世界には2つの能力が存在する。
世の理(ことわり)を覆す超常能力『ギフト』と、日常生活で役立つ程度のくだらない能力『ヘンテコ』。
ギフトが授けられなかった者はヘンテコを獲得する。
ヘンテコの能力は本当にくだらないものだ。
例えば、『紙を真
っ直ぐに切れる能力』
例えば、『ライター程度の火を起こす能力』
例えば、『猫の鳴き真似がうまくなる能力』
ギフト保持者はその力で軍事国家を樹立したが、ヘンテコ保持者は各国から馬鹿にされ蔑まれる現状だ。
人権さえも剥奪され、今やヘンテコ保持者を傷つけることは罪に問われない。
しかし彼らは身を潜め、来たるべき闘いの時に備えていた。
孤独を埋め合い、決して折れることなく、救いのない世界に抗うべく思考を凝らす。
これは──そんな少年少女たちがヘンテコを駆使して世界相手に大立ち回りする『闘い』と『革命』の記録。
本格能力バトル小説、開幕──
○登場人物
・フィア
能力『絶対捕手 〜落としそうになったスマホを必ずキャッチできる能力〜』
内気な少年。16歳。
・ツヴァイ
能力『なんでも収納 〜物を1つだけ収納できる能力〜』
気の強い少女。16歳。
・アインス
能力『マッチングペア 〜あらゆる物の片割れを探し出す能力〜』
冷静沈着な少女。17歳。
・ドライ
能力『聴覚強化 〜耳がちょっと良くなる能力〜』
無表情な少女。15歳。
○注意
本作では、予告なく以下の表現を用います。
・暴力・残酷シーン
・流血シーン
・性的表現
・憎悪表現
決してこれらを推奨する意図を持っての表現・描写ではありませんが、トラウマが想起される恐れがある方は読書をお控えください。
程度としては、『成人向けコンテンツ』ほどではないが『青年向けコンテンツ』と同程度、とお考えください。
いずれも文章としての表現であり、挿絵などの画像を用いた表現は含まれません。
☆クレジット
小説:瑞泉みずき
(https://x.com/mizuki_no_labo)
キービジュアル:朱禾
(https://x.com/akanogi_i)
キャラクターデザイン:ただよし
(https://x.com/tadayoshi_game)
○更新情報
<2025/07/15> 1話、一挙更新!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 17:45:50
69464文字
会話率:40%
【亡き女王の遺志を継承せよ。異形の騎士が紡ぐ、血と哀切の復讐と再生のダークファンタジー!】
若き女王シエルグリタは、即位わずか半年で簒奪者ゼルデビット辺境伯の陰謀により玉座を追われ、追撃の果てに命を散らした。
その最期、彼女は最も信頼する
角狼人《ヴァルガル》の騎士・ギャレスに、己の顔を潰し、亡骸を川に捨てるという凄惨な遺言と、聖剣ガルンシュバーグ、そして王国再興とゼルデビットへの復讐の誓いを託した。
愛しい主の遺言を遂行し、深い絶望と憎悪を胸に旅を続けるギャレス。人間離れした嗅覚と聴覚、そして屈強な肉体を持つ彼は、しかし人間の美醜も、表情も、ましてや「涙」すら理解できない異形の騎士だった。
そんな彼が、崩壊した城塞都市ゼンダリオで出会ったのは、亡き女王と同じ空色の瞳を持つ少女、ファイラン。
ギャレスは決意する――「この少女を、シエルグリタに仕立て上げよう」と。
バルゼグート筆頭宮廷魔導師の息子、銀髪赤瞳の魔導師ハイエラールと出会う。
そして共闘する中で、彼らの前に立ち塞がるのは、アレンゴル将軍の隠し刀である吸血の魔女カネアと、彼女が操る魔神級隷魔『首刈りの雷帝』。
これは、愛する女王の遺志を継ぐため、異形の騎士がその全てを捧げる復讐の旅。
そして、失われつつある王国を取り戻し、新たな希望を紡ぎ出す、哀切なる再生の物語。
はたしてギャレスは、亡き女王への誓約を果たし、王国を蘇らせることができるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 17:37:19
55652文字
会話率:59%
街は静かに狂っていた。
ある日を境に、人々は“神のような姿”に変わった。
身長二メートルを超える異形。裸のようでありながら、性別すら感じさせない、禍々しくも神秘的な存在。
彼らは感染してなお、日常を繰り返している。
学校へ向かい、買
い物をし、スマホを耳に当てたまま、何も喋らずに立ち尽くす。
その中で、私はまだ人間だった。
音を立てれば、奴らは気づく。視力を失った代わりに、聴覚は異常に鋭い。
化け物に追われた私は、逃げ込んだ一軒家で、奇妙なドールハウスと出会う。
そしてその中にいたのは、神に近づきながらも、まだ人の心を残した“少女”だった——。
音を立てた瞬間、神に裁かれる。
静寂の中で息を潜め、私はこの狂った世界からの脱出を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 09:29:58
9580文字
会話率:28%
不肖「信頼出来ない語り手」明智紫苑のおバカ書評! ついでにボヤキ! 読む読まないはあなた次第です。さらには、音楽や映像作品、並びに舞台芸術についての感想もあります。
一部の記事は、個人サイト『Avaloncity』やライブドアブログ『A
valoncity Central Park』などにも転載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 19:41:29
211513文字
会話率:2%
パンは五感で楽しむものだ。
まずは香ばしい匂いに誘われて(嗅覚)、覗いてみるとまるで工芸品のような美しさに目を奪われる(視覚)。
そして、ひとたび手に取って、口に運んでみるとサクッ、カリッ、もちっ(触覚/聴覚)。
舐めてみると小麦本来
の香ばしさをベースに、甘かったり、しょっぱかったり(味覚)。
口から身体のなかに、焼き手の愛が沁みこんでいく時には、何かが始まる予感がしてみたり?(第六感)。
それって何だか…
百合のようじゃないですか?
(百合だけじゃないですが)
これはパンを焼くことで、色んな関係性を焼き直す物語。それが人生のひと時の癒しとなりますように。
本作の主人公は、かつて“王都最強”と呼ばれた魔法使いセラ・グリューン。
彼女は、戦争が終わると“強すぎるがゆえに”王都から追放されてしまう。
燃え尽きた心と魔力を抱え、辿り着いたのは、かつて一度だけ立ち寄った辺境の村。
「行こうか、タンポポ」
──小さな焚き火パンをきっかけに、旅の途中で出会った幼き少女・タンポポとともに、セラは新しい人生を歩み始める。
魔法ではなく、パンで人を癒したい。
そんな願いと共に、村の空き家を改装し、小さなパン屋を開店することに。
ところが、パンの香りに誘われてやってくるのは──
かつての弟子、敵対した騎士、因縁深いライバルなど、“かつて”の関係性たち。
「私はただ、パンを焼いて静かに暮らしたいだけなんだが……」
セラの周囲は、なぜかどんどんと“百合”に囲まれていく!
戦わない、けど心は揺れる。
パンと再会が“関係”を焼き直す、辺境百合スローライフ、開店です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 19:38:46
2443文字
会話率:21%
そこは遙か未来の地球。
人々の生活は未知の技術で満ち溢れていた。
現代では考えられない技術が発展したその世界ではこの世の全てが売買出来る。
物も臓器も五感さえもだ。
もちろんそれらを売り払ったからといって死ぬ事はない。
聴覚を売れば代わりと
なる機械を耳に埋め込み、呼吸する為の器官を売り払えば、代わりに生命維持装置を身体に埋め込む。
そうやって人々は生き永らえてきた。
目先のお金に囚われて、次第に人間は生物としての器官を、存在意義を失っていく。
便利な世の中に変わっていく一方でそれを良しと思わない人もいた。
機械に囚われた新人類と従来の人類は己の正義を信じて反目し合う。
そんな世界で一人の青年が立ち上がった。
うだつのあがらない生活を送る普通の人間。
彼は人を助け誰かを導く、そんな誰しもに尊敬されるような人になりたくて便利屋をやっている。
新人類と呼ばれる機械に囚われた人間と、生来の肉体を維持したまま死んでいくことを是とする人間の争いは激化していく。
彼も己の正義を信じて争いの中に身を投じていった。
ある者は平和の為に。
ある者は復讐の為に。
またある者は自分の願いを叶える為に。
これは一人の青年が人間を辞めるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 19:30:00
106843文字
会話率:36%
この世界には摩訶不思議の出来事が起きる。普通ではありえないことだ。———例えば、五感のうち聴覚と触覚だけが通常の10倍敏感になったり、右に進もうとしたら、左に進み、左に進もうとしたら、右に進むようになったり......
このような謎の現象が
一か月に一回は起きる。これを皆は"アンリアル現象"と呼び、たいてい長くてこれは発現してから一週間ぐらいで元に戻る。しかし、上井 葵(かみい あおい)はアンリアル現象で朝起きたら女になっていた。普通は長くて一週間———なのに、ぜんっぜん治んねーー!!
おどろきながらも女になったことに喜ぶ葵に様々な試練が待ち受けているのだった....!(そんな大層なもんじゃないです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 23:11:05
2136文字
会話率:44%
近未来、不感知の化け物〈ヴェイル〉を察知・排除するための組織ARCでは、感覚器を一時的に麻痺させ、別の感覚を極限まで研ぎ澄ます手法が用いられていた。神経可塑性を利用したこの方法は、MS薬とCS薬という特殊な薬剤を伴い、痛みと引き換えに“捉え
ることのできない存在”を認知可能にする。
孤児の少年・黎(れい)は、高校生の頃にARCへと誘われる。唯一の家族だった姉を事故で失った彼は、生きる意味を見失いかけていたが、ノアという少女の勧めによってARC入りを決意する。ARCでの生活は危険な任務も伴うが、仲間の絵里や春人と出会い、黎は次第に人との絆を取り戻していく。
それでも黎の内側には、姉の死に対する疑念がくすぶり続けていた。社会への恨みを抱き、春人に感情をぶつけることもあったが、彼との衝突と理解の中でその心は少しずつ解れていく。
任務の中で負った怪我をきっかけに、黎は姉の友人・優玄から衝撃の事実を聞かされる。姉は事故ではなく、黎を守るためにARCの〈被検体〉となり、その実験により命を落としていたのだった。黎には、神経再編が起こりやすい特異性があり、ARCは彼に目を付けていた。姉はそれを拒み、代わりに自らを差し出した――その真実は、〈事故死〉という虚構の中に埋もれていた。
すべてを知った黎は、ARCの任務からも仲間たちからも距離を置く。だが、世界の裏で静かに崩壊は進んでいた。ヴェイルの位置特定に不可欠な“感知役”が限界を迎え、急遽ノアがその役割を担うことになる。感知役は聴覚以外のすべての感覚を永久に犠牲にすることで、全く次元の異なる聴覚処理を行う必要がある。その犠牲をノアは引き受けた。黎をARCに導いたことへの責任と贖罪の想いを抱えていたために。
それを知り、黎は、再び選択を迫られる。姉の意志、仲間の覚悟、自らの痛みと向き合いながら――彼はARCへと戻り、すべての任務と真実を引き受ける決意を固めた。それは代わりに感知役を引き受け、全てのヴェイルを除去すること。
<補足>
本作は約30万字を想定し、主人公・黎の視点を軸に展開しますが、物語の鍵となる場面では視点の切り替えをします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 05:41:17
102611文字
会話率:29%
特定の感覚(視覚、聴覚、嗅覚等)を犠牲に、特定の感覚を優れさせる技術が生まれている。それは人間の脳の持つ柔軟性により可能になる。
そして、この世界には、普通の人間には感知することが出来ない怪物がいる。そいつらを感知し処理することが、主人公た
ちに与えられた使命である。さもないと多くの人間が犠牲になってしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 02:20:27
100306文字
会話率:29%
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚_…
五感のうちどれか一つが失われるとしたら、あなたは何を差し出しますか?
主人公の元に届いたある1通の手紙。
行方不明の父親を探すため、手がかりを持つある男を追って双子の兄と共に豪華客船に乗り込んだが、そこで
繰り広げられたのは血と憎悪の惨劇だった。
_______
この小説はいつか分岐ありのノベルゲームにしたくて書き始めたものです。
あるあるなデスゲームが題材になってます…
*マークのページはグロテスクな表現を含みます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 22:00:00
213571文字
会話率:30%
※この作品には、虐待などの暴力表現、社会的差別、薬物とその売買、近親相姦、異性愛、同性愛などの要素が含まれています※
昔むかし、ある街で、特定の病をもつ人々を「人魚」と呼び 湖のほとりに隔離する風習がありました
「人魚」は独特の聴覚と声を
持ち 「ヒト」とは区別…差別される存在でした。
彼等の住む夜の街を「水中」と呼び、表社会では違法とされるような商いや実験がそこでは行われていました。そのうちに、いつしか水中は人魚たち以外にも表社会から移住した落伍者たちの集う街になっていきました。
しかしそんなに遠くない昔、ある人魚が水中を作り上げたヒトとその関係者をもろとも殺したことで
水中の統治は崩壊し、
人魚たちはヒトの中に紛れはじめます。
これはそんな過渡期の物語であり
ヒトと人魚の共存を目指した青年たちの物語です。
https://494979.tumblr.com/page/2 に掲載しているものと同じ作品です。
その街に伝わる都市伝説
夕暮れを境に「水中」へ沈む
人魚達が泳ぎ、歌う
引きずり込まれてしまうから、夜に出歩いちゃいけないよ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 23:24:26
150283文字
会話率:35%
日本有数の小中高一貫のお嬢様学校、桜楼閣学園に特待生として入学した神楽真姫(かぐらまき)はその優れた容姿ゆえに女生徒をたぶらかしていると疑われ、教師から視聴覚室で行われている部活動、神宴ホスト倶楽部に所属するよう強要された。向かった先で行わ
れていたのは女の子による女の子のための奉仕活動であった。元々の容姿もあってすぐに倶楽部に向かい入れたれた彼女にはとある秘密があって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:00:00
7013文字
会話率:52%
『フィーリングZ』という超能力を巡る男子高校生の物語。人間の五感である視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚。それ以外にかつて人類にはフィーリングZという原始の超常パワーを使う能力があった。人類は地球に過去二度誕生していた。現在の地球人は三代目の人類
だった。そして『フィーリングZ』を使えるのは一代目の地球人(ファースト)、そして二代目の地球人(セカンド)のみで、三代目の地球人である現代人にはその能力は備わってはいなかった。
天品高校(てんぴんこうこう)に入学した主人公の福沢金児(ふくざわきんじ)は時価総額世界一の企業の御曹司。ある日、同級生のヒメーカという少女にあることを懇願される。それは金児の会社をリストラされた父親をもう一度雇ってもらえないかということだった。それを断った金児は学校の屋上でヒメーカと戦うことになってしまったが、ヒメーカはそこで『フィーリングZ』を解放した。その影響によって金児もフィーリングZに目覚めてしまう。
フィーリングZの使い手となってしまった金児。そんな時、ファーストと名乗る謎の人類がヒメーカの父親イソハチを誘拐した。その現場で金児はジョニーと名乗るヒメーカの叔父のような存在の男にヒメーカの素性を打ち明けられる。その話の中でファーストとはかつて地球に存在した一代目の人類であること、ヒメーカやその父親、そしてジョニーはセカンドという二代目の人類だということを金児は知った。
後日、金児とヒメーカ、ジョニーはファーストが現れる場所を予想してイソハチ奪還を企てる。そして金児はファーストの軍人部隊のメンバーに戦いを挑んだ。金児は命を懸けたその戦いによってある運命を背負うことになる。ファーストのメンバー、そしてセカンド人のイソハチやジョニーは金児が数億年に一人生まれる伝説の『フィーリングZの覚醒者』かもしれないことに気付いた。覚醒者はかつてファーストとセカンドを地球から滅亡させた存在だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 22:57:44
45485文字
会話率:57%
「喘ぎ過ぎです、陛下」
「そ、んなこと、言われてもっ、そ、そんなことされてっ、声が、抑えられるか……! ひっ、」
(まだかる~く耳たぶを触ってるだけなのだけど……。オイルとか梵天とか使ったら一体どうなってしまうのかしらこの人……)
ASM
R。それは視覚や聴覚を刺激して、ゾクゾクしたり心地よくなったりすること。
ソノラ・セレニティは前世でそんなASMR動画を主に投稿するチャンネル登録者数二百万人超の大人気配信者だった。
今世も音魔法という素敵な才能を生かしてASMRの研究に明け暮れていたところ、なんと国の王妃候補として王城に招かれてしまう。
最初は早く田舎に帰りたいと思っていたソノラだったが、そこで出会った“炎帝”ライゼルが不眠症であることを知り、彼の睡眠導入の手伝いをしたいと提案する。
そのことをきっかけにソノラとライゼルはASMRを通じて、だんだんと心を通わせるようになり──?
元ASMR配信者×訳あり耳ザコ陛下が織りなすASMR恋愛ファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:35:11
107455文字
会話率:47%
------言葉が嫌いで、日々生きるのに必死な彼女と幼い頃に聴覚を失い声を無くした男の子の物語----
何気なく放たれた言葉に心が潰されそうになるときがある。
そういう時は決まって雨音に耳を傾けるんだ。
そう言って彼女は、消えそう
に笑った。
その笑顔に僕は、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 23:03:58
943文字
会話率:18%
両親を事故で亡くし、心を閉ざしていた少女・りお。
聴覚を失った彼女が出会ったのは、穏やかで不器用な社会人・蒼真だった。
言葉は交わせなくても、ノートと手話、そして心で少しずつ通じ合うふたり。
りおは再び夢を見るようになり、蒼真もまた、愛を
知っていく。
けれど彼には、誰にも言えない「時間の制限」があって――。
孤独を知る少女と、余命を背負う年上の青年が紡ぐ、切なくて温かい再生の恋。
「でっかい愛」を信じて未来を選ぶ、ひとつのラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 11:36:58
10811文字
会話率:16%
施設育ちの聴覚障害の少女と、転校生の少年。
出会いは突然だった。でも、それからの日々が、少しずつ彼女の世界を変えていく。
初めて覚えた「誰かを好きになる」という感情。
だけど同時に迫る、里親の話と別れの予感。
「このままじゃ、言えないま
まになってしまう」
——それでも伝えたい。この想いと、彼の存在の大きさを。
不器用でまっすぐなふたりが手探りで歩む、再生と恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 07:17:02
45413文字
会話率:39%
ガヤガヤ ザワザワ。僕にはいろんな音が大きく聞こえる。
君の聞こえ方や感じ方との違いを探してみて。
聴覚過敏の一例について、対象年齢を低めに設定して書いたものです。
※聴覚過敏は人それぞれ症状が異なり、作中の内容はあくまでも一例です。
最終更新:2025-05-12 22:39:54
466文字
会話率:0%
感覚過敏を持つ自身の症状をベースにした作品。
感覚過敏の一例について知り、少しでも認知が広がってほしい。
※感覚過敏は人によって症状が異なります。
最終更新:2025-05-11 11:34:56
894文字
会話率:0%
2025年、東京の星稜大学。聴覚障害を持つ桜井美咲は、詩を愛する静かな世界に生きる。中学の同級生・星野陽太と大学で再会し、凍った心が溶け始める。高校の傷を抱えながら、文学サークルの朗読会に挑む美咲。陽太は手話を学び、彼女のそばで支える。星空
の下、指で紡ぐ言葉。桜並木で響く詩。美咲の声と陽太の笑顔が、音を超えた愛を歌う。純愛ラブコメ、春の奇跡の物語!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 18:39:32
1165文字
会話率:0%
高校進学を機に、両親の薦めで緑が多い田舎へと引っ越した鳥山誠一郎。視覚障害をもつ彼は、新しい環境に翻弄されながらも居場所を探した。
あるとき、友達に誘われ最新型ゲーム機に触れた。それは、五感すべてをゲームの中に入れる、フルダイブ型ゲーム
だった。その世界で目の当たりにする環境は、目の見えない彼にとって最高の環境と言えた。
日常生活で研ぎ澄まされた聴覚を武器に、ゲーム内で最強と呼ばれる日も近いのかもしれない。
しかし、見える世界に脳が刺激され、幼少期の記憶がふつふつと蘇る。視界を失った時の記憶も。
彼は現実世界の事実から目を背けず生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 22:22:06
53705文字
会話率:46%
借金のカタに全てを奪われ、奴隷として巨大カジノ船「ラ・モフューナ」の最下層・深淵区に送り込まれた少年ジン。
そこは、国家の法も及ばぬ治外法権の洋上都市であり、強制労働だけでは生きられず、「もふもふモンスター(もふモン)」を使ったギャンブルの
結果が生死すら左右する狂った世界だった。勝てば富と僅かな自由を、しかし負けが込み船内で借金を重ねれば、人間以下の「罪人」へと堕とされる絶望的な場所。
そんな奈落の底で、ジンは一人のウサギ獣人の少女ミミと出会う。彼女は酷い虐待を受け、常に何かに怯えていたが、その小さな体には優れた聴覚と、他者の感情や場の流れを読む鋭敏な観察眼が宿っていた。理不尽な暴力から彼女を救ったことをきっかけに、ジンとミミは互いを信頼し、協力してこの絶望的な状況から成り上がることを決意する。
武器はジンの知略と、ミミの観察眼。そして、ミミが託したなけなしのチップを軍資金に、二人は奴隷でも参加可能なギャンブル「もふもふオートアリーナ」に挑む。それは、仮想もふモンを購入・配置し、種族やクラスのシナジー効果を駆使して戦う、運と高度な戦略、そして心理戦が交錯する1対1の頭脳ゲームだ。
果たしてジンとミミは、強力なもふモンと凶悪な頭脳を併せ持つ支配者たちが待ち受ける非情なギャンブルを勝ち抜き、自由を掴むことができるのか?
知略と絆、そして「もふモン」を武器に、絶望の淵から運命を覆す! 異世界カジノ船成り上がりファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 22:10:00
78199文字
会話率:34%
不慮の事故によって、聴覚を失った少女、翡翠(ひすい)───
彼女の恋人である苅原(かりはら) 禊(みそぎ)は、彼女の為に何が出来るのか。何をしてやれるかを考えて接する。
対する翡翠は、そんな自分に嫌気がさし、だが禊の事を一番に思っている自分
と葛藤する。
2人の想いのすれ違いが生む純愛らぶストーリー。
エピローグ込みで、全11話構成。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 22:05:17
20159文字
会話率:16%