両親を事故で亡くし、心を閉ざしていた少女・りお。
聴覚を失った彼女が出会ったのは、穏やかで不器用な社会人・蒼真だった。
言葉は交わせなくても、ノートと手話、そして心で少しずつ通じ合うふたり。
りおは再び夢を見るようになり、蒼真もまた、愛を
知っていく。
けれど彼には、誰にも言えない「時間の制限」があって――。
孤独を知る少女と、余命を背負う年上の青年が紡ぐ、切なくて温かい再生の恋。
「でっかい愛」を信じて未来を選ぶ、ひとつのラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 11:36:58
10811文字
会話率:16%