──遠く、焼けた大地の果て。
険しい岩山と乾いた砂地に囲まれて、その国は在った。
異形の者と人間とが共に暮らす国、『涙の国』。
涙の国には、地上で最も獰猛であり──、
数多の武勲をあげた牛頭の男が君主として君臨していた。
彼の率いる
軍隊は凄まじく強靭で勇ましい狂戦士ばかりである。
そのあまりの強さに、周辺の国はかの国を『化け物の国』と呼び、
魔物が住まう魔境として忌み嫌い、恐れていた──。
そんなとある国を、遠い海の果てにある島国から、一人の娘が訪ねてくる。
彼女は、島国の神、アマテルの使いだった。
旅路への助けとして多くのものを授かり、それを用いて海を渡ってきた彼女は、
『海の向こう側にある神さま』への親書を預かっていた──。
***
これは、在り得ざる『いつか』の物語。
まだ善も悪もなく、そこに『悪魔』というものはなく。
人も、そうではないものも、共に暮らしていた頃のこと。
──その誰も彼もが『神さま』だった時代のお話。
人外×少女の、王道ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 16:09:21
32699文字
会話率:32%
外は暗い空に覆われている。
今日は入学式らしい。
最終更新:2024-04-08 13:23:00
1629文字
会話率:23%
突然現れたその人は。
―無謀な夢を。
最終更新:2023-08-25 18:16:13
1903文字
会話率:22%
忌み嫌われた少女が。
砂地で少年に出会った。
最終更新:2022-06-29 17:11:57
3312文字
会話率:42%
広い意味での「宇宙観測」です。星の観測、雲の観測、季節ごとの変化とか。恋人のからだを観測すれば、ふとしたときに気持ちも読み取れる。不思議なことだけど、気持ちがあるからこそ形づくられているんじゃないかな。
最終更新:2023-07-23 15:48:37
421文字
会話率:0%
かつては水の惑星と呼ばれ、緑豊かであった星。
現在ではオゾン層が破壊され、滅んだ先史文明を支えていた緑に代わって、地表を荒涼とした砂地が浸食していた。
この荒廃した世界を生きる、二つの種族がいる。片方は旧鼠、もう片方は旧鼠の天敵で大蛇と
呼ばれており、両種族は滅びゆく星の運命に抗い、長い時を生き延びていた。
そんな中、旧鼠ユスチィスとヒトの少女の出会いがきっかけで、時代は新たな転換期を迎えようとしていた。
※本作は蒼海本棚、カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 00:31:34
37397文字
会話率:27%
ある休日の朝早く、なんの取り柄もないフリーターの斎木真(さいきまこと)は異世界へと召喚された。
身につけているのはパジャマ代わりのTシャツと短パン、手にしているのはスマートフォンのみ、ボサボサ頭の自分を取り囲んでいるのは物々しいローブに身を
包んだ魔法使いたち。
魔法使いと共にいたフレドリクなる人物が言うには、この世界イーウィーヤには危機が迫っており、その危機に対抗できる人物を世界に招くべく、異世界人召喚の儀式を行っていたのだという。
しかし秀でた能力も無く、有用なスキルも持たない真は早々に見限られ、一緒に召喚された優秀な人物とは別に、世界のどこに繋がるかも分からないワープホールに放り込まれてしまう。
ワープホールの繋がる先はどことも知れぬ洞窟の中だった。洞窟の中に住む魔物から逃げ惑いつつ、真は洞窟の壁に空いた穴に逃げ込む。
その穴の天井に刻まれた不思議な凸凹模様に真がスマートフォンのカメラを向けると、その模様が二次元コードとして認識された!?
スマートフォンの画面には「魔法を取得しました」の文字が表示され、画面をタップしたらいくらでもその魔法が出てくる。
感動している真の元に、洞窟の調査に来ていたガリ王国の冒険者パーティー「砂地の輝石(ビジューサブレ)」がやってくる。洞窟に隠された古代魔法を探しに来たという彼らが求めていたものこそ、真が先ほどスマートフォンで読み取った二次元コードだった。
この世界の古代魔法はマトリックス二次元コードの形式で記録されており、真の持つスマートフォンはそれを解析し、記録していつでも使うことが出来る機能があるとのこと。
「砂地の輝石」に連れられて洞窟を出た真は、ガリ王国魔法研究所所属の冒険者である彼らと共に行動し、世界に隠された古代魔法を巡り、記録する旅に出ることになる。
世界の危機を救う魔法を見つけるため、何の意味も見いだせなかった自分の人生に意味を見つけるため。
真は電池残量が無限になったスマートフォンを片手に、世界へと旅立つのだった。
※カクヨム様、ノベルピア様でも並行して公開しています。
https://novelpia.jp/novel/2884折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 13:00:00
105374文字
会話率:46%
神様わたしの星作り chapter One の続きの物語。
ここは私が見守る砂地の星。ゾンビさんたちが暮らす小さな楽園です。
穏やかな暮らしは平和だけど少しつまらない。それに私が作ろうとしたのって、ゾンビの惑星でしたっけ?
では、神様
らしく滅ぼそうではありませんか!
その決断は実行されるわけですが。予期せぬ自体もおこりまして……。
さくっと読める文字量です。ぜひお目を通しください。
(((chapter Three の予定もございます
(((小説家になろう、アルファポリスに投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 17:00:00
10958文字
会話率:4%
黒実 音子の作る皮肉と風刺を書いたラテン詩です。
ラテンバンド「墓の魚」で歌っています。
(バンドの公式サイトでも掲載しています)
キーワード:
最終更新:2022-11-27 14:04:27
540文字
会話率:8%
空から降り注ぐ光が
散らされ、揺らめき
不規則な模様を砂地に描く
キラキラと煌めく様は
まるで夢の中のようで
最終更新:2022-08-23 11:59:01
349文字
会話率:0%
"生きたい"と家から逃げ出した少年は、無知、経験不足、見通しの甘さで見事に砂地の熱帯の半ばで力尽きた。偶然依頼を受けてやってきた旅人兼ハンターの女性に「少年、生きてるかい?」と問いかけられたところから始まる。助けられた行
き倒れの少年と、その旅路の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-02 20:00:00
19690文字
会話率:39%
夏の終わりの夕方の公園で、男の子たちにまじって遊ぶ一人の女の子。砂地に描かれたSの字の中でグループは二手に分かれて宝を奪い合う。それぞれの軍のリーダーのカズマとハルヒコは策略をめぐらし、両軍はケンケンでぶつかり合った。やがて五時の鐘が鳴ると
、みんな散り散りに家路につく。一人の女の子と男の子を残してー。
*この作品は「カクヨム」ほか投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-09 02:27:05
3459文字
会話率:57%
むかしむかし。とある渓谷の村近くには、周囲を切り立った崖に囲まれる砂地が存在したという。
そこは生きている者が、無断で立ち入ってはいけない場所。人はおろか、そこに入ろうとする獣。上を通ろうとする鳥さえも、容赦なく葬られた。
立ち入ることの
できる数少ない機会。それは砂地に住まう神へ捧げるという「死に贄」の儀式のみ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-29 22:48:38
3729文字
会話率:8%
荒廃する砂地...かつては恵みの大地だったはずの広大な砂地に今、一人の男が足を踏み入れる!その男の名はいずれ強豪クランゆずソフトの実権を握る眉目秀麗、頭脳明晰な男、マチコである!これは、、、一人の青年が 世界を我が物とする物語ッ!
最終更新:2019-03-28 02:00:00
233文字
会話率:0%
黒の女王の圧政により、魔族達は苦しめられていた。
奴隷のような商品としての扱いから、更にその立場を下げられる。
だがしかし、一人の若い魔族の青年が魔王を自称して立ち上がる。彼はその風体、容姿から白の魔王と呼ばれることに。
だが、そんな彼の抵
抗も今や風前の灯火。
人間、そして更に進化した“真(まこと)なる人間”、通称真人間により追い詰められていた。
そんな中、南の砂漠を歩く男の姿が。その男は、灼熱の砂地を何故か素足。ポンチョに見えるくらい小さなフード付きのローブ。更に下半身にはブーメランパンツ一枚であった。
注)主人公だけ、世界観と美意識が違っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-14 15:17:59
28457文字
会話率:24%
三題噺[砂地][減らない][夜汽車]
不安に心を奪われた人の話
最終更新:2018-05-17 21:27:34
1127文字
会話率:0%
星の砂地区にある、13番目の門。そこに有名なガーディアンが居た。彼は老いているが、とても親切者だった。
最終更新:2017-12-12 05:08:20
1665文字
会話率:52%
ある時の砂漠でのお話。
キーワード:
最終更新:2014-08-05 11:37:16
1490文字
会話率:23%
とあるVRMMOのとある戦闘シーン
最終更新:2011-05-10 00:20:51
10842文字
会話率:17%
世界の国々つまり、この世の事を万国と呼んでいる世界。万国では地域どうしの戦争や地域内の内乱など戦火が絶えず混沌としていた。
砂漠が地域の大半を占める砂地域で、この地域の財政を切り盛りする楊天山(ヤン=テンシャン)という文官の若者が砂地域の
首領・砂の皇子になるために、ある命令を言い渡される。
それは、砂地域と万国の和平同盟の締結。
不思議な力を持つ、身元不明の少女・ほたるをお供に万国を股にかけた冒険活劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-19 02:11:12
986文字
会話率:13%
少年が砂地で砂山を作っていると、次々に人が集まっていきます。
なんだか楽しそう。しかし、次第に様子が変わってきます。
少年はどうあるのでしょうか?大きな穴とは?
最終更新:2009-10-17 17:48:45
3015文字
会話率:23%