現代の田舎村、毎年20歳前後の若者を神への生贄として生き埋めにする恐ろしい風習が続く閉鎖的な集落。霊感を持つ高校生・直樹と彩音は、それぞれ兄と姉をこの風習で失い、村から逃げ出すが、狂気に満ちた村人たちの執拗な追跡に追われる。ピンチの度に現れ
る血まみれの兄姉の霊体に守られながら、二人は村の闇と向き合う。霊感を通じて感じる兄姉の愛と未練、村全体が共犯という衝撃の真相が明らかに。恐怖と絆、ほのかな恋心が交錯する中、風習を終わらせ、未来への希望を見出せるのか。フルマックスの心理的恐怖、3重のミスリード、自然に涙を誘う展開で織りなす、1.5~2万文字の民俗ホラー短編
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 09:22:03
2652文字
会話率:10%
山奥の古びた温泉旅館「幽月荘」に引っ越してきた高校生・悠斗は、幽霊の少女・美月と出会う。彼女は怨念を叶える契約を司る存在だが、その瞳には深い悲しみが宿っていた。村の古い風習—生き埋めや精神を追い詰める呪い—の影が旅館に忍び寄り、悠斗と仲間た
ちは怪奇現象に巻き込まれる。美月の過去に隠された裏切りと、怨霊・凛の憎しみが明らかに。悠斗は美月と共に謎を解き、彼女を殺したのが家族や村の仲間たちだったという衝撃の真相に辿り着く。恐怖と絆、そしてほのかな恋心が交錯する中、呪いを解き、未来への希望を見出せるのか。ホラー8割、ラブコメとラッキースケベ1割の重厚な短編ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 16:43:00
3164文字
会話率:39%
2025年、星ノ宮学園。セーラーソラリスこと月宮ソラリスは、星歌で星獣を封じ、ルナを闇から救った。しかし、宇宙の破壊神カオスとその幹部ネビラが星を滅ぼすべく襲い来る。ソラリスはリオン、ルナ、アキラと共に立ち上がり、星歌でネビラの心に光を灯す
。闇に囚われたネビラがセーラーネビュラとして生まれ変わり、カオスの次元で最後の戦いが始まる。ソラリスの歌とリオンの剣が奇跡を紡ぎ、桜並木の下で愛と絆が星のように輝く。星歌の誇りを懸けた、永遠のフィナーレ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 08:24:28
1242文字
会話率:34%
何のために生きているのだろうか、そう感じることが多々あった。ギリギリ生活することができるだけのアルバイトをし、家に帰っては、シャワーを浴び、寝る。起床し、飯を食って出かける。そんな毎日に、僕は何を生きがいにして、生きているのだろうか。高校
2年の俺は、学校にも随分と、行っていない。学校に行ってもやりたいことなんかない。学校に行くよりはバイトをして、妹に少しでも楽をさせてやりたいと思った。そうだ、僕には妹がいたのだ。妹の優さえいれば僕は生きる希望を失わない。きっとこれからだって頑張っていけるそんな気がした。優は病弱だった。学校に行けてたのは小学校1年生の3か月程度だけ。学校に行っていたとしたら中学2年生ぐらいなのだろう。俺が中学の時、優はよく俺に、「学校楽しい?」と、聞いて、俺に学校の話をしていた。しかし2年前両親が死んでから学校に行っていない。高校の入学式が終わった数日後だった。優が入院できるようにと思い、アルバイトを始めた。これがアルバイトを始めてきっかけだった。優には学校の話ができなくなってしまった。その代わりというわけではないが、毎回お見舞いに行くときに、本を一冊買っていった。優は毎回ものすごくうれしそうな顔して「ありがとう」と、言った。ジャンルはばらばらだったから、続きが気になっている本もあったかもしれないが、優は特にこだわらなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-14 19:00:34
580文字
会話率:0%