維持を最優先に考え、目的に突出した個人の活躍を厳しく制限する。
時代は英雄を求めていた。
さっそうと現れたのはグエナス・ポンペイオス・マーニュス。
ローマの外敵を駆逐した英雄だった。
ローマは栄光の時を迎えるかと思われたが、元老院は英雄的行為を貶める活動に出る。
はるか昔に救国の英雄スキピオを抑え込んだのと同じように。
ローマは新しい英雄の時代を迎えるのか、共和制の理想を守るため、元老院が英雄を抑え込むのか。
それともまだ表舞台に出ていない時代を超越する者が出現するのを待っているのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 15:00:00
18228文字
会話率:29%
主人公は異世界転生したものの、周囲はただの森、誰も何も説明してくれない。
それどころか人っ子1人いない。
状況を打破できるような便利なスキルも持っていない、
こんな状況で、強力な攻撃が出来るからと言って何の意味がある。
それでも未知の世界を
旅して行くしかない。
スキルとは、レベルとは、モンスターとは一体どういう事なのか。
異世界ファンタジーでも、不思議現象にだって、きっと理由はあるのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 14:19:40
389359文字
会話率:56%
この世界には魔法と呼ばれる技術が存在している。
無から火や水を産み出し、空を駆けることもできるそんな技術が存在する。
元々はエルフと呼ばれる種族が精霊の力を借りて行使していた、人から見れば摩訶不思議な能力を解き明かし、人種はおろか全て
の種族が使えるようにと広めた一人の人物がいた。
大陸はおろか世界の果てと呼ばれる大地にまで赴き、その技術の種をまき続けた人物がいた。
そしてその魔法は幾多の戦乱と共に発展し、只人の生活の中にまで浸透していった。
しかし、その人物が本当にいたのか。それは誰にもわからない。
遥かな昔、昔々のそのまた昔のお話。
それは、……あなたに続く物語なのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 12:25:55
317847文字
会話率:23%
半分人間で、半分魔神。
とあるゲームの“半魔神”に転生した少年オルトは、薄暗い森で目を覚ます。
豊富な原作知識を持つオルトは、すぐに察した。
ここがエンドコンテンツの極悪級の森であると。
過酷な環境だが、簡単に死ぬわけにはいかない。
オル
トには強い想いがあったからだ。
「推しを救いたい」
その想いと原作知識を胸に、オルトは日々を生き延びる。
結果、本編に存在しないはずの最強キャラが誕生した。
本来のゲーム進行では、推しは闇墜ちまっしぐらだ。
だが、学園に潜入したオルトが彼女の運命を変える……のかもしれない。
最強のオタク『オルト』と、推しのツンデレ『レイダ』。
二人の甘くてもどかしい物語が幕を開ける──。
☆毎日6時、12時、18時に更新!
※カクヨムでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 12:10:00
64036文字
会話率:36%
入学前、理想に描いた高校生活を送れている人はこの国にどれほどの数いるだろうか。
もし貴方がそうなら、一発だけでいいから殴らせて欲しい。
メガネを新調し、初めての美容室に行き、自己紹介も念入りに考えたって現実は変わらない。
僕は今日も一人
だ。
ここはそんな僕の唯一の居場所。
文化部しか利用しない実習棟。その最下層、一階の最奥。軽音部の部室。
誰も来ない。誰も興味を持たない場所で僕は今日もギターをかき鳴らす。
でも僕は寂しくなんてない。
有名なバンドの有名な曲を演奏しているとき。
借り物の音楽で僕は誰かと繋がってるんだ。
音の中にいるときだけが、僕が僕でいられる時間だから。
そんなある日、僕がいつもの如く一人、ギターをかき鳴らしていると突然ノックもなしに扉が開き、クラスメイトの女子が現れた。
「今の曲ってアレだよね!あのアニメのー、ほらっ!なんだっけ?」
僕の青春が、始まったのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 12:00:00
8102文字
会話率:43%
魔力には色がある。
赤い魔力は炎、青い魔力は水といった力を持つ。
誰しもが魔力を持ち、魔力を活用して生きている中で黒い魔力を持つ少年がいた。
赤い魔力が炎ならば黒い魔力は何になる。
その答えを少年も周りの人も知らない。
黒い色がゆえに不
吉な魔力、何にもならないがゆえに使えない魔力と呼ばれ少年はさげすまれていた。
両親を失いながらも強く生きていようとしていた少年だったが黒い魔力を待っているために周りの目は冷たかった。
そんな少年はある時黒い魔力の真の力の一端を知る。
血の復讐を果たして逃げた少年の前に魔族の少女が現れた。
初めて必要とされた。
黒い魔力が役に立つのなら。
そう思った少年は魔族についていくことにした。
黒い魔力の持つ力とは。
そして少年は黒い魔力で何を成し遂げるのか。
死が生を活かす。
死者にも、正者にも、何かの思いがあるのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 10:00:00
46908文字
会話率:35%
私、劉柳留。12歳の天才少女――だった、はずです。
「世界で最も挑戦的でトップレベルの数学オリンピック」の首位を獲得した直後、不運にも車に轢かれて命を落としてしまい…気がつけば、「ワルツィナイズ・ミロスラックフ」という異世界はに転生していま
した。
しかも、転生先は貴族家系の没落した家の子供で、なぜか性別も男性に変わっている……!?さらに、前世の記憶を鑑定・保存してくれる謎の「システム」までついてきてるなんて、これは完全に異世界転生もののテンプレじゃないですか!しかも、目に映るこの世界、人口構成から文化まで、まるで中世末期のヨーロッパを見ているような感じです。
でも、最近の流行は「反パターン」小説だと聞きますし、この状況を受け入れ、せっかくのトップクラスの魔法の才能も手に入れたことだし、異世界でハーレム冒険のようなロマンに挑むべきなのでしょうか?……って、待って!魂は女の子なんだから、そんなエッチなことを考えすぎないでくださいよ!
それにしても、このシステム、どうやらバグがあるみたい?もしかすると、この世界の根本的なエラーが影響しているのかもしれません。この大陸にはまだ未解決のエラーがあるとすれば、自分の力でその原因を探し、修正しなければいけないのでは……?
さあ、まずはこの世界の歴史、魔法、言語を把握し、転生者であることを隠しつつ、他の転生者がいないかも調査してみよう。もしも同じような奇妙な転生例があるなら、他にも「普通の」転生者がいるはずです!
しかし、このシステム、どうやらバグが多いみたいだ。もしかすると、この異世界自体の基礎フレームにエラーがあるのかもしれない。もしそうなら、大陸にまだ隠れたエラーが残っているということだろう。それなら、この手でこれを見つけ出して、正してやるべきじゃないか?
経済活動などは他人に任せるつもりだ。やりたいことに集中したいからね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 09:00:00
297927文字
会話率:53%
剣と魔法の世界、ヴァルモウエ。
冒険者の町として知られるベネルトンでは最近ある噂が立っていた。
ダンジョンに、全裸の集団が出没すると……
彼らは何者なのか?
人か魔か?
正義か変態か?
誰もがペルソナを被って何かを演じ、何かを隠し
て生きる現代社会。彼らのような包み隠さず全てを見せる「自由」が、我々には必要なのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 07:47:55
241348文字
会話率:46%
それぞれの話どうしにつながりはない。
もしかしたら似ているだけで世界すら違うのかもしれない。
最終更新:2025-03-10 03:10:00
18159文字
会話率:48%
少年が暮らす荒涼とした世界には、朽ちかけた風車と黄ばんだ月光が広がり、彼の心には幼い頃からの孤独が横たわっていた。そんな中、遠い土地から流れ着き「また帰る」とだけ言い残す少女・光裡(ひかり)と、問いを投げかける謎の存在・ケルンが現れる。少年
の母はいつしか姿を消し、夜な夜な月に祈りを捧げていたという痕跡だけを残していた。
月へと伸びる道を暗示する古い伝承や、人が飛翔するために羽根を縫いつける儀式の残酷な痕跡――。風車が軋むたびに、少年の胸には母の祈りと痛みが宿っているように思える。光裡もまた自分だけの“帰る場所”を探し、痛みを引き受けながら何度も荒野をさまよっては風車のもとへ戻ってくる。ケルンは「問い」を象徴するように彼らの旅を導き、「何を捨て、何を得るのか」を問いかけ続けるのだ。
廃墟となった礼拝堂、干上がった川辺、岩山の裂け目で出会う傷ついた異形――どこか歪んだ月の世界を彷徨ううち、少年は母が隠していた真実や犠牲の意味を知り始める。痛みは成長と表裏一体であり、祈りの果てには喪失と再生が待つかもしれない。幼いころの孤独に囚われていた少年が、光裡やケルンと行動を共にしながら“月”へと続く道の象徴を探し、母の残した愛と痛みを受け継いでいく物語。
やがて、人々が夢見た月への想いと血の滲む羽根の伝承は、崩れかけた風車の下で少年を試すように立ち上がる。母は、月で何を見つけようとしていたのか。少年が抱えた痛みは、いずれ自らの翼となり得るのか――。回るはずのない風車が、最後に軋む音を響かせるとき、星々の下に生まれ落ちる“幼き歌声”が、新たな祈りと救済をもたらすのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 01:01:50
18714文字
会話率:34%
とある乙女ゲームの世界で目覚めたのは、原作を知らない一人の少女
産まれた時点で本来あるべき道筋を外れてしまっていた彼女は、知らない世界でどう生き抜くのか。
母の愛情、突然の別れ、事故からの死亡扱いで目覚めた場所はゴミ捨て場
捨てる神あれば
拾う神あり?
人の温かさに触れて成長する少女に再び訪れる試練。
『ダレカ タスケテ』
その声に応える者がいれば、違ったのかもしれない。
応えてもらえなかったのだから、応える義理もない。
心のササクレを自分で何度も剥きながら成長する少女は どうなっていくのか。
そして、本来のヒロインが現れない世界ではどんな未来が訪れるのか。
主人公が7歳になる頃までは平和、ホノボノが続きます。
プロットは出来てるけど、随分長編になりそうです。
書ききれるように頑張りマッスル。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 00:00:00
538447文字
会話率:25%
鬼と戦いたいわけじゃない。
だけど、鬼は人間を嫌い、人間は鬼を恐れる。
それが世界。人間にとって、そんな世界を旅するのは危険なのかもしれない。
けれど、立ち止まれなかった。
約束があったから。
それはとても大切な約束。それを果
たそうとする道中、結果的に鬼を求めようとしてしまっている。
誰も鬼との争いを避けられるなんてないと諦めているだろう。鬼は戦いを好むから。
まして、鬼に話しかける人間なんて、皆無なはずだ。
だけど、僕は鬼に会えば話しかけてしまう。
「どうして戦う?」
と。
バカだって笑われるだろう。
けど、僕は聞いてしまう。
だって、僕は戦いを好まない鬼を知っているから。
そんな鬼と、ある約束をしたから。
この作品は、「アルファポリス」においても、公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 22:07:44
26796文字
会話率:41%
一つの連絡は、信じがたいことであった。
その事実は、人の気持ち、人生すらも変えてしまうことなのかもしれない。
不運な交通事故。
世間からすれば、静かに語られることかもしれない。
けれど、被害者家族の気持ちはどうなのか。
突然
の訃報は本来、楽しみにしていたはずの日常を簡単に奪っていく。
それは誰かに話すことなんてできない。
それなのに、この寂しさ、辛さを胸の奥に押し殺すのも辛いだけになってしまう。
伝えることのできない辛さはどうすればいいのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 14:47:35
29514文字
会話率:2%
好きな人がいる。
それは想像していた日々と違っていたのかもしれない。
怖さからか、昔に誰かに聞いた話が頭によぎる。
自分にとっての初恋は、誰だったっけ?
最終更新:2021-05-28 22:15:37
515文字
会話率:0%
――孔明様、私とお仕事、一体どちらが大事なのですか? ……そうですか。そうですよね。ならば私も考えが。『AIよAI、AI様。あなたのその、人の仕事を奪うというお力で、孔明様の大事なものを、一つずつ、一つ残らず、頂戴して差し上げて下さいませ!
』―― という願いに答えて召喚されたのかもしれない、生成AI×第二の天才軍師×幼女が、戦乱の時代に、その力を遺憾無く発揮するお話しです。
AIを全力活用しつつ、原稿は自作する作品です。間話にその使い方を紹介することなども考えております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 20:31:08
904770文字
会話率:53%
【000 序 ~あらすじ~】
古代ヴェルト史とは、龍王暦元年、八大龍王による八つの秩序――八國の誕生から始まり、一〇五〇年に勃発する未曽有の大戦――いわゆる世にいう『ヴェルト戦役』が十二年続き、その後、連邦国家による統一がなされるまでを
表わす時代である。
そして、そのヴェルト戦役を経て連邦国家による統一までの千年もの長き年月、大陸ではさしたる大きな争いもなく、八つの國が存続する平和な時代が続いたとヴェルト史に記され、それが通説として長年信じられてきた。
しかしながら、最新の研究結果により、それは虚構を多分に含む歴史であることが判明されていく。それによると、龍王暦が始まって千年もの年月、ヴェルト大陸全体で争いが全く無かった時は、ただの一度もなく、各国の国境付近では、常に國同士の争いが絶えなかったというのが真相であったらしい。ただ争いといっても、一地方や一地域の争奪戦がほとんどであり、それも数日から数か月程度のものが大半であったという。
そういう意味では、“さしたる大きな争いもなく、平和な時代が続いた”というヴェルト史の表記も、狭義の解釈で言えば、あながち虚構と言いつのるほどのものではないのかもしれない。ただ一つの例外を除いては……。
ただ一つの例外。
それは、龍王暦二〇〇年前後のことで、この時代に起こった戦いのほぼ全てを総括して『六将大戦役』と呼ばれた。文字通り、六人の将軍を中心とした戦いであるが、その六人の将軍は全て八國のうちの一國に所属していた将軍であった。
この“奇跡の人材結集”現象により、その一國――ソルトルムンク聖王国は、その大戦役以前の他の七国と同程度の國から、他の七国全ての国力を合わせてなおそれを上回る超巨大な国家へと成長したのであった。
これに対し、ある時には八國の建国神である八大龍王が、六大将軍もろとも、“龍王の建国した國を一つとして滅亡させない”といった八大龍王伝統の約定を違えてでも、聖王国を滅ぼうそうと画策し、またある時には、人である六大将軍の意向を尊重するが故に、神である八大龍王が忖度し妥協するといった、起こり難き事象も実際に起こったのであった。
さて、これからこの『六将大戦役』という一大戦記を、古代ヴェルト史を基礎(ベース)に、最新の説も織り交ぜつつ、六大将軍を中心とした人々の生き様に焦点をあて、語っていくこととする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 18:38:24
819341文字
会話率:24%
痴話喧嘩(超級)に巻き込まれて死んだ青年は、別の世界の貴族の子ルーサー=セラーズとして再び生を受ける。
前世で最近の小説を読み込んでいたルーサーは、周囲の環境から自分が悪役貴族である可能性を疑い始める。
主人公にざまぁされるのは嫌だ、今世は
天寿を全うしたい!
襲い掛かる試練(妄想)をはねのけるため努力したルーサーは、今度こそ寿命で死ぬために、やがて世界をも救うのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 16:30:18
446646文字
会話率:33%
――とても馬鹿らしい事かもしれないけれど、ひどくこっけいな事を言うのかもしれないけれど、どうか聞いてほしい。
君の近くを歩いている人を、君の隣にいる人をほんの少しでもいいから気にかけてあげて欲しい。
もしかしたらきっと、何かが変わるかもしれ
ない。
もしかしたらきっと、何かが得られるかもしれない。
何も変わらなくて、何も得られないなんて考えないで、まず関わって欲しいんだ。少しだけでも。
それだけで、きっと僕がこの物語を語った意味は果たせるだろうから。
(※重複投稿済)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 23:00:00
31229文字
会話率:14%
それは、神が与えた試練なのかもしれない。(※重複投稿しています)
最終更新:2024-03-07 08:00:00
205文字
会話率:100%
頑張らないように仕向けている時点で、頑張られたら怖いという事を自白しているようなものかもしれない。説明だけで背景になにがあったのか、匂わせる試みの作品(※重複投稿作品)2023'4'13簡易チェック
最終更新:2022-02-22 01:13:05
546文字
会話率:0%
「もしもーし、死んでいますかぁ?」
こんな第一声など三流以下の詩人でも使わないだろう。
つまり、それ以下の状況なのかもしれない。
森の中で記憶喪失。それが今、俺が置かれている状況だった。
視界に広がる三方の景色は木、木、木。そし
て、その第一声から一転して目の前で震える少女。いったいココは何処で、どんな森なのかもわからない。手元にあるのは剣、ペンダント、硬貨の入った小さな袋、そして着ているボロの衣服。森を歩くにしてももう少しまっしなモノを持ち歩くべきだと思うのだがその理由すらわからない。
……どうしてこうなってしまったのか。
何がどうなっているのかもわからない。そう、今の俺は……
『空』
過去の記憶も戻る場所も自分が誰だったのかもわからない。
戻れる後ろはなく、ただ前に進むしかなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 22:45:25
276999文字
会話率:43%
ロードランド帝国にある騎士団のひとつ、サクラ騎士団。
その騎士団にはある噂があった。
その騎士団の団長は神の化身である。故に白銀の団長は歳をとらず永遠の少女である。
その副団長は少女の加護を受けている。故に漆黒の副団長はあらゆる
災いを祓い勝利に導く。
噂や評判を表現した吟遊詩人の言葉らしい。
ただ、その誇張された言葉に対してサクラ騎士団の人数は五百騎にも満たず、世にあまり知られていない。
神出鬼没、一撃必殺、百戦百勝。姿を現わせば必ず勝つ摩訶不思議な存在からその二人は魔女とも呼ばれているらしい。
そんな話を珍しく村に訪れたとある旅人が話をしてくれ、気づけば私は目を夢中でその話を聞いていた。
そんな私に話を聞かせた旅人は話を終えるとほほ笑む。
「面白かったかい?」
「うん、でも……」
けれども、私はただの村の子ども。旅人の話に興味は感じるけれど、この小さな村から出る機会もなければ物語の団長のように活躍できるとも思えない。
「平穏で退屈な小さな世界がこれからもずっと続く。そう諦めるかい?」
俺はその言葉に驚き旅人を見る。
「それもいい。平和は良いモノだよ」
「でも……」
思いを口にしようとして躊躇う。
口にしたところで笑われると思ったから。
そんな俺の頭にポンポンとして旅人は微笑む
「なら、まずは自分を信じて動く事からだね。それは望んだ結果とは違うのかもしれない。後悔もするかもしれない。でも、それでも信じて誇るんだ」
「でも、もし間違いだったら、もし失敗したら……」
「それが生きているって事だよ。成功するまで続けても、そこで諦める事になってもね」
その日、その時からから私は剣の稽古を始めた。
その一歩は無意味かもしれない。無駄な努力かもしれない。
それでもただ憧れる時より少しだけ、心が躍る日常に変わったような気がした。
R15は基準が不明なので保険です。
造語、非常識的設定も含まれます。
本小説は現時点で一章までの投稿となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 23:06:08
223085文字
会話率:44%
愛。
それは、だれもが欲するものではないか。
しかし、誰かの愛が、他の誰かの愛を妨げていることもある。
これは、ある一人の愛が巻き起こした、悲劇なのかもしれない。
最終更新:2025-03-08 21:43:12
53924文字
会話率:31%