不死身のコオロギが語る三人姉妹のお姫様の物語です。
史上最低、最悪、最凶といわれた中の姫が一応の主人公。
天国的な長さで、気が狂いそうな、ゆっくりめのテンポで進みます。
なにせ数百ページを費やしても、この子まだオムツがとれていません。
語り
手がちっこい虫なので、脳の容量が極端に少なく、お話しがツブツブしております。
しかも時系列がぐちゃぐちゃに飛びまくります。で、よほど暇な、忍耐力抜群の方にのみ
お読みいただけるのではないかと思います。
全10巻別巻3巻を予定。ただし、コオロギが途中どっかへ跳んで行ってしまった場合、
挫折または、長期休止の可能性あり。
基本バトル要素少なく日常系のお話し。最初は、まったくお互いを知らずに育った3人の王女が
いかにして出会い、血縁を認識し、否認し、またそれぞれの恋愛模様に干渉しあうのかが、ゆったりと、華麗なる?宮廷絵巻風に?描かれます。
ガールズラブ要素多めですが、男性女性中性無性種別境界無視の異種交婚ラブ優勢で、コンガラガッテおります。その種の無節操さに違和感を感じる方には全くお薦めできません。
ではどうかゆっくりまったりとお付き合いくださいませ。
この作の設定は、ドイツ語の古本からの翻訳ということになっています。私の姉がザルツブルクの蚤の市で買ってきたものです。それで、実際、シャリー・ビョルバムからこの話を聞いたケルンテン州の修道僧(えらい生臭坊主だったらしいのですが)の序言、刊本(になったことがあるらしい)の編集者の序言、最後の邦訳者(つまり私)の序言、と3つの序言がついておりますが、これらは事情があり後ほど準備でき次第最初に挿入させていただきます。
翻訳上の記号類の凡例は第1巻第1部第1節の前書きに移しましたので適宜ご参照ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 03:25:52
382516文字
会話率:57%
フランス語なぞ読めないし、邦訳も多いから、自分が手を出すことはないと思っていたけれど。はてなブログで他人が訳しているのを見ると、自分もやりたくなってしまった。出来たものから上げる、完結するか不明。
キーワード:
最終更新:2024-10-28 13:00:06
50804文字
会話率:3%
Legends of Terror! に収録されている同名の小説(匿名)を、Peter Haining は出典を示さないまま、 Secrets of Cabalism, or Ravenstone and Alice Huntington;
William Child Green としてアンソロジー Gothic Tales of Terror に収録している。
しかし、当該作者の当該作品は見当たらず、The Vardill Society にあるものに行き当たった。これはThe European Magazine(1821) に連載された小説で、その一部が収録されたものらしい。で、これも邦訳が出ていないから、自分で読んでみる次第。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 00:56:30
25000文字
会話率:45%
事実上『ドラキュラ』初の映画化であった『ノスフェラトゥ Nosferatu』の語源が本書にあるという、吸血鬼史上なくてはならない1冊の筈なのに、邦訳がない。そこで、これを少しずつ翻訳して紹介しよう。
もっとも、吸血鬼 vampire の別名
が nosferatu であるというのは著者の誤解で、実際のルーマニア語には存在しない事が判明している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 19:14:18
67014文字
会話率:2%
今日が誕生日の少年ジェフリーは、友だちも家族も忙しくてパーティをしてもらえず、おやつの時間になってもゴロゴロしている。見かねた飼いいぬニッパーが近所のいぬたちをつれてきてパーティを開く。歓談しているうちニッパーが、いぬたちの中でだれが一番お
もしろい「おはなし」ができるか決めようと提案する。そこでマルチーズ、コリー、パグ、レトリバー、マンチェスターテリアが順番に、人間たちとのふれあい、事件、冒険、暮らしぶり、出会いや別れなど、現在に至るまでのいきさつを物語っていく。全5章・各2500字程度。
※イギリスの児童文学作家リリアン・ガスク(1865-1942)による未邦訳作品の全訳(出典:Gask, Lilian. Dog Tales. Ernest Nister, 1904.)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 14:44:45
12438文字
会話率:35%
遠い未来。銀河帝国ユピテルス朝歴337年。農奴の子ノイ・ロアーンは家族を大逆罪で殺された。そして彼は、皇帝への復讐を決意する。
文芸部交流会に提出した作品です。
最終更新:2024-04-15 17:26:31
7512文字
会話率:49%
江戸時代の咄本『醒睡笑』に収録されている古典落語「子ほめ」の原話と思われる話の拙訳。
元の話が掲載されているサイト
やたがらすナビ 内閣文庫本『醒睡笑』
校訂 中川聡/Satoshi Nakagawa
11 いはんかたなき鈍なる弟子あり
・・・
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス) 表示 - 継承 4.0 国際 (CC BY-SA 4.0)(https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.ja)
https://yatanavi.org/text/sesuisho/n_sesuisho1-108折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 23:30:16
287文字
会話率:67%
田辺聖子著・岡田嘉夫絵『今昔まんだら』「第十一話 死児に逢いに」(角川文庫、1997年)で紹介されていた説話の拙訳。
元の説話が掲載されているサイト
やたがらすナビ 『攷証今昔物語集』
校訂 芳賀矢一
巻4第41話 恋子至閻魔王宮人語
第四十一
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス) 表示 - 継承 4.0 国際 (CC BY-SA 4.0)
クレジットの表示・CCライセンス継承の条件で、作品の利用を許可します。
パブリック・ドメインに属している部分に関して、ライセンスの規定に従う必要はありません。
https://yatanavi.org/text/k_konjaku/k_konjaku4-41
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 21:00:00
1151文字
会話率:27%
古代メソポタミアの神話の一つ『ギルガメシュ叙事詩』を題材に、つくりました。
本家『ギルガメシュ叙事詩』には到底及ばないと思いますが、神話っぽい雰囲気や詩のようなリズムが感じられる作品を目指してつくりました。
この詩を『ギルガメシュ叙事
詩』の邦訳を手がけられた矢島文夫先生や月本昭男先生、戯曲『ギルガメシュ』の著者で哲学者の故・梅原猛先生、『詩人の冒険・音韻訳ギルガメシュ』の著者である川崎隆司先生、古代メソポタミア料理の研究・再現を行っておられる「音食紀行」の遠藤雅司先生をはじめ、古代メソポタミアを愛するすべての方に捧げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 17:55:34
1445文字
会話率:0%
「悪魔の美酒」 E・T・Aホフマン作 邦訳本 紹介と 比較 研究 改訂・増補版
キーワード:
最終更新:2022-03-27 11:47:47
4638文字
会話率:8%
三言二拍 その豊穣なる、幻奇譚・世情世話物・事件犯罪物・お色気話の世界、邦訳リスト解説付き
キーワード:
最終更新:2021-03-18 07:18:07
8180文字
会話率:1%
ルートヴィッヒ・ティーク Ludwig Tieck 全作品リスト ドイツロマン派の巨星 邦訳文献集
キーワード:
最終更新:2019-06-18 10:22:11
14161文字
会話率:0%
第二次世界大戦中のフランス侵攻作戦「マンシュタイン・プラン」において大々的な成功をおさめた電撃戦。グデーリアンによって提唱されたと思われがちだが、元をただせばイギリスのジョン・フレデリック・チャールズ・フラー(最終階級陸軍少将)の著書「Ta
nks in the Great War: 1914-1918」に提唱されたものである。この現代軍事学でも最も重要といっても過言ではない一冊を完全に邦訳することが本書の目的である。なお投稿は不定期。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 14:20:45
10724文字
会話率:0%
社会機能の大半がVRに移行した世界。高度な変換と演出により、セキュリティは超常的な戦闘に可視化されていた。障害処理には懸賞金が懸けられ、戦いは一部でショーアップされている。
駆け出しのヴィジランテ、ハンマーガールことツバサは、ある日、伝説の
賞金首と遭遇し、危うくも善戦する。それは、世界を表裏で支配する企業、アマルガムオルタが執拗に追うファントムだった。
ファントム捕獲を画策するアマルガムオルタは、ツバサを餌に全ヴィジランテを巻き込んだ巨大な罠を張る。そこには世界中に普及したVRオムニスケープに隠された重大な障害が関わっていた。
主軸はハンマーガール/ツバサですが、各タイトルごとに主人公が異なり、クロスオーバーする構成です。後半はさらに登場人物の組み合わせが混線します。ご注意ください。
ハンマーガール:ヒーローに憧れる半分引き篭もりの少女
ガンズロウ:ある日、謎の少女に押しかけられた貧乏探偵
クイーン&ザ・ビースト:アマルガムに追われる女科学者
デアボリカ:ニュートの娼婦を殺害し続ける疑似人格技師
クロガネ:父の強大な遺産の相続を迫られる十二歳の少年
用語解説は、アメコミの邦訳に挿み込まれているアレです。世界観や人物の補完、お話しの間隙を埋める資料です。未公開のタイトルも書かれていたりしますが、それは雰囲気ということで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-28 16:00:00
175716文字
会話率:27%
エルフ族の気鋭の歴史家エトス・マゾール編著『万族歴史シリーズ』を、まさかの邦訳。魔王との戦乱で失われた知を取り戻すべく始動した本シリーズは、その目的をはるかに超える、新時代を切り拓くための必読書と称して不足ないだろう。エルフのみならず人間、
人魚、ゴブリン、オーク等々、あらゆる種族に必携の書と謳われたこの新たな歴史教科書を、ぜひ一読してほしい。(訳者・解説:宍原而今)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-21 13:51:43
3141文字
会話率:0%
原作者 アルディナ・ハサンバスリ
邦訳者 杉本隆騎
杉本隆騎一家は外国人留学生のホストファミリーをしていたことがありまして、かつてインドネシアの女子高校生が我が家に1週間滞在したことがあります。そのアルディナ(Ardina)という女の子
は、高校生でありながら自作の小説を出版している作家でもありました。以前から英語での翻訳修業をしていた私は、彼女の小説にも関心を寄せ、その My Secret Identity (タイトルは英語ですが、本文はインドネシア語で書かれています。ISBN 979-24-3904-8)と題する本を譲り受けました。彼女がインドネシアに帰国してから、私はその本をテキストにして辞書を引きつつインドネシア語を学んでいきました。そしてこのたび、今はアメリカに留学している原作者の許諾を得てその邦訳を連載していくこととしました!
インドネシアの少女作家が書いた、アメリカの少女作家の物語です! 作品は01から30まで、全部で30章あります。そしてその翻訳者である私は、かつて原作者のホストファーザーでした!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-30 15:54:30
101479文字
会話率:32%
原作 マルティン・ブーバー
邦訳 杉本隆騎
ミッドナイトノベルズのほうで『我と汝の物語』という小説を連載していますが、そこで部分的に翻訳引用しているマルティン・ブーバーの Ich und Du を、全文にわたって翻訳したものです。
近年
この日本では、愛し合う相手を得ることが難しいなどのことでお悩みの方が多いと思いますが、その悩みを解決するための書物の一つとして、このブーバーの著作を紹介させていただきたいと思います。
本文中に述べられている〈我-其〉における〈我〉とは、愛し合う相手を得るようになれない〈我〉です。それに対して〈我-汝〉における〈我〉とは、愛し合う相手を得るようになれる〈我〉です。その違いを理解することで、愛し合う相手を得ることが難しいなどの悩みをお持ちの方も、それが可能となる〈我〉になっていただけると私は考えております。
私も若いころは彼女のいない期間がかなり長かったのですが、その最中の20歳代前半に日本語訳の「我と汝」(岩波文庫)に出会って並々ならぬ感銘を覚えました。そして30歳代半ばにようやく生涯の伴侶となる女性に出会って結婚となった折に、以下のような詩を書き綴ったのでした。
我と汝の世界へ
人を好きになって
僕は世界を生きるようになった
それまでの僕はただ世界を認識し
分析するだけだった
その人は心の病に苦しんでいたから
愛することでその病を癒してあげようと
僕は決断の河を跳び越えた
素敵だから愛しようと思ったのではない
愛することで素敵にしようと思ったのだ
するとその人は見る見るうちに愛らしくなっていった
愛の不可能に苦しみ悶えていた時代よ
さようなら
気の遠くなるような孤独の時代よ
さようなら
僕にもようやく愛の幸せが訪れた
あの子はとても可愛くて
本当に抱きしめたいほど愛苦しくて
この子にすべてを賭けようと思った
そのとき以来ぼくの世界との関わりは
見ることから生きることへと変ったのだ
そしてこのたび、植田重雄訳の岩波文庫版や田口義弘訳のみすず書房版などを参照させていただきながら、自ら Ich und Du 〈原書には Lambert Schneider 社の Die Deutsche Bibliothek ISBN 3-7953-0914-X を用いました)の全文翻訳を試みることに致しました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-09 15:51:08
32445文字
会話率:0%