「しまった!」
イチという名の少女の半身が石畳に飲み込まれた瞬間、情けない叫び声が彼女の口を覆った防毒マスクの中で響いた。
馬の尾のように後ろに結った白金色の髪が宙を舞う。蒼い瞳が動揺に揺れ、冷や汗が額を濡らした。
そこそこの主張がある
胸からつま先までが地中に消え、地上に出ているのは顔と肩、腕くらいのものである。
ここはエル・ト・ラプダンジーの塔。
伝説の大魔法使いラプダンジー師が生前に残したと伝えられる、天に伸びる魔導塔である。
別名、エロトラップダンジョン。
我々の時代に同人誌や画像投稿サイトなどで一度は目にした事のある読者諸氏も多い事であろう。
イチはこの日、己のポリシーに反してこの珍妙奇天烈破廉恥な塔に単身挑まざるを得なかったのであるが、落とし穴の罠に嵌ってしまったのである。
「____________っく!だ、脱出できない!」
肘に力を込めてなんとか這い出ようとするも、何かに下から引っ張られているのか脱出できない。
それに先ほどから何か取っ掛かりを得ようと足をバタつかせているのだが奇妙な事にその足の感覚が消失しているのだ。
____________これは感覚遮断系!!
感覚遮断落とし穴。
これは飲み込まれた、下半身の感覚を毒や魔法によって消失させ、犠牲者の身体や排泄器などを刺激する悍ましい悪意の罠だった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 14:24:52
240921文字
会話率:26%
ある日、主人公のおっさんは異世界に転移し、スキル【クラフト】を獲得したと謎の声に告げられた。
スキル【クラフト】はおっさんが空想で閃いたものをレシピ化し、必要な材料を集めて作成することが出来るといった万能な力だったのだが、異世界に転移した
おっさんの目には廃墟と化した街が映っていた。
世界はすでに滅んでしまっていた。
謎の声はスキル【クラフト】を使い、世界を再生して欲しいとおっさんに頼んだ。
会社帰りに異世界に飛ばされたおっさんは試しに、カレーをクラフトする。
空腹をみたした後は街の中央広場に家をクラフトして、とりあえず一夜を過ごした。
すると翌朝、白金色の毛髪をした美しいエルフのシーラがおっさんと一緒に寝ていた。
◇ ◇ ◇
これは異世界に転移したおっさんが、滅んだ世界に生き残ったものを仲間にしつつ、スキル【クラフト】を使って世界を再生していく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-22 18:45:54
71991文字
会話率:42%
ほのかに輝く白金色のふわふわした長い髪。
同じ色の長いまつ毛に覆われた薄い青色の瞳がくりっと大きくて。
彼女が笑うとまるで花が咲いたような錯覚すらする、素敵過ぎる女の子の名前はリリーシュ。
誰にでも優しく、思いやりがあり、それでいて賢くて
国の将来を憂いている賢人でもある彼女は「慈愛の天使」や「エルフの生まれ変わり」などと言われ、最近では種族すら疑われている。
リリーシュと近付きたくてウズウズしている人間は数多く。
彼女の瞳に映りたい。彼女に笑いかけてほしい。声をかけられたい。
いや、やっぱり遠くから眺めているだけでもいい!だから視界に入れるのをお許しください!
待て待て待て!
人間だよ!普通のヒト!!!
全然話すよ!?しゃべりかけてくれたら話すよ!人見知りかつ、ちょっと喋るのが遅いコミュ障なだけなんよ!
お願いだから崇めないで!あ、石像を作るのだけは本当やめて。
そう、これが本当の私。
なんなら中身は平凡な17歳のJKだし、言うほど優しくも賢くもないのよ!!
そうだよ!平凡なの。至って普通。しいて言えば、美しい筋肉が好きっていうところだけがちょっと人と違うかな?
これは超絶美少女に生まれ変わったリリーシュが自分好みの世界を作ろうと邁進するお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 09:00:00
7026文字
会話率:32%
ある噂があった。とある魔道具屋に依頼すれば、失くしたものは見つけてもらえるし、探し人も見つかるらしい、と。
その魔道具屋には二人の魔術師がいた。一人は白金色の髪の男性で、もう一人は赤髪の女性だった。
二人が探し物や探し人の依頼を受ける
のには、ある目的があった。
白金色の髪の男性は、とある組織を、赤髪の女性は、とある人を探し続けている。
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全三話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 20:00:00
23464文字
会話率:46%
侯爵家の令嬢アマリーダは十歳の頃、公爵家の次男と婚約した。白百合夫人と言われる美貌の御母堂を持つご子息である、アマリーダよりも一つ年上の彼の名は、ジャスティという。
初めて顔合わせをした時に、アマリーダは、白金色の髪と翡翠のような瞳を持つジ
ャスティに、一目惚れをした。
しかしジャスティは自分の母のようなタイプ、即ち気品ある華やかなタイプが好みだったので、可愛いけれど地味なアマリーダについこんなことを言ってしまう。
「アマリーダ。君を愛することはない!」
ショックを受けたアマリーダは、彼女の母に相談する。すると仲睦まじい父と母だが、婚約者時代にはいろいろなことがあったと語るのだ。
どうやって、母は美しくなったのか。そして父と愛情を育んだのであろうか。
この物語は、母から娘へ受け継がれる、本当の愛情を育てるための指南書である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-08 19:32:17
21524文字
会話率:33%
真山朔也は地下アイドルの追っかけが唯一の趣味という平凡な高校生だった。しかし、ある日『魔法風邪』を発症し、生活は一変する。魔法が使えるようになった朔也は人類の敵である蛟(ミズチ)と戦う使命を与えられた。蛟は人間の血を啜る危険な怪物で魔法以外
では倒せない。朔也は蛟を打倒する技術を学ぶため御子神学園という魔法学校へと強制的に転入させられた。そこで憧れのアイドル、白金色の髪を持つ美少女鶴来みつきと再会する。落ちこぼれだった朔也は魔法学園で少しずつ成長し、一人の強い戦士になっていく。やがて世界の秘密を解き明かしていくことになる。残酷な世界の真実を知らされた時、少年たちはどんな選択をするのか?誰が真の世界の守護者なのか?これは世界の摂理に抗う少年少女たちの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 19:22:17
161247文字
会話率:59%
昭和戦前期、帝国日本が未曾有の戦争へと突入しようとしていた時代に、爵位を継いだ英国帰りの青年華族がいた。彼の帰国を迎えたのは、白金色の髪を持つ、たった1人の使用人の少女。激動の時代を迎えんとする中で、2人は何を選び、何を捨てるのか。世界中が
奈落へと向かっていく時代の小さな恋の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-04 21:07:33
31885文字
会話率:49%
神の指令で異世界に転生し平和にした俺は1000年後の世界に転生して今度は好きに生きろと言われる。特にやりたいこともないが。
転生し、ルークと名付けられた俺。5歳になり神託で魔力の色を伝えられる。白金色と。
白金色なんてないだことない色だ
ったが、膨大な力を秘めていた。今、ルークの新たなチート伝説が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-06 23:58:24
4573文字
会話率:47%
神の指令で異世界に平和をもたらした俺はその世界の1000年後にまた転生し、今度は好きに生きるように言われる。転生し、ルークと名付けられた俺は、特にやりたいことはなく、その時にしたいことをすればいいなと思った。
そして5歳になった時、その世
界では教会に行き神託を授けられる。神託と言っても自分の魔力の色を教えられるだけだが。ルークはその世界にはない白金色のな魔力だと言われる。その白金色の魔力は膨大な力を秘めており、その世界では誰も知らない魔力色だった。
今、ここにルークの新たなチート伝説が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-31 22:31:52
1172文字
会話率:59%
ヒロインのヨヅキのリビン神とリビンサイキックを突き詰めていきながら、凌ぎを削り、理不尽な群衆との戦いと、その後出会う純真な青年との日々をつづっています。
最終更新:2018-07-11 07:00:00
12189文字
会話率:7%
『王女など、美しいドレスを着て、にこにこと笑顔を振りまくお飾りでいい』
そんな言葉を耳にして、
―― みそっかす姫と渾名されるウェラディアは、
自分の汚名を返上するために、漆黒の騎士を新たに選ぶ大祭に 男装して出ることに。
そこで出会
った剣士たち
――ひとりは灼熱の陽光の濃い影を思わせる黒髪の青年。
――ひとりは夜闇に儚く光を放つ月光の白金色の髪の青年。
ふたりの整った相貌にときめきながら、
―― 奇跡も魔法も消え去った王国で、
たったひとつの願いを叶えるために
男装とドレスの二重生活を送る日々――。
多少、ラブコメありのやや逆ハーレムっぽい女性向けシリアス・ファンタジー。
過去に一度書いた話の焼き直しですが、Web上の転載などはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-07 21:00:00
145187文字
会話率:27%
猫?犬?狐?狼?とにかく四足歩行の尖った耳の生えたそのような動物に生まれ変わったみたいだ。
ぽてっとしたお腹にふわふわな毛。ふわふわな尻尾。
泣き声はんゅ?ンギュ?にゅ?何か発音が難しい。筈なのにそんな声をしている。
にゅうにゅう鳴く変な動
物に生まれ変わったみたいだ。
で、ある時事故で、誤召喚され、地球にやってきた。日本である。
路地裏である。前世も日本である。ファンタジー世界から帰ってきてしまいました。どうしよ。魔法使えるし、人間じゃないし。野良だし。このままでは生活できない。
とりあえず、拾ってください段ボールが大通りに置いてあったのでそこに入ってみることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-18 18:31:53
11430文字
会話率:29%
常闇の森に行く途中、不審物というか危険生物(仮)を発見してしまった。
……本当に、どうしようか。
無かった事には、出来ないよね?
最終更新:2013-01-07 00:00:00
5958文字
会話率:44%
月擬人化なお話。月に魅入られた女の子と月(擬人化)がひたすらちゅっちゅらぶらぶしてます。
――新月の真夜中にしか逢うことはできない。美しい白金色の魔物と、その魔物に好かれた哀れな少女。二人は儀式にも似た逢瀬を繰り返し、そして今日。少女は
魔物と同じ存在になることを決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-09 14:00:00
4875文字
会話率:44%