「シェリル嬢、ずっとお慕いしておりました。どうか私に、あなたの夫となる名誉を――」
「え、えぇ……(ご、ごめんなさい。あなたの“愛”が重すぎて、お顔がまったく見えませんっ!)」
16歳の敬愛の儀の日、愛の女神『エルテナ様』から人の愛が
見える特殊なスキル『愛の可視化』を授けられた私。
隠されていた、周りの人達の“醜い現実”を知ってから、人の愛なんて信じないと決めていたのに。
そんな私の前に現れたのは、女性達の憧れと呼ばれている、ロゼット公爵家の『アシュレイ様』でした。
突然のご好意、本当に嬉しいのですが……でも、何故初対面の私にそんなに大きくて重すぎる愛を向けてくるの!?
アシュレイ様の愛が大きすぎて――物理的にお顔が見えません!
これはスキルのせいで愛を信じられなくなったシェリルと、そんな彼女に激重ビックラブを向けるアシュレイのラブストーリである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 12:05:25
29759文字
会話率:39%
流行りジャンルには総じてひとの欲が関わってくる。
だから其れに反した私達の行いというのは、お門違いなのだと思ってしまう。
気持ち悪いね。
天才の謙遜というのは。
本気出して居ないだけというのは。
殺意を覚える程に、気持ち悪いね。
注意事
項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
諭羅の精神がボッキリ行った時の話。
目に入るもの全てがきっと、許せないんだろうな。
開き直って欲しいんだろうな。
謙遜とか要らなんだろうな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 21:31:18
999文字
会話率:24%
夢を見ると全て真逆に裏返る。
いい事は悪い事に、悪いことはいい事に。
今日もそんな夢だった。クソ喰らえ!! 醜い現実!!
けれども最後が貴方様だから、救われた。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
とても口の悪い子が主人公です。
それでも良い方、宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 18:52:45
1367文字
会話率:41%
侯爵令嬢のレジーナは、6歳の時に行われる「守護降ろしの儀」で具現化させた守護精がトカゲとわかると、侯爵家の体裁を保ちたい家族によって領地の屋敷に幽閉されてしまった。
一般庶民ならともかく、伝統あるゼーレンベルク侯爵家にそんな不気味でちっぽ
けな守護精などあってはならない。
以来、彼女は与えられた部屋と鉄格子の窓から見える景色だけが世界の全てだった。
ある日その鉄格子が外れそうなことに気づいた彼女は、未来のない部屋から脱出することを決意する。
しかし世間を知らず、学もない彼女は脱走できても、生き抜く術などなかった。
最初の街すら入れずに途方に暮れる彼女を助けたのは、一人旅をする美青年、ルト。
幻獣クラスのドラゴンを守護精に持つ彼は、無垢で無知なレジーナからすれば知的で優しく、すぐに憧れの対象となった。
男装する彼女は彼の小間使いにしてもらうと旅を共にし、鉄格子から見えた空は無限に広がっていることを知る。
希望に満ちた冒険、美しい世界、醜い現実、命の危機。
彼と過ごした時間はほんの僅かだというのに、彼女に次々と訪れる出来事。
目も開かぬひな鳥だった彼女は、やがて木を知り、森を知る。
ルトとの出会いをきっかけに、成長を始めたのは知識だけではなかった。
自分は何者になりたいのか。
胸を焦がす想いの正体はなんなのか。
子どもと大人の表情の間で揺れる彼女に、やがてルトも心を動かされる。
見た目も心も幼いレジーナと、そんな彼女とほとんど歳の変わらない知性と自信に溢れるルトの、恋と成長の物語。
※こちらの物語はエブリスタにて既に完結・公開されている作品です。
※誤字脱字の訂正をすることがありますが、内容に変更がない場合の報告はしません。
※誤字報告歓迎(ありがとうございます)。ご指摘の通りの場合、そのまま適用させていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 12:00:00
118072文字
会話率:45%
五行に基づく気という力のある世界で、狐(フー)という女性が暮らしていた。
幼き頃の恋心を胸に抱えて醜い現実と向き合い、街を蔓延る怪異と言う異形と戦いながら日々過ごしていた彼女に唐突な変化が訪れる。
それは幼き片恋の相手との再会だった。
その
日から彼と過ごし戦い抜く日々はやがて彼女にとって人生でかけがえのないものになっていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 23:00:06
8432文字
会話率:49%
最愛の兄を失てから、醜い現実に絶望し、光を見いだせないでいる少女。
そんな彼女の世界は、兄の紡いだ物語の中だけ。
あるミッションをきっかけに、人と関わる中で、少女はいつしか自分の足で歩き始める。
最終更新:2020-01-06 13:04:27
9677文字
会話率:47%