飯山九音には花音という双子の姉がいる。放課後に河川敷でヴァイオリンの練習をするのが日課の花音は、ある日見知らぬキャラクターのアクリルキーホルダーを持ち帰ってきて、そのキャラがいたく気に入った様子だった。通りすがりの男性からもらったというその
アクキーのキャラを調べた結果、無名絵師のオリジナルキャラクターであることが判明した。毎日多くの時間を費やしてイラストを世に送り出し地道にフォロワーを集めてきた九音にとって、その無名絵師の消極的な活動姿勢は苛立ちを覚えるものだった。
秋谷大河には大洋という双子の弟がいる。ある日大洋は通りすがりの少女にアクキーをあげてしまったからもう一つ欲しいと、制作者である大河に言ってきた。その後日、大河は自分のアクキーがSNSでバズっている様子を見つけて困惑することになる。
これは価値観を異にする二人の絵師と、それぞれの双子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 06:10:00
364452文字
会話率:58%
千年前、異界から来た神々と創世の神々とがぶつかり合い、三つに分断された世界。ガナン大陸では最北の国カーネライズの皇帝ジニヤが狂気に走り、邪神の眷属「魔獣」を復活させ自国の民以外を根絶やしにしようとしていた。
だが大陸の半分がその狂気に飲
み込まれてしまった時、伝説の舞台となった聖地オルトランドの丘でそれを再現するかのように創世の三柱の使徒「天遣騎士団」が現れ、窮地に陥っていた人々を救う。
その後、天遣騎士団は魔獣の軍勢を撃破しながら進軍し、ついには皇帝ジニヤを打倒してカーネライズの暴走に終止符を打った。
一年後、天遣騎士団の半数はまだカーネライズに留まっていた。大陸全土の恨みを買った帝国民を「収容所」と称した旧帝都に匿い、守るためである。しかし、同時にそれは帝国の陥落直前に判明したあるものの存在を探すための任務でもあった。
そんなある日、団長ブレイブと共にこの地に留まっていた副長アイズ、通称「黒い天士」は魔獣の生き残りに襲われていた少女を助ける。両親を喪い、成り行きで天遣騎士団が面倒を見ることになった彼女の世話を「唯一の女だから」という理由で任せられるアイズ。
無垢な少女との交流で彼女の中に初めての感情が芽生え始めたことにより、歴史はまた大きく動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 00:00:00
423050文字
会話率:45%
見た目は少年、中身はジジイ。不老の英雄アイム・ユニティは千年前、大地を砕こうと宇宙より飛来した「赤い星」を逆に砕き、自分達の星を救った。ところが災厄の欠片は微細な粒子「怪塵」と化し、大量に取り込んだ獣を狂わせ、時には「怪物」を形作り人々に
害を及ぼすようになった。
千年後、どうしても完全に滅することのできない「怪塵」との戦いを続けていたアイムは、人類の天敵であるはずのそれを自在に操る少女が現れたという噂を聞く。にわかには信じられなかったが、件の人物の足取りを追った彼は本当にその「怪塵使い」を発見した。
しかし、その少女はとんでもない臆病者。世間知らずで頭脳は幼児。鈍くさく、挙句に自分を嫌っている陽母教会に育てられた修道女。
彼女の能力に怪塵との戦いを終わらせる希望を見たアイム。果たして彼は、このポンコツシスターを無事「英雄」に育て上げることができるだろうか?
見た目はボーイ・ミーツ・ガール。中身はジジイ・ミーツ・ベイビー。何もかも正反対の二人による、星の大掃除が今、開始された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 10:13:08
482385文字
会話率:47%
【本作品には最悪の魔女スズランシリーズの重大なネタバレが含まれます】
決戦の後、スズラン達はココノ村へ戻った。すっかり元通りに復元された故郷で、最愛の家族と共に平和に暮らすことを望む彼女。ところがどっこい、そうは問屋が卸さなかった。スズ
ラン様とモモハル様のご尊顔を一目見たいと、世界中から集まって来る信徒達。常時接続可能になったレインボウ・ネットワークを通じて舞い込む面倒な依頼。そして溺愛している弟からは、月旅行の実現を頼まれて──
「世界を救う前より忙しくありません!?」
魂には重力がある。重力は運命を引き寄せる。となれば、スズランが暇になれるはずなど無かった。なにせ彼女は特異点。その魂はブラックホール。今さらながらに生粋のトラブル体質だと自覚した最悪の魔女は、今日もヤケッパチで駆け抜ける。
「ええ、ええ、わかりました。この最悪の魔女に任せなさいな!」
そんな彼女に想いを寄せるモモハルは、はたして愛を掴み取ることができるのか? あらすじなのにネタバレしよう。最終回、彼は再びプロポーズする!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 00:14:11
794826文字
会話率:56%
かつてこの世界は、魔法使いと定期的に訪れる「転生者」によって繁栄を極めていた。
世界が滅亡して数千年後。
新しい神や魔法使いが誕生し新世界を創る中、ひとり旧世界の後片付けをする魔女がいた。
魂や土地の浄化のついでに旧世界の情報を収集する魔女
の元に、おかしな魂__異世界からの転生者__いや、転移者がやってくる。
特殊なで異世界に迷い込んだ少女は、帰る方法がわかるまで魔女の手伝いをすることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 14:20:36
1089文字
会話率:47%
白星は小学生の頃に感じた他人との認識のズレから人と関わるのが嫌になっていた。そんな彼女の高校生活は、いつもきまって放課後には決まって図書室で過ごしていた。このままでいいと思っていた彼女だったがある日、秋谷空という陽キャグループに所属する同級
生に声を掛けられる。最初はうっとうしく感じていた白星だったが、だんだんと秋谷と過ごす日々が悪くないものと感じるようになっていく。大体タイトル通りのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 18:23:17
8355文字
会話率:47%
中学校受験をする僕は、クラスメイトと話が合わず、会話がかみ合わないことに寂しさを覚えていた。でも僕は夢のために勉強をしなければいけない。そんな時に、見つけたのが流れ星だった――
最終更新:2022-01-11 20:15:25
3492文字
会話率:21%
お空を流れる星。みんなは星に願いを託しているけれど、流れ星がしている「こと」を知っていますか?
これは流れ星を擬人化したお話です。
最終更新:2022-01-09 11:05:09
2920文字
会話率:51%
できることなら。いや。絶対にサッカーを辞めたいと思っている僕。弱虫だからフィールド上でみんなの位置をつねに俯瞰で把握している。衝突しないようにしているだけなのにゴールを決めてしまう。とうとうお母さんもそんな僕を見かねてハットトリックができた
らサッカー辞めていいよと約束した。よし今日こそは頑張るぞ!! なのにどうして??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 19:20:38
991文字
会話率:0%
俺、秋谷静夜(あきたにせいや)は友達のお世話をするのが好きなだけの高校二年生。
東に勉強に困っている生徒がいれば、放課後遅くまで残って付き合い、
西に人間関係に悩む生徒がいれば、行って話に耳を傾け。
そんなお世話を焼く生活を続けてい
るのだけど、一人、俺にとって特別な女の子がいる。
春守明菜(はるもりあきな)。のんびり屋で恥ずかしがり屋で、やたら俺に甘えてくる大切な人。
特に膝枕がお好みで、うちに遊びに来た時はよく膝枕を催促してくる。
今日もいつものように明菜を膝枕してやっていたのだが、ふと脳裏に蘇ったのは
「お前ら付き合ってないの?」
そんな友人の言葉。言われてみればあんまり考えたことが無かった。そこで、何気なく
明菜に付き合うか問いかけてみたものの、かえって来たのは、「意地悪」の一言。
これは、明菜を甘やかすのが好きな俺と甘えたいけど反撃したい彼女の、秋の一幕。
あるいは人によってはバカップルのとある一幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 16:06:32
5183文字
会話率:49%
自分が長年過ごした三浦半島での色々な出来事を綴った短編集です。
最終更新:2021-03-16 11:02:04
29407文字
会話率:3%
僕の恋人は死んだ。
初デートの日に、僕の目の前で。
幼馴染の秋谷澄香と華原透は12月25日、付き合って初めてのデートをした。
2人は仲睦まじく、見ているだけで嫉妬するほどのイチャイチャぶりだったが……。
ひとつの事故によって、2
人は引き裂かれてしまう。
生者と死者。決して交わることの出来ない2人が起こす、奇跡の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-27 22:42:09
4570文字
会話率:29%
中学二年生の木立霰は、ある日、同じ教室の秋谷麦に生まれて初めての恋をした。
最終更新:2020-08-24 00:26:50
1110文字
会話率:0%
「かーくん、これでかえられるね」
もう十年以上前のこと。長い帰り道を手を繋ぎながら共にした少女に俺、秋谷 叶枝(あきや かなえ)は恋をした。
不思議なことに、俺は高校二年生になった現在も、今となってはその表情も声色も曖昧になってしまった
あの子のことを想い続けている。
そして俺はその理由が、俺とその少女は現在も毎日出会い、言葉を交わしているからではないか?という予想を立てた。
俺の幼馴染の、3人の少女。
活発で思いやりのある後輩、霜織 白菜(しもおり しろな)。優しく穏やかな性格の同級生、浜守(はまもり) ひので。大人びているがどこか抜けている先輩、瑞凪 霙(みずなぎ みぞれ)さん。
この三者三様、産まれた時からの幼馴染の中に、俺の初恋の人がいる筈だ。だが、手掛かりである少女との思い出も十年以上前のことで中々その少女の正体が分からずにいた。
そんな時、同じく幼馴染で、浜守の双子の兄でもある浜守 夕悟(はまもり ゆうご)からその時の記憶の再現、つまりその3人と手を繋いで歩いてみてはどうか?という提案を受ける。
根拠も無く、突発的に思いついた計画だったけど藁にもすがる思いで試してみることにした。しかし、小さな頃ならいざ知らず、高校生になった現在、手を繋いで歩くのは至難の業だ。
そんな中、今まで当たり前の様に接してきた幼馴染達の知らなかった一面にも触れることになる。
これは、在りし日のあの子の手を、あの手この手で追い求める物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-17 07:00:00
14879文字
会話率:43%
大きな月が空に浮かんでいたその日、秋谷ソラは異世界に転移する。
異世界はそれなりに過酷で明日も見えないような状況の中で、数奇な出会いがソラの日々を救う。
これは異世界に突如転移して日々を生きることに不安を抱きつつも周りに助けられつつ異世界で
生きていく男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-13 00:00:00
1961文字
会話率:23%
ダンジョンでの資源収集が主流になったこの現代。
現代では高校生からダンジョンへの入場が許されていた。
そんな高校生でモブの一人、秋谷 周はクラスメイトかつシーフ職であった事から探索者ランク、Aランクの凄腕探索者、クラスカースト上位の三人に目
を付けられ、ダンジョンへと連れてこられたが、高難易度のダンジョンでは対して役に立たず、罠解除中に後ろから蹴られ、罠に突っ込んでしまう。
しかしその罠はモンスターハウス!もう駄目、死ぬしかない。そう思いきや、なんと罠で魔物が一網打尽!?
大量の経験値が秋谷 周に入り、その生活は一変してしまう!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-17 07:00:00
41415文字
会話率:34%
「つまりですね! 意識高い系の話し方をしている限り、なんでも思い通りにできるってことですよ!!」
意識高い系IT企業に勤めるサラリーマン、秋谷啓之は、帰宅中不慮の事故で命を落とす。
目が覚めると、そこは謎の空間で、隣には転生の女神を名
乗る少女が立っていた。
曰く、ここで肉体を再生され、転移のような形で異世界に飛ばされるのだと。
興味を持った啓之は、会話の中でうっかり意識高い系語録をこぼしてしまう。すると、女神の少女は好奇心全開で詰め寄ってきて、知らない言葉だから学習させてほしい、そのお礼として加護の力も与える、という。
意味を掴みかね、困惑する啓之に対し、女神は言った――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-15 18:00:00
25625文字
会話率:36%
秋谷鹿子には、楢すすむというとんでもない浮気性の彼氏がいる。いつも女を侍らせながら、それでも鹿子の料理がないと生きていけないと言い放つ男だ。付き合い方に悶々とする鹿子だが、ある日夜を進む霧の恐竜を目撃してから、全く違うすすむの姿を見せつけら
れる。『記憶』に支えられ『記憶』に侵蝕される世界を救うことはできるのか。この作品は「アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/197047694/747039239)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-30 07:00:00
35860文字
会話率:38%
お貧乏な村、パルドの村で育った親も知らない男の子、クレイスは村の学校に通いながら日々楽しい生活をしていた。剣の修行をしていた彼は友、マティスと一緒に生活している中、突如魔物の動きが世界全体で活発化してしまう。そして凶暴になった魔物たちが人類
を襲い始めてしまう。ただただ殺される人を見ているクレイスはじっとはしていられず、彼は剣を握る。そして、彼の中に流れる血がかつての騎士の剣をよみがえらせる。受け継がれた血を持つ彼が繰り広げる壮大な冒険が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-07 16:41:49
8878文字
会話率:42%
大学生時代の父は2030年の世界に来てしまった。
俺は2000年の世界に行ってしまった。
俺たち二人は元の時代に戻れるのか?
最終更新:2018-04-12 00:00:00
5609文字
会話率:12%
少年、秋谷秀也はとある人物にこう告げれられる......
「貴方には世界を救う勇者の素質があります。」
この物語は、一人の平凡な高校生が紡ぐ、冒険譚(笑)である。ww
最終更新:2017-08-31 13:11:14
2033文字
会話率:41%
とある高校に入学した主人公(秋谷 修)普通に楽しく高校生活を送ろうと期待に胸を膨らませていたが同じクラスのいかにも不良の(岡山 仁)席は後ろで危機を感じていたがふとしたきっかけで仲良くなり普通に普通じゃない高校生活を送る
最終更新:2017-07-05 00:09:16
966文字
会話率:82%
他人評価は『万能』、自己評価は『器用貧乏』。
そんな主人公――秋谷隼人が、父親の再婚相手との初顔合わせという大切なイベントを目前に、何者かに背後から刺され死んでしまう。
だが、彼の運命がそこで途絶えることはなかった。
記憶に人格、そ
して身体能力までを引き継ぎ“コーウェン・ディスタート”として生まれ変わった隼人は、魔法の存在を知り、魔法を行使し、やがて魔法についての自らの考察を展開する。
過去の天才魔導師、王国に蔓延る闇、どこまでも付きまとう謎の数々が収束を見せた時、彼は自らを転生させた死神の正体を知ることとなり――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-10 17:00:00
359322文字
会話率:29%
全世界崩壊大戦。
後にそう呼ばれるようになったその大戦は、地球に甚大な傷跡を残し、多くの命を奪い、大量の絶望を世にばらまいた。
それではいけないと考えた世界各国の首脳たちは、一年に一度全世界で大会を開き、優勝者を出した国が一年間全ての国
の頂点になるということで終止符を打った。 その大会で問われるのは戦技。
各国では優れた選手を育てることに金を費やすようになり、それによって存在の意味を失った軍は徐々に衰退していった。
日本もそれは例外ではなく、日本は各地方一つずつに戦技学校を作り優秀な人材を育てることに全てを費やすことにした。
戦技学校には空手科・弓道科・射撃科など色々な学科が存在する。
だが関東にある戦技学校。日本で一番優秀とされるその学校には日本だけでなく世界にすら存在しない一つの学科が存在した。
──お菓子科
戦闘を連想させないその学科は、秋谷廉を筆頭とした6人の生徒しかいなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-11 20:12:57
4295文字
会話率:48%