不実な男に婚約破棄を宣告されてまもなく、生真面目な伯爵令嬢ヘレナは馬車に轢かれこの世を去ってしまった。それは偶然の事故だったのか、それとも婚約破棄を苦にヘレナ自ら馬車道へ飛び込んだのか。いずれにせよ、女たちは言った。「気の毒だけど、ヘレナ嬢
には可愛さが足りなかったのよ。あれじゃあポッと出の可愛い男爵令嬢に婚約者を奪われたって無理もないわよね」「そうねそうね、ヘレナはたしかに有能だったけど、けして可愛くはなかったわ」と。伯爵令嬢ヘレナには、年の離れた妹のモニカがいた。――大好きだった姉の死をきっかけに、可愛さを追い求めてドレスメーカー業界へ飛び込んだ、欲しがりな妹モニカの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 21:06:19
5880文字
会話率:16%
私、ローズは、母親が経営する洋裁店で、馬車馬のように働かされていました。
従業員から嫌がらせも受け、熱したアイロンを当てられ、頬から胸にかけて、大きな痣が残ってしまいました。
しかも、「気持ち悪いから、人前に立つな」と言われ、ひたすら陰働き
を強いられました。
一向に待遇が改善されないまま、ついには外に追い出されてしまいます。
売れ残った衣服を掻き集めて、荷車を引いて、路上販売するよう命じられたのです。
寒風が吹き荒れる中、子犬を拾って一緒に暖を取りつつ、路上で衣服を販売しました。
それなのに、官憲に言いがかりをつけられて、お金を没収されてしまいます。
不幸続きで、子犬を抱いて寒さに震えていると、ふいに優しいおじいさんが現われ、暖かい暖炉に、寝所と食事を提供してくれました。
衣服も買ってくれて、碧石のネックレスまでくれたのです。
ところが、幸運は長続きしませんでした。
私が喜んで洋裁店に帰ったところ、お店はもぬけの殻。
なんと、母親が大金を着服して夜逃げしていたのです!
しかも、私は債権者に捕まり、親の借金のカタとして売り飛ばされ、競りにかけられてしまいました。
さらに、脂ぎった商人に目をつけられて、競り落とされそうになったのです。
そんなとき、いきなり美青年が現われ、私、ローズを競り落とそうと、大金を投げ出してくれたのですがーー!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 14:10:00
15653文字
会話率:19%
アリシアは7年間婚約して結婚した旦那様から、結婚して7日目の朝に離縁を言い渡された。
実家にも帰れず、信頼できる人から王都から馬車で7日離れた土地に住む実の祖父母の情報をもとに王都を離れ、そこで男の子を出産した。
祖父の協力を得て得意の
洋裁の技術を生かした『アリシア洋裁店』を経営し、子どもも元気に育ち、アリシアは過去を忘れて楽しく生活をしていたのだが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 18:35:23
341603文字
会話率:44%
しんしんと降り積もる雪の中…。
大切なものを失い、あてもなく彷徨う青年が虚ろな瞳で迷い込んだ雪深い森は"魂の墓場"。
人生に翻弄され、不遇な最後を迎えた魂が迷い込む【悪魔伯爵】の領域だ。
もう全てがどうでも
良いと自暴自棄に思考を放棄して、ただただ雪深い森の奥に進んで行こうとする小洒落た眼鏡の青年。ロン・フォーブス。
………しかし彼を呼び止めたのは、道の脇の切り株にちょこんと座っていた、長髪でボサボサ頭の薄汚れた少女の人形だった。
「引き返しなさい」
冷たく切り捨て警告するボロボロ姿の小さな人形に、ロン・フォーブス"は人形が当然の様に自分に向かって話す姿に疑問を抱くよりも先に…。
気づけばその人形を両手でガッチリ。逃がすものかと"捕獲"していた。
にっこりと笑顔をかまし、まだ間に合うと【伯爵の人形(ドール)コレクション】にされる前に警告しようと独断で出てきていた人形(彼女自身も伯爵のコレクション)をその場で強奪し、これは運命だとそのままその足で自分の家兼仕立て屋の店舗に持ち帰るメガネ。ロン・フォーブス。
青年と悪魔伯爵のコレクション。ボロボロ人形の少女とおりなす、てんやわんやの不思議な大スペクタクルコメディ………。ラブロマンス?
老舗連なる職人街。紳士服専門仕立て屋「カフス」にて巻き起こる、店主の小洒落た眼鏡の青年と、悪魔伯爵のコレクション。ボロボロ人形令嬢レイチェルとの不思議で奇妙なそれぞれの物語…。
※これは、ピッコマの小説大賞に応募済みの作品で完結済み&落選した作品を手直ししながら、新たに内容も充実させて更新&書いていこうと思っている作品です。
温かいメッセージや的確なご指摘を元に、締切まで何とかギリギリに書き上げた作品をより読者様の期待に応え楽しんでもらえる様にと思っています。
(本当に拙い作品を最後まで読んで下さりありがとうございました(T人T))
本当に感謝ばかりです。
更新の後も、多少手直しが後から入る可能性も含め、温かい目で見守って応援して頂けると嬉しいです。
楽しんで読んで下さった方の為に、続きもお届けできればと考えてます。
新たに生まれ変わる、より良い作品になれるよう頑張ります!よろしくお願い致します♪ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 03:21:08
16754文字
会話率:23%
そこは女装が禁止された国。
その国で母親の洋裁店を手伝うダンスが大好きな僕はカルマ、もちろん男だ。
でもある夜、僕はこっそり「禁止された女装」をして外出してしまった。
そこで王子と会う。
その夜から僕のシンデレラストーリーが始った。
でも物語は二人の秘密が明らかになる時
二人の間に大どんでん返しが起こる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 22:00:00
21394文字
会話率:24%
洋裁店で働くとも子、彼女にラブレターが来た。誰からかわからない。
最終更新:2023-03-12 12:44:40
11583文字
会話率:62%
――新しいうちは、みんな大事に丁寧に使うんだ。だのに一つキズがついたら、とたんにいい加減になる、そういうやつがいる。とんだ恩知らずさ、今までさんざん世話になったろうに。そういうやつは、だめだ。
とあるお嬢さんのお話。
※初出は他サイトです
が現在は取り下げてこちらのみの公開となっています。
※戯曲の一部を抜き出したような書き方をしていますがほかの場面はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-23 22:02:10
4198文字
会話率:1%
孤児のリリアスは物心つく頃から裁縫が好きで、洋裁店に勤めている。
腕の良いのを見込まれ、王妃のドレス製作に駆り出されるが、そこで同じ裁縫馬鹿と友人になり、見たこともない材料を知る事になる。
ただ綺麗なドレスを作りたかっただけの孤児は、洋服馬
鹿の侯爵子息に関わり、知らず知らずに貴族社会に入り込んでしまう。
そして庶民の営み、貴族の陰謀の中で、徐々に自分の出自を知っていく。
話は大団円を迎えます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 21:16:01
527598文字
会話率:32%
短編として投稿していたシリーズを連載用にまとめたものです。
「アラクネ」「赤い靴」「ピグマリオン」は以前投稿した短編とほぼ一緒です。
ご注意下さい。
転生トラックで異世界ファリーアスに転生した新倉(あらくら) 志織(しおり)(24
) 定石通り銀髪の超美少女になったのは良いが、下半身が蜘蛛だった…… アルケニーに転生したシオリが自活の道を模索する話です。
タイトルに野菊さんから頂いたイラストを使用させて頂きました。
『アルケニー洋裁店のシオリたん』
URL『http://3278.mitemin.net/i51900/』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-02 14:27:58
65223文字
会話率:21%
アルケニー洋裁店シリーズ3作目
転生トラックで異世界ファリーアスに転生した新倉(あらくら) 志織(しおり)(24)
ただし、半身半蜘蛛の魔獣、アルケニーに。
正体を隠して洋裁店を営むシオリはとある素材を求めに幻惑の森へと向かうが……
最終更新:2013-05-05 17:47:02
7216文字
会話率:14%
続編要望の妙に多かった短編、アルケニー洋裁店の続きです。
アルケニー洋裁店をまだ読んでない方は読んで頂くと分かりやすいかもです。
剣と魔法の世界に転生した新倉志織(24)
でも転生先は半人半蜘蛛の魔物、アルケニーだった……。
彼女は、その
力を使って世界一の洋裁店を目指すのだった。
……と、大まかに言うとこんな感じの短編連作デス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-20 22:28:13
6679文字
会話率:26%
洋服好きな女の子と、洋裁が好きな妖精。そんな2人が出会ったら…。
最終更新:2015-06-03 12:00:00
2616文字
会話率:8%
小さな町にひっそりとたたずむ洋裁店『セシル』は、双子の姉妹が営む若い女性に人気の店だった。でもその店が、実は妹の一人二役で守られているということを知る人は誰もいなく、彼女は一人で悩みを抱えていた――。
コバルト短編小説新人賞にて、もう一歩に
残していただいた作品です。
自HPとあわせて、こちらにも公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-30 18:16:11
9900文字
会話率:56%