世の中には、対抗するものが必ずある。
光と闇、火と氷、天と地、善と悪、生と死etc……。
おそらくそれは、どこの世界にも存在する。
これは、そんな“どこか近い”、しかしながら“限りなく遠い世界”の物語。
ある、特別視された一族が
いた。
それを知る者と知らない者が、同じ大地の上で生きていた。
皆、家族を持ち、愛すべき者を持ち、友を持って。
築かれる物には長い年月が必要だ。
だが壊れるのは、瞬きするよりも刹那的で儚い――。
それが、自分の身の上に起こるなどと考える者は少ない。
目の前にした時、人は初めて気付かされるのだ。
恐ろしい事実を突きつけられて果たして、正常でいられる者はどれくらいいるだろうか。
その一族の末裔は、居場所を失い長い時間を旅して生きてきた。
過去の現実から、目を背けるが如く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 19:04:05
765657文字
会話率:46%
望月ミチルの家族は、事故に遭って死んだ。
悲しみにくれていたミチルに、どこからか現れた悪魔が甘い声で囁く。
『私なら、家族を蘇らせる』
ミチルは悪魔と契約し、家族を蘇らせた。
否、家族は蘇ったのではなく、動く屍であった。
悪魔
は言う。
『契約を維持しなければ、次は家族の魂を喰らう。維持するために、敵の魂をよこせ』
ミチルは自身の過ちから目を背けるために、家族を守るために、自分の心を守るために、契約の維持。
つまり、他の契約者と戦うことを決意する。
※本作品はX企画・書き出しコロシアムに提出した作品です。
※キリの良い4話まで書きます。反響があれば続きを書くかもしれませんが、某公募に応募するため書き直しを決定しています。その場合は新しく投稿させて頂きます。本作は、あくまでお試しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 00:18:37
19238文字
会話率:27%
聖 詩は某企業に勤務する30↑女。
高校生の時に初めて付き合った恋人に執着され、その彼氏と別れたあとも、どんなに自分を愛してくれる人と恋に落ちても【彼もあの人のようになってしまうのではないか】という不安が付きまとい、詩は[一人の人間と一途
に愛し合う]恋を諦めていた。
そんな詩が唯一、自分の【現状】を忘れ、心から楽しめること、
それは「ウタ」というペンネームで自身の考えた創作作品に登場するキャラクター……オリキャラの『夢魔くん』を創作交流サイトのブログでお披露目することだった。
そんな現状から目を背ける詩であったが……、
ある日、目を背けてきたことが自身の上に伸し掛かる。
(めんどくさい……、このままじゃダメなのは分かってる。こんなの誰も……私だって幸せになれない。……私だって誰かをちゃんとまた愛して幸せになりたい。幸せになりたいよっ!!)
「じゃ、ウタたん! ボクといっしょにシアワセになっちゃおっかー?」
まさかの「オリキャラ」が自分を心配してリアル世界にやってきた!?
作者がかつて別名義で「みてみん」のブログでお披露目した(偽)新連載、
「幸せになりたい30↑OLのところへオリキャラが突然やってきた?!~夢魔くんとウタたんの幸せ向上生活」が今、本当に幕開けする!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 23:38:16
4473文字
会話率:29%
帰りたくない場所から、呼ばれている。
目を背けるたびに、何かが遠ざかる。
閉ざされた夏の夜に現れた“事象”。
幼き日々を捧げ、絶望に身をゆだねた少年たちの指先に宿る“像”。
その宿命を背負い、事象の根絶のために、真実を求めて彷徨う少年たち
の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 22:15:59
127338文字
会話率:47%
八百屋に嫁いで二十年。
シャッター街となった商店街の八百屋に嫁いだ私は、死んだように毎日を過ごしていた。
傾く経営、日々活気のなくなる商店街、未来などない現状に目を背けるだけだった私は、ふとあることを思いつく。
最終更新:2024-06-17 18:02:16
11225文字
会話率:39%
都会は文字通り、ごみごみとしていた。
人、車。毎秒蠢く雑踏。歩けば落ちているゴミが足に当たり、鼻をひくつかせれば肛門を拭いたトイレットペーパーのような香りがした。
息苦しい……。そう感じた彼は立ち止まり、遠くを見つめる。尤も、伸ばした
視線はすぐに目の前のビルに衝突し、ギラッと跳ね返る太陽光に目を背ける。
せめてこの精神だけでも逃がしたい、と彼はそのまま目を閉じ、思い馳せる。連なる木々。流れる小川。風に揺られ……
「おい、おーい」
「あ、うん、なんだ?」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-24 16:00:00
1844文字
会話率:72%
VRMMOストリーマーのリョーマはいつも通り配信をしていた、しかしその日には奇妙なコメントが目に入ってきて…
最終更新:2024-04-18 12:00:00
2823文字
会話率:29%
純文学と大衆文学の違いは何?
人間椅子を読みながら、彼はそうといかけた。
明確な答えなどそこには存在しない。
けれどもあえて上げるなら――。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
明確
な事は分かりません。
でも私はこうだと思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 09:59:51
987文字
会話率:37%
私の人生劇という幕開けは見事に凄惨なもので。
誰かに栄光を与えるでも、誰かの傾聴を促すでも、誰かに見向きされるものでもない。
かといって、簡単に閉幕できるほど諦めがいいわけでもなく……。
何度となく失敗を繰り返し、大切なものを見失う
ことも多々ある中で、その現実に目を背けることでまたどこかなにかいつか……その声がまた聞こえると信じている。
それもこれも、初まりはきっとあの音だった……。
空から不意に舞い散る音色に招かれた日からが始まったことで、終われなくなってしまったとだ。
これは意のままに導かれた先に辿り着いたときから。
あの曇天の下で目にした極彩色に出会えた奇跡が生んだ軌跡を紡いだ私の酔狂な物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 23:19:59
117843文字
会話率:27%
ある日、とある小説投稿サイトが主催するコンテストに自信が書いた小説を投稿した彼女。趣味で書いていたものだが興味本位で応募したものがなんと入選を果たし書籍化が決定。完全に浮かれた彼女は高まる気持ちに流されるまま自分は「小説を書く才能がある」と
信じ込むようになる。そしてついに書籍が発売。だが、彼女の本はいつまでたっても売れることは無かった。その事実が受け止めきれない彼女はただ現実から目を背けることしか出来なかった。
そんな彼女の面白みもなんにもならないただのくだらない日常の一つである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 23:38:19
2037文字
会話率:33%
ラテン語、スペイン語、ポルトガル語文化圏の視点から、キリストと細菌医学と死をテーマにしたオペラやファドを歌う「墓の魚」の作曲家の詩です。シェイクスピア、ゲーテ、ボードレールの様な作品を作ります。比喩と象徴の世界へようこそ。
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最終更新:2023-12-08 17:29:42
421文字
会話率:0%
(既に30万文字程度の構想が完成してます((終わりまで))
異世界5:現実5みたいなバランスを持った小説。
不登校の主人公が暇つぶしにあるネット小説を読んでいると、異世界に転生してしまう。
最初は現実から目を背けるために異世界を楽しんでい
たが、一人の少女との出会いを通して、変わっていく。なんとその少女は王女で、それで主人公と同じく不登校だった!別世界だが、二人は似たような悩みを抱えながら、現実と異世界を行き来しながら、努力、恋愛、成長していく。
しかし、徐々に現実と異世界で問題が発展していき、主人公は選択を迫られる。
現世と青春が奇妙に絡み合うストーリー。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-11-21 07:19:37
13945文字
会話率:45%
誰しもが心の奥で抱く欲望。
誰しもが心の奥で抱える背徳感。
ある人はその欲望からひたすらに目を背ける。
ある人はその欲望の負け禁忌の道を行く。
人は満たされぬ欲望が乾きが潤うチャンスを目の前にした時に、手を伸ばしてしまう。
それが許され
ぬ道とわかっていながら。
だがこの世界に、その欲望も、背徳も全て力に変え、戦う一人の男がいた。
欲望を抱え込み、欲情を抱え込み、その全てを正義に変える。
悪を直ぐには裁けない、悪が悪となり、自らもその欲望を発散したいと思う時、彼は姿を変えた。
彼の名は――ギリギリ戦士、ヤバイバー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 16:42:50
16162文字
会話率:52%
三笠司は勉強も運動も“それなり”にはできたが、一番にはなれたことはなかった。劣等感から目を背けるために創作をするようになり、文芸部に入部する。
最終更新:2023-05-16 13:14:07
67230文字
会話率:49%
『太宰治問題』
太宰がどれだけ素晴らしい作品を書いても、心中しているという事実に、目を背ける訳にはいかない。
最終更新:2023-04-28 04:20:58
310文字
会話率:25%
不思議を処理する仕事をしている志東は、1人で仕事をするのにそろそろ限界を感じていて、一人利用出来そうな人物に話をもちかけてみることにした。
その人物は、たくさん人を殺してしまった少女で、それだけに強さは折り紙つきである。
しかし、利用出来れ
ばよかっただけなのに、ひょんなことから世話を任されて。二人で過ごすことに……。
闇に隠された過去を抱える志東と、血にまみれた過去を持つ少女の、お仕事とその日常のお話。
終わった世界で、終われないものと、終わらないものと。命が紡ぐ。いつか終わりゆく為の、少しづつ、真実に、辿り着くための、その過程。
終わりが決まっている二人は、終わりから目を背けているけれど。
けれど、少しずつ、終わりは追いついてきて。
けれど、少しづつ、真実から目を背けることが出来なくなって。
仕事の中で色々な人と出会って、色々な景色を見て、色々な思いに触れて、2人はいつか___折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-24 17:19:47
186059文字
会話率:39%
1月3日、休みは終わり、のはずなのだが、人類はその事実に目を背ける。
最終更新:2023-01-03 22:04:59
355文字
会話率:20%
ー真実から目を背けるなー
少女が移動しながら、小さいものから大きいものまで、あらゆる真実を見ていきつつ、日記を書いていきます。
真実を知った人が吉とでるか、凶とでるかはその人次第。
最終更新:2023-01-03 12:45:22
11150文字
会話率:37%
主人公、中川カジは自分の愚かさ、現代社会に呆れ、引きこもる日々を送っていた。
そんな彼は異世界で生活する妄想をすることで、現実から目を背けることに夢中になっていた。
そんなある日、自身の中の異世界から現実世界に戻れないことに気がつく。
現実
から逃れた喜びではしゃぎまわるカジだったが、次第にその世界の真実に触れることとなる….。
投稿主(俺)はまだ学生のクソガキなので文章が壊滅的です。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 04:09:07
809文字
会話率:9%
【完結 最終話21日予約投稿済】「君は僕がいなくても一人でやっていけそうだよね」王太子妃の近衛騎士になったルーシー・グレイスは出世すると同時に、つき合っていたと思っていた男にふられた。数か月後には男は結婚し、ルーシーは結婚や恋愛は自分には関
係ないものと目を背けるようになった。そんなルーシーに、王太子妃が結婚相手を紹介したいと言いだした。紹介された相手は、王太子の仕事を手伝う文官のフレデリック・フォーテスキューという平民であった。王太子の意向を無下にできず、二人はそれぞれの実家へ挨拶に行く。その後、フレディに誘われ、ルーシーは街へ出かけることになった。その街で、ルーシーは自分をふった男を見かけ、その様子を察したフレディは彼女を近くにある個人宅に誘うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 07:00:00
241983文字
会話率:31%