タイトル:事故現場
彼女と2人で夜道を歩いてた。
しばらく行くと道の片隅に、女の人が座ってるのが見えた。
「…あの人、何してんだろ?」
と俺がぼそっと言ったんだが、
彼女「え?あの人?」
「ほら、あそこに座ってる女の人…」
と言うと彼女は
俺が指さした方向をあまり見ず、
辺りをチラチラと見渡し始めた。
「…いや、どこ見てんの?あそこだよあそこ」
彼女「あそこって、どこ?…誰のこと言ってんの?」
「…え?」
そう思って振り向くと、もうさっきまで
道端に座ってたその人は居なかった。
「あれ…?」誰も居ない。
でもその代わりに花やお菓子が置かれてるのが見えた。
それを見て彼女は、
「ああ、あの事故現場?あれはね、たしか4日ぐらい前かな?走ってきた車がちょっと車道を乗り上げてね、道歩いてる女の人をハネちゃったんだって」
「え?そうだったん?」
彼女「そう。深夜帯で誰も居なかったみたいでね、ひき逃げしたその人、未だに捕まってないんだって」
「……」
俺は世間の事に疎く、
そんな事があったのも知らなかった。
彼女「なんかその現場見た人の話じゃさ、被害者の女性が着てた赤いコートが血の色に見えたって、怖い感じに言ってたよ」
「…ふーん」
(後日)
そして後日。
その日は1人で夜、又その道を歩いてた。
すると又あの時と同じように、
道端に座ってる女の人を見つけたのだ。
「あ、あの人…」
よく見ると、その人が着てるのは赤いコート。
前はとっさの事でもあり、暗がりでよく分からなかった。
「家族か、友人の人なんかな…」
とか思いながらとりあえず
その人の前を通り過ぎようとした時、
女「…あの女とは早く別れろ。さもなけりゃお前、1人になるぞ…」
「(…え?)」
いきなりそんなことを言ってきて、
俺は関わりたくないと思ったから
そのまま足早に立ち去った。
「あの女」…「別れろ」…「1人になるぞ」…
もしかして、俺が今付き合ってる
あいつのこと言ってんのかな?
そのまま帰って夜、テレビでニュースを見ていると
彼女が言ったあの事件のことをやっていた。
その報道の中で、
「被害者の女性は白いセーターを着ており、そのまま道端に…」
と喋ってた。
後日。
俺の彼女は似たような事故に遭い、この世を去ってしまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:18:43
1021文字
会話率:35%
自転車に乗り始めた主人公の内省
最終更新:2025-04-07 10:45:58
2763文字
会話率:0%
50代のサラリーマン柴田修介は、頭痛でフラフラする頭を押さえながらの会社からの帰宅中、女子高生にぶつかられて車道に倒れ込み車に引かれてしまう。
頭痛のする頭のまま、誰かの問いかけに答えていくと、いつの間にか原生林の中にいた。彼は18歳ま
で若返ったものの、コーヒーを召喚できるという能力しか持たずに、中世ヨーロッパ並みに文化レベルの低い、さらに街の外には魔物も現れる危険な異世界に転移していた。
一緒に転移していたらしい女子高生アヤナこと佐藤あやなと共に、シュウこと柴田修介はどうやって生きていくか試行錯誤していく。
本作品は異世界転生ものではありますが、主人公がチート能力で無双するような話ではなく、微妙な能力と作戦・努力で苦労しながら異世界で生きていく話です。
主人公達は異世界生活をしつつ、一気に生活向上を目指して宝探しに行ったりします。危険な魔物や悪の魔術師と戦う事もありますが、世界の命運を握る戦いとかに関わったりはせず、国を興したりもしません。
本作品は中世ヨーロッパ風のリアルっぽい異世界でありつつ、主人公達の冒険はコミカルに描き、鬱やグロはなるべく避けて気軽に安心して読める事を目標にしています。
【現在7話までのプレオープン予定です。8話以降はまだしばらくお待ちください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 12:00:00
57457文字
会話率:46%
普通の家庭に生まれた主人公。
特に何事もなく高校、大学へと進学し卒業。
大学卒業後は、ごく普通の中小企業に勤めていた。
恋愛も無難にしてきたし、童貞なわけでもない。
ただ今の私に恋人はいない。
普通にどこにでもいるような社会人である。
あのときも、いつも通り仕事を終えて帰っていた。
普段通りの1日。特に変わりのない日常、のはずだった……。
突然車道に子供が飛び出してきた。
目の前には大型トラック。
「危ない!」
身体が勝手に動いていた。
子供を歩道に投げ飛ばした私は、そのまま車道に倒れ込んだ。
(キキッー!! ドン!)
私の意識はそこで途絶えた。
気がつくと森の中に1人、ぽつんと立っていた。
ここはどこ。あれ……僕は誰だ。
前世で交通事故に遭った私は、前世の記憶も今世での記憶も無い10歳の少年になっていた。
周りのどこを見渡しても――木、木、木。
記憶は無いが1人で生きていけるだけの知識と技術を持っていた主人公は、その力を使って特に問題なく森での生活に順応していった。
周囲には様々な動植物が存在し、彼らと関わりながらのんびりと生きていく。
これは10歳の少年が、もふもふな動物たちとともにほのぼのとした日常を過ごす物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 16:44:33
2864文字
会話率:28%
澄(すみ)星(ほし)誠(まこと)は武道を学んでいる。ある日、車道に飛び出した女学生の代わりに車に轢かれてしまった誠。意識を取り戻した誠は自分が異世界に来てしまったことに気づく。しかも異世界に元々存在し、同名であるマコトの身体で。目覚めた時に
側にいた女の子、ミレイを悲しませないために誠はマコトとして振る舞うことを決意した。
鍛えた技と拳で活路を切り開く、異世界冒険ファンタジー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 22:00:00
98658文字
会話率:51%
【グレイブ編】
転生を繰り返す世界に生まれた僕は医師の言葉に固まった。
それはこの人生で僕が【死ぬこと】だ。
死生観もないこの世界に取り残されたようなグレイブは、最愛の両親が転生してしまい天涯孤独となった車椅子のミッシェルと出会った。
自分
の境遇とミッシェルを重ねて、少しでも誰かの役に立つ人生を送りたいと思い、ミッシェルに歩くリハビリをしないかと提案する。
そしてひたむきに頑張る彼女の姿に惹かれていくグレイブ。いつしかミッシェルに恋焦がれるようになる。
幸せいっぱいの2人の目の前にはある転機が訪れる。
グレイブは車道に転がっていくボールを追いかける男の子を救いたいと、トラックの目の前に飛び出したのだった――。
その事故で助かったグレイブはぶつかったトラックに衝撃緩和素材が使われていることを知った。それを作っているのはニューマテリアルテック株式会社だと知り――かけがえのない残りの人生を全力で生き抜こうとグレイブは決めたのだった。
【ワイズ編】社長の闘い
最愛の妻が交通事故で人形化(ザドール)となったのをきっかけに会社を興そうと決意したが、会社に持っていく書類にその書類が紛れ込んでしまい、その計画が明るみになってしまった。ワイズが勤める大企業の子会社として設立された”ニューマテリアルテック株式会社”を、親会社のイノベーションテック株式会社から離脱できるのであろうか。
【スピア編】【オリバー編】【最終章】へと続きます。
2月投稿の短編作品「平凡なごくありふれた平民クレアの人生」([日間][週間]総合1位獲得)の二角が送る感動の物語です(新短編作品)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 21:50:00
108495文字
会話率:28%
転生を繰り返す世界に生まれた僕は医師の言葉に固まった。
それはこの人生で僕が【死ぬこと】だ。
死生観もないこの世界に取り残されたようなグレイブは、最愛の両親が転生してしまい天涯孤独となった車椅子のミッシェルと出会った。
自分の境遇とミッシェ
ルを重ねて、少しでも誰かの役に立つ人生を送りたいと思い、ミッシェルに歩くリハビリをしないかと提案する。
そしてひたむきに頑張る彼女の姿に惹かれていくグレイブ。いつしかミッシェルに恋焦がれるようになる。
転生を繰り返すこの世界でミッシェルは「グレイブ⋯⋯私、あなたと結婚したい」と切り出された。
幸せいっぱいの2人の目の前にはある転機が訪れる。
グレイブは車道に転がっていくボールを追いかける男の子を救いたいと、トラックの目の前に飛び出したのだった――
2月投稿の短編作品「平凡なごくありふれた平民クレアの人生」([日間][週間]総合1位獲得)の二角が送る感動の物語です(新短編作品)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 15:10:00
17183文字
会話率:21%
車道のど真ん中で徘徊する認知症の父とその息子の話。
最終更新:2025-03-22 12:55:03
2010文字
会話率:0%
カラスが10羽以上一斉に飛んでいたらビビる!
電線からカラスが“糞“をして、かからなくて“運“を逃した!
車道を横切る猫さんもビックリするけど?
ハトさんは大丈夫?笑笑
携帯で時間を見たら? 11:11や22:22を見ると
ラッキーな日だ
なと思ったり。笑
この世界もとても美しいと感じる今日この頃です。(笑)
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最終更新:2025-03-21 19:18:30
1028文字
会話率:8%
明暦の大火で振袖は燃やされていなかった……。
江戸時代に江戸の町を襲った未曽有の大火災、明暦の大火で燃やされたとされる振袖はこの世にあらわれた魔物と戦うための唯一の手段となる聖なる衣として魔物と戦う少女が纏っていたが、彼女は戦いに敗れ、振袖
は結晶と化しバラバラになって飛散していった。
それから350年ほど時は流れ、現代の日本、東京。
彩羽(いろは)高校に通う女子高生である火宮さくらは、ある日学校からの帰り道で七色に光る破片を持つ狐に似た生き物が車道に飛び出したところを目撃し、助ける。
その生き物はしゃべり出し、「なくしてしまった「振袖のカケラ」を探してほしい」と頼む。
小さい頃に祖父から聞いた振袖小町の伝承が事実だったことに驚きを隠せない中、キツネに似た生き物=イナリと探し始めるが、町では少女が操る怪物が暴れパニックになる。
さくらの親友で幼なじみの水崎あおいとその双子の兄である水崎蓮をはじめとする人々が襲われ、町がめちゃくちゃになる光景を見ていられなくなったさくらは、「自分の力で誰かを助けられるなら」と、振袖小町になることを決意。その直後、異空間で謎の少女から力を与えられる。
光る破片=振袖のカケラと謎の少女から与えられた力によってさくらは火の振袖小町となって町を救う。
こうして、振袖のカケラを巡る激しい戦いの火ぶたが切って落とされたのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 12:00:00
500061文字
会話率:48%
新しい取引先に挨拶に行った帰り道。事務所に戻るため近道したつもりが、道を間違えてしまったようだった。このまま行けるかと進んでみたが、次第に少なくなっていく民家。それとともに狭くなっていく車道。
失敗した。さっきのところでUターンしておけばよ
かった。
どこかUターン出来そうなところはないかと周りを気にしながらゆっくり進む。
すると草が生えていない場所に
[ たまご販売しております↑ ]
と書かれた立て看板を見つけた。
「そういえばたまごなかったな…」今朝、冷蔵庫の中から取り出したたまごが最後のひとつだったと思い出し、美味しいたまごを見つけた事で道に迷った失敗をチャラにしようと考えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 19:53:09
1792文字
会話率:12%
最近、自転車に乗ってないなぁ。
最終更新:2025-01-12 07:00:00
607文字
会話率:0%
最強の混合力士像はこれだ!!
最終更新:2025-01-01 07:00:00
400文字
会話率:0%
あきらめてる。
雪の車道に。
わたのはな降る。
キーワード:
最終更新:2025-01-11 13:22:47
220文字
会話率:0%
不実な男に婚約破棄を宣告されてまもなく、生真面目な伯爵令嬢ヘレナは馬車に轢かれこの世を去ってしまった。それは偶然の事故だったのか、それとも婚約破棄を苦にヘレナ自ら馬車道へ飛び込んだのか。いずれにせよ、女たちは言った。「気の毒だけど、ヘレナ嬢
には可愛さが足りなかったのよ。あれじゃあポッと出の可愛い男爵令嬢に婚約者を奪われたって無理もないわよね」「そうねそうね、ヘレナはたしかに有能だったけど、けして可愛くはなかったわ」と。伯爵令嬢ヘレナには、年の離れた妹のモニカがいた。――大好きだった姉の死をきっかけに、可愛さを追い求めてドレスメーカー業界へ飛び込んだ、欲しがりな妹モニカの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 21:06:19
5880文字
会話率:16%
「きょ、今日も疲れたな。。」
俺は鈴木 涼 21歳絶対大丈夫だと思ったのにブラック企業を選択してしまって疲労と絶望のどん底にいるという状態だ。
帰ったらゲームしよ。そんなことを考えている。
その時女の子が車道のど真ん中でつったっている
。動けないようだ。そして横から車が走ってきている。俺は考える前に体が動いていた。
中学生の時の陸上を生かして全力疾走して女の子を突き飛ばすことは成功した。でも、、
キキィードン!
痛いィッ意識は途絶えた。
ここはどこだ?確か、俺は自動車に轢かれて、
「気づかれたようだな。」
目の先にはよくラノベで見る神様がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 16:01:10
3802文字
会話率:45%
東北自動車道は今日も雨。物語を書く我々の日常も、晴れの日ばかりじゃありませんな。
しいなここみ様『500文字小説企画』参加作品です。
最終更新:2024-10-25 00:22:07
500文字
会話率:0%
35歳会社員、ブラック企業で働き、鍛えた訳でもなく筋肉隆々の男、あだ名はゴリ松さん。
ある日仕事帰りにへとへとになりながら歩いていると、子供が車道に飛び出したのを庇い迫っていたトラックに跳ね飛ばされる。
その後、記憶には無くても何やかんやあ
って転生したようだ。あれ?でもこれって?
ただでさえ見た目がゴリラみたいだったのに転生したらさらにゴリラそのものに成っちゃった!?
しかも、何か地球じゃないようで!?
ブラック企業で鍛えられた根性とゴリラのパワーで異世界を生き抜く。
できれば三食バナナ付き綺麗な女の子のご主人様をお願いします!
本作は基本的に土曜日と日曜日の投稿を予定しております。
なんとなく思いついた中でも書きたくなったものを急いで仕上げました。
人外転生モノですが、今作では主人公の人化は予定しておりません。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 00:00:00
521136文字
会話率:45%
車道脇で発見した変なものは烏だった。
キーワード:
最終更新:2024-10-16 19:43:51
2693文字
会話率:0%
あのちっこい電動シニアカーが対向車線にいた話。
キーワード:
最終更新:2024-09-04 19:43:08
828文字
会話率:0%
ただの平社員だったある男は、偶々会社の上司が不正や横領をしていることを発見しそれを会社の上層部に報告した。
しかし次の日に会社に行くと、それら全て自分がしたことになっており、更には報告したもの以外の犯罪まで自分がしたことになっていた。
その
後身に覚えのない証拠が次々と出てきて裁判で有罪となり、実刑判決を下されてしまった。
妻とは離婚し、その後の人生は犯罪者ということで散々な人生だった。
数十年後、元上司と偶然出会いあの事件の真相を聞かされた。上層部もグルで嵌められたのだと。
馬鹿にしてきた元上司に掴みかかり揉み合いとなった際に車道に突き飛ばされそのまま車に轢かれて死んだ。
死の間際に思ったことは、自分が弱かったからダメだったのだ。もし次があるのなら、誰にも屈することのない絶対的な力・立場を手に入れる!何の力もない者の言葉など無意味。ただの薄っぺらい正義感など何の役にも立たない。力こそ全てだ!という思いだった。
そして次の人生では決して間違えないと誓ったのである。
そんな思いが実ったのか記憶を持ったまま公爵家の三男として転生した男であるが、その公爵家は王家よりも権威があり絶対的な強者であることを強いられるその男にとって理想の家であった。
誰にも屈さぬ力を手に入れるための物語が今始まる。
※この作品はカクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 22:33:10
1045454文字
会話率:22%
――反対!
――反対!
――断固として闘うぞ!
――反対!
「闘うぞー! おおおぉぉ! いてっ」
「なんだ? どうした?」
「ああいや、たまにあるだろ。心臓がズキッと痛む瞬間が」
「あー! あるある!」
「子供の時なんか、こ
れ死ぬんじゃないかって思って、怖くなってさぁ」
「二分くらいで治まるやつな。はははは! なーんだ、周りの警官から攻撃されたのかと思ったよ」
「ははははは! 警察の連中にそんな根性はないよ」
「だな。待てが上手な犬っころだぁ。はははは!」
「断固はんたーい! いやぁ、ところでこれって何のデモだったかなぁ」
「おれたちは闘う! んー、わかんね。なんでもいいや、大声を出しながら車道を歩けるってのは気分がいいし」
「だな。今日はいい天気だしなぁ……」
「だなぁ……」
「はんたあああぁぁーい! あ、思い出した」
「はんたああああぁぁぁーい! なんだ?」
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最終更新:2024-07-22 11:00:00
1851文字
会話率:96%