帝国の都で日夜、遊び歩いているクィルは、ある盛り場でシーカという女性と出会う。
暴漢に襲われた彼女を助けたクィルは、侍女のすすめもあって、「帰るところがない」という彼女を家に留め置くことにした。クィルは次第に彼女に心をひかれ、結婚を考え
るようになる。無事に婚約にこぎつけたが、彼女は乗り気ではない。
その頃、都では皇帝の施策を快く思わない連中が暗躍していた。
©2023 弓良 十矢
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 12:25:42
14230文字
会話率:54%
盛り場、バンドマン、すごい美人の怪しいお客。
そんな漆黒の夜の輝きに吸い付くものと、親に手を引かれ親戚の玄関の引き戸を開けるとすぐに漏れて聞こえる昼間っから酒盛りしている賑やかな声。
そんな、種類の違う昭和の詰め物のはいった風呂敷ふた
つ、開けてみました。
ハードボイルドの「やせがまん」が少しでも感じていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-20 04:33:00
4613文字
会話率:4%
年の瀬の盛り場で、酒を飲んでいた。夢を語りながら、愚痴をこぼしながら、時を共にして、また、明日を思う。たくさんの人に、支えられている。それが、一番わかるのが、この季節かもしれない。もう少し、もう少し
、ぼくらなら、そここら、もっと、もっと、
できるだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-14 00:06:08
357文字
会話率:0%
近所の酒屋、桝清の店主ジンさんは、九州の炭鉱地帯の出身である。第四話は、そのジンさんの悪友たちとの思い出話。さて、その話だが。お盆前の夏の盛り、中学生のジンは、悪友三人と国鉄に乗って隣町の繁華街に遠征した。ところが金庫番の友人が軍資金を忘
れ、炎天下を家まで歩いて帰るはめに。あまりの暑さに、四人は早道をしようと、山を横に抜ける隧道に足を踏み入れた。夜のナイター中継までには帰り着くぞと、意気揚々と立ち入り禁止のトンネルを突き進む四人だが、やがて何かが可笑しいことに気付く。道が下りになっているのだ。慌てて引き返すも、また道は下りに。どんどん足元の勾配が急になる。やがてトンネルは古い坑道に変わり、四人の前方、闇の中に異様な光景が現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-26 18:00:00
28171文字
会話率:26%
ガード下では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない――。
肝臓が、壮絶に、終わる――。
〝好きな人が出来た〟
親友に告白された醒ヶ井小春(さめがい こはる)は驚愕する。
片想いのお相手は、よりにもよってクラスメイトの梅宮改(うめみや
あらた)。
毎夜少子化対策に勤しみ、一年に四〇〇回、女が変わる色魔……ゴホン、プレイボーイ。
早い話、ホラー映画なら真っ先に殺(や)られるチャラ男だ。
このままでは親友が弄ばれる!
確信した小春は、改の尾行を決断する。
繁華街のお城にしけ込む奴をフライデーし、親友を幻滅させるために。
迎えた放課後。
まんまと盛り場に繰り出した改は、クラス屈指の美少女、ミケランジェロ・フォレストさんと合流する。
いよいよお城か!? 夜の大運動会か!?
思惑通りの展開に、鼻息を荒くする小春。
だがオ・ト・ナの組体操を期待する彼女を待っていたのは、大日本プロレスも真っ青なデスマッチと、夜の墓場を荒野――いや、岩船山(いわふねやま)採石場跡っぽく変える仮面の戦士だった。
大都会の陰で、不気味に蠢く小さな猛獣たち――。
怪しく響き渡り、惨劇を呼ぶ笛の音――。
人々の悲鳴が轟く時、あなたは史上最も縁起が悪い……ゴホン、驚愕の変身アイテムを目撃する! あ、単四電池は別売りです。
〝墓怨・墓怨・恨墓怨(ボーン・ボーン・ウラボーン)〟
〝離墓怨(リボーン) 大角(ダイホーン)〟
※お詫び
作中の雑学、知識は諸々の資料を使い、最低限の裏付けは取ってあります。ただし友人ゼロ、学力ゼロの作者が独自に調べたものであるため、正しいと言う保証はありません。民明書房の延長と言った感じでお読み頂ければ幸いです。また、この作品は『カクヨム』様にも掲載させて頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-26 01:11:18
241326文字
会話率:20%
十年来通っているスナックに新しい子が入った。彼女はまるで“変わり玉”のよう。会うたびに色んな違う顔を見せてくれる。
最終更新:2013-09-09 11:24:00
2062文字
会話率:45%
僕には十年来通い続けている店がある。そこに新しい女の子が入った。僕の好きなタイプの子だ。彼女はまるで…。
最終更新:2013-08-28 13:42:07
2081文字
会話率:58%
宇宙にたくさんの惑星がある。その一つ、少年の住む世界はまだ未開の地。汚れた大気のために【ユンイラ】と呼ばれる植物がなくては生きていけない世界。主人公の住む街は大切な【ユンイラ】を栽培している特殊な街。だからこそ。狙われたりもするわけで。主人
公の少年は十七歳。今日も隣の港町で盛り場をうろうろしています。待ち受ける運命に気付くこともなく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-08-10 20:37:51
160690文字
会話率:39%