二十歳のあたしが唯一、頼れる魔法。
それは、バーで飲む、甘いカルアミルク。
『君の孤独がわかる』
――そう言ってくれた、少し年上の“彼”。
カウンターの定位置。二つのグラス。
甘いカルアミルクと、彼の飲む苦いジントニック。
彼と会える火
曜日だけが、私の“現実”だった。
なのに、どうして。
一杯の甘いお酒から始まったはずの物語は、嫉妬と誤解、そして狂気の果てへと堕ちていくの?
これは、甘くて、ほろ苦くて、あまりにも痛い、依存の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:10:00
1189文字
会話率:20%
俺には小学校の低学年頃までよく遊んでいた女子がいた。名は白田桐香(しろた きりか)と言い、小太りながらも愛嬌のあるやつで、しばしば家に遊びに行ったり来られたりしていた。家は割とお金持ちで、いつもお高そうなおやつが出るので楽しみだった。
―
―で、中学年になる頃には自然と男は男、女は女で遊ぶようになり、女と遊ぶのはダッセーやつと言う空気が自然と出来上がる様になってくる。俺と白田も例外では無く、周りに囃されるのが嫌で俺は白田と少し距離を置くようになり、それとほぼ時を同じくしてあいつは『白ブタ』と呼ばれ容姿をイジられる事になる。
家は割と近所だから帰り道も一緒になる事も多かったにも関わらず、卒業迄の間まともに何かを話した記憶が無い。
そして、時は流れて俺・雨野五月(あめの さつき)は高校二年になる。白田とは中学も高校も違うけれど、たまに思い出して罪悪感に少しだけ胸が痛んだりもする。家は近いが卒業以来一度も見かけてはいない。
そんなある日、週二でバイトをしているコンビニに一人の少女が現れる。その日発売の漫画誌を買いに来たその少女は言った。『ここで働いてるんだ?』『五月くんでしょ?』『あ、もしかしてわたしの事覚えてない?』と。
「しっ白……田!?」
かつて白ブタと揶揄された少女は、スラリとした黒髪白肌の美少女へと成長していた。そして、彼女が手に持つ漫画誌の表紙は彼女がグラビアを飾っていた。
その日から白田は度々バイト先のコンビニを訪れる事になる。
罪悪感がブレーキを掛けながらも少しずつ進む、きっとスローペースな恋物語。
※過去に投稿した事のある作品ですが、アカウントを削除してしまったので再掲します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
163363文字
会話率:56%
あらすじ
しがない会社員であるヒロキは、唯一の趣味である筋トレ中に腰を痛め、入院中であった。
暇を持て余し読書にふける真夜中に感じる病院内の違和感、病室を出た先には…
最終更新:2025-07-23 22:00:00
91623文字
会話率:48%
神野八代(かみのやしろ)は、とある事件をきっかけに、高い霊能力を身に宿すようになった。
幽世の者達を視て、聞いて、交信し、時には操り、あるいは退治する。
オカルト掲示板を運営している八代は、掲示板を通して怪奇現象に悩む人達と関わり、
心霊相談を受けながら、ある男の情報を探している。
八代の父、神野源蔵(かみのげんぞう)。
3年前、母と妹を惨殺し逃亡したまま現在も捕まっていない父は、今もなお通り魔的殺人を繰り返している連続殺人鬼だ。
父に復讐するため、八代は、オカルト掲示板から、あるいは心霊相談を通して知り合った者達から、
あるいは幽世の者達から、生者死者を問わず日々情報収集に勤しんでいる。
…………だから、学校の奴らになんて構っている暇などないのだ。
父が連続殺人鬼というだけで周囲から白い目で見られ、厄介者扱いされているが全く構わない。
そんな全方位敵だらけの八代に、とある超高校級に可愛いと評判の彼女が興味を持ち始めたせいで、スクールカースト上位の奴らに目を付けられ、厄介事へと巻き込まれていく…………。
学校で他人を食い物にして馬鹿にするような連中が、危険な霊能力を持つ主人公にそうとは知らないままウザ絡みをして、痛い目を見るというホラー×懲悪的な作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
53944文字
会話率:27%
それは突然だった、高卒で就職を機に上京した只野 優人は、全世界同時に発生したダンジョンの発生に巻き込まれてしまう。
同時多発的に起こった故の少なくない数の行方不明者。
その生還率は突然のダンジョンの発生による政府の混乱や、市民のパニックによ
り絶望的なものになっていた。
そんな中 優人は自力でダンジョンから帰還し、数少ない生還者というだけでなくその中でも突出した実力、能力を得ていた。
そんな彼を政府は放置しておくはずもなく、緊急事態を理由に新設されたダンジョン対策本部の実行部隊に抜擢される。
ダンジョンを攻略しつつ行方不明者の捜索等の仕事をこなしつつ、時には人を助け感謝され、時には理解のない人のクレームや上司の無茶ぶりに胃を痛めながら、気付けば12年、初期の混乱期を乗り越え、世間は少し変わりながらも日常を取り戻していた。
後進も育った、後のための教育機関も出来た、ならば…
「お世話になりました」
「ふぁ?」
これまで世のため、人のためとやってきたが流石に30歳、ここまで来たのならばそろそろいいだろう、怒涛の12年で疲れたから田舎でのんびりさせてくれ。
そう思い彼は退職届を上司に提出するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
83561文字
会話率:30%
私の名前はファナ・クレイドル。
しがない伯爵令嬢である。
そして、突然なんだと思うなかれ。
私には――前世の記憶がある。
前世で超優秀な魔術師だった私は、今世も前世の記憶を引き継いで生まれ変わった。
なぜかと言うと――、前世で取り組んで
いた魔術の研究を、死んだ次の生も続けたかったからだ。
そのために、既存の研究と並行し【生まれ変わった後も記憶を引き継ぐ術】を編み出し、今世に至るわけだが――。
生まれ変わった私は、婚約者から『お前みたいな魔術馬鹿は俺にふさわしくない』と家から追い出され、訪れた近くの街のギルドで、ひょんなことから街コンならぬ冒険者コンに参加することとなる。
そこで出会ったイケメン冒険者のエリク。
腕っぷしも強い、気配りもできる、いわゆるスパダリイケメンのエリクと意気投合し、冒険者コンをきっかけに一緒に冒険者パーティーを組むこととなった私だったのだが。
なんとそのエリクはこの国の王子であり、しかも冒険者コンの主催者であった。
え? なに? この国の少子化・人口低下を防ぐために冒険者コンを企画した――?
そんなことをするよりも、もっとできることがあるんじゃないの?
というツッコミもありながらも、なし崩し的にエリクに協力することになったファナ。
これは、かつて前世で【伝説の魔術師】と言われていた私が、
無詠唱魔術主流のこの時代にあえて詠唱魔術で他の魔術師たちをぶっちぎり、
『とにかく好きなことをして、楽しくのびのびと生きる!』をモットーに、
時にダンジョンを冒険し、
時に魔族を屈服させながら痛快無双していく
楽しいお話である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
104177文字
会話率:32%
高校二年生の主人公、柳瀬羽咲は、かつて祖母の雪江が大好きだった。
それなのに、同居を始めてからぎくしゃくしてしまい、関係を修復できないまま夏休み直前に祖母は帰らぬ人となってしまった。
心にジクジクとした痛みを抱えたまま終業式を迎えた柳瀬
羽咲に、一人の少年が声をかける。
「あんた、ゆきばあの孫だろ?」
一度見たら忘れられないくらい綺麗な顔をしている少年を、羽咲は知らなかった。名前さえも。
でも、一つだけわかった。どうやら同居してからの祖母には、家族も知らない交友関係があったようだ。
一つ年下の少年と亡き祖母の足跡を辿る、生涯でたった一度の特別な夏休み。
※他のサイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:47:25
66410文字
会話率:44%
幽玄学園――天才たちが集うこの名門校の数学研究部は、難解な問題を朝飯前に解きほぐす場所。
新入部員の神崎惺夜は、冷静沈着な天才・如月あかりと出会う。彼女の輝かしい才能の裏には、誰にも言えない秘密が隠されていた。
星野先生の穏やかな指導の
もと、彼らは数学の謎に挑みながら、自らの複雑な感情や過去とも向き合っていく。
解かれる問題は、ただの数字や式ではなく、彼らの心に潜む痛みや秘密の断片でもあった。
『数学研究部は問題なんて朝飯前』は、論理と感情が交錯する物語。
数学の美しさと人間の脆さが織りなす、切なくも希望に満ちたフラクタルな世界を描くシリーズである折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:44:42
51864文字
会話率:41%
リンワットという世界に転生した真はエネスとしてこの世界で生きていく、その人生の中で彼は一体どんな幸せや苦痛に出会うのだろうか
最終更新:2025-07-23 21:32:39
39097文字
会話率:48%
2025年
世界中に突如としてそれは現れた
(門)
それは場所を問わずどこにでも現れた
その門が突如開いた瞬間
闇の中から現れたのはまるで
空想の世界から現れた様な(魔獣)だった
魔獣達は呆気に取られている人を突如
喰らった
人々は叫び恐怖
し逃げ惑い喰われる
だがその時勇敢にも戦う事を選んだ人達には
権能と言う未知の超常的な能力が目覚める
火の玉を放てる権能など色々な能力があった
主人公
(進道 守)しんどう まもる
も権能が目覚めた
それも他には無い(固有権能)通常は最高ランク
Sランクの権能だ
それに目覚めた者は無双の如き力を得る
はずだった…
しかし守の固有権能は何と通常あり得ない最低ランク
Fランクの権能、標識の権能だった
駐車禁止などの標識を道路に関係無く召喚する能力…
そして車を運転して違法した者に
1/6の固定ダメージを与える能力
車を一時的に止める一時停止の標識など
まるで魔物と戦うには使えなさすぎる権能
むしろ人々の敵の様な
その能力を笑われバカにされる日々が過ぎた
そこから6年後 2031年
世界は劇的に変わっていた
門から現れた魔物達のボスを倒すと門が閉まり
また一定時間、1月の時もあれば3年もの時間が経つと門が開かれ魔物が溢れ出す
そして魔物を倒すと権能の力が強化される事がわかった
他にも魔物を倒すと魔結晶と言う新たなエネルギー源
地球上では無い爆発的なエネルギーを発する結晶を持つ事が発表された
そこからは怒涛の勢いで各国が血眼で
自国の権能に目覚めた能力者
(ソルジャー)と呼ばれる者達を莫大な金で囲い始めた
世界を救い、世界を守る
そんなソルジャー達を世界中の人々は
その強い力に憧れ、強い力を持つ者を崇拝した
その逆
弱い能力は見下されまるでゴミの様に扱われる
その1人は守だった…
6年間
守は世界一弱くても逃げずに魔物と戦う日々を過ごしていた
それはただ人々を守りたかっただけ
かつての母親の様に……
そしてある時…
強力な魔物が現れ守は死を覚悟した
すると新たな権能、標識が進化し標識改変になる
そこからは圧倒的な強さ、まさに無双
今まで受けた痛みの反動の様に
守の力は世界最弱から世界最強になった
今までの理不尽をはね除け
守の逆転の人生がこの瞬間から始まった
そして世界を(改変)する様に…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:17:53
36232文字
会話率:53%
中学で会ってからずっと好き。
でも、親友を貫いてきた。だって、絶対離れたくないから。
女の子を好きになりたいから、告白されたら付き合ってみるけど、
いつも、同じ言葉で振られる。
はー……女の子、鋭い。
――あいつのそばを離れれば、想い
も薄れていくだろうか。
でも、離れるって思っただけで胸が痛い。
泣けてきたところに、インターホンの音が鳴った。
◇ ◇ ◇ ◇
短編です。
Xノベにキャラ名をつけて改稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:14:17
2838文字
会話率:13%
リヴィアは、庶民街のアパルトマンで明るく朗らかな母と二人暮らし。ところがある日突然母は倒れ、意識不明に。リヴィアは父と名乗る貴族から、「母親を助けたかったら、王太子を篭絡し国を混乱させろ」と命じられる。
希少な治癒魔法属性と愛らしい見た目を
武器に魔法学園に編入、王太子に近づいたリヴィアだったが、それを面白く思わない誰かによって池に突き落とされてしまう。その衝撃で前世を思い出したリヴィア。ここは前世で読んでいた『悪役令嬢モノ』のライトノベルの世界で、自分は悪役令嬢を陥れる敵役ヒロインだった!?
母を救うため、あえて敵役を演じることにしたリヴィアだったけれど、肝心の悪役令嬢は原作とはまったく違ったもっさり令嬢で……? え、中身は前世の推し神絵師蒼花先生? しかも、王太子殿下の婚約者ですらない?
この先のストーリーはどうなってしまうの? 母さんは? こうなったら、もうわたしが黒幕をやっつけるしかない!? リヴィアの決意と母への愛が、運命を動かす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:12:49
48248文字
会話率:31%
「俺に触れるな、この虫ケラが!」
貴族社会で“虫ケラ”と蔑まれる伯爵令嬢ネリームーアは、ある日、公爵家嫡男カタルスから理不尽な婚約破棄を言い渡される。絶体絶命のその瞬間、カタルスの隣で微笑む絶世の美女が、まさかのプロポーズ――
「この日をず
っと待っていたの! 私と結婚してちょうだい!」
その正体は、ネリームーアの前世で“最推し”だった美貌の女装悪役オネエ、ディートハルトだった!?
推しからの突然のプロポーズで人生が激変したネリームーア。
前世で培った“虫”の知識と愛を武器に、悲劇的な運命を変えるため、今度こそ推しを幸せに導くと誓う!
虫で人の命を救い、寄生虫で病を治し、農業で国を豊かに――
「そんなの無理だ」と笑われても、
“虫ケラ”と蔑まれた少女は、虫と知恵と推し愛で世界を変えていく。
「最推しを幸せにするためなら、何だってやるのです!」
異世界×医療×虫×農業×推し活!
前代未聞の知識チートで、運命も差別もざまぁもひっくり返す!
――“虫ケラ令嬢”の痛快逆転ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:12:10
72955文字
会話率:30%
王太子に婚約破棄された公爵令嬢エレオノーラ。家柄も美貌も才能も完璧な彼女は、心配する執事に高らかに宣言する――「これからはわたくしの時間と才能を、わたくしのためだけに使えるということですもの、ワクワクしか感じないわ!」
お供は、幼い頃に拾
った毒舌ツッコミ体質の執事アハト。名実ともに“下僕”となった彼を振り回しながら、産業革命期の王国で、エレオノーラは金と権力と腕力で、困っている人々や悪党たちを華麗に蹴散らしていく。
花屋の友人を救い、薬師の老婆と孤児を助け、偽物令嬢や違法薬物、農民一揆まで――「美しくないものは、わたくしが手直しして差し上げるわ!」
だがその旅の裏には、彼女の幼き日のトラウマと、王国を揺るがす黒幕の陰謀が迫る。
「わたくし、お金と権力だけは腐るほどあるの」
傲慢で努力家な悪役令嬢と、下僕執事の痛快世直しバディ旅。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:11:41
52675文字
会話率:47%
気付いたら胎内で胎児になっていた。
転生先は魔力など地球では存在しなかった力が使え、死んでも魂から再生する『魂再』により、寿命以外では亡くなることのない。
闘鬼という種族だった。
問題はこの種族、殺し合いが日常であり、三大欲求並みに闘争を求
めるのである。
しかし、主人公は前世(男)に引っ張られ、今世(女)でも痛いことや『魂再』に耐えがたい苦痛を感じてしまう。
産まれる前から闘争に晒され、振り回されっぱなしの彼女は安息の日々を得ることができるのだろうか・・・?
戦闘狂しかいない種族に対して痛い思いをせずに勝つことを目標に奮闘する。でもそううまくいくはずもなく・・・
そんなドタバタな日々を描いた物語。
初投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:10:00
775712文字
会話率:32%
【全16話・完結保証/毎日21時ごろ更新】
世界を救った聖女、公爵令嬢アルアリエル。
彼女の帰りを待っていたのは『悪役』の烙印と、処刑台だった。
婚約者の王子と、その愛人の策略で、殺人の罪を着せられた。
全てを諦めかけたその時――
「お
待ちください、殿下ッッ!」
たった一つの《矛盾》を武器に、謎の少年が声を上げる。
これは、絶望から始まる痛快娯楽ざまぁ劇。
剣と魔法の、華麗なる大逆転ミステリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:10:00
5174文字
会話率:20%
高校生VTuberとして活動する雨宮颯太は「雨宿ソーダ」の名で、ゆるくマイペースに配信を続けていた。
ある日彼のもとに、クラスメイトの陰キャ女子、紗倉心愛が突然声をかけてくる。
「私とコラボしてください!」
地味で人見知りな彼女が、実は
配信界で新進気鋭の天真爛漫系VTuber!?
しかも二人は、体を描いた人物が同じ絵師、いわゆる同じママから生まれた兄妹だった――!
颯太の提案で、二人は「雨宿家」として兄妹Vtuberコラボを開始。
現実では話したこともないのに、配信ではなぜか息ぴったり。
頭の痛くなる展開に戸惑いつつも、颯太は兄妹配信に力を入れていく。
雑談に宿題、歌にゲーム、そしてお悩み相談。
やがて大手事務所のVTuberやFPS最強勢、切り抜き師など、個性豊かな連中も巻き込んでいく。
現実とバーチャルの境界は、少しずつ溶けはじめる。
バーチャルと現実が交差する、ふたりの青春VTuberストーリー。ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
160808文字
会話率:36%
2025年7月7日、スイスのニヨンで生まれた男の子『エリス』の一生を描いた、ちょっぴりエッチな物語。
15歳の誕生日前日に『男の娘』として生きることを決意する彼は、これからどんな人生を歩んでいくのだろうか?
可愛さも優しさも、痛みも葛藤も、
友情も愛も、全てのリアルがここにある。
(こちらの『もっと優しい世界ver.』は全年齢用に改訂したものになります。もし18歳以上でしたら、以下のURLからオリジナル版を読んでいただけると嬉しいです!)
https://novel18.syosetu.com/n9496kj/
https://yuiitsu-muni-no-sonzaishoumei.com/blog/ellis-the-greatest-way-of-life-in-the-world1/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
90182文字
会話率:16%
中学受験を控えた少女、美羽。
真夏の強い風が、彼女のスカートをめくった――。
恥ずかしさと怖さに泣き叫ぶ美羽のもとへ駆け寄ったのは、
かつて同じ痛みを知った、二人の高校生だった。
『葵と綾、そして風』から続く、ささやかな少女たちの物語。
思春期の繊細な心の揺れを、そっと描き出します。
※感情の揺らぎを主軸に描いた純文学的な短編作品です(全5話)。
※本作には、思春期の羞恥や戸惑いに関する描写が含まれますが、
あくまで心理描写を主軸としたものであり、性的な意図は一切ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
9525文字
会話率:25%
中学受験を控えた、葵と綾。
いつも明るくて元気な葵が、ある夏の日、突然立ち尽くした。
風が吹き、スカートがめくれる――
その瞬間、葵は「見られる怖さ」という、言葉にならない感情に出会った。
そして綾は、葵の心の奥にある“脆さ”に初めて触れ
た。
たった一瞬の出来事が、ふたりの距離を、少しだけ変えてゆく。
これは、そんな“最初の痛み”を描く、小さな、小さな物語。
少女たちの心の揺れを描いた、全4話の短編作品です。
※本作は『葵と綾、そして風』の改稿版(Rewrite Version)です。
※本作には、思春期の羞恥や戸惑いに関する描写が含まれますが、
あくまで心理描写を主軸としたものであり、性的な意図は一切ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 16:59:01
5805文字
会話率:22%
昭和初期。戦中戦後と東京を拠点とするヤクザの親分となった三代目荻原組組長・荻原潤一。
少年時代に凄惨な過去を持つ潤一は、戦後の混乱期に愚連隊と呼ばれるグループを大胆な戦術で傘下に収め、その後も東京の老舗暴力団と対立する。
さらには神戸の一大
組織・大和田組とも…。
昭和の歴史的事件を背景に描くノワール・クロニクル(暗黒年代記)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
64770文字
会話率:38%
廣瀬雪矢は、隣の席に座る青八木雨竜という男にうんざりしていた。
モテるのも高スペックなのもどうでもいいが、雨竜への告白の手助けを手伝わされることが多く、我慢の限界がきているのである。
だから雪矢は考えた。今まで蔑ろにしていた告白の手助けだが
、全力で手伝って雨竜に彼女ができればこの苦痛も終わるのではないかと。
この物語は、そんな彼が雨竜に彼女ができるよう画策し取り組むハートフルラブコメである。
*ラブ:コメ=1:9のような作品です、気楽にお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
914310文字
会話率:59%
人間は五歳になると、神に祈りを捧げてギフトを授かる儀式を行う。
ウェンデル家の公爵令嬢ナーシャが授かったギフトはテイマーだった。
テイマーはただでさえ貴族界隈で疎まれる能力な上、ナーシャのギフトはさらに「生涯で一体だけマモノをテイムできる
」という制限付きだった。
制限付きは無能の証。
神から愛されていないとされ、忌み嫌われる。
代々、有用性の高いギフトを授かってきたウェンデル家にとって、ナーシャは公爵家の面汚しとなってしまう。
かわいがられてきた日々から一転、ナーシャは公爵家の半地下の部屋に閉じ込められ、監禁生活を送ることとなった。
しかしナーシャはいつかまた家族に笑いかけてもらえる日を夢見て強く生きた。
鉄格子が外れることに気づいた日から、夜な夜なこっそり気分転換に外へ出る。
しばしの自由を堪能し、誰にもバレない内に部屋へと戻るのだ。
しかしある日、兄の妻に見つかってしまい、ナーシャは魔の森へと捨てられる。
魔の森は魔国との国境。人間が一歩でも立ち入れば生きては帰れないと言われていた。
たった一人、森に取り残されたナーシャはそこで黒いドラゴンに遭遇する。
死を覚悟し、せっかく神様にもらったギフトを使ってみたかったと考えた時、眩い光と魔法陣が現れ——
「テイムされたぞ、どうしてくれる!?」
ドラゴンは黒髪の美青年へと姿を変えて激高する。
どうやらナーシャは魔の者(マモノ)の頂点にたつ魔王をテイムしてしまったらしい。
絶対的強者のため、配下に敬われはするものの愛を知らない孤高の魔王相手に、ナーシャは怯えながらも魔王城で暮らすこととなる。
主従関係をなんとか解消したい魔王と、たった一人の味方となり得るマモノを手放したくないナーシャ。
孤独の痛みをゆっくり癒していくナーシャの姿に、当たり散らすばかりだった魔王の心も少しずつ解れていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
65523文字
会話率:35%
しがないパン屋の長女アネットは、過去に恋愛がらみで嫌な思いをしてからというもの顔の良い男性が苦手だ。
だというのに、なぜか我が国一顔が良いとされる騎士団長様に求愛され続けている。
顔だけでなく、実力も性格も良い騎士団長様にはファンが大勢
いるため、もしお付き合いでもしようものならアネットは散々な目に遭うだろう。
ただでさえ顔の良い男性は苦手なのに、人から恨まれて針の筵になるなんて真っ平ごめんだった。
客商売にも支障が出かねない。
だから何度もハッキリ断っているのに。
「人気者の恋人なんて……絶対に嫌です」
「僕が、他の女性に言い寄られなければいいんだね?」
アネットを溺愛したい騎士団長様はいったい何を企んでいるというのか。
そもそも、なぜ彼ほどの人物が地味なパン屋の娘を愛しているのか。
不安しかないアネットだったが、彼女はパン屋の娘。
今日も今日とて頭を痛めながらパンを焼く。
※楠結衣様の「騎士団長ヒーロー企画」参加作品です。
短髪ヒーロー、溺愛、花束の要素あります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 21:00:00
22513文字
会話率:43%
私は、生まれつき病弱だった。
何度も死にかけては生き延びて、病院のベッドの上で人生のほとんどを過ごしてきた。
けど、ついにその十五年が終わろうとしている。
両親の愛に包まれながら、やっと楽になれるって幸せな気持ちで死へと向かう私。
そ
のはずだったのに、気付けば見知らぬ草原に私は立っていた。そう、立っていたのだ! もう自分では身体を起こすことも出来なかった私が!
それどころか歩けるし、走れるし、大声で叫べちゃう! 心臓も痛くならないしぶっ倒れることもない!
大喜びでこの死後の世界を楽しんでいた私だけど、優しい門番さんや組合の長にここが今まで住んでいた場所とは違う世界なのだと知らされる。
ギフト? ザムラー? ポノフィグにマナストール?
聞いたことのない単語の数々に首を傾げてばかりの私。でも、女神さまから与えられた私のギフトが「健康体」だっていうのはわかった! え? 意味のない使えないギフトだって?
何言ってるの! 最高じゃない! 健康最高ーっ!!
話を聞けば五つの宝玉を集めれば女神さまに会えるということもわかった。それならば。
行こう。女神さまに会いに。難易度が高くたって、女神さまに言いたいことを伝えるにはやるっきゃない!
どうして私はこの世界に来たの?
地球にいる両親はどうなった? 私の亡骸も消えてしまったの?
そして、健康な身体をありがとうって伝えたい。
口調が丁寧なんだか悪いんだかわからない少年魔導士と不器用な強面ライオンさんとともに、私は異世界を旅して歩く。
待っていてね、女神さま! ちょっと異世界を楽しみながらになるけれど、必ず会いに行きます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 21:00:00
445393文字
会話率:47%