転生した主人公は自分のもつ力に驚かされていた。
なんと魔力が負のエネルギーとなっていたのである!
傷を治癒しようとすれば逆に悪化し、魔力に当てられた者はダメージを受ける、勿論自分も。そんな主人公の物語です。
最終更新:2024-09-17 00:10:00
14295文字
会話率:24%
拒絶された「無能」の魔力が、世界の常識を覆す。
『無』と蔑まれたのは白き色彩
——これはそんな色彩を身に宿した少年の物語
最終更新:2024-09-17 00:00:00
22739文字
会話率:22%
エレニア王国の伯爵令嬢ライカは、冒険者になることに憧れていた。
それで奴隷のアーネストを誘い、冒険者になる!と、決意する。
無茶な話だと渋るアーネストだったが、9年後、彼らはまんまと冒険者になっていた。
旅立ってから半年ほど。
翡翠竜ヤー
デレーゲという美しい蛇竜の話を耳にしたライカは、ヤーデレーゲが棲む地レーネースに下船する。
するとこの地の冒険者ギルドの参事官(お偉いさん)が、依頼をしたいと申し出てきた。
インベル山の山頂に棲むヤーゲレーデの様子を見てきて欲しいというのだ。竜を観測しているキャンプから連絡が途絶えたらしい。
依頼を受けたライカとアーネストは、剣と魔法を駆使しながら登山する。
暗殺蜂、落ちた吊り橋、大ナマズ。
幾つかの脅威を乗り越え山頂に着くと、ヤーデレーゲの様子がおかしい。
加えて、観測所の中は血の惨劇が広がっていた。
魔術で周囲を感知するアーネストだが、鏡属性の魔力の痕跡のに仰天する。
この属性は、人類の魔術体系に無い、未解明の原始呪術。
今は滅びたとされてきた、蜥蜴人たちの術なのだ。
未知の脅威を確認するため、上級の感知魔術を放ったアーネストは、蓄積した疲労もあって倒れてしまう。
しかし気絶する前に「周囲の危険はない」とライカに伝えるのも忘れなかった。
ライカが主人として、アーネストに休めと告げた、ほんの少し後。
風がうなり、雨が降り、正体不明の奇声が上がった。
ライカが観測所から跳び出すと、案の定、奇声をあげたのはヤーデレーゲであった。
ライカは迷う。
彼女の仕事は、決めることと、斬り開くこと。
考えることはアーネストの仕事なのだ。
だが、寝ている従者を寝入りばなに起こして良いものか??
そこでふと、道中話に出たマナ・ポーションの事を思い出す。
高価な品だが魔力が戻る。魔力が戻ればアーネストが起きる。
寝ているアーネストに飲ませるためにやむを得ず口移しという方法を取ったライカは、即座にアーネストを叩き起こす。
アーネストは外に出て、竜が嵐を喚んでいると喝破すると、ライカがアーネストに「加速」の魔術を掛けてくれと命令する。
魔術の力で2倍速になり、麓まで危機を知らせるというのだ。
アーネストは迷うが、主人の命だ。
魔術を掛けるとライカは跳ぶように駆け降りて行った。
大雨の中の滑落行。しかしそのおかげで村は守られた。
以上、第一話あらすじ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 00:00:00
92888文字
会話率:37%
年々魔力が減り続けていき、無能な空っぽ聖女だと虐げられていた弱気なティアナ。
呪われた土地と呼ばれる帝国に追いやられる途中、殺されかけ、帝国の大聖女・エルセだった前世を思い出す。
「あれ? 少しだけ魔力が戻ってる……?」
妃待遇で迎えられ
る彼女の夫となるのは、眉目秀麗な皇帝であり、前世での弟子のフェリクスだった。
「これは国が安定するまでの契約結婚です。その後は形だけの妻であるあなたを自由にし、一生の暮らしを保証します」
(あんなに小さかったのに……って最高の条件じゃない!)
前世はとにかく多忙、今世は虐げられっぱなし。
正体を隠したままさっさとこの国を救い、のんびり暮らそうと誓うティアナ。
「愛する人がいるんです。俺は一生、エルセだけを想って生きていく」(いやそれ、前世の私なんですけど)
ティアナとしてフェリクスとの距離が縮まっていく中、帝国の呪いと自身の魔力の減少には関わりがあることが判明し──!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 23:17:28
189582文字
会話率:39%
現代の日本から異世界へ転移してしまったOLの、異世界での奮闘記です。
ある日、歩いていたら、赤ん坊を拾ってしまい、この世界では忌諱される黒髪の赤ん坊だったことから、同情もしてしまい、育てることにした主人公。
でも赤ん坊の成長が、微妙に早く
感じて。
何と、拾った赤ん坊は、魔力を使い果たしてしまい、赤ん坊になってしまった魔王様でした。
魔力が戻るにしたがって、成長していく魔王様を、主人公は一生懸命、良い子に育てようと奮闘します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 22:49:46
63516文字
会話率:42%
「昔、三人の女神に求婚をして殺された、愚かな男がおりました」
そんな昔話に語られる〝愚かな男〟は、百年後、公爵家の三男へと転生する。
『テオドア』と名付けられた彼には、前世と同様に、魔力がなかった。
貴族の家に生まれたからには、魔力は必須
である。
公爵家を取り仕切る第一夫人と異母兄たちは、「魔力無し」が家にいることが許せないらしい。
テオドアは幼い頃から、平民出身の第二夫人である母とともに、公爵家の敷地の隅に建つボロ小屋へ追いやられていた。
この世界には、『神』はいるが、『最高神』がいない。
遥か昔、最高神が消滅したとき、世界は大混乱に陥った。
ゆえに、神々は、自分たちが選び出した人間を〝依代〟とし、今は亡き最高神の権能を譲り渡すことによって、世界の均衡を保っていた。
〝依代〟は、選ばれれば大変な名誉だ。百年に一度、『光の女神』が選んだ五人の少年候補者が、〝依代〟の座を賭けて争う。
だが、〝依代〟候補に選ばれるには、魔力が必須。
魔力の無いテオドアには、関係の無い話だ。
――そのはずだったのに。
何故か『光の女神』に見出され、成り行きで〝依代〟候補者となったテオドアは、さまざまな人と出会い、あらゆる女性(人外含む)と恋愛フラグを立てつつ、心身ともに成長していくこととなる。
これは、「一族の恥」とまで言われて虐げられた転生公爵子息が、成り上がって世界を統べるまでの物語である。
※第一部完結までは毎日更新、その後は隔日更新か曜日固定更新に切り替わる予定です。
※構成では、全四部(+α)になる予定です。
※〝徐々に〟ハーレムです。ハーレムになることは確定しています。
フラグは比較的すぐに立ちますが、それぞれとくっつくまでの過程はじっくり描かせていただきます。お気を長くしてお待ちください。
※カクヨム様にも投稿させていただいております。カクヨム版が先行です。
題名:『最高神の〝依代〟』(副題なし)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 22:46:37
545271文字
会話率:36%
失恋を機に旅に出た魔法使いリアと、そのお供ロンネル。彼らの旅の目的は女の子に出会うこと。 たまたま立ち寄った砦が魔獣に襲われていて、傷ついた兵士をリアは魔法で癒し、ロンネルが魔獣を追い払う。 城に連れていかれ、そこで出会った治癒師ニナにリ
アは一目惚れ。リアは彼女を口説くためしばらく街に滞在することにしたのだが、街の近くの山では不穏な魔力が目覚めようとしていた。 魔法使い一族として、それぞれ特殊な魔法を受け継ぐリアとロンネル。 リアの女性との出会いが、その後の歴史を大きく左右する……?冒険ファンタジー。
※ ※この作品は「エブリスタ」で連載していたものに修正を加えて投稿しています※※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 21:00:00
9096文字
会話率:51%
クレアには、魔力がない。
一応貴族の端くれではあるのに。
最終更新:2024-09-16 21:00:00
1947文字
会話率:18%
ひっそり生きたいと望むエリザベス・テレゼア公爵令嬢は、地味に目立たず生きてきた。
毎度毎度、必ず頭に飛んでくるものを最後に何度も生を繰り返すヘンテコな人生。回避、回避で今生は絶対長生きしてやると日々努力中。
王立学園に入らないためにも魔力が
そこそこあることを隠し、目立たず十五歳を過ぎることを目指していた矢先……。
ひっそりと言い聞かせてきた日々の中に、すでにキラキラ危険分子が混じっていたなんて悲しすぎて悲しすぎて認めたくない。
――ああ、詰んだ。
何、イベント目白押しって。国って何? そんなの回避に決まってる。私はひっそり、こっそり生きたいの!
※過去作を大幅に改稿したものになります。
第一部は毎日更新です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 20:30:00
202298文字
会話率:33%
五歳で魔力なしと判定され魔力があって当たり前の貴族社会では恥ずかしいことだと蔑まれ、使用人のように扱われ物置部屋で生活をしていた伯爵家長女ミザリア。
十六歳になり、魔力なしの役立たずは出て行けと屋敷から追い出された。
途中騎士に助けられ、成
り行きで王都騎士団寮、しかも総長のいる黒狼寮での家政婦として雇われることになった。
それぞれ訳ありの二人、総長とミザリアは周囲の助けもあってじわじわ距離が近づいていく。
命を狙われたり互いの事情やそれにまつわる事件が重なり、気づけば総長に過保護なほど甘やかされ溺愛され……。
孤高で寡黙な総長のまっすぐな甘やかしに溺れないようにとミザリアは今日も家政婦業に励みます!
最初はじれじれもだもだです。恋愛要素は中盤以降。
他サイトにも掲載
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 21:34:38
229338文字
会話率:30%
魔力がないことから役立たずの烙印を押され森へと捨てられた一人の少女が不運にも崖から落下し大怪我をしてしまうが、その反動で前世の記憶を思い出し、異世界で生き残っていこうと頑張っていくお話。
最終更新:2024-09-16 20:00:09
3545386文字
会話率:30%
錬金術師、エレノア・ハフスタッターは言いました。
「失敗は成功の母と言いますが、錬金術ではまさにその言葉を痛感します。そもそも『失敗することすらできない』んです。
錬金術の一歩目は触媒に魔力を通すこと。これを『通力』と言います。この一歩
目がとにかく難しいんです。錬金術を目指した人の約八割はここで挫折すると言われています。
もちろん通力ができたからと言って錬金術が成功するわけではありません。今度は触媒と素材を魔力で満たす必要があります。これを『魔力飽和』といい、この状態になって初めての錬金が始まります。
このとき魔力が少なすぎたら錬金は始まらず、多すぎると触媒が焼けて駄目になります。
また、属性値の高い素材の場合には魔力飽和させるための必要魔力量も当然膨大になるため、魔力の少ない人はここで断念せざるをえません。
そして最後に魔力飽和状態を維持し、生成したいもののイメージを魔力に乗せて素材に送り込む必要があります。これがまた難しい。
魔力量を一定に保ちながら作りたいもののイメージを送り込む。この二つを同時に行う作業で心が折れる人が大勢います。反対に言うと、ここまでできれば『錬金術師』を名乗ってもいいのかもしれません。
『通力1年、飽和2年、錬金するには後3年』。一人前の錬金術師になるには6年の歳月が」
「……できたかも」
「必要だと言われてってえええええぇぇぇぇぇぇ!? で、できちゃったんですか!?」
これはとある魔法の使えない、だけど器用な少年が、錬金術を駆使して魔法を使えるように試行錯誤するお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 18:46:29
137514文字
会話率:44%
ジュキエーレは生まれてすぐに聖女の加護を受けた。しかし魔力量が多い竜人族に生まれながら、彼は成長しても魔力無しのままだった。
15歳になったジュキエーレは幼なじみたちとパーティ「グレイトドラゴンズ」を組み、村を旅立った。冒険者ギルドに
登録し、自らの<ギフト>を知る。そのギフトはレベル99にも関わらず、戦闘に不向きなものだった(と彼自身も、パーティメンバーも思っていた)。
「グレイトドラゴンズ」はすぐにSランクまでのぼりつめた。しかし魔力無しのジュキエーレは無能とみなされ、不要だと言い渡される。それでもパーティに残りたいと申し出たジュキエーレは翌日、ダンジョン最下層に置き去りにされた。そこには半身を氷漬けにされた古代竜がおり、罠にはまって動けないジュキエーレめがけて衝撃波を放った。ついに死ぬのかと覚悟したとき、聖女にかけられた封印が解け、彼本来の膨大な魔力が解放された。
ジュキエーレを追放したSランクパーティは、突然弱体化してしまい最低のFランクに落ちていた。
一方ジュキエーレは、聖女について調査するため訪れた隣国で、聖女になりたくない公爵令嬢と出会い恋に落ちた。最強の力を得たジュキエーレと、聖女の力を持つ公爵令嬢の幸せな旅が幕を開ける。
※「★」がついているのは他者視点のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 18:41:58
840596文字
会話率:51%
『魔王は地下にいた』
魔王不在の地上、なのに魔物が自然発生する現象に頭を抱え続けていた人類に光明が指した、らしい。
地下には魔力が渦巻き、魔物はそこから発生する。それらを倒す事で世界の平和が保たれる事。
魔王がいる限り地下には魔力
が溢れ、それによりアイテムが生成され、それらを持ち帰る事で生計を建てられる人が生まれる事。
世界は、大ダンジョン時代へと突入したのだ。
そう、学者である私の父と、大魔法使いである私の母のせいで。
社会経験と称され実家から追い出された私は、今日も私はダンジョン前の仮設住居でパンを焼いて冒険者に渡していた。
だけれど私もまた、ダンジョンに乗り込んでいく。
父と母から受け継いだダンジョン英才教育をフル活用しながら、何千回だろうと挑戦を試みる。
だって、未だ最下層に誰も辿り着いていない眼の前のダンジョンは、私の元実家なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 18:25:51
117605文字
会話率:33%
かつて大陸の賢者として名を馳せ、多くの国々に知恵を授けていたヘルミオ・カスティウスは、王宮の政争に巻き込まれ、内乱の渦中で暗殺される。彼の中立的な立場が、第1王子と第3王妃の権力闘争において脅威と見なされたためだ。ヘルミオの死は王国に混乱と
暗黒をもたらし、国の未来に深い影を落とす。
50年後、彼の魂は転生し、魔力が弱い12歳の少年の体に融合する。この少年は、ヘルミオの知識と記憶を受け継ぎ、魔力の器が拡張されることで、かつての賢者の力を再び手に入れることになる。転生後、ヘルミオは新たな体での生活を始め、増大した魔力に困惑しながらも、その力をコントロールし、新しい世界での役割を見つける必要がある。
彼の冒険は、過去の知識と新たに得た力を駆使し、困難に立ち向かうものとなる。失われた王国の未来を照らすために、ヘルミオは再び立ち上がり、混乱の中で真の力を発揮しなければならない。この物語は、転生によって再び魔法の世界に光をもたらそうとする賢者の壮大な冒険を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 18:00:00
98186文字
会話率:39%
中学生のガキ共から童貞童貞とバカにされ、一緒に働いている人達からも迷惑ごとを押し付けられて、毎日帰りは、終電に乗って……しまいには、国の教育現場のIT化で慣れないパソコン操作を強要される冴えない中学校教師の佐村光矢(40)は、ある時帰りの
電車から降りた途端に異世界に魔王を倒す勇者候補として召喚された。そこは、魔族と人間が対立する魔法ファンタジーな世界で、佐村は弱者男性な自分がとうとう異世界に来てしまった事に最初は、少し喜びを抱く。可愛いお姫様から祝福されて、期待に胸を躍らせる佐村だったが、彼には魔力が欠片もなかった。しかも魔力が全く皆無の勇者候補として召喚された佐村に与えられた神具(アーティファクト)は、まさかの近代兵器。リボルバー式拳銃、ショットガン、マシンガンの数々。
期待していた異世界生活と違う事に絶望していた佐村だったが、そんな彼に国王は追放命令を出す。何ともう1人の召喚した勇者候補の青年の方が魔力も高くて最強の神具(アーティファクト)を手にしているとの事で佐村は、不要になった。
彼は、未開の地であり、魔族の暮らす土地に最も近い西部の土地に追放される。荒れ果てた西部の土地にやって来た佐村は、その後王国の騎士団から生きていても仕方ないという理由で殺されそうになる。
しかし、何とか生き残り、その後3種の近代兵器とそれらを収納するために国王から貰った棺桶を引きずって西部の町で1人のガンマンとして……この世の狂いきった世界の全てを怨みながら悪を撃ち抜く1人の男として生きていく決意をする。
和製ウエスタンこと、笊そばウエスタン! 新たなる物語の開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 16:55:37
247932文字
会話率:45%
魔力がないために姉である聖女に虐げられていたシャーロットは、仕事を押しつけられて向かった辺境で廃太子と出会った。
「シャーロット様、あなたはわたしの女神です!」
シャーロットの優しさに触れた廃太子は、すっかり彼女に夢中になる。そして、シ
ャーロットもまた、廃太子に惹かれていくのだった。
やがて姉の不正を知ったシャーロットは、これまでの日々と決別。廃太子と共に辺境を盛り立てていくことを決める。
これは、姉の陰でひっそりと生きてきた令嬢が、辺境で愛を見つけて強さと輝きを手に入れるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 12:40:00
130415文字
会話率:45%
事故で死んだと思ったら目の前に絶世の美女が――。
その人は満月の女神ルナと名乗り、転生の条件に、私に女神が守護する国、ルナヴィア王国の危機を救ってほしいと言う。
ルナヴィア王国には魔獣が存在し、結界によって森に閉じ込められているけど、私
が転生した15年後に結界が破れると女神様から伝えられてしまう。
結界が破れると、魔獣に街や王都を襲撃され滅亡の危機に陥る。それを防ぐため、私は女神様に神力を授けられた。
その神力は月属性――結界魔法、治癒魔法、浄化魔法が使える。
加えてイケオジの創造神に四大属性と魔法創造スキルを与えられ、無詠唱での魔法発動やオリジナルで魔法を創れるようになった。
前世で無味乾燥に生きていた私は胸が躍った。
憧れの魔法が使えるなんて、しかも異世界に転生できるなんて……!
そしてもう一つ女神様からこんなお願いをされる。
「私の弟を助けてほしいの」
なんと女神様の弟は黒竜で、ルナヴィア王国最北にある山脈にいるんだとか。その黒竜を浄化魔法で救ってほしいんだとか。
しかも浄化魔法は桁違いに魔力が必要みたいで、結界が破れるまでに魔力を増やさないといけないことがわかった。
転生の条件、大変すぎない?
でも魔法で魔獣を討伐していけば、魔力も自然と増えるかも。ということは、転生したら冒険者になれば良いんじゃない!?
――え、待って。私、貴族に転生してる?
しかも、めっちゃくちゃ美少女なんですけど……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 12:02:17
88694文字
会話率:37%
魔力全盛の時代。大国エリシアは魔王軍との激しい戦いを強いられていた。衝突が起きるたびに残るのは、対戦の疲弊感と敗北に対する暗い感情、そして命を落とした者たちへの深い悲しみであった。
そんな中で発足した、大国エリシアの4大戦力のうちの1
つ、ノワール。この部隊の戦い方には大きな特徴があった。それは、相手が魔王であろうと何であろうと、殺傷をしないことである。それを可能にしたのは、魔力が衰退した世界で新たに主流となった、精神の力、霊力。それを育むカギとなるのは、人間とのつながりであった。
それから300年の時が経ち、16歳にして魔王の座に君臨した1人の男がいた。その男の名はアバウト。かつて最強と呼ばれた魔王が封印された地に生まれ、闇の世界の頂点を目指して生きてきた彼は、一晩のうちにアヴァロニアとシャングリスの二国を支配してしまう...ほどの力を持つ最強メイドを従え、直属の配下たちと共に魔王として生活していた。事実上、魔力全盛の時代以降最強といえる魔王として、彼は新たなる魔力の時代を築き上げる、はずだったのだが...。
「オレ、魔王やめるわ!」
わずか2年でその座を降りたアバウトは、禁断の魔法を発動して己の所有する魔力をすべて封印し、新しい人生を歩むことを決意した。その理由はただ1つ。青春という輝かしい経験を得るためである。齢18にして彼はようやく大恋愛や親友との絆といった一生モノの思い出を欲するようになり、いてもたってもいられなかった結果であった。
そんな中で彼に襲い掛かったのは、突然のピンチ。目が覚めれば戦場のど真ん中だったのである。大地をとどろく爆発音。早くも終了を迎えかけた彼を助けたのは、銀色の長髪をした浴衣姿の女性であった。
戦場に鳴り響くは大砲ではなく花火の轟音であれ。
きらめくは銃の発光ではなく大輪の雫であれ。
流れるは人々の血でなくロマンチックな空気であれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 11:38:08
105447文字
会話率:53%
――ガラスの靴が脱げた私は泣きながら舞踏会の階段を駆け下りた。
逃げる私を追いかける恐ろしい王子の魔の手から逃れる為に……!
この記憶は何?
不幸せな結婚生活に限界を感じていた折原光華は、ある日テーマパークのシンデレラ城のミステリーツア
ーに参加。
ガイドの説明の途中で突然激しい頭痛が……。
テーマパークの階段から転落した光華は、気が付くとウェズリー男爵家の10歳の令嬢ティアナとして転生していた。
優しい2人の義姉たちと継母のローズと幸せに暮らしていたティアナだったが、同時に思い出したもう一つの記憶。
それは自分の魔力が暴走し、家族も自分も殺された悲劇。
自分の好奇心が災いした悲劇を繰り返さない為にティアナが決断した事とは?
「わたくし、ティアナ・ウェズリーは魔法師であるルカス・ブロア様へ求婚致しますわ!」
ティアナの魔力を奪おうとする恐ろしい王子から逃れる為、10歳のティアナは天才魔法師ルカスに求婚する。
しかし、婚約したルカスとの新婚生活は一癖も二癖もある魔法師達との共同生活だった!
子供だとバレない様に魔道具のガラスの靴で大人の振りをするティアナだったが……。
姿は子供、中身は大人のドキドキハラハラの新婚生活に。
――自分が殺される6年前のティアナに転生した光華は自分と家族の命を守れるのか?
今度は絶対にお義姉様たちを死なせない!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 10:02:08
60225文字
会話率:23%
シルヴィアは歴代魔獣討伐筆頭魔術騎士である公爵家の第一令嬢だったが、七歳のときに授けられたスキルが『魔物を倒したら魔力が溜まる』というものだった。しかも、属性魔術は未知の【生活】。
「強い魔獣を魔術で倒すのが基本なのに、倒してから魔力を得
てもしょうがないだろ! しかも生活属性魔術とは!」と魔術騎士団長である父親は激昂し、当主である母親からは修業と称して領地の端にある絶壁に建った城塞へ行くように命じられた。
なぜシルヴィアが生活属性魔術系になったのかも理解しない両親をサクッと見限り、独りシルヴィアはペット(家畜)を連れて城塞へ向かう。
シルヴィアのスキルは、弱かろうと動かなかろうと『魔物』を倒せば魔力が得られ、しかもこの『生活属性魔術』は、生きていく上での必要な事柄を全てこなす魔術だった。さらに加えて、この世の全ての生物は『魔物』だったのだ。
道中で仲間を得て、生活属性魔術を使いこなし城塞にたどり着いたシルヴィア。
この城塞を拠点としてリノベーションを施し難攻不落にしてしまうのだった。
※アルファポリスにて更新している作品の追っかけ連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 07:00:00
120827文字
会話率:27%