紀元前六世紀、春秋時代。山西省に晋という国があった。
晋の有力貴族の令息、荀罃(じゅん/おう)は教え子で弟分の士匄(しかい)に問い詰められる。
楚との戦争で虜囚となったとき、なぜ自裁しなかったのか、と。
荀罃は捕虜になる程度の恥辱で自裁
しないと言った上で、生け捕りとなったときのことを語りだした。
9年前。虜囚となった荀罃に、楚王は言い放った。
「古来からの取り決めにより、贄とし、汝を祖霊に捧げる。その皮を以て鼓を作り、その血を以て鼓の彩りとしよう。骨は廟に捧げられ、肉は宴に捧げられる」
しかし、しかし
「我が臣がそちらの虜囚になっていることもある。汝を贄にするか、質にするか、遊戯で占おうではないか」
運任せの盤上遊戯で、己の運命を切り開けるか。
※2500年くらい前の人間がひたすら卓ゲーしてる話です。
ノベルアップ+、カクヨムに掲載してますが、こちらのほうが数話を1話分にしてまとめています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 17:00:00
34817文字
会話率:30%
彼はその瞬間まで平凡なサラリーマンであった。ほんの少しの運命のイタズラが彼の人生の賽の目を狂わせてしまったのだ。
最終更新:2024-01-04 23:20:55
1464文字
会話率:13%
母子家庭で育った私は、ある日玄関先で、ツチノコを拾ってしまいました。
最終更新:2023-02-06 19:05:19
1888文字
会話率:55%
何処か知らない町へ行きたい
雪に凍える海を眺めたい
誰もゐない静かな道端で
一人で隠れんぼをする
裏山の鬼と子供を取り換えっこする
山奥の山彦と寝るまで会話をする
僕らは何時まで経っても子供の様
賽の目はまたも壱
蔵の裏の人魚と酒盛りをし
たら
両手一杯の彼岸花を抱えたまま死んでしまおう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 03:59:14
2267文字
会話率:0%
恥じる必要のない、誇れる生きかたができたなら。
最終更新:2022-12-10 07:00:00
361文字
会話率:0%
神が与えた奇跡によって、人生が大きく変わった人達を描いた短編小説
最終更新:2021-11-12 22:22:43
341文字
会話率:0%
友人との夜通しのボードゲームから目覚めると、そこは戦国時代。しかも転生先は武将の家ではなくて農民兼足軽ときた。そんな家ではおぼろげな現代知識が役立つはずもなく、これから起こる歴史も活用することは難しい。そんな境遇で、男は転生先でも何故か握
りしめていたプラスチック製のサイコロを手に、戦国の世を生きていくことになる。
※6月16日、第二章が完結しました。
※第三章の投稿を開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 17:05:31
420847文字
会話率:49%
力を持った男、榊政(さかき まつり)は捻くれ者だ。起きたらそこは捻くれ者にはなにかと居心地が悪い現代に似た異世界、そこで出会う光の戦士という女の子達。彼は彼女達と関わることで力の謎や自分自身の心に立ち向かうことになる。そんな男の物語。
最終更新:2017-05-31 05:33:34
4716文字
会話率:29%
僕が偶然であった少女は呪われていた。
私が偶然見かけた少女は呪われていた。
翠塔山の地下に広がる大空洞、通称「永久迷宮」を舞台に、
弱い僕は奔走し、未熟者の私は迷走する。
その呪いを解くために、強敵〈闇蜘蛛〉と対峙し、大薬師神宮の
〈闇〉に挑む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-28 22:00:00
109617文字
会話率:34%
恐らく世の中に椅子を作れる職人は一日に寄せる波の数ほどいるだろう。
しかし世の中に椅子を壊す職人はルーイただ一人に違いない。
椅子壊し職人のルーイはある日奇妙な男から椅子を壊して欲しいと頼まれたが、
おかしなことにその椅子はどうやって
も壊すことができなかった。
ルーイはこの椅子の小さな謎を知りたいと思い始めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-22 12:00:00
6577文字
会話率:39%
ボクは彼女を護衛監視するロボットだ。最新鋭の機体を持つボクはより(人間らしい)機能を持っている。しかしボクはこの機能をロボットが持つことを納得していない。ある日、ボクは自分の存在を知られてはいけないのにもかかわらず彼女との接触をしてしまい
、護衛監視の仕事を解雇、破棄されることになってしまった。
最後に彼女を一目見たいがためボクは脱走することにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-21 20:00:00
4663文字
会話率:10%
あらすじてきなにか
時は戦国乱世。
右にはためく、風林火山。左にはためく、毘沙門天。
そこに、ただ一人。奇妙な格好をした男が居た。
「どこだぁ?ここぁ……」
黒の長ラン、黒のスラックス。後ろに撫で付けた髪は、黒と白のメッシュカラー。
背丈はゆうに、七尺を越えるだろう、大男。
その男が、これまた珍妙な物に跨がって、周りを見渡す。
「ここがぁ……戦国乱世ってやつかぁね?」
まさに、火蓋が切られる直前に、落とされた賽の目。
それが、悪くなるか良くなるか……それはこの男にも判らない。
頭脳派中二病ヤンキー・三咲ヶ丘 丞乃(みさきがおか じょうの)。
異世界戦国時代に、ただ一人で、特攻(ぶっこ)むぜ?
ーーーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-01 13:28:13
4467文字
会話率:34%
俺は元いた世界日本では、完全に詰んでいた。絶望していた俺は、何と異世界にトリップ、そして職業はギャンブラー!
何だよそれ。またトリップした世界でも詰めろなのか。
訳の分からぬまま授かったスキル、ダイスを使って異世界を生き抜く。
今回の運命の
賽(さい)の目はこれだ!
異世界を舞台にしたユーモアファンタジーの開幕です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-01 01:08:49
63130文字
会話率:32%
人間不信、冷酷なまる。
夢を持ち始めた天ちゃん。
堅気で兄弟思いのボンズ。
肩を壊した元エースマサシ。
片思い真っ盛りまっすー。
両親は研究者、引きこもりモンロー。
釣り名人、非営利団体所属カネコ。
大工の息子ゴーヤ。
千葉県南
房総市へ自転車旅行に行った、8人の中学生。
彼らは進路も決まり、それぞれの道に行く前に卒業旅行をしようという事であった。
それは楽しい旅行になるはずだったが……。
元ネタがあります!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-30 02:01:38
2934文字
会話率:24%