遥は三十路を過ぎた所謂『オバサン』。
男運の悪さと男らしいと称される性格もあって未だ独身、年齢イコール彼氏いない歴更新中の『お独り様』だ。
そんなある日、遥は交通事故に遭い、異世界にハルスウェルトという伯爵家の三男坊に生まれ変わる。今
世こそ相思相愛の素敵な恋人をゲットして人生謳歌したいと画策するが、様々なトラブルに巻き込まれ、当初の予定は呆気なく崩壊していく。
オバサンの図太さと男前な性格でトラブルメイカーの少年ハルスウェルトは無自覚に周囲の人間を巻き込み、タラシ込んでいく・・・
重婚、異性婚、同性婚、身分差結婚有りの自由恋愛の許された王国でハルスウェルトは念願の恋人を手にすることはできるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 05:00:00
2395294文字
会話率:27%
大陸歴1158年。アンデス王国にて後の歴史家はこの時代をこう呼ぶ『婚約破棄の世紀』と。
貴族社会では自由恋愛が謳われ婚約破棄が横行する中、北の辺境伯出身の少女ナンテは『ジャガイモ姫』などと揶揄されながらも学院生活を過ごしていた。
彼女の
望みは婚約などという面倒なものに振り回されずに学院を卒業し、実家に戻ってジャガイモ農家としてのんびり生活することだ。しかしそうはさせるかと言わんばかりに周囲の男性は彼女に問題ごとを押し付けて来るのだった。
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元々は「婚約破棄と言えばこれ……じゃないでしょ!」を起点にした短編から他の構想と合体させたストーリーを展開させる予定です。なので婚約破棄が出落ちになる可能性もあります。(その場合は後でタイトル変えるかもです)
基本、イチャラブ要素少なめ、ざまぁ要素ほぼなし、ヒューマンドラマの方がジャンル近いかも?な感じでまったり進めていきます。多分。
いつもながらにプロットなしの自転車操業です。最低でも週2更新はキープする予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 18:09:03
525005文字
会話率:36%
高校生の瑞希は人間関係が上手くいかず、休みがちな毎日を送っていた。
いつもの様に夜中にゲームやパソコンで作業をしながら寝落ちしたりしていたのだが、気づくと知らない部屋のベッドの上だった。
自分が重プレイしていた乙女ゲーム『ドキドキ
Lovers 〜お姫様だって自由恋愛したい〜』のセカイのラスボス王女であるユフィーリア・ファーレンハイトに転生してしまった瑞希。
シナリオには関わらずにゆるく生きていこうと決めるのだが、物語は向こうからやってくる様で気になって放っておけずに主人公を助けてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 17:34:56
321551文字
会話率:45%
高校生の瑞希は人間関係が上手くいかず、休みがちな毎日を送っていた。
いつもの様に夜中にゲームやパソコンで作業をしながら寝落ちしたりしていたのだが、気づくと知らない部屋のベッドの上だった。
自分が重プレイしていた乙女ゲーム『ドキド
キLovers 〜お姫様だって自由恋愛したい〜』のセカイに転生してしまった瑞希。シナリオには関わらずにゆるく生きていこうと決めるのだが、物語は向こうからやってくる様で気になって放っておけずに主人公を助けてしまう。
と、いうのが本編の話。
バッドエンドを回避する為に中ボスの一人の魔王アスターテを倒しに行って……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 09:26:01
25630文字
会話率:7%
魔重炭を用いた蒸気機関による機械が魔法を凌駕しつつある革新の時代。革新は闘争を引き起こし、旧特権階級、即ち魔法使いへの魔女狩りへと発展し、代わりに企業が権力の空白を埋めていた。
大量生産と大量消費。特別な一ではなく、平凡な千人が世界を切
り拓く時代。
最前線に立つのは杖を持った魔法使いではなく、鉄の箒に跨る箒乗りである。
アウレリア・マリア・テレンシアは貴族の父と平民の母の自由恋愛の末に産まれた隠し子で、生まれつき病弱だった。母の亡き後、父によって彼女は全てを与えられた。身分も、教育も、そして命も。
その膨大な恩を仇で返さぬため、少女は仮面をかぶった。完璧な人間、理想の淑女、非の打ち所がない令嬢。
それが更に顰蹙を買い、顰蹙を買ったがゆえに、彼女は益々完璧であろうとする。
そんな負のスパイラルは最も望まぬ形で幕を閉じる。テレンシア伯爵領で革命が勃発したのだ。
父を失い、ついに天涯孤独となった彼女は義兄らによって売り飛ばされることとなる。
だが運命はそれすら許さなかった。辛くも生き延びた少女が無人の大地で出会ったのは、箒を肩に担いだ老婆で…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 10:48:53
2363文字
会話率:30%
軋む音に閉口しながら、2階に上がって、ノックをした。
のぞき穴から確認したのか、中で慌ただしく動く気配がした。
15分後。ドアが開いた。
「隊長・・・何故?」
「結城から住所を聞いた。『風邪』は治ったか?・・・EITOは自由恋愛だ。
最終更新:2024-12-03 07:45:57
4065文字
会話率:23%
貴族や富裕層が多く通う異常に授業料が高いその王立学園で、許嫁であるパトリシアは僕に言い放った。
「私、いったんあなたと別れて他の人と付き合ってみようと思うの」
親が子供の許嫁を決めるのは後継ぎが必要だからだ。いい人が互いに現れなけれ
ば結婚してもらうよという程度の約束にすぎない。二十歳頃に意思確認を行ってから正式な婚約となる。
貴族には家庭教師がつくことが多く、学園にはより深い教養や知識、社交性を身につけるため十六歳から通う。誰もが後継ぎの必要性は理解している。まだ婚約なんてしたくないなんてふわっとした理由では断れない。それからの四年間が、実質自由恋愛で他の人を選べる最初で最後のチャンスとなる。
だから僕も――、覚悟をしていた。
※さらさらしるな様主催の「匿名元サヤ短編企画」参加作品です。
※別作品、書籍化とコミカライズしています。そちらもぜひ☆
※他サイト様にも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 16:11:39
6634文字
会話率:56%
異世界転生した先は、「王立学園の秘密の花園」という乙女ゲームの世界。
私は、ルビア王国の公爵令嬢、ライラ・ヴィルヘルム。
王太子様の婚約者、悪役令嬢だ。
幸せな未来を掴み取るため、十歳の王太子様に、タロットカードを使って、婚約解消を提案す
る。
「ヨハネス様との未来は、何度占っても『恋人』の逆位置。私たちは、愛しあわない運命なのです」
「愛する人くらい、自分で選びたいとは思いませんか? まだヨハネス様は子供なんです。反抗して怒られたとしても、見捨てられたりはされません。許されるのは、今しかないのです。子供である今が、最後のチャンスですわ」
「自由恋愛がしたいと、一緒に訴えましょう」
彼のワガママで、ヒロインに会う前に婚約解消をさせるのが、私の目的。
婚約を破棄される前に、合意の上で解消させてやる。
でも、あれ?
おかしいな。
「恋愛の好きって感情がないのは、当たってるよ、ごめんね。でも、君としゃべるのは少し楽しくなってきた」
少しずつ、彼との距離が近づいていく。
お互いに恋心が芽生えていく。
それでも。
「ヨハネス様は、いずれ私ではない女性を好きになります。そして、結婚もできるような年齢で、私との婚約を一方的に破棄されます」
予知夢を見たから、受け入れられないと突っぱねる私。
「僕があの子に恋をするんだと君が予想したせいで、何もできない。違うと証明するまで、我慢し続けなければならない。まるで拷問だ」
信じてもらえるまで、口説き続けると言うヨハネス様。
溺愛されながら迎える、ゲームの舞台である学園生活。
ゲーム中のヒロインと、その攻略対象キャラクターたちと織り成す学園生活の中で、変化していく心。
これは、王太子ヨハネス様と転生した主人公ライラが、信じあい、愛しあうまでの純愛ストーリーです。
※前半は恋の芽生え編、後半は溺愛編です。どうか溺愛までお付きあいいただけると嬉しいです
※テーマは人生です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 07:06:23
341285文字
会話率:42%
異世界に召喚された勇者は、魔王と和平協定を結び世界に平和をもたらした。しかし、平和になったとたん、勇者への高額の報酬の支払いや、勇者が王座を狙らいはしまいかという危惧を回避するため、王国側は、和平は魔王と通じていたと裏切りの冤罪をでっち上げ
て、報酬ゼロで追放しようと企てる。さらに勇者は保護のため顔を仮面で隠し、名前を伏せていた。それも軍法会議にかけて追放の際に公開して、さらしものにするつもりだった。勇者は実は真の力を隠しており、裁判前に移転魔法で逃げ、自由な生活を開始する。一方、魔族側では、魔王の一人娘(その破壊的力は既に父親を超えていた)が、箱入り娘状態に嫌気をさし、広い世界を見て、小説のような自由恋愛をしたいと、家出をして、人族にまぎれて、人間の世界で冒険者になる。そして、二人は偶然、元勇者、次期魔王の王位承継者であることを隠して、出会う。二人共、本当の立場と、世界の2大最強という実力をひたすら隠し、モブと小娘として平凡な幸せを味わおうと奮闘する。ところが、そうしているうちにも魔王国と王国には陰謀がうずまき、再び世界に戦乱が訪れて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 12:25:33
130106文字
会話率:43%
氷のように冷たく、一枚岩のように堅物で、仮面のように表情が変わらず、物事を冷静に見定めている。
世間からそんな偏屈さを噂されるグレイに婚約を申し込まれた、イーリス。
自由恋愛で結ばれた両親のように愛に溢れた幸せな結婚を夢見るイーリスにとっ
て、自分を好きかどうかわからないグレイとの婚約は喜ばしくないものだった。
会話は続かず、デートは無言地獄、婚約を申し込んできた理由も不明。
こんな婚約、続ける意味ある?
意を決して婚約破棄を言い渡したところ、「最後に」と寝室に引き込まれて扉を閉められてしまった。
え、うそ、大丈夫? 危なくない?
イーリスの心配をよそに唇を噛み締めたグレイは、大粒の涙を落とし始めて――
好きなら好きって、はじめから言ってよ!
幸せな結婚を夢見るイーリスと、ヘタレすぎて愛を伝えられず拗らせたグレイの、ドタバタ婚約破棄騒動。
最後はもちろん、ハッピーエンドです。
※柴野いずみさま『ヘタレヒーロー企画』参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 08:00:00
8473文字
会話率:41%
部屋へ来てほしいと言われたがわたしは、こういう場合はどこでもない場所が一番いいと思うと答えた。あなたは一瞬すねたようだったが、ため息もいらだちも見事に封じ、代わりに、あなたの指からオレンジ色の予熱がわたしの腕へ伝ってきた。
最終更新:2024-08-31 10:52:50
776文字
会話率:0%
知らない国に単身嫁ぐ令嬢。元気を装っているけど、せめてあなたには本当の気持ちを伝えたい。一度しか会ったことのないあなたに。
今より少し昔、個人の自由より集団の利益を優先させなければ生き延びることが難しかった時代。誰もが自由恋愛を謳歌できる
ようになる少し前の時代。それぞれの役割を全うしつつ、それでもなお魂を解放させたいと願った男女の、恋と呼ぶには余りにもささやかな、でも確かにそこにあった話。
イメージとしては19世紀から20世紀初頭の架空世界のヒストリカル(魔法などの要素なし)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 12:20:00
4964文字
会話率:44%
「で。俺たちを連れてけって?」
「ええ。お父様がどこの馬の骨とも分からんやつに声をかけられるのさえよしとせん。っていうものだから。ならどうしたらいいの?って。二人と一緒にいるといいって」
「当主のご指名であれば、光栄なことだけれど。さすがに
僕たちはわからんの部類ではないからね」
「お父様が信用しているのよ」
「だからって男二人連れてたら馬の骨どころか誰も声かけてこないぞ。って近づきすらしないだろ」
「お父様はそれでいいって」
「気になっても僕たちの存在でやめるようならその程度……ということかな?」
「そのようね。まったくお父様も困るわ。過保護がすぎるもの」
舞踏会に参加している三人。
馬の骨だの過保護だの。
何が起きるのかしら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 08:00:00
12017文字
会話率:54%
恋人と酷い別れ方をした伯爵令嬢は恋愛に疲れたので
最近の流行りとは逆行するが両親にお願いして政略での婚約を結んでもらう。
政略も恋愛も相手次第ですよね、というお話。
最終更新:2024-05-10 12:25:05
9010文字
会話率:28%
強制的なマッチを拒否することはできない。
マッチした相手と高校卒業と共に、必ず結婚しなければならない。
俺はこれに反対している高校3年生だ。
自由恋愛こそが、恋愛であると。
キーワード:
最終更新:2024-05-07 19:03:21
2770文字
会話率:0%
耳国に住んでいるやや子はとても貧相な耳のもち主である。この国では自由恋愛及び自由な結婚というのはなく全て耳を基準に決められる、当局に支配されているのだ。やや子は浮かないながらもある日、耳お見合いの日を迎える。相手はなかなかかっこいい耳の持ち
主だったが、やや子はなぜかいちいち微妙なところで自分のこだわりを優先してしまい、一瞬スムーズに進みそうに見えるのにつかえてしまう。そうして別れた後、耳全体が魔法のようにうずまいている「くるくる耳」の持ち主に出会った。彼の名はワタル。二人は耳コンプレックスどうし、話すようになり、気があった。しかしこの国では自由恋愛禁止。ふたりは、情けない耳どうし、共に逃げようとしたかったが、港まで来たところで秘密警察につかまってしままう。警察長は、なんとやや子がお見合いを断った「耳恰好いいくん」。彼は、二人をじっと見て、そっと港の門を通した。二人で逃げられる! だが、やや子はどうしてもできなかった。(了)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 19:15:50
26087文字
会話率:38%
帝国の属国、ストーク王国の次男パーシーは政戦の才能があると見られていたが、子供の頃の経験から、愛する妻と気楽な婿ぐらしを願っていた。しかし、彼の才を見込んだ父達により、嫡男を亡くした公爵家の婿に押し込まれることになる。その相手は自由恋愛に憧
れるわがままな末娘。その上、家中は激しい派閥争いにあり、外からはその権益を虎視眈々と狙われる内憂外患状態。パーシーは窮地を脱し、安楽な生活を手に入れられるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 20:22:22
10264文字
会話率:15%
高校時代の同級生、倉橋桃香の恋人を訪ねる光莉。
成人同士の自由恋愛に介入するべきではないと分かっていた彼女であったが、諦めと執着の狭間で捨てきれない思いを握りしめていた。
最終更新:2023-11-23 19:28:05
2421文字
会話率:19%
太古の時代、先史人類カインは、時空の創造者から不毛の呪いを受け、原時空から追放された。多次元時空へと彷徨い出た先史人類カインだったが、彼らは異次元時空「魔國」で繁栄していた。その末裔カインエルベン(エルフ)族は、今に至って子孫が絶える事態
となった。
彼らは、その美貌を何とか活用することで、原時空人類の若者たちを大量に彼らの異次元時空へと誘(いざな)い、若者たちとエルフたちは、魔國の自由恋愛花園にて自由恋愛や自由な愛の交換を謳歌するようになった。また、この愛の謳歌によって、魔國はふたたび多くの子孫を得ることに成功していた。
しかし、原時空では、彼らの自由恋愛や自由な愛の交換という戒律を破壊しようとする様々な動きが顕在化した。中でも破戒僧ジミーは、時空の支配者 マスティーマの預言の通りに原時空人類に現われ、敵対行動をするようになった。
カインエルベン族の皇帝ラーメックは、破戒僧ジミーの誕生を危惧し、監視と対抗のために監視部隊を原時空へ送り込んだ。その中には、監視部隊分析指揮官のヤバル第二皇子と、彼の妹で「吟遊詩人」と呼ばれる独立監視員となっていたユバル第一皇女とがいた。
指揮官ヤバルの下で、ユバルは破戒僧ジミーを発見した。だが、破戒僧ジミーは何らかのきっかけで圧倒的な能力を発揮する強敵だった。ここに、大魔法を駆使するユバルと、謎の力を発揮する破戒僧ジミーとの戦いが始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 12:00:00
75423文字
会話率:51%
縁故採用で魔法省の事務員として勤めるアミカ(19)
彼女には同じく魔法省の職員であるウォルトという婚約者がいる。
幼い頃に結ばれた婚約で、まるで兄妹のように成長してきた二人。
そんな二人の間に波風を立てる女性が現れる。
最近ウォルトのバディ
になったロマーヌという女性職員だ。
最近流行りの自由恋愛主義者である彼女はどうやら次の恋のお相手にウォルトをロックオンしたらしく……。
結婚間近の婚約者を狙う女に戦々恐々とするアミカの奮闘物語。
一話完結の読み切りです。
従っていつも以上にご都合主義です。
誤字脱字が点在すると思われますが、そっとオブラートに包み込んでお知らせ頂けますと助かります。
アルファポリスさんにも時差投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 22:00:00
11136文字
会話率:37%
ここでは自由に自分らしく愛せない。(※重複投稿しています)
最終更新:2023-09-09 22:00:00
408文字
会話率:70%
とある女王と自由恋愛禁止条例の話。単体で読むのは難しい。(※重複投稿作品)
最終更新:2023-09-09 21:00:00
365文字
会話率:0%
自由な恋愛は人や社会を不幸にするだけですよ。(※重複投稿しています)
最終更新:2023-02-28 23:00:00
214文字
会話率:100%
エスメルダ王国婚姻解析課。通称こんぶ課は、国内における結婚適齢期を迎えた男女を、ツガイシステムにより結びつける事を業務とする国家の組織である。
そんなこんぶ課に勤めて早四年。公爵家の娘、アリシア・ローズは現在二十歳。ツガイシステムに自らの
名が記される事なく、結婚予定なしの独身だ。アリシアは両親を含む周囲から「おひとりさま」やら「いきおくれ」という圧や視線を感じつつ、日々仕事に励んでいる。
そんな彼女の前に、ローゼンシュタール帝国の軍服を身にまとう青年が落ちてきた。どうやら帝国の人間である青年は、エスメルダ王国の式典に参加するついでに、結婚相手を探しているようだ。
ツガイシステムこそ絶対だと信じるアリシアと、自由恋愛主義こそ正義だと言い張る青年。二人は価値観の違いで喧嘩になるが……。
全十五話予定。毎朝七時更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 21:45:09
90643文字
会話率:46%