俺、樋口敬大は入学早々高校デビューに失敗して、ボッチ街道まっしぐら。
同じクラスには、学園のアイドル「イケてる方」と言われている、佐久良舞さん。じゃない方と呼称されている佐久良唯さんがいる。
双子の姉妹なわけだけど、その性格と見た目は大き
く違う。
明るくクラスの中心的な存在の舞に対し、姉の唯は見た目から暗い印象おまけにコミュ障でいつも一人。
「ひ、樋口、くん…………きょ、今日、日直みたいだから…………そ、その、日誌取りに行かないと、だそうです……」
「わ、わかった。あ、あの、ありがとう。えっと……さ、じゃなくて、ゆ、唯さん」
「…………う、うん」
だがなぜだか、クラスメイトが誰も話しかけない中で唯だけは唯一敬大にに話しかけてくれる、そんな存在。
「ううっ、なんだかこの辺がくすぐったくてもやもやします」
「お、俺は知らん。知らないからな……」
「私をスッキリさせてください」
「いやだから、知らないってば」
唯さんの前では、過去の苦い経験から封印したことも意味をなさず、
「一つ聞くけど、唯さん、俺のこと怖くないの?」
「えっ、全然怖くありません。怖いわけがないじゃないですか……えっと、その訳を聞きたいですか?」
2人きりだと結構よく喋りまるでその印象は違う。
「も、もしかして、唯さん……?」
「はい……」
「え、いや……気づかなくてごめん。でも……」
出かけることになったら、目の前には全く別人のように見える唯さんがいて……。
彼女の見た目がやはり偽装だということを知った俺の日常はちょっとずつ変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 19:10:00
42371文字
会話率:39%
――僕は、僕が嫌いだ。
自分に自信が持てずに生きてきた少年、涼村結月。
周囲に流されるがままに生きてきた結月も、高校三年生。大学進学か就職か。誰もが一度は立つことのある人生の岐路に立たされたとき、結月は生まれて初めて人として最低限の責任で
ある自分の将来に繋がる自己の選択と向き合う。しかし、生まれて初めての経験で上手くいくはずもなく、自己の擁立に揺さぶられた結月は学校の定期試験で赤点を取ってしまう。お世辞にも真面目とは言い難い結月は同じ補習対象者の課題の中身を盗み見ようと画策するのだが、まさかそれが教室どころか学校中の注目を集める、顔良し、スタイル良し、性格悪しの【完全無欠の女王様】と呼ばれる楠木陽葵のものだとは思ってもみなかった。「ねぇ、何してんの?」「はひぃっ!?」そんな彼女がまさかの補習対象者、それもほぼ全ての科目における赤点保持者、レッドホルダーだとは思いもせず、ひょんなことから秘密を知ってしまった結月は、女王様である楠木陽葵と接点を持つことに。それだけの関係であったのだが、何故か彼女は結月と同じ部活に入部してきたり、無邪気な顔を見せてきたりと、二人の距離は縮まっていき……!?
人生の岐路に立つ結月の成長に繋がる懊悩と葛藤。陽葵との出会いが結月の人生を大きく変えていく、甘酸っぱくもほろ苦い青春恋愛作品。
毎日更新中です。
朝7時と夜の18時に更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 18:00:00
85357文字
会話率:49%
新年の昼下がり、自宅の庭でひたすら金属バットを『縦に』振り続けていた柏木(かしわぎ)和美(かずみ)17歳。
……ちょっと女の子っぽい名前だけど残念ながらJKではなくDK(男子高校生)である。
家庭や学校での苦い経験からイジメた奴に対して自衛
、あわよくば過剰防衛のために始めた素振りは今や日課となっていた。
だが! その平穏な時間は突如として崩れ去る。
突然の遠くでの誰かの叫び声、そして近所の住人(口うるさい向かいの家のBBA)が謎の怪物――河童のような異形の存在に襲われる現場を目撃してしまったのだ。
恐怖と混乱の中、異形たちはブロック塀を飛び越えてカズミの家にも侵入。
手にしていた金属バットを衝動的に振り下ろし、彼は怪物を撃退するが……それはさらなる戦いの幕開けに過ぎなかった。
怪物たちの襲来の裏に隠された真相とは?
そして彼が向き合うことになる世界の変貌とは?
日常が崩れ去り、命の危機が迫る中、カズミは生き残るために新たな決断を迫られる。
これは、一人の少年が絶望を超えてその居場所を確保そして発展させ、戦いを通じて自身を見つめ直す――そして他人を切り捨ててゆく――物語。
カクヨム様でも掲載中ですm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 12:20:00
27052文字
会話率:26%
都内で一人暮らしをする会社員・高瀬律は、過去の失恋の傷を抱えたまま孤独な日々を送っていた。そんなある雨の夜、彼の前に現れたのは、雨宮雫という謎めいた美女。彼女は“雨の日にだけ現れ、触れた相手の記憶を甦らせる”という不思議な力を持っていた。最
初は戸惑う律だったが、雫に触れるたび過去の甘美な恋の思い出や苦い後悔が鮮明に蘇り、やがて抗いがたい欲望と彼女への想いに翻弄されていく。一方、雫自身も誰かを救えなかったという深い悲しみを抱え、人々の記憶を呼び起こすたびに自分の過去と向き合わざるを得ない。雨音に包まれた夜、二人はそれぞれの“痛み”を胸に秘めながら惹かれ合い、雨に潜む秘密と記憶の真相へと近づいていくのだが――。果たして彼らは、忘れられない過去から解放され、新たな一歩を踏み出せるのか。雨の夜が繋ぎ合わせる、不思議な縁が交錯する大人の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 22:00:00
7651文字
会話率:31%
男は、高校生である。
男には趣味があった。それは「アイドルを推す」こと。
男が推しているグループの名前は【ユアヒロイン】
数年前までは150人キャパのライブハウスを埋めることもできなかったグループだったが、ある一人の女の加入によりその状況
は一変した。
その女は天才だった。グループ加入から1か月も経たずにセンターに立ち、150人キャパのライブハウスだったのが加入から1年も経たないうちに万単位の5大ドームツアーを完走して見せ、メジャーデビューへ導いた。演技にも定評があり、数々のドラマにも出演。一気に世間の注目を集めた。
女の名は温泉川沙那。まさに清楚と言わんばかりの艶やかなストレートの黒髪に、透き通っているのに漆黒の不思議な瞳。その顔立ちは美しく、整いすぎている、という印象だ。自己管理は完璧でスタイルは抜群。トップ女優、アイドルと何の遜色もない誰もが憧れるような少女だ。
ファンサービスも素晴らしく、その美貌と優しさから「女神」だなんて言う人もいた。
男・星衛颯太は彼女が好きだった。男女の関係というわけではなく、アイドルとファンとして。
そんな男に、そして全国に悲劇が起こることは誰も予想ができなかった――
アイドル好きな男とアイドルの女の甘くて苦い恋物語
※カクヨムにも投稿してます
※無断転載禁止
※拙いですが応援よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 18:11:13
43779文字
会話率:45%
スナック勤めの章子は、街頭で偶然出会った高校時代の同級生の敏雄と交際を始めた。付き合っていた男に裏切られた苦い過去を持つ章子の心は、敏雄を巡ってさまざまに揺れ動くのだが、話しかけてくる敏雄の声は相変らず屈託がなく、快活なのだった。
1982年執筆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 12:28:22
1237文字
会話率:54%
懇親会での一小事。自分を売り込んでおきたい―その思いがO氏を苦い気づきに沈めた。
最終更新:2021-04-04 10:09:21
1920文字
会話率:25%
レオはクリスマスの日に、終わりのない時間のループに閉じ込められてしまいます。恋人のエレナと共に、この現象の謎を解き明かそうとします。その旅の中で、レオは亡き父との苦い思い出や後悔と向き合うことになります。心の旅を通じて、彼は自分自身を許し
、本当のクリスマスの意味を見出していきます。果たして、レオは手遅れになる前にこの時間のループから抜け出すことができるのでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 09:49:22
10505文字
会話率:0%
レオはクリスマスの日に、終わりのない時間のループに閉じ込められてしまいます。恋人のエレナと共に、この現象の謎を解き明かそうとします。その旅の中で、レオは亡き父との苦い思い出や後悔と向き合うことになります。心の旅を通じて、彼は自分自身を許し
、本当のクリスマスの意味を見出していきます。果たして、レオは手遅れになる前にこの時間のループから抜け出すことができるのでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 21:34:37
4680文字
会話率:0%
世の中は、昔から“善”か“悪”の世の中であるが“合う”か“合わない”でもある。
甘い。
苦い。
しょっぱい。
酸っぱい。
辛い。
――…まるで、食事の味覚のような世の中。
好き嫌いが、当たり前に満ち溢れている、世の中。
そんな忙しい毎日を送り続ける貴方のストレス発散は、何ですか?
ゲーム? 食事? マンガ? 小説? スポーツ観戦? 映画? 買い物? 国内・海外旅行? 温泉巡り? 甘いもの巡り? ジム? アーティストさんのライブ?
――…どれも素敵で、素晴らしい発散方法であり娯楽。
今の世の中様々です。
しかし、既に満ち溢れた娯楽が存在するにも関わらずに過激な“刺激”を欲する人達が後を絶たない。
本能?
本能の他に存在する言葉、それは“欲”と、言います。
欲しくて欲しくて堪らない――…誰もが、行き着く当たり前な“欲”です。
しかし、世の中には“決して”手にしてはいけない『代物』が存在している。
“薬物”であり“劇薬”だ。
この話は、自我を持った『人造薬物』の物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 00:00:00
51671文字
会話率:1%
二人の女性はいつものカフェで今日の計画を建てていた。
日本人のような顔立ちの女性は届いたブラックコーヒーをミルクも砂糖も無しで飲み干そうとした。予想以上に苦いその黒い液体に女性の顔をしかめた。
向かいの席にいるヨーロッパ風の顔立ちが混ざって
いる女性が優雅に食べていたケーキを一口分フォークに突き刺し、向かいの席の女性に向けた。向かいの席の女性は嬉しそうに甘いケーキを口に入れた。
「全く、無茶するからよ」
ケーキをあげた女性が向かいの席の女性にそう言った。しかし返ってきた返事は予想外のものだった。
「私は好奇心で動いたのよ。後悔はないわ」
性格を考えれば分かることだったが、後悔はないと言い張るのは以外だと思っていた。
「そんなことはどうでも良いのよ!」
ケーキを食べた女性は店内に響く声でそう言った。ケーキをあげた女性に見せるように使い古したタブレットの画面を見せた。
写っていたのは衛星写真だったが、ある森の中だけ白く塗りつぶされていた。
「今日はここに行くわよ! "ミューレン"!!」
「確かに気になるわね……それじゃ」
二人は席を立つと、顔を合わせた。
「「調査を始めましょう」」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 12:00:00
1345770文字
会話率:49%
ドロシーは、夫と義妹にいつもいない者として扱われていた。結婚したといっても、一度も閨を共にしていない白い結婚。ドロシーの家族は、結婚することがお前の幸せだと言っていたが、実際のドロシーは幸せではない。その『幸せ』とは、誰のためのものなのか、
ドロシーには分からなかった。ある時、友人から皇妃の傍で働いてみないかと誘われ、そのまま皇宮に勤めをすることになり、出会ったのは、友人の兄だった。恋を知らず、幸せが何なのか分からないドロシーが知るのは、誰のための幸せなのか?苦い恋シリーズです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 00:54:21
95134文字
会話率:44%
「苦い恋」シリーズの、バルバ帝国とフレストール王国で初雪が降った日の短編です。
バルバ帝国は、ユージーン&オーレリア、リュシアン&レティシア、ノア&ドロシーとおまけです。
フレストール王国は、クラリス&セシル&デヴィット、コンラート&セルフ
ィナ、ミュリエル&アンジェラです。
ほのぼの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 00:02:26
8407文字
会話率:55%
ジゼル・キュリオ伯爵夫人、そう呼ばれるのは今日までのことだ。フレストール王国の女王クラリスの目の前にいる女性は、夫の不貞による離婚の報告にきた。いくら政略結婚だったとはいえ、結婚する前から他に愛する女性がいて、ジゼルとの結婚は単なる目くらま
しでしかなかった。兄の友人だった夫、夫に提案した兄。どちらも許すことが出来ないジゼルは、実家に帰るつもりはなかった。ジゼルに執事として仕えていたタカトーは、ならば一緒に祖国に行かないかと誘ったのだった。そして、ジゼルと話をした女王クラリスは、夫の言葉に感謝をするのだった。「苦い恋」シリーズです。全三話になります。更新は早めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 00:10:00
16445文字
会話率:53%
見みつめすぎた
深い深い
飴玉をうっかり
溶けさせてしまった世界の中
甘いようで触れてみたら
意外と苦い
色がそう見せていただけだった
キーワード:
最終更新:2024-12-22 11:26:51
683文字
会話率:0%
主演のシンヨコレディたち、馴染みの喫茶店にて。
名も無き男共から合コンに誘われた。
「オレたちと、みなとみらいで夜景見ながら食事でもしようぜ」
空架橋「え、え、えっと……」
横浜の、洒落たミナトに他県出身者特有の憧れはあれど、ナンパを受け
たのは初めてだったので決めかねる。
とりあえず3人の友人の顔色を伺ってみた。
その生粋なハマっ子達は、苦い表情ではっきりと拒んだ。
新治英々子「ミナトだって。だっせー」
寺家育美「ホント、時代遅れよね」
舞岡市治「田舎ものですか?」
ディスられた野郎共は、気落ちして去りましたとさ。
このお話は、市治さんの地元横浜市にはびっくり意外な伝承が数多くありまして、それを自由奔放に楽しんでいます。
伝承を愛し、史跡を愛し、妄想を愛し、歴史をスパイスに。
旅の醍醐味とは、時間とお金の無駄遣い。
日本全国どの地域でも、皆様の足下には"伝承"という名の異世界が眠っているのです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 09:49:46
38208文字
会話率:38%
【急募】足手まといが勇者パーティーを追放される方法
「いい加減実力不足だ。今日限りでパーティーを辞めろ!(イメージ)」
「その一言を引き出せない俺はやはり無能だな。追放はよ」
勇者パーティーのサポート役を務めるカフクは、自分が転生者だ
ったことを思い出す。現世の苦い経験から損害を出す前に辞めるつもりが、性格の良い勇者に反対されてしまった。身の丈にあった生活を求め、パーティーを追放されようと無能ムーブを画策し始める。しかし、なぜか事がうまく運んで勇者の信頼が増していくばかり。実力に見合わない責任が膨れ上がり、内心穏やかじゃいられなくなる過大評価コメディー。
【この作品は《カクヨム》でも連載しています。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 11:00:00
105630文字
会話率:42%
<毎日12:00、18:00更新予定 48話から毎月第一、第三金曜日の18:00更新になります>
気が付くと、私(わたくし)、イレイラ・ヴィルムガルドはまたあのパーティー会場にいた。私とこの国の王子の、婚約破棄が発表される、悪役令嬢の
私を断罪するイベントだ。
でも、本当にいい加減にしてもらいたい。このパーティー会場、来場客、BGM、料理! 見るのも聞くのも、これで百八回目ですのよっ!
煩悩の数だけループを繰り返しても、全部全部、ぜーんぶ、破滅エンド!
どれだけ悔い改めても、どんな行動をしても、どんな選択をしたとしても、破滅エンドしか迎えれないのであれば、私はイライラを、ストレスを貯めこまずに、キチゲ解放することを選びますの!
そうですわね。手始めに、自分より巨乳の聖女候補を選んで、しかも既に孕ませている糞王子へ、断罪イベント中にキチゲ解放して、ブレインバスターかましますのよっ!
自分の断罪イベントで王子にブレインバスターをかました結果、イレイラは百八回繰り返してきたかつてのループとは、全く違う道を歩むことになる。
キチゲ解放した結果、意図せず侍女を救ったり、チンピラに身を落としていた元騎士を更正させたはいいものの、ある国の人間による魔物排斥の動きを後押ししてしまう結果となってしまい、マッチポンプかもしれないけれども、人間と魔物共存の為に選挙を行う事になったのだが、この魔物たちも一枚岩ではないし、魔物排斥の動きを進める領主は過去に魔物に対して苦い思い出を抱えているようで……?
これは悪役令嬢が、初回の断罪イベントから百八回ものループを迎えても、破滅エンド以外の結末に至れないことから、ストレスを溜めないために生き、ストレスが溜まったらキチゲ解放を解放すると決めた物語。
そして、キチゲ解放という、かつてのループで行ったことがない行動(当たり前だ)をした結果、自分の知らないルートに入ってしまい、右往左往する事になる物語である。
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ノベルアップ様にも掲載させて頂いております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 18:00:00
194426文字
会話率:32%
影が濃くなっていく世界に、突如三次元空間よりファントムが現れる。これらの不思議な生き物は街や森を満たし、光と希望を消費しています。若くて勇気のある少女、平野泉は、この恐怖に立ち向かうことが自分の使命であると決意します。イズミは数え切れないほ
どの幽霊と戦い、殺してきました。彼女は古代の文書や伝説を研究し、幽霊を取り除く方法を見つけたいと考えていました。
しかし、イズミが探索を深めれば進めるほど、より強力な敵に遭遇することになります。そのうちの一人、ロレンスは幽霊であるだけでなく、はるか昔に闇に飲み込まれてしまった失われた王国の王子でもあります。ロレンスの暗い秘密と苦い運命を知ったイズミは、もしかしたら自分の世界を救えるかもしれないと悟る。これは敵を破壊することではなく、敵と団結することです。彼らの目標が一致していることに気づき、彼らは平和への道を探し始めました。
闇と光が衝突するとき、イズミとロレンスは難しい選択を迫られます。闇の呼びかけを拒否して光を選ぶか、それとも彼らの結合の真の力を受け入れるかです。彼らの世界の運命は危機に瀕しており、どの道が正しいかを決めることができるのは彼らだけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 14:55:09
784文字
会話率:0%
《全4話 毎日更新》高校二年生の恋する乙女、宝条 真理亜(ほうじょう まりあ)は、来たるバレンタインデーに同じクラスの思いを寄せる男子、雨杉 透(あめすぎ とおる)に告白をすると決めていた。
事前の準備は真理亜いわく完璧。
少しズレた告白
場所やシチュエーション。そして友人達にとったアンケート調査の結果から、彼女はレシピを研究して渾身の出来のガトーショコラを透のために用意してきたのだ。
あとはこのガトーショコラを渡して告白をすれば、晴れて真理亜と透は結ばれてハッピーエンド……しかし。そう思っていた彼女に突きつけられた現実は、なんともほろ苦いものだった。
果たして逆境を乗り越えて、真理亜の恋は成就することができるのか?
これはどうにかして意中の男子の心を掴みたい少女の、なんとも平和かつ本人はいたって大真面目な戦いの記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 18:20:00
10000文字
会話率:41%
クリスマスケーキを注文したら驚いた。中身はぐちゃぐちゃに崩れ、酷いあり様。ついついクレームを入れようともしたが……。クリスマス短編作品。
最終更新:2024-12-18 08:47:51
603文字
会話率:17%
過去の挫折から「何事も程々に」を信条に、どこか投げやりな日々を送っていた白羽いおり。彼女が心の中で封印した過去、それはバドミントン部での苦い思い出だった。
しかし、ある日突然、その過去と向き合わせられることに――。
目の前に現れたのは、か
つて同じ中学時代の後輩として過ごした漆羽大地。彼の瞳には、復讐の炎が燃え上がっていた。
復讐のためにバドミントンを続ける漆羽と、気楽に生きたいと願ういおり。
対照的な二人は、元伝説のコーチ・織田翼のもと、廃部寸前の天翔学園バドミントン部を立て直し、全国大会を目指すことになるが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 17:25:37
32147文字
会話率:51%
今年で38になるこの俺、野村立樹は所謂ブラック企業に務める底辺サラリーマンだ。
低賃金で夜遅くまで残業させられ、土曜も出勤を強要されそれに歯向かう事も忘れた底辺社畜、ソレが俺だ。
毎日うまい汁を吸う事に長けた先輩上司にコケにされ、媚を売る事
に長けた後輩からは体の良いカカシにされている。
後輩は彼女でも作れば良いと言うが俺には高校時代に苦い思いをした最悪な黒歴史がある。
当時付き合ってた幼馴染の彼女を教師に寝取られるなんてエロ漫画みたいな事を実際に経験した過去がある俺は恋愛に対して何処までも後ろ向きだ。
今思えばあの頃のボロ雑巾なメンタルを引きずった結果が今の俺なのだろう。
そんな俺が1人暮らしする格安アパートには1人の女が寄生している。
それは俺を手酷く裏切った筈の元恋人の幼馴染だった。
そして上司から半ば強引に押し付けられた後輩の教育だがそいつは所謂大学とかのサークルでよく見かけるオタサーの姫みたいなので、なんとなく地雷系を匂わせる美女だった。
最初こそ俺を警戒し下に見ていた彼女の態度は俺に依存している態度に変わっていって……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 17:30:14
99861文字
会話率:35%
留学先から帰ってきたら、実家が更地になっていた。
宿に泊まろうにも、帰国の時点でお財布はすっからかん。小銭を持ってふらふらしていると、喫茶店『苺と私』という店を見つけた。
そのお店の珈琲はとても美味しかったが、値段も値段なお陰で一杯しか飲め
ない。悲しい現実に溜め息をついていると、マスターが苺タルトを持ってきて──?
大好きな絵本を描きながら『苺と私』でお駄賃を稼ぐ日々。そんな充実した生活の中で、カルメンは小さな恋をする。
*不穏要素は少なめ。
*砂糖たっぷりではなく、ほろ苦いビターな恋です。
*久しぶりに小説を書いています。習作につき、文字の乱れとご都合主義はお許しください。
*登場する固有名詞は、実在する人物や団体と関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 19:00:00
11285文字
会話率:41%