苦しい、痛い。そんな感覚から目覚めた私がいたのは、私の大好きな小説『月光姫~満月の日にしか目覚められない呪われた令嬢~』のその後の世界。私が転生していたのはヒロイン。でも、そのヒロインはとある人物の闇魔法で蘇らせた体なのだという。話を聞くと
、大好きだった小説のヒロインがヒーローに裏切られ、『月光姫事件』の戦犯として大衆の前で殺されたのだという。
・・・・何それ。結局誰も、ヒロインを救えなかったってこと?ヒロインは最初から最後まで、救いのない人生を生きたってこと?
・・・・・許さない。
何としてでも、ヒロインを裏切って殺した罪を、ヒロインに憧れていた私が償わせる。
その決意を胸に、異世界からの転移者『聖女』として生きていくことを決める。
国の『聖女』が大好きな小説のヒロインの復讐を目指す。
☆登場人物
*マドカ・ルース
ヴェルトの闇魔法によって蘇ったベルアの偽名。
異世界からの転移者『聖女』身分を偽っており、復讐を決意した時に強力な炎の霊に憑かれている。
前世はフラワーアレンジをするのが好きな小説オタクの陰キャ女子大生・高坂まどかであり、ヴェルトの闇魔法によって蘇ったベルアの体に転生している。
*ヴェルト・ルース
ベルアを蘇らせた闇魔術師であり、ベルアの従兄弟。
母親を亡くしている。
小説『月光姫〜満月の日にしか目覚められない呪われた令嬢〜』
*ベルア・テスロ。旧姓はシアン
*リオセスリ・テスロ
国名:ガルクフェンス国
隣国:ポリファリク国
(この作品は『月光姫〜満月の日にしか目覚められない呪われた令嬢〜』のエピローグの先の物語です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 13:00:00
5329文字
会話率:51%
前世__
私はいじめられてた。
無視されて、叩かれて、壊されて、笑われて。
毎日が、地獄だった。
ずっと苦しかった。
ずっと、耐えてきた。
「きっと誰かが助けてくれる」
そう信じて、歯を食いしばって、泣かないようにして。
でも__
誰
も、助けてくれなかった。
私は、壊れた。
そして__目が覚めたら、見知らぬ草原の中だった。
「……え、ここどこ?」
青い空。まぶしい太陽。白い雲がふわふわ流れている。
服は知らないワンピース。右手には不思議な木の杖。
転生? 異世界? え、マジ?
──こうして、私はこの世界で
『ゆるふわスローライフ』を始めることになった。
……するって言ったじゃん? 神様。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 11:39:47
4614文字
会話率:38%
──その子は、笑顔で命を捧げていた。
魔王討伐の旅に加わったのは、ひとりの頼りなげな魔法使いの少女。
笑顔が可愛くて、パンが好きで、みんなの役に立つことが嬉しくて。
でも、そんな彼女の魔法は……寿命と引き換えに放たれていた。
誰にも言わず、気づかれないように。
ただ「助けられてよかった」と笑って、彼女は旅の終わりに消えた。
名前も過去も、何も残さずに──。
仲間たちはまだ知らない。
「魔法使いちゃん」と呼ばれる彼女が、何を背負っていたのか。
これは、誰の愛も受け取らず、全てを救って消えた少女の物語。
ただ、消えた「魔法使いちゃん」には、もう1つ、大きな秘密があった。彼女は、人間ではなかった。何万年も生きる、長命種であったのだ。だから、寿命を多少、使用したところで、実は何の問題もなかったのだが……。
本人が消えたことで、その説明をする者は、誰も、いない。
また、何の因果か、この物語が、「優しさで世界が包まれるような物語」として、現実でアニメで放映されることになってしまい――。
勘違いもの+曇らせ+掲示板形式です。曇らせられるのは、「魔法使いちゃん」以外の登場人物と、「日常ものだろうなぁ」と思ってわいわい見ていたアニメの視聴者たちです。寿命が消費されていたと発覚した瞬間、地獄が始まります。ハッピーエンドにしたいですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 22:29:14
141500文字
会話率:19%
遥かなる多重世界《アストレイン》。
神々が支配する七つの上位世界と、種族と文化が交錯する五十七の下位世界。
そこに“絶対”は存在した。
――誰も、神を倒せるとは思わなかった。
ある日、ひとつの神が滅びた。
それは、原初から在った“混沌の神
”。
世界は震撼し、神々は動き、秩序は揺らぎ始めた。
ひとひらの断片。静かに舞い降りたそれは、確かに何かを揺るがせた。
けれど、それに気づいた者はいない。
彼自身さえ知らない。
自らが“誰かの意思”によってこの世界に生み落とされたことも、
その小さな出会いが、やがて“界”すら越えて広がっていく引き金であることも。
世界を揺らしたのは――
誰も気づかない、小さな羽ばたきだった。
その邂逅は、ごくささやかで、取るに足らない出来事だった――
世界が揺らぎ、神々の秩序が崩れ始めるまでは。
神話は語る。終焉は天よりも高く、地よりも深き場所から始まった、と。
これは、小さな羽ばたきがすべてを変える、神話のはじまり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 21:01:35
6844文字
会話率:27%
吸血鬼。
その姿は様々に描かれているが、ここでは
限りなく普通の人間に近い形で存在する。
それが自然なのか、意図なのか。
誰も、知る由はない。
最終更新:2025-06-17 05:09:32
186529文字
会話率:23%
王都にそびえる白亜の講堂。七色の光が天井のステンドグラスから差し込み、生徒たちのローブをやさしく照らしていた。
王立魔法学院、卒業式。
「アンジェ=オルレアン嬢!」
壇上から響く怒鳴り声。赤髪の男、カストル=アングレーム。彼はアンジェの“婚
約者”であったはずの存在。
「俺は、おまえとの婚約を――ここで破棄する!」
講堂がざわめく。
「な、何を言って……?」
「理由は明白だ!」
カストルが腕を振り上げ、指さした先にいたのは、桃色の巻き髪に黄色い瞳の少女。アミアン=ミュルーズ。
彼女はぶりっこ調の笑顔を浮かべ、胸元を押し上げるようにして立っていた。
「アミアン嬢をいじめていたって話だ!」
「そんな……わたくし、していません!」
「アタイのこと“乳だけのぶりっこ”って呼んでたン♡ 証拠もあるン。手紙もあるし、窓に彫られた文字も♡」
「そ、そんな馬鹿な……っ!」
足元がふらつく。視線が周囲を彷徨う――けれど、誰も、誰一人として彼女を見ようとしない。
「……誰も、助けてくれないのですね」
その瞬間、校長が口を開いた。
「アンジェ=オルレアン嬢。複数の証言と証拠に基づき、重大な素行不良があったと判断する。よって、今後の爵位継承および家格に関して、王宮に報告がなされる」
「……っ!」
誰かの悪意で仕組まれた罠。なのに、その罠に誰も気づかない。いや――気づいていても、見て見ぬふりをしているのかもしれない。
足が、がくりと崩れそうになった。
「わたくしは……何もしていませんのに……」
声にならない叫び。
「……退場なさい、オルレアン嬢」
護衛の魔法騎士が近づいてくる。アンジェは、最後の力を振り絞って立ち上がった。
「わたくしは――絶対に、負けませんわ」
涙をこらえながら、真っ直ぐ前を向いた。
わたくしは、信じています。いつか、真実は明かされると。
たとえ、今この瞬間、誰一人信じてくれなくても。
講堂を去る背中に、誰も声をかけなかった。
――これは、断罪のはじまり。けれど、物語はまだ、終わっていない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 05:30:00
75155文字
会話率:29%
美醜逆転世界の国の一つ、アルガディア王国の第二王子であるルキウスは精霊とのパートナー契約を行う。しかし、精霊は美しいものを好むと言われており、ルキウスはこの世界では部細工中の部細工に当たる部類。容姿が良ければ全て良し。色濃く、肥満体系こそが
美人。要するに原色デブ。誰も、彼自身成功するはずがないと思っていた。しかし、呪文を唱え終わる前に召喚された挙句、二人!?しかも片割れの絶世の美女は初代国王以来の完全な人型精霊で神獣だった。「精霊の血も入ってるからギリセーフ」「いいのかっ!?セーフ?!」ツッコミ役は美女の親友の平凡男。どうやら真ん中はこの世界でも真ん中らしい。陰謀がルキウスたちを引き裂こうとする中、美女にはこの世界に思うところがあるらしい。精霊は花であり、人は水である。ならば何故…。
彼らの主従ライフはどうなるか?
恋愛は今のところ考えておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 23:08:22
190796文字
会話率:58%
都市から排斥された棄民たちの住処、サリエンス・ゼロには死と絶望が病魔のように蔓延している。
十分な食糧も医療体制もなく、本来なら外敵より都市を防衛するために備えられた砲台の多くはその砲口をサリエンス・ゼロに向けていた。
なぜならそこに、守
るべき"人間"は居ないから。
そこに存在するのは都市外に存在する赤い霧のバケモノと同じ、人の形をした"畜生"だから。
逃げ場など、どこにもない隔壁に挟まれた薄汚れた小さな箱庭。そんな場所に、似つかわしくない輝きを放つ白銀の少女が逃げ込んだ。
——全部捨てて、ここではないどこか、遠くの世界に行きたいんだ。誰も、わたしのことを知らない世界に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 14:03:19
8068文字
会話率:42%
《BL作品です》
ブラック企業で連日残業祭りだった俺は、歩道橋で足を踏み外してそのままこの世を去った。
そして前世の記憶が蘇ったのは、前世の俺が修正に苦戦していたバグが一生直らない恋愛シミュレーションゲームの世界。
そこで俺は、常
時異常なほどのフェロモンを撒き散らすバグΩに転生していて――
「……私の側にいなさい。君はとても危なっかしい」
「あいつの側にいるより、俺の番になったほうが幸せになれると思うよ」
氷の王子と呼ばれている第二王子、太陽の化身と呼ばれている第一王子、それに他の攻略対象者だけではなく、モブや血気盛んな魔獣たちもフェロモンに群がってきて信じられないバグ状況が続き……。
「――もう誰も、俺に構わないでください!!」
バグΩの俺は、この世界をどう生き抜いたらいいんですか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 18:00:00
64342文字
会話率:63%
どうせ会社を辞めるのだ、どうなったって構いはしない。
その日、白築(しらつき)アリスはそれまでの二十六年の人生で、一番自暴自棄になっていた。
理由はありふれたもので、婚約者の浮気である。
しかも。
「白築さん。斎藤くんから聞いて
いた話は、事実だったのね」
「はい?」
「あなたが、斎藤くんにストーカーしているっていう話」
私が、ストーカー!?
彼に何かとお金をせびられて、結婚するからと深く考えずに渡していたら……
「入社以来『彼女がいるから、付き合うことはできない』といくら斎藤くんが断っても、あなたのほうから『遠距離なら少しくらい遊んでもバレないから』と執拗に迫ったのだとか。しかも最近になって『ホテルに行かなくても、一緒に食事してくれるだけでもいい』としつこく言って、何度も奢らせてずいぶんお金を使わせたんですって?」
アリスに「付き合っていることは、まだみんなには内緒に」と言っていた婚約者は、用意周到に社内に嘘の噂を広めていたのだ。
誰も、アリスの言い分に耳を貸さないように。
このままだと、絶体絶命。
会社を辞めるしか無い。
自暴自棄になったアリスの前に現れたのは、創業者一族の若手エリート、王子様キャラの弓倉海(ゆみくら・うみ)。
(お付き合いして陥れられるにしても、弓倉さんレベルだったら納得できたのに……!)
やけっぱちになったアリスは、海のもとへと歩み寄り、ぴたりと寄り添って明るい声で宣言したのだ。
「なんのことかわからないんですけど。私、弓倉さんと結婚を前提にお付き合いしています! 来月の誕生日に入籍しようねって、昨日も話し合ったばかりで」
嘘だった。
もうどうにでもなれ。
人生の最後に、イケメンの彼氏がいたという妄想にでも浸りたいだけ!
そんなアリスを抱き寄せて、海もまた笑顔できっぱりと言い放った。
「実はそうなんです。僕たちお付き合いしているんですよ。いい機会だから皆さんも知っておいてください」
え……
ええーーーー!?
ただの自棄で嘘とはったり、しかし引っ込みがつかなくなりまさかの御曹司と婚約!?
※他サイトにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 17:40:11
76965文字
会話率:36%
「英雄になった。
世界を救った。
なのに──誰も、俺たちを必要としなかった。」
戦乱を終わらせた青年・エイド。
賛美に包まれたはずの彼は、
いつしか恐れられ、忌み嫌われ、
そして、静かに追い詰められていく。
救った世界に、救われない。
そんな絶望を抱えながら、それでも彼は、守ろうとした。
【これは、英雄が”英雄であることを許されなかった”物語。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 01:22:21
19142文字
会話率:9%
走るだけのバイト——のはずだった。
元駅伝エースの柏木ユウタは、日雇いのペースメーカーとして参加した地方のマラソン大会で、奇妙な空気に巻き込まれる。
主催は「清らかな流れの会」という団体。
参加者は全員、無言で整列し、祈りのような言葉を唱
えながら走り始めた。
スタートの合図とともに、数百人の“信者”たちは、柏木ただ一人の足取りにすべてを委ねて走り出す。
なぜ彼らは、そこまでして“ついてくる”のか。
なぜ誰も、止まらないのか。
そして、走ることしかできなくなった自分は、彼らと何が違うのか。
静かな号砲から始まる、42.195kmの終わらない問い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 14:00:00
3670文字
会話率:24%
ロルは夜道で買ったオルゴールに未来の夢を見せられ、役立たずとバカにしたヨークを引き留めるため苦心する。
オルゴールに見せられた夢が未来のことなのか、証明も確証もないけれど、目覚めたときに残る感覚から信じた。
見せられた未来ではヨークを
追放した後のパーティは連携が崩れ、損耗率が酷くなり、新しくメンバーを加えるが上手くいかなかった。
しかも街の防壁の向こうからスタンピードが押し寄せ、ロルが最後に見た光景は、街へ向かうモンスターの影だった。
そこでロルはヨークがパーティを抜ける未来を避けるため、受付嬢のアラサ、酒場のウチカ、鍛冶屋のチリ、花屋のイロハに相談したり、時に励まされて奮闘する。
しかし、空回りして失敗が続く。
そしてパーティメンバーは誰も、進んでヨークを引き留めようとはしなかった。
とうとうスタンピードの日がやって来て、連戦を強いられてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 18:00:00
133406文字
会話率:37%
「奴らは静かに紛れ込む。」
いつの間にか、世界は変わっていた。
誰が敵で、誰が味方なのか。
それすら、もう分からない——。
これは、人類が気づかぬうちに侵略されていた世界の、ある一幕の話。
最終更新:2025-03-17 21:30:00
2042文字
会話率:25%
――強かったのは彼の付与術で、俺達5人のその誰も、ただの凡人に過ぎなかった。
【餓狼の戦士】アルバ。【治癒天使】ココナ。【最果ての魔女】ヒルデ。【陽炎の暗殺者】イツキ。【ただの荷物持ち】イノセント、つか、俺。
俺たち五人のその誰も、名にし
負う実力など持ち合わせちゃいなかった。みんな、結局は”彼”におんぶに抱っこだった。難関ダンジョンの最下層、パーティーを支えていた付与術師のリーダーが死んだ。連携も取れないし、ぶっちゃけ仲悪いし、彼のバフ魔法がないから、毎回死物狂いで戦うしか無くて。でも、生きるしかないから。弱い自分も受け入れて、なんとか、日々を食いつないでる。そんなギリギリの日々の中で、俺たちはお互いを初めて知り合って、本当の仲間になっていく。
【簡単あらすじ】
チート付与術師だったパーティーリーダーのせいで不釣り合いな名声と自信を手に入れてしまったただの凡人である五人が、少しずつ現実を受け入れて成長していく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 19:48:20
8980文字
会話率:44%
老衰で死んだ主人公。
選択した第二(?)の人生で一体何が起こるのか!
それは誰も、作者すらも知らない。
完全オリジナルストーリーでお送りする異世界冒険活劇!
今ここにスタートです!
最終更新:2025-02-09 23:28:54
537588文字
会話率:62%
『You、私の世界に転生しちゃいなよ!そんで勇者を喚んじゃいなYO!』
突如として現れた自称女神の痴女。
自分の世界を救うために力を貸してほしい?
報酬は第二の人生??
え、俺が勇者なんじゃないの……???
あ、そうですか……
これは
平々凡々な善人が、死と隣り合わせの異世界に転生させられ、勇者召喚を強制されるお話。はたして彼は無事勇者を召喚することができるのか。その前に生き残ることができるのか。
未だ誰も、自称女神すらも知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 23:23:32
11046文字
会話率:47%
結婚式の夜、私はあなたに殺された。
彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。
「誰も、お前なんか必要としていない」
最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は
彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。
だけどそれも、意味のないことだったのだ。
彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。
なぜ時が戻ったのかは分からない。
それでも、ひとつだけ確かなことがある。
あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
私は、私の生きたいように生きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 19:46:09
35531文字
会話率:22%
獣人の国、セノリカでは王の番に選ばれることは最高の人生を約束されたようなものだった。
リディア・メイソンは皇太子ラルフの番に選ばれて、皇后になった。
互いに慈しみ合い、支え合っていたリディアとラルフ。
しかし、リディアが有力貴族の策略で
毒殺など命を狙われ始めてしまう。
健康に影響が出て、リディアは不妊の疑いが出てしまった。
時期を同じくして、ラルフからの愛が冷めていく。獣人は番を生涯大切にするはずなのに。
失意のリディアに、さらなる不幸が訪れた。
もう一人の王の番が異世界におり、召喚されたのだという。
リアと名乗る少女は、かつての自分のように愛されるようになった。
呆然とするリディアだが、彼女に更なる不幸が襲う。
誰も、彼女が『王の番』だったという記憶が無くなっていて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 18:10:00
75886文字
会話率:26%
誰も、わたくしのこの気持ちを理解できないだろう。
理解されてなくてもいい。
この愛(想い)は、わたくしだけのものだ。
この話は、皇太子妃(後に皇后)、皇后、公爵令息、王女、皇帝による一人語りです。最初は皇太子妃だけの一人語りの短編(
一話完結)にする予定でしたが、皇太子妃以外の一人語りも思いついて書いたので長編にしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 18:04:06
17542文字
会話率:0%