――型。
それは武道における技の正確な所作や動作、趣旨を確認するための練習法。
また、先人達が戦いの中で磨いた技法を後世へと伝えるために残したものでもある。
ここ空手道場「鳳翼会館」では、その型の稽古が始まっていた。
型を演ずるのは望月遥
。
誰もいない道場内で一人、突きや蹴りを繰り出していた。
型を演じながら、彼女は一人の男を待っていた。
名は大場拓斗。
同じ道場生で、小学校の頃からこの道場に通う仲間である。
拓斗はもうすぐ昇段試験で、型の審査を受けなければならない。
だが、彼はこの型を苦手としていた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 21:31:23
8886文字
会話率:38%
強烈な猛稽古で知る人ぞ知る太子堂高校空手愛好会へ入部した草薙稔彦。毎日どつかれ、蹴り飛ばされ、身体中あざだらけになりながら一日も休まない。そんな日々の中、「空手家がサンドバックを叩いて強くなれるのか」、と言う疑問を抱いた稔彦は、近くの雑木林
にあるコンクリート制の太い電信柱で四肢を鍛え始める。
夏の三浦海岸で神谷藍と中川桃子がサングラスの男たち七名に襲われ、たった一人で撃沈する稔彦。SNSで「三浦海岸七人斬り」として拡散され、県内外へ稔彦の噂が広まってゆく中、一年生の夏休みに、クラスメイト智也の紹介で、横須賀で道場を開いた仙道空手道場を訪れる。師範仙道明人との苛烈な組手稽古を通してめきめき上達する稔彦に、秋の全日本空手大会へ出場しないかと誘われる。
油壷を拠点に躍動する「紫煙」との抗争、二代目総長大城みゆきとの出会い。
全日本空手大会で優勝を目指す稔彦に新たな試練がのしかかる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 17:03:23
61315文字
会話率:37%
東雲果央(しののめらお)は家業の空手道場で師範代を務める女子高生。
ジョギング中にたまたま出会った少女科学者エレーナを守るため、
彼女が開発したパワードスーツ「アクセラレーション・ギア」をまとい、
悪(?)の改造人間と死闘を繰り広げるのだっ
た。
一子相伝の暗殺拳(自称)「救世七星流」の奥義が唸る!
一子相伝で七星だとか、果央の読み方を変えると……とかで分かる通り、
ノリと勢いで作った格闘アクション。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 14:55:29
39471文字
会話率:56%
主人公の志郎は、「積極の風に乗れ」という父の言葉を心に抱いて生きている。25年前の戦争で父を失い、幼い頃からその言葉が彼の支えだった。父の友人である大山さんから父の人物像を聞き、彼の空手道場「積風会」に通うようになった志郎は、孤独な小学校時
代を過ごす中で大山さんに励まされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 11:06:31
25940文字
会話率:42%
今年で38才、バツ1、転職を繰り返し、借金まみれの神崎東一郎
趣味で空手道場を始めた「うだつの上がらない中年男」
ひょんなことからその一番弟子となった女子大生の藤村唯
その優しく真っ直ぐな性格に惹かれはじめる東一郎
だいぶ年の離れた教え子
に対する自分の感情に戸惑いながらも穏やかに過ごしていた
生涯喧嘩負けなし、無敵の空手家と言われた東一郎だが、高台の建設現場の作業中に事故で滑落してしまう
生死不明の複数の作業員。東一郎もその中のひとりだった
滑落時に聞いた誰かの声
「役目を果たし然るべき時に戻れ」
しばらくして東一郎が気がつくと、そこは見ず知らずの高校の教室だった。
神崎東一郎は事故から6年前の高校生、水島瞬と入れ替わっていたのだった。
この作品はカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 20:00:00
276780文字
会話率:46%
玉串県近郊で、夜な夜な格闘家たちが何者かに襲われる「辻斬り」事件が発生していた
柳南警察署の中田刑事は、空手道場の先輩である高宮衛と共に、犯人を追う
果たして犯人の正体とは?「辻斬り」との戦いの行方は?
最終更新:2023-07-05 23:12:30
11210文字
会話率:55%
時は平成二十三年。
鶉山女子高空手道部の栗原水琴は、「ある決心」をして、インターハイ予選に臨んでいた。
インターハイ出場を決めなければ、廃部になってしまう鶉山女子高空手道部。
あとひとつ勝てば、水琴はインターハイへ出場が決まる!
そこ
に立ちはだかるのは、かつて、水琴を完膚なきまでに叩きのめした最強の「彼女」!
有名選手である「彼女」に、雑草魂全開で水琴が挑む!!
女子高生が拳と拳をぶつけて語る、スポーツ青春ドラマをお楽しみください★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 09:56:29
25469文字
会話率:36%
時は平成9年。
茨城県の小さな漁師町である大荒井町には、中学空手県内一の腕前を持つ鈴鹿葉月と、全国一を目指して腕を磨く剣道少年である須々木翔平が暮らしていた。
二人がひっそりと交わした、「ある約束」とは?
空手少女の葉月と剣道少年の翔平が、
あたたかい町の人々に支えられて日本一を目指す。
涙、笑い、友情、人情。潮騒の漁師町を舞台に繰り広げられる多くのドラマ。
空手と剣道でそれぞれ全国制覇を目指す中学3年生の、ピュアで清純なスポーツライフドラマをお楽しみください。
葉月が生涯のライバルかつ友人となる「ある選手」とのラストバトルにも注目!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 22:50:49
364639文字
会話率:60%
時は平成22年度。
沖縄インターハイの激闘を終え、二年生に部活を引き継いだ柏沼高校空手道部の3年生たち。
残りの高校生活を満喫する彼らだが、卒業式までドタバタの波乱万丈劇が待ちうける!
そして、ずっと前原が模索していた「強さ」とは、何なのか
。その「強さ」を、前原は卒業までに見つけることができるのか。
柏沼高校空手道部の青春部活動物語の、最終部!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 08:11:13
399842文字
会話率:59%
西暦2037年。名古屋で空手道場を切り盛りする青年、祐一はとある女性と出会う。
その女性が、祐一の運命を大きく変えることになる。
そして、戦乱の渦に巻き込まれる世界。そこに新たなる「変革」が起きようとしていた。
1998年~2000年頃に
書いた小説の改訂版です。
原稿用紙688枚に渡る長編ですが、表現はそれほど堅くないので、気楽に読んで頂ければ幸いです。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-13 02:23:55
219314文字
会話率:36%
おれはオダ流空手道場のカンバンだ。雨の日も風の日も門下生たちを迎えている。だけどある日…。
キーワード:
最終更新:2022-11-21 06:00:00
838文字
会話率:54%
「セラス・フィンドラル! たった今、この僕――侯爵家子息であるシグルド・カスケードは君との婚約を破棄する!」
男爵令嬢ことセラスは、婚約者であったシグルドに大ホールでのパーティー中にそう告げられる。
あまりのことに絶句したセラスだっ
たが、事はそれだけでは終わらなかった。
何とその場に実妹のミーシャが現われ、セラスの代わりにシグルドと婚約すると言われたのだ。
それだけではない。
ミーシャは今までセラスに募らせていた恨みを晴らすかのように、シグルドを巻き込んでセラスを第1王子アストラルの暗殺計画の首謀者に仕立て上げて処刑しようとしたのである。
もちろんそんな事実はまったくなかったため、セラスは断固としてシグルドに自分の無実を主張しようとした。
けれど、その主張を遮るかのようにミーシャはセラスの腹に蹴りを繰り出した。
ズンッ!
ハイヒールのつま先がセラスの腹に突き刺さったとき、セラスは自分が前世で世界空手道選手権10連覇を成し遂げた女性空手家であり、この世に転生されたときに神様から【空手】スキルを与えられたことを思い出した。
そして、セラスは男爵令嬢から違う令嬢へと変貌した。
超絶的な力を有する【空手令嬢】へとである。
すると大ホールには件の第1王子であるアストラルや兵士たちが現われ、暗殺計画の首謀者がミーシャだと判明したから捕まえにきたと言う。
しかしミーシャは捕まえるどころか【魔眼】の力を発揮し、シグルドを巻き込んで凶悪な魔人と化した。
空手令嬢となったセラスは、自分の運命を変えるために闘う決意をする。
これはやがて王都に空手の大道場を構え、第1王子とともに幸せになる空手令嬢の知られざる誕生譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 15:50:23
14305文字
会話率:20%
空手道場をやっている響介は、幼稚園から高校まで一緒の超幼馴染アン子と毎日通勤するのが日課だった。しかしとある事がきっかけで、学園イチのアイドル、すみれにも惚れられてしまって…悩ましい3角ゲームが今、始まる…。
最終更新:2022-04-30 20:15:43
50146文字
会話率:53%
毎日のように、僕は君と組手をしていた。
何となくで入った空手道場で、まだ未熟だった僕が君の前に立ったその時から。
込み上げてきた感情に突き動かされて、今日も僕は君の前で構えている。
凛々しい瞳が、綺麗だった。
※最近行っているお題の小説
を一時間で書く、という練習で書いたもの。ちなみにお題は「君が好き」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 18:26:39
2228文字
会話率:7%
祖父の命で陸軍幼年学校に入校した十三歳の無門平助は、陸幼での様々な経験を経て成長して行く・・・平助が空手道場妙心館を開くまでを描く、弥勒の拳スピンオフ。
最終更新:2021-10-09 12:30:34
41406文字
会話率:41%
西南ホテルのフロントマン槇草は、寂れた空手道場妙心館の師範代という顔を持つ。
師は無門平助という武術の達人だが、面倒臭がりであまり弟子を取ろうとしない。
空手の大会に優勝した槇草は、ある日支配人から、台湾で行われるホテルマンズミーティングに
ホテル代表で参加するようにとの業務命令を伝えられる・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 14:58:03
80771文字
会話率:50%
寂れた空手道場、妙心館に入門した槇草は、大道場剛道館の師範代、篠塚に手痛い敗北を喫する。師の無門平助は、剛道館の道場主観音寺剛三に、半年後の大会で雪辱を果たすと豪語する。個性豊かな若い武道家達と老武術家との心の交流を描く。
最終更新:2021-08-10 12:02:40
171821文字
会話率:38%
お嬢様学校に通う秋野和奏(あきのわかな)は、校内でも人気のイケメン女子高生。
彼女の将来の夢はアイドルなのだが、家が空手道場なので、男っぽく育てられてしまった。
そんな時、近所にアイドル事務所が近所にできるということで、和奏は思いきって入
所を決意をする。
――だが、その事務所の社長は元ヤクザだった。
彼の名前は榊原京史郎。『抹茶色の悪魔』の異名を持つ喧嘩最強の青年。
本人は「更生した」と言っているが、緑色の派手な頭と、口の悪い性格。どう考えても反省の色は見られない。
しかも、過去に因縁のあった極道連中の方々が、定期的に襲撃しにくるという有様だった。
彼と共にアイドルを目指すも、元極道ということでトラブルが頻発。
だが、そんな彼のもとに集まってくるアイドル候補も、只者ではなく『忍者(くのいち)』や『サイコパス』など、
極道にも引けを取らない女の子たちが入所してくる。
極道をやめ、本気でまっとうなアイドル事務所を目指す京史郎だが、過去の因縁のあった連中によりライブを妨害されてしまう。
ゆえに、事務所のメンバーで極道と戦うことになった。
アイドル好き。アクション好き。バトル好き。極道モノ好き。
少しコミカルで、少しバイオレンスな作品です。
暴力描写が苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 19:02:05
134105文字
会話率:56%
望月紗夜(もちづきさや)は、空手道場に通う平凡な女子高生だ。
だけどある日、紗夜は不運にも事故に巻き込まれ、目覚めると何故か真っ黒な子猫の姿になっていた。
しかもただの子猫じゃない。それは同級生とハマっていた乙女ゲームに出てくる、最凶最悪の
悪役令嬢セルフィナイトの愛猫ノワールだったのだ。
始めは訳もわからずただ震えて過ごしていたノワール(紗夜)だったが、2時間程でふと気付く。
(このセルフィーお嬢様って、もしかしなくても滅茶苦茶いい人なんじゃない? いや、もはや天使?)
そして知る。その婚約者と浮気相手の駄目さ加減を。
ノワールは思った。
(何としても、この駄目皇子とセルフィーの婚約を破棄させなくては!)
―――これは○ゅーるもどきをこよなく愛する黒猫ノワールが、お猫様を崇める善良なお嬢様を完全無欠の悪女へと堕とし、人々から黒い悪魔と呼ばれるまでの“ゆるふわハートフルストーリー”である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 11:17:16
21941文字
会話率:37%
幼い頃から空手一筋だった桃子は、高校二年のある日、幼馴染で一緒に空手を続けてきた拓海に恋人が出来た事実を知る。拓海への恋心に気づいた桃子は、大きなショックを受けて泣き崩れるも、なんとか拓海から精神的に卒業して空手道を極める事を決意する。しか
し、拓海は自分を避けるようになった桃子に対して怒りをあらわにして過剰な干渉をするようになる。桃子はそんな拓海の身勝手な過干渉に辛くなり反発する日々を続ける。そんな時、道場帰りの桃子が女子中高生を狙う痴漢騒ぎに巻き込まれるという事件が起こる。その時、学年の王子と呼ばれ、有名画家を父にもつ梶原颯太と出会う。その後も、臆する事なく、自分に好意を寄せる颯太と拓海への想いに葛藤する桃子は、それぞれの思いを成長の中で知る事になる。
ムーンライトノベルさまに別のタイトルで投稿している小説の改訂版となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 21:32:47
24365文字
会話率:22%
空手道場を営む家の長男、克樹。
父親が県外で事故に遭い、道場は師範代が不在になる。
跡を継がず、普通の会社員となっていた克樹。思うところがあって道場に入ると見覚えのない扉が現れる。
これは自宅の空手道場の隠された秘密を知り、人生を大きく変
えられた1人の青年の話……のような気がする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-13 15:33:06
7294文字
会話率:22%
長編 「柔術家は強さを求めて本を読む」
七歳から祖父の道場で柔術を習っていた間山和仁(まやまわひと)は、高校入学を目前にして師で祖父の間山堪治(まやまかんじ)に今までにない厳しい型稽古を課せられ為す術もなくへたり込んでしまう。
今ま
で優しかった堪治からは想像できない厳しい態度で、命のやり取りになりかねないこの型稽古をこなせるようになるまでは稽古場の敷居は跨がせないと言い渡され、自分の居場所が稽古場だと思っていた和仁は高校に入学してから課せられたものをどうしたらいいか分からず途方に暮れてしまう。
そんな和仁へ師から”本を読め”という手紙が届き、学校の図書館へ通い出す。
本を読みながら自分を見つめる和仁は、図書委員長の高梨黒(たかなしくろ)やその友達と付き合う中で、なぜ師が稽古場への立ち入りを禁じたのかを考えて行く。
短編 「友の選択と稽古と兄弟子」
暴力が嫌いな戸浦守人は、空手家の一撃でのされ女友達をさらわれた日から、頭の中ではどうやって暴力に立ち向かわなければいけないかで一杯になっていた。
幼少の頃に忍術を教えてくれた祖父を訪ね相談するが、守人の求める武に関しては専門外だと言われ、守人は厳しい事で有名な空手道場に通い出すが、あまりの厳しさに挫折してしまう。
そのことを悔しさで絞り出すように吐き出す戸浦を、間山和仁は自分の柔術習う稽古場へ誘い両手を取る。
長編 「利用された池尻明子」
新聞部所属の二年、池尻明子(いけじりあきこ)は生徒会書記も兼ねている。
そんな明子に生徒会長の田沼興三郎(たぬまおきさぶろう)から動画を撮ってほしいという依頼が入る。それは最近校内で噂になっている陸上部女子の練習風景を盗撮した動画がどこから撮られたものかを調査するためのものだった。
助手に間山和仁を付け、めぼしいビルの屋上から調査撮影をする明子だったが、そこに数十人のラグビー部員と教職員調査委員会の英語教師鳴村が乗り込んで来て、明子が真犯人だと宣言し、明子は追い詰められてしまう。
前二作は昔、ある大賞に応募して落選したものを加筆修正したもので、三作目は連載で投稿してみました。
連載はとても難しかったです(汗)
もしお暇がありましたら、ご一読お願いいたします。
書いてる人→https://twitter.com/aikimenhassin折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-11 13:59:04
192448文字
会話率:33%
主人公早坂司は実家の空手道場での日々のトレーニングが嫌で一人暮らしをすることにしている。しかし、それは大学に入ってからの事。高校までの空手漬けの生活で十分すぎるほどのガタイになってしまった。一人暮らし…夢のようだが、彼のガタイでは全身が入ら
ない。まして足伸ばすなどできない。故に彼は銭湯に行くことにするが。そこでは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-08 18:48:03
21238文字
会話率:65%
3/28 内容・タイトル共に変更。
「私的・武術空論」→「私的・空手論」
「初心者にもわかる様に」→「超個人的な雑記及び備忘録」
これは12年+αの空手の経験をいずれまた出来るようになった時の為に、確かな形として残したいとの一念で
書き上げたものとなります。
未熟者・半端者の葛藤と戯言ですので、もし読まれる方がいましたら、寛容な心で読まれますようお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-04 00:05:32
5677文字
会話率:0%