――僕は、僕が嫌いだ。
自分に自信が持てずに生きてきた少年、涼村結月。
周囲に流されるがままに生きてきた結月も、高校三年生。大学進学か就職か。誰もが一度は立つことのある人生の岐路に立たされたとき、結月は生まれて初めて人として最低限の責任で
ある自分の将来に繋がる自己の選択と向き合う。しかし、生まれて初めての経験で上手くいくはずもなく、自己の擁立に揺さぶられた結月は学校の定期試験で赤点を取ってしまう。お世辞にも真面目とは言い難い結月は同じ補習対象者の課題の中身を盗み見ようと画策するのだが、まさかそれが教室どころか学校中の注目を集める、顔良し、スタイル良し、性格悪しの【完全無欠の女王様】と呼ばれる楠木陽葵のものだとは思ってもみなかった。「ねぇ、何してんの?」「はひぃっ!?」そんな彼女がまさかの補習対象者、それもほぼ全ての科目における赤点保持者、レッドホルダーだとは思いもせず、ひょんなことから秘密を知ってしまった結月は、女王様である楠木陽葵と接点を持つことに。それだけの関係であったのだが、何故か彼女は結月と同じ部活に入部してきたり、無邪気な顔を見せてきたりと、二人の距離は縮まっていき……!?
人生の岐路に立つ結月の成長に繋がる懊悩と葛藤。陽葵との出会いが結月の人生を大きく変えていく、甘酸っぱくもほろ苦い青春恋愛作品。
毎日更新中です。
朝7時と夜の18時に更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 18:00:00
58444文字
会話率:48%
《全4話 毎日更新》高校二年生の恋する乙女、宝条 真理亜(ほうじょう まりあ)は、来たるバレンタインデーに同じクラスの思いを寄せる男子、雨杉 透(あめすぎ とおる)に告白をすると決めていた。
事前の準備は真理亜いわく完璧。
少しズレた告白
場所やシチュエーション。そして友人達にとったアンケート調査の結果から、彼女はレシピを研究して渾身の出来のガトーショコラを透のために用意してきたのだ。
あとはこのガトーショコラを渡して告白をすれば、晴れて真理亜と透は結ばれてハッピーエンド……しかし。そう思っていた彼女に突きつけられた現実は、なんともほろ苦いものだった。
果たして逆境を乗り越えて、真理亜の恋は成就することができるのか?
これはどうにかして意中の男子の心を掴みたい少女の、なんとも平和かつ本人はいたって大真面目な戦いの記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 18:20:00
10000文字
会話率:41%
クリスマスケーキを注文したら驚いた。中身はぐちゃぐちゃに崩れ、酷いあり様。ついついクレームを入れようともしたが……。クリスマス短編作品。
最終更新:2024-12-18 08:47:51
603文字
会話率:17%
留学先から帰ってきたら、実家が更地になっていた。
宿に泊まろうにも、帰国の時点でお財布はすっからかん。小銭を持ってふらふらしていると、喫茶店『苺と私』という店を見つけた。
そのお店の珈琲はとても美味しかったが、値段も値段なお陰で一杯しか飲め
ない。悲しい現実に溜め息をついていると、マスターが苺タルトを持ってきて──?
大好きな絵本を描きながら『苺と私』でお駄賃を稼ぐ日々。そんな充実した生活の中で、カルメンは小さな恋をする。
*不穏要素は少なめ。
*砂糖たっぷりではなく、ほろ苦いビターな恋です。
*久しぶりに小説を書いています。習作につき、文字の乱れとご都合主義はお許しください。
*登場する固有名詞は、実在する人物や団体と関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 19:00:00
11285文字
会話率:41%
本作品は2歳の頃に右目を失い、今は漆黒色の義眼を有する少年、大城洋一のほろ苦い高校デビューと、中学生までは予想もしなかった、波乱に満ちた高校生活を描いた物語である。
最終更新:2024-11-03 10:21:58
39896文字
会話率:29%
新宿の東の外れ、古ぼけたビルの4階にあるスマホ修理店で働く主人公。ある日、修理していた客のiPhoneに電話がかかってくる。聞こえてきたのは、かつて「私は東京の女の子になりたい」という言葉を残して主人公の前から消えた“みらい”の声だった。
呆然とする間もなく、謎の男が「そのスマホをよこせ」と押しかけて来る。なんとかビルから脱出した主人公は、みらいの居場所を探して、わずかな手がかりから新宿の街をさまようことになる。
みらいは今どこにいるのか? そしてスマホが狙われる理由とは?
ほろ苦い後悔を背負った青年が出会う、個性豊かな女たち。意外な結末にたどり着く、たった一夜のミステリー。
※2015年に掲載した「東京の女の子」をnote創作大賞2023向けに加筆修正したものです(中間選考通過)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 22:00:00
20390文字
会話率:46%
故国の滅亡と共に、タガンツールの第三王子に娶られたシフレソア。
幸福の娘の一人である彼女には、海の底に沈んだ亡国との繋がりがあるという。しかし彼女には一つ秘密があった。
捻くれ王子×芯の強い娘の、甘くほろ苦い異国風ファンタジー。
最終更新:2024-09-14 13:26:17
37610文字
会話率:31%
厄災に立ち向かい壮絶な戦いを繰り広げる三人。その三人の絆はかけがえのない思い出に満ちたものだった
(作品説明)
西暦2029年に発生した未曾有の厄災を描いた手記、『14少女漂流記』の中でも特に印象的な活躍をする美術部顧問”守代蓮”、沢
城奈月とアンナマリー・モーリンの二人の女子高生、三人の出会いの物語をリファインしてお届けします。
切なくもほろ苦い恋の味は何処へと向かうのか……。
厄災を生き残り、卒業の日を迎えることを夢見て三人は絆を深め戦いに身を投じていきます。
14少女漂流記の中でも特に印象的な活躍をする男性教諭と二人の女子高生の出会いの物語をリファインしてお届けします
※本作品は現代歴史ファンタジー×伝奇アクションノベル『14少女漂流記』で活躍する三人をクローズアップした短編小説です。
『14少女漂流記』本編では戦闘シーンも含め、より本格的な物語が描かれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 11:49:16
20482文字
会話率:24%
『空に届く手を、ずっと夢見てた―――』
作家志望の新倉志帆。
昼間は睡眠、ときどきけん玉、
夜はネットカフェで深夜バイト。
売れない焼き芋売りの菅、
和菓子大好き、優秀男子の平間くん。
悩み多き新米フロント係、佐田ちゃん。
なんとなく
集まった四人組の日常は、
なんの気なしに溶けていく。
特別なんて何もない。
そんなあなたと進んでいく、ちょっと切なく、ほろ苦い物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-26 06:19:34
4234文字
会話率:8%
夏になるとふと思い出すほろ苦いあの頃の記憶。旧い記憶には常に苦い思い出しか残っていない。だけどあの時があったからこそ今こうしてどうにか生きている。気がつくと、そんな若い頃の思い出を書き綴っていました。
最終更新:2024-08-11 14:48:08
2603文字
会話率:25%
暁月高校の生徒たちが、学校生活の中で出会う様々な問題や「謎」に挑む青春群像劇ミステリーの連作短編集です。
井沢景と大町篤は暁月高校に入学し、楽しい高校生活に影を落とす「謎」の存在を知る。
やがて、暁月高校に「ある事件」が発生する!
笑いあ
り、戸惑いあり、ほっこりしたり、ほろ苦い思いをしたり、そんな作品です。
様々な時期のお話が物語として繋がっております。
物語の時系列順に発表しておりません。
時系列に関しては、サブタイトルの前の【 】の中の数字が時系列順になっております。
リアルタイムで最新話ごとに読んでいただいている読者様が混乱なされないように留意して書いておりますので、ご安心ください。
一方、まとめて読まれる方は、時系列順に読んでいただけるとよりわかりやすいかと思います。
また、<「羊飼いも山羊もいない」シリーズ:時系列順のエピソード一覧表>という短編小説扱いのガイドをご参照いただけると、作品の時系列、時期の重なっているエピソード群などがご理解いただけることと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 17:12:11
724090文字
会話率:21%
五月雨の季節が嫌いだった。
長く続く優しい雨が嫌いだった。
俺の想い人が決まって寂しそうな顔をするから。
なんで三角関係って、苦い結末しか迎えないんだろうな。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
檸檬のように爽やかで、ほろ苦い少女漫画があれば教えて下さい( ˙-˙ )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 20:39:34
772文字
会話率:38%
今しがた、長らく共に過ごしてきた幼馴染に、『このままの関係では居られない』と言われた。
私達の関係はどうなるのだろう。
すると彼から一言。
『勘違いしてるみたいだから』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座い
ません。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
檸檬の様な爽やかで、ほろ苦い恋愛が見たいんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 19:51:57
1000文字
会話率:44%
生老死苦。それは私達が生きている中で、最も身近な苦しみかと存じます。
どれだけ満たされていても、恵まれていても、それは変わらず。
そんな時に寺院様と出会いました。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません
。
注意事項2
圧巻で、圧倒的で、それでも惹き付けられるんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 11:18:49
708文字
会話率:0%
社会人必見!アラサーでも夜勤でも青春は終わらない!
人が働き生活するのは、お昼だけじゃありません!
夜に働く女子たちの、ちょいキュンお仕事ラブコメ!
第3回アルファポリス ライト文芸大賞奨励賞
夜行性アラサー仲良し女子四人組が毎日眠い目を擦
りながら、夢のため&思うことのためにちょっぴりほろ苦い経験をしながらも太陽に背を向けて信じる道を愚直に進むラブコメストーリー
●神寺 朱美(28)
隔週少女誌キャンディ専属の漫画家で、画力は折り紙つき。夜型生活。
ペンネームは、神宮寺アケミ。
現在執筆中の漫画のタイトルは【恋するリセエンヌ】
水面下でアニメ制作話が進んでいる人気作品で、いつも担当編集者吉岡に叱られながら、苦手なネーム(ストーリー)を考えている。
●山辺 息吹(28)
某都市水道局 漏水修繕管理課に勤務する技術職公務員。国立大卒のリケジョ。
朱美とは埼玉の女子高時代からの友達。
幹線道路で漏水が起きる度に、夜間工事に立ち会うため夜勤が多い。
●御堂 茜 (27)
関東放送のアナウンサー。
紆余曲折あり現在は同じ建物内の関東放送ラジオ部の深夜レギュラーに出向中。
某有名大学の元ミスキャン。
数々の検定を所有する才女。
朱美とは数年前に雑誌の対談で知り合いプライベートでも仲良くなった。
●遠藤 桜 (30)
某有名チェーン ファミレスの副店長。
ニックネームは、桜ねぇ(さくねぇ)
若い頃は房総方面で、レディースの総長的役割を果たしていたが、あることをきっかけに脱退。
その後上京。ファミレスチェーンのアルバイトから副店長に上り詰めた努力家。
最近かつての仲間【凌平】とその娘【愛郁】と【美羽】との距離感を拗らせているが三人には秘密にしている。姉御肌。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 22:49:04
355277文字
会話率:50%
この春、大学生となった彩峰凛。初めての一人暮らし。大人と子供の境界線である十代の終わり。入学式の日に幼なじみとの再開から始まり、様々な出会いによって彼の遅めの青春が動き出す。
変わったサークルの先輩や友人たち。
入学式で出会った美少女。
人生で最も自由な時間。そんな時間の中にある日常と甘く、ほろ苦い、涙あり、笑いありなキャンパスライフがここにはじまる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 21:57:55
101391文字
会話率:43%
主人公の中山藍那は、久しぶりに母校を訪れることになる。そこで再会したかつての恩師たち。
むせかえるような暑さの中、清々しい青空と澄み渡った海が広がる夏の田舎。そんな小さな箱の中で起こった、しゅわしゅわ溶けていくようなほろ苦い恋(せいしゅん)
の結末とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 20:37:48
1476文字
会話率:28%
僕の青春の淡い、そしてほろ苦い小さな思い出のひとつとは‥‥‥‥。
最終更新:2024-05-09 15:26:54
5257文字
会話率:10%
梵自身に起こった事や友人達の笑える話から、ほろ苦い思い出、本当にあった怖い話を文字で書き起こします。
※完全ノンフィクションです。
最終更新:2024-05-04 01:20:00
14924文字
会話率:25%
『ほろ苦い青春と淡い初恋の思い出は・・
黄昏色に染まる校庭で沈みゆく太陽と共に
儚くも露と消えていく』
ある朝、
目を覚ますとそこは二十年前の世界だった。
小学校六年生に戻った俺を取り巻く
懐かしい顔ぶれ。
優しい先生。
いじめっ
子のグループ。
クラスで一番美しい少女。
そして。
密かに想い続けていた初恋の少女。
この世界は嘘と欺瞞に満ちている。
愛を語るには幼過ぎる少女達と
愛を語るには汚れ過ぎた大人。
少女は天使の様な微笑みで嘘を吐き、
大人は平然と他人を騙す。
ある時、
俺は隣のクラスの一人の少女の名前を思い出した。
そしてそれは大きな謎と後悔を俺に残した。
夕日に少女の涙が落ちる時、
俺は彼女達の笑顔と
失われた真実を
取り戻すことができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:00:00
184174文字
会話率:18%
男子が一度は夢見たであろう展開
ボーイ・ミーツ・ガール
新入生である近藤誠士郎はそんな夢の展開に立ち会ってしまう。
平凡を目指す誠士郎は果たして波風立たない高校生活が遅れるのか?
ーーーー甘酸っぱくもほろ苦い、青春ラブストーリーここに開
幕!?ーーーー
これはボーイ・ミーツ・ボーイであってもボーイ・ミーツ・ガールではない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 21:00:00
32039文字
会話率:43%
周りの話が合わないと悩み、大人になれば周りと同じ価値観でいられる様になると思い、少しでも大人になりたいと願う女子高校生[本城 百合]
学生時代から、無関心で生き、そのまま大人になってしまった社会人[真田 誠]
2人が出会った喫茶店から物語
は動き始める。
あなたは、大人に対する幻想的なイメージを学生時代に描いた事は無いだろうか。
自由でどこへでも行ける、好きにお金が使えるなど。
大人になるとは何なのか、大人と子供の違い。
何も分からないまま社会に出た少年と、学生時代に大人に憧れた少女の、1つの出会いを書き描いた物語。
何も考えずに、ただただ“生きるため”という行為を無駄に過ごしていた日々に、一つの華が添えられる。
それは、美しくもあり、儚くもあった。
何もない日常に彩りを与え、誰かを想う事を知る。
相手を想い、考え、悩む。
それは単純な様で難しい。
出逢ってしまった二人の物語は、加速していく。
止まることのない想いを乗せ、走り出す。
行き先の見えぬままに。
一人一人に色々な物語があるかと思います。
その中の一つとして、甘くて苦い物語を読みたいなと。
そんなあなたにも向けた、切なくも暖かい物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 07:37:50
99449文字
会話率:36%