埋もれた傑作2!
F8とB2、二つの太陽を巡る海人草座δ星第五惑星リレイヤーの空は色気狂いだったが、これはリレイヤーの鉱物性植物・ポリマーローズが吐き出す空中浮遊性蛍光色素微生物(FLB)がその空に浮遊しているためだった。FLBは二つの
太陽の紫外線を吸収・再放射することにより、炭素型生物へのダメージを和らげかつ生物に必要な光エネルギーを供給するという役割も担っていた。語り手のベビーフェイスの離婚した妻フローラがある目的を持ってリレイヤーを再訪した直後、殺人犯として警察に逮捕されてしまう。その無実を証明するには、被害者が最後に見た空の色と彼女の主張する空の色が違うことを明確にしなければならなかった。リレイヤー固有の生物種・猫蜜柑がその鍵を握っていたが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 10:00:38
32702文字
会話率:62%
ブルノワ王国は絶大なSランク魔力を有する王族が代々支配していたが、二代続けてAランクしか生まれず、血統の危機が内政に影を落としていた。
王族に次ぐ地位にあるマーロー・シュタイン侯爵は、娘のマルグリットが魔力を持たない平民と結婚したことで、王
家との姻戚関係を結ぶことに失敗したが、孫娘のピスチェを使って権力を我が物にしようと企んでいた。
平民として幸せに暮らしていたピスチェは、両親の借金返済のため、祖父が出した交換条件をのみ王立魔術学園に入学することに。
ピスチェにあっという間に手玉に取られるうぶな第二王子のエイデン。
結婚相手に相応しい魔力の持ち主を探している第一王子のティモシー。
ピスチェは彼らと関わっていくうちに生まれ持った強大な力に目覚めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 15:15:56
60161文字
会話率:45%
自分が長年過ごした三浦半島での色々な出来事を綴った短編集です。
最終更新:2021-03-16 11:02:04
29407文字
会話率:3%
主人公の緑谷宗司は、暴走するトラックから娘を庇い、意識を失う。
夢とも現ともつかぬ光景の中、出会ったのは女神を名乗る少女。
彼女の話によると、緑谷はあの後トラックにはねられ救急搬送されるも、今にも命を落とす一歩手前の状態らしい。
しかし、
「妻とまだ幼い娘を残して死ぬわけにはいかない」と、緑谷は女神に生き返りを懇願する。
緑谷の必死の願いに女神の心は揺れ動くも、タダで生き返らせると女神の沽券に関わる。
そこで女神は「これから案内する異世界で、自分が提示する条件を達成したら、元の世界に生き返らせる」ことを約束した。
女神が提示した条件とは、「その異世界で最弱とされるモンスター『プル』(つまるところスライム)を使って、最高のモンスターテイマーを決める闘技大会『テイマーロード』の王座を勝ち取ること」。
この条件を飲んだ緑谷は、死にかけの肉体の代わりとして16歳ごろの少年時代の肉体を与えられ、『ミド』という名前と共に、テイマーが大流行する異世界『テミリオン』に降り立った。
剣と魔法とモンスターのファンタジー世界を下敷きに、機械文明も発達した『テミリオン』。
そこで最弱のモンスターと共に、テイマーの頂点を目指す物語。
その道行く先には、一体何が待ち構えているのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-29 21:20:49
6330文字
会話率:29%