2070年。人々は死後、自身の記憶をデジタル霊廟に保存できる時代となっていた。
終末期医療施設で、父は娘の美影に告げる。
「私の記憶を、消してほしい」
デジタル霊廟の開発者でありながら禅寺の住職である蒼幽。
彼女もまた、大切な人
の記憶を消去した過去を持っていた。
記憶は残すべきなのか、消すべきなのか。
テクノロジーは人の死をも超越できるのか。
そして、本当の「別れ」とは何なのか。
静かに、しかし確かな足取りで、美影は答えを探してゆく—。
これは、記憶と存在の本質を問う、魂の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 12:00:00
15617文字
会話率:48%
鎌倉に住む大学生莉子(りこ)、山梨県富士河口湖町に住む大学生蒼(あおい)、米国オハイオ州に住む大学生レイモンド、ニューヨークに住むヨガインストラクターのアシスタントのアイーシャの五人には、共通点がある。彼らは米国で生まれ、十五年前の記憶を
失っていた。
蒼と莉子、蒼とレイモンドは河口湖で、莉子とアイーシャは鎌倉で出会い、奇妙な体験をする。蒼は「ユーリイ」という名を思い出し、アイーシャは「ヌアナ」という名を憶えていた。莉子とアイーシャは、禅寺での坐禅中に「ユーリイ!」と誰かが叫ぶのを聞く。莉子から連絡を貰った蒼は、レイモンドと共に鎌倉に向かい、四人は一堂に会する。
ユーリイは、大学で働きながら、ヌアナの介護をし、暮らしていた。ヌアナは彼の亡き母の友人で、唯一の庇護者だった。彼女には、人の話を聞くことで、人を癒す不思議な能力があり、それを仕事とした。ヌアナは、アオ、レイ、リコ、アイナという四人の子どもを、アパートに連れて来た。皆、何らかの虐待を受け、命の危険性があったためだった。ユーリイは四人の兄貴分として彼らの面倒を見た。
ヌアナの力が周囲に認められると、それを利用し、搾取する人物〈スネイク〉が現れた。〈スネイク〉から理不尽な恨みを買ったヌアナは、五人の子ども達を殺すと脅される。それを救ってくれたのが、初めての客だった弁護士のマイクだった。彼は、ヌアナに、四人の子どもを手放し、ユーリイと二人で街から逃げるよう説得する。ヌアナは、四人の未来のために、彼らのつらい幼少期とこれまでの記憶を消す決意をする。
それから十五年後、鎌倉に集まった四人は、これまでの奇妙な体験に何者かの意志を感じ取り、皆で瞑想を試みる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 18:16:05
163956文字
会話率:38%
娘も中学生になり、多恵さんは花画家の友人と奥日光へ旅立つ。何時もの幽霊軍団も勿論ついてくる。1日目、中禅寺湖の南側を歩く。一人離れてスケッチしていると、迷子になって亡くなった男の子の霊に会う。幽霊軍団にその遺体を親元に返す手はずを頼むことに
する。2日目は小田代ヶ原と戦場ヶ原を歩く。戦場ヶ原で今度は酷い苛めにあって心中した二人の女子中学生にぶつかる。色々話すうち、一人は絵が大好きでもう一人はピアニストになりたいことが判明。そこで幽霊になってもその腕を磨く事が出来、その世界で発表することができると教える。友人は多恵さんに秘密があると疑うが、正直に話しても、彼女は信じようとはしないのだが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 12:50:47
46281文字
会話率:58%
漫才の台本書いてみました。
最終更新:2022-04-05 10:37:15
1819文字
会話率:0%
主人公本郷流雲(ほんごうはるも)が、自然と如何に生きるか。その術を探し求め放浪する半生の旅行記。
幼少の頃、いじめや偏見に傷付き東京を離れる。流雲は祖父が住職を務める伊勢原大山の禅寺雲龍院で暮らし、大山本郷村で自然と触れる生き方に目覚め
る。流雲の自然との不思議な体験は、大山で触れたカンナビの声……。
こうして流雲は、社会の中に自然と共に生きる術を探す旅を始める。自然と触れる中、様々な自然パワーに魅せられ、精神を病み挫折しアメリカに放浪の旅に出る。
1980年代のアメリカに暮らし自然の驚異と不思議を体験しながら放浪する中で、カメラに目覚め自然と生きる術を見つけ、自然景観写真家として自然と共に暮らす日常を綴る。
人らしく自然と共存し生きるのに必要とされる想像力、創造力、共感力を研ぎ澄ます力と自然との感度を高める術を模索する流雲。果たして自然と共感する暮らしが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 16:56:58
170413文字
会話率:19%
日本の暑い夏。
田舎道を、バスの乗り継ぎに失敗して、延々と歩く羽目になった。
熱中症になりそうだ。
せめて一旦、どこかで涼みたい。
田畑の中に、手入れされていそうな、禅寺を見つけた。
少しだけでも、涼ませて貰えないだろうか?
最終更新:2021-08-01 07:27:33
1746文字
会話率:16%
目覚めると記憶がなかった。森に囲まれたささやかな家で、私の恋人を自称する呪憑きは言う。
「僕のこと、嫌いにならないで」
前半はファンタジーロマンス、後半はサイコスリラーです。
!ヤンデレ推進委員会0531参加作品
最終更新:2021-05-31 07:00:00
18307文字
会話率:24%
気が付いたら奴隷になっていたけれど、優しい美青年に買われたので人生イージーモードだと思っている成人女性が主人公です。
奴隷なら自分から逃げていかないし優しくしてくれると思っている執着気質ご主人様と暮らす話。
(以前に短編として投稿したも
ののリメイク兼連載版です。短編の方は公開制限済)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 19:10:06
22494文字
会話率:24%
平行日本、あるいは和風国家。不思議要素あり。
忌み嫌われどこにも味方のいない義弟と、助けてあげたい姉の話。
最終更新:2020-09-24 23:17:28
10992文字
会話率:31%
目覚めたのは甲斐国の東光寺という禅寺だった。囲碁の小学生棋士とフランスからの旅人が、自身の思考を武器として戦国の世を孤独に戦っていく。政治的ゲーム、血縁と地縁、銃と碁。様々な出来事を通して歴史の流れに深く飛び込んでいく2人が、自らの目的を成
し遂げていくまでを描く一代記。戦国時代をテーマにしたユルーい架空戦記モノです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-21 00:01:34
84506文字
会話率:31%
8歳の少年、時乃 亮は今から小学校の理科の授業の一貫で森へ昆虫採集をしに行った際、迷子になってしまう。帰り道が分からなくなってしまい大泣きしそうになった時、ノアと名乗る人物が現れる。
ノアは自分がこの森の精霊、守り神だと自称し、亮を助けた。
それに感銘を受けた亮は、今後会えるよう約束した。
それから8年後、精霊ノアとの関係は良好。然し新型肺炎により2人は暫く会えなかったことで、ノアは自分の家に泊まることを提案した。
亮はその夜、夢を見る。楽しく遊んだ後、ノアが殺される夢を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-01 18:36:06
11952文字
会話率:45%
私の妹、王禅寺花恋はありとあらゆるものに愛される美少女だ。
両親に愛され、男に愛され、なんと鬼にも愛され、花嫁になってしまった。
鬼は人間を支配する生き物で、その花嫁に選ばれることは名誉なことと言われている。
だからわがまま放題で、私を召使
いのように扱い、虐げてもしょうがない……なんて言うわけがない。
──いつか絶対に殺してやるからな。
これは、鬼と花嫁とキレそうな私の話。
虐げられるヒロインとざまあの話が書きたくて書きました。
※アルファポリスでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-05 16:07:10
39047文字
会話率:50%
高見沢春子三十九歳。会社員として働きながら、俳壇でも活躍中だ。二足の草鞋を履きこなし、傍目には何不足なく見える彼女にも悩みがある。 同世代の俳人は次々と結社の主宰となり、弟子の指導で俳句に恩返ししているが、マイペースで忍耐力のない春子は、
俳句を作ることは好きでも、結社で弟子を教えるなどということには全く興味を持てない。そういう自分はエゴイスティックなのかと後ろめたさを感じていた。 そんな折、カルチャーセンターから俳句教室講師の依頼があった。カルチャーで教えるだけならば結社を運営するより遙かに気楽だ。新しい才能を育てられるかも知れないと即座に引き受けたが、やる気のない生徒達にキレた春子は、生徒の句の記された清記用紙を破り捨ててしまった。教室は崩壊し、春子はクビになったが、春子の厳しい指導に惚れ込んだ五人の生徒に頼まれて個人的に教えることになった 当初、才能なく春子をうんざりさせた五人だったが、禅寺での花見吟行句会で心の悲しみを詠んだ秀句が見られるようになり、変貌していく。春子も、五人がつらさや切なさを乗り越えて生きるための杖として俳句にすがり純粋な気持で向かい合っていることを知り、辛抱強く教えようと決心した。
一方、春子は見合いに失敗し、会社の仕事にも生きがいを感じられなかった。四十歳を前に、芭蕉の「つひに無能無芸にして只此一筋に繋る」のように俳句に賭けるしかないと、思いを強めるのだった。
やがて五人の勧めで春子は「デネブ」という結社を立ち上げ、主宰となった。弟子も増え順調に発展していく「デネブ」だったが、最も熱心に結社を勧め、身を粉にして働いていた木村編集長が失踪し、「デネブ」を退会してしまう。
時ほぼ同じく、春子の未発表大作『桜八景』がAMIという若い美女によって勝手に『夜桜お七』と改題され、有力総合誌『俳句群像』新人賞を射止めた。春子は『俳句群像』の永山編集長に盗作だと抗議したが、AMIを広告塔としたい編集長に、未発表の『桜八景』をどうしてAMIが盗作できるのかと反論され、証拠のないことを理由に相手にされない。
だが、春子には思い当たるふしがあった。編集長を説得し、桜の名所の霊園でAMIと一対一で会うことになった。満開の桜に牡丹雪が降り、やがては月が昇るのでは、と思われる三月の夜。が、待ち合わせ場所に現われたのはAMIではなく思いがけない人物だった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 00:00:00
19114文字
会話率:31%
高見沢春子三十九歳。会社員として働きながら、俳壇でも活躍中だ。二足の草鞋を履きこなし、傍目には何不足なく見える彼女にも悩みがある。同世代の俳人は次々と結社の主宰となり、弟子の指導で俳句に恩返ししているが、マイペースで忍耐力のない春子は、俳
句を作ることは好きでも、結社で弟子を教えるなどということには全く興味を持てない。そういう自分はエゴイスティックなのかと後ろめたさを感じていた。そんな折、カルチャーセンターから俳句教室講師の依頼があった。カルチャーで教えるだけならば結社を運営するより遙かに気楽だ。新しい才能を育てられるかも知れないと即座に引き受けたが、やる気のない生徒達にキレた春子は、生徒の句の記された清記用紙を破り捨ててしまった。教室は崩壊し、春子はクビになったが、春子の厳しい指導に惚れ込んだ五人の生徒に頼まれて個人的に教えることになった。
当初、才能なく春子をうんざりさせた五人だったが、禅寺での花見吟行句会で心の悲しみを詠んだ秀句が見られるようになり、変貌していく。春子も、五人がつらさや切なさを乗り越えて生きるための杖として俳句にすがり純粋な気持で向かい合っていることを知り、辛抱強く教えようと決心した。
一方、春子は見合いに失敗し、会社の仕事にも生きがいを感じられなかった。四十歳を前に、芭蕉の「つひに無能無芸にして只此一筋に繋る」のように俳句に賭けるしかないと、思いを強めるのだった。
やがて五人の勧めで春子は「デネブ」という結社を立ち上げ、主宰となった。弟子も増え順調に発展していく「デネブ」だったが、最も熱心に結社を勧め、身を粉にして働いていた木村編集長が失踪し、「デネブ」を退会してしまう。
時ほぼ同じく春子の未発表大作『桜八景』がAMIという若い美女によって勝手に『夜桜お七』と改題され、有力総合誌『俳句群像』新人賞を射止めた。春子は『俳句群像』の永山編集長に盗作だと抗議したが、AMIを広告塔としたい編集長に、未発表の『桜八景』をどうしてAMIが盗作できるのかと反論され、証拠のないことを理由に相手にされない。
だが、春子には思い当たるふしがあった。編集長を説得し、桜の名所の霊園でAMIと一対一で会うことになった。満開の桜に牡丹雪が降り、やがては月が昇るのでは、と思われる三月の夜。が、待ち合わせ場所に現われたのはAMIではなく思いがけない人物だった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 00:00:00
44526文字
会話率:37%
高見沢春子三十九歳。会社員として働きながら、俳壇でも活躍中だ。二足の草鞋を履きこなし、傍目には何不足なく見える彼女にも悩みがある。同世代の俳人は次々と結社の主宰となり、弟子の指導で俳句に恩返ししているが、マイペースで忍耐力のない春子は、俳
句を作ることは好きでも、結社で弟子を教えるなどということには全く興味を持てない。そういう自分はエゴイスティックなのかと後ろめたさを感じていた。そんな折、カルチャーセンターから俳句教室講師の依頼があった。カルチャーで教えるだけならば結社を運営するより遙かに気楽だ。新しい才能を育てられるかも知れないと即座に引き受けたが、やる気のない生徒達にキレた春子は、生徒の句の記された清記用紙を破り捨ててしまった。教室は崩壊し、春子はクビになったが、春子の厳しい指導に惚れ込んだ五人の生徒に頼まれて個人的に教えることになった。
当初、才能なく春子をうんざりさせた五人だったが、禅寺での花見吟行句会で心の悲しみを詠んだ秀句が見られるようになり、変貌していく。春子も、五人がつらさや切なさを乗り越えて生きるための杖として俳句にすがり純粋な気持で向かい合っていることを知り、辛抱強く教えようと決心した。
一方、春子は見合いに失敗し、会社の仕事にも生きがいを感じられなかった。四十歳を前に、芭蕉の「つひに無能無芸にして只此一筋に繋る」のように俳句に賭けるしかないと、思いを強めるのだった。
やがて五人の勧めで春子は「デネブ」という結社を立ち上げ、主宰となった。弟子も増え順調に発展していく「デネブ」だったが、最も熱心に結社を勧め、身を粉にして働いていた木村編集長が失踪し、「デネブ」を退会してしまう。
時ほぼ同じく、春子の未発表大作『桜八景』がAMIという若い美女によって勝手に『夜桜お七』と改題され、有力総合誌『俳句群像』新人賞を射止めた。春子は『俳句群像』の永山編集長に盗作だと抗議したが、AMIを広告塔としたい編集長に、未発表の『桜八景』をどうしてAMIが盗作できるのかと反論され、証拠のないことを理由に相手にされない。
だが、春子には思い当たるふしがあった。編集長を説得し、桜の名所の霊園でAMIと一対一で会うことになった。満開の桜に牡丹雪が降り、やがては月が昇るのでは、と思われる三月の夜。が、待ち合わせ場所に現われたのはAMIではなく思いがけない人物だった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 00:00:00
43400文字
会話率:31%
突如、新宿区歌舞伎町に現れた無法者"園田獄矢"。ヤクザがバックにつくキャバクラを荒らし、食い止めるヤクザを返り討ちにし続けた。歌舞伎町の裏社会を仕切る天帝こと"十禅寺龍平"は優遇する事で園田の暴行を止
めようとしたが失敗する。十禅寺は警視庁にいる友人に依頼して、青森県の山奥にて、封印に成功したのだった。
数日後、ある男が封印を解いて園田を救い出した。驚く事に、男は小学五年生の少年"御倉星"だった!
歌舞伎町制圧を目指す園田一行の長い旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-15 12:02:50
56894文字
会話率:66%
幸田露伴の未完の連作長編小説「風流(ふうりゅう)微塵蔵(みじんぞう)」のうち、「きくの濱松」の現代語勝手訳。
「さゝ舟」→「うすらひ」→「つゆくさ」→「蹄鐡」→「荷葉盃」からの続き。
実際には題名に<6>の表記は無いが、話が次々と連続して
行くので、つながりが分かるように便宜的に付け足した。
今回の主人公は、金仙禅寺の栽松が懇意にしている筆屋の正太郎。
独身の正太郎は、知り合いの婆から縁談を勧められる。
女房を持つのがいいのか、持たない方が気楽なのか、色々悩んだ挙げ句、女房を持つに至るのだが、実はその女房となる女には色んないきさつがあった。
正太郎とその女房、それに関わる色々な人物がこの物語を彩る。
まず最初に、「さゝ舟」の九、十で語られていた『玉之助』が栽松に引き取られて『玉山』となり、金仙禅寺で我が儘し放題をする場面から始まる。
※ この「きくの濱松」は全51回の長丁場ではありますが、お付き合いいただければうれしいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-25 08:28:13
88641文字
会話率:10%
仙台市の定禅寺通りの欅並木も葉が茂り始めた5月の深夜。愛犬シーズーのシーと近所のセブンイレブンまで買い物に行くと、ある美しい少女と出会いました。しかし少女はどことなくさみしげでだったのです…
最終更新:2018-05-27 13:08:38
2414文字
会話率:0%
ブチ切れると、何をしでかすかわからない、そんな自分を変えたい、そう思ったKは、ある禅寺の体験ツアーに参加した。そこは、外見は確かに立派なところであったが、住職がかなりの曲者で、はたしてここで大丈夫なのかと不安を抱く。しかし、真剣に体験をとり
くむ中で、Kは、自分自身、心の安静を得て、悟りを開眼したかに思った。そんな中、事件は突然起こった。流血しながら、住職に襲いかかるK、住職に喝をいれられ、Kははっとした。元の木阿弥だ・・・こんなことではダメだ、Kは心を入れ換え最後まで体験ツアーをやるきる。日常に戻ったKは、新聞であの禅寺が炎上したことをしる。Kは、信長が焼き討ちにあったあの本能寺をとおく思い描いていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-17 14:49:47
4496文字
会話率:23%
十代に書いたもの。たぶん、はじめて書いた小説です。
セカイ系。
短編ですが。
シリーズ物にしてもいいかな。
最終更新:2017-09-12 13:48:30
4793文字
会話率:40%
中学三年生の僕、佐藤玲は、地元で開催されたボクシングインターハイの会場で、一人の天才ボクサー、佐藤拳聖さんに魅了されました。
“シュガー”拳聖さんは、大切なインターハイの優勝メダルを僕にくれました。
運動経験とかは全然ないけど、拳聖さんみた
いなボクサーになりたい、なんて無謀な考えを持っちゃって、拳聖さんの高校、定禅寺西高校に入学しました。
けど……ボクシング部は廃部同然、ようやく再会できた拳聖さんも、ボクシングをやめちゃってた……。
何のために入学したんだろ……僕は目標をなくして、抜け殻みたいになってしまいました。
そしたら――
“安心したまえ少年、我輩たちがついている!”
“あなたの最も大切にしているそのメダルを賭けるのであれば、あなたに‘試練の天使’を遣わしましょう”
やたらハイテンションな“ボクシングの幽霊”LさんとJさんが僕の夢の中に現れて、天子のもたらした試練を乗り越えることができれば、僕の願いをかなえることができるって言いました。
僕の願い……ボクシング部を復活させたい、拳聖さんにボクシングを再開して欲しい、そして……拳聖さんのようなスウィートなボクサーになりたい!
気がつけばそれは夢でした。
けどやたらリアルな夢でした。
僕の周りに何が起こるかもしれない、いや、まさかね――
「――なんてことないんだからぁっ!」
「――そこどいてええええええええ!」
空から降りてきた“試練の天使”、彼女が身に纏うのは――
――純白の下着でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-30 07:30:42
169415文字
会話率:48%
小児がんに侵され余命いくばくもない少年・優太が自宅の庭で死にかけていた子猫を助ける。
ゴロと名付けられた子猫は毎日餌を貰いに来るようになり、優太はそれが生きがいで子猫との絆が深まっていく。
子猫は成長し、やがて妊娠し出産するが、子猫の存在は
まったく分からず死んでしまったかと懸念する。
実際、野良猫は産まれても大人になるのは数少なく、天敵に殺される事が多いからだ。
しかし優太はゴロが子猫を連れて会いに来てくれる事を信じてやまない。
いっぽう優太の症状は進みベッドに寝たきり状態になる。
ゴロが出産して一月ぐらい経った頃、ゴロが子猫を連れて優太の元にやってくる。
やせ細った腕で子猫を抱き上げる優太ではあったが、その夜、優太の命は失われてしまう。
優太の両親は息子の納骨も済み、挨拶に伺った菩提寺で住職から思いがけない事を聞いて、その事実に驚愕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-17 16:34:04
4951文字
会話率:27%
戦争反対をしたため投獄されていた木村は、戦後の横浜で便利屋をしていた。友人となった飛田から仕事を持ちかけられ、火葬場からの骨泥棒に荷担する。アメリカ軍に見つからず、骨を盗まなくてはならず…。
※史実に基づいた、フィクションです。(完結済)
最終更新:2016-08-15 08:00:00
2691文字
会話率:44%
うららかな春の日、禅寺の庭での小景。
最終更新:2016-02-28 04:00:00
200文字
会話率:0%