恋人に浮気された露崎律(つゆさきりつ)は、男性というだけで女性からモテる貞操逆転世界に迷い込み、妖しげな洋館に住む四姉妹の使用人として、メイド姿で奉仕することになった。
しかし四姉妹は一筋縄ではいかない人ばかり。
「律くん、私のコンタク
トケース知らないかしら?」
「純礼さま、それよりスカートのファスナーが上がりきってませんよ!」
「こ、これは今日は暑いからわざとよ……?」
長女の純礼(すみれ)は、色香満載で大人な雰囲気なのに秒単位で天然ボケをかますがその自覚がなく。
「露崎律! あたしはあんたを認めないから!」
「る、瑠海奈さま!? どうして突然お着替えを!?」
「あんたを人間扱いしてないからよ! 着替えだって余裕でできるわ! ふふふ、そうね。あんたなんか意識してないし、お風呂に入れてもらおうかしら?」
次女の瑠海奈(るみな)は、とある理由から律に誰よりも強く当たる。
「あたしは軟弱者は嫌いなんだよ。スパーリングに付き合え、鍛えてやる!」
(あれ? 久華さまから胴締めスリーパーホールドを食らってるのに、痛くない…?)
「すんすん…」
「久華さま、なんか首筋の匂い嗅いでませんか!?」
「き、気のせいだろ! 細けぇこと気にしてんじゃねぇ!」
三女の久華(ひさか)は、スポーツ万能の武闘派女子ながら何かと理由をつけて律の体に触れて来ようとする。
「実紅さま、今日こそ部屋の片付けしましょうよ」
「どこに何があるかはわかっているから平気だ。目を瞑っても探せるぞ。ふむ。これだ、見ろ。リボンタイ」
「そ、それパンツですよ!」
「……ちょうど君にプレゼントしようと思っていたんだ」
四女の実紅(みく)は、頭脳明晰なゲーマーながらドを超えたなまけもので、主人公のサポートなしでは何もしようとしない。
彼女たち風祭(かざまつり)四姉妹は、律を正式に使用人として雇うかどうか査定する、という建前であれこれ言いつけるのだが、希少種の男性で特別な魅力を持っている律の体を虎視眈々と狙っていて――
家族も恋人も倫理ある世界も全てを失った主人公が、クセ強四姉妹との交流を通して、追い求め続けていた幸福を手にしていく再生ラブコメ――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 12:10:00
110590文字
会話率:48%
お金が欲しいわけじゃない。
ブランド物にも、タワマンにも、興味なんてない。
――わたしがほしいのは、「好きになられること」。
その好きがお金に変わる瞬間が、なによりも楽しい。
だから私はパパ活をする。
男の人なんて簡単。ちょっと目を潤
ませて、「寂しい」って言えばいい。
わたしは"ガチ恋製造機"。わたしの恋は、確実にお金になる。
そのはずだった。
たった一人を除いて――
朝霧誠(あさぎりまこと)、37歳。
災核(さいかく)っていう、人間の感情をAIが解釈して暴走した"何か"と戦う、国家防衛隊の大隊長。
クソ真面目で、感情表現をあまりせず、口数も少ない。
でも、あの眼差しだけはいつも何かを見透かしてる気がして、逃げられない。
「また来ちゃった」
わたしは、防衛隊の警備エリアに忍び込んで、制服のスカートをなびかせながら言った。
「おじさん、聞いてる?」
彼はわたしを見ず、空を見上げたまま答えた。
「災核出現まであと12分。危険だから今すぐ避難しろ」
ねえ、おじさん、知ってる?
わたし、災核よりヤバい女なんだよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 06:00:00
34626文字
会話率:34%
書けない。食えない。風呂も水しか出ない。
27歳、人生の底辺にいる小説家志望の「僕」は、今日も現実逃避のままに空腹と戦っている。
そんなある日、ボロアパートのエレベーター前に立ち尽くす、長いスカートの女の子と出会った。
無言の拒絶。初対面
の敵意。そしてまさかの——「同じ階」。
これは、社会からこぼれ落ちた人間たちの、静かで、どこか優しい失敗の記録。
誰かのためじゃない、自分のために綴る言葉の、その行き先とは。
※作中には、創作活動や読者層、市場に対する辛辣な言及が登場しますが、これは登場人物の内面を描写するための演出であり、作者の意見や価値観を直接反映するものではありません。
表現にご不快を感じられる方は、ご留意のうえお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 08:23:36
134376文字
会話率:29%
世界に再び暗黒の影が忍び寄る中、立ち上がった若き勇者アリシア。
彼女に同行するのは、清廉なる僧侶──クリス。
だが彼には、誰も知らない秘密があった。
それは、勇者のスカートの奥に潜む神秘の三角形(もちろんパンティのことです)を目の当たりに
すると、
恐るべき闇の力が覚醒するというものであった──
さあ勇者よ、世界を救うため、今日も好きな色を選ぶが良い!
僧侶よ、今日もただ黒く、ただ殲滅するが良い!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 22:00:00
52591文字
会話率:42%
清風中学校は、閑静な住宅街に位置する公立中学校である。
校舎は比較的新しく、広々とした体育館や整った校庭、図書館やコンピュータ室などの設備も充実している。
制服は伝統的なブレザータイプで、女子はスカートが基本。校則は地域の公立校としてはやや
厳しめで、髪色・服装の自由度は低く、染髪や制服の改造は禁止されている。
生徒の多くは近隣の複数の小学校から進学しており、同じ小学校出身者同士で自然と派閥が形成される傾向がある。
入学式やイベントの際は、やや緊張感のある雰囲気が漂うが、先生たちは生徒の自主性を尊重しつつも秩序の維持に努めている。
また、教師陣はベテランも多く、生徒の問題に対しては厳格かつ冷静に対応する一方、緊張しているであろう新入生達には優しくするのである。
そんな中、4月1日、入学式がある。中学校に期待を膨らませた新入生達が来る。
だが!!
その中には、当然”ヤバいヤツ”もいるのである…。
主人公、天羽鈴愛(あもう ぷりずむ)も当然ヤバいヤツで…って、名前!名前どうした!名前!なんだこのキラキラネーム!?読めないって!当て字どころじゃないって!え?他にもヤバい奴いるって!?あーもう!もうこんなんじゃめちゃくちゃになっちまうよ!!一体どうなっちまうんだよ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 16:54:11
1562文字
会話率:15%
主に、瑠璃子とみいかの姉妹2人が、スカートやショートパンツの中に穿いているパンティーを見られます。
最終更新:2025-07-25 23:23:54
26672文字
会話率:55%
中学受験を控えた少女、美羽。
真夏の強い風が、彼女のスカートをめくった――。
恥ずかしさと怖さに泣き叫ぶ美羽のもとへ駆け寄ったのは、
かつて同じ痛みを知った、二人の高校生だった。
『葵と綾、そして風』から続く、ささやかな少女たちの物語。
思春期の繊細な心の揺れを、そっと描き出します。
※感情の揺らぎを主軸に描いた純文学的な短編作品です(全5話)。
※本作には、思春期の羞恥や戸惑いに関する描写が含まれますが、
あくまで心理描写を主軸としたものであり、性的な意図は一切ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
9525文字
会話率:25%
中学受験を控えた、葵と綾。
いつも明るくて元気な葵が、ある夏の日、突然立ち尽くした。
風が吹き、スカートがめくれる――
その瞬間、葵は「見られる怖さ」という、言葉にならない感情に出会った。
そして綾は、葵の心の奥にある“脆さ”に初めて触れ
た。
たった一瞬の出来事が、ふたりの距離を、少しだけ変えてゆく。
これは、そんな“最初の痛み”を描く、小さな、小さな物語。
少女たちの心の揺れを描いた、全4話の短編作品です。
※本作は『葵と綾、そして風』の改稿版(Rewrite Version)です。
※本作には、思春期の羞恥や戸惑いに関する描写が含まれますが、
あくまで心理描写を主軸としたものであり、性的な意図は一切ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 16:59:01
5807文字
会話率:22%
ほんのひとつの風が、日常を揺らすことがある。
中学受験を控えた少女・葵と綾。
夏の終わり、パフェを食べに出かけた午後、
彼女たちは「何でもない日」が少しだけ違って見える瞬間に出会う。
戸惑い、羞恥、友情、そして……。
■風が揺らしたの
は、スカートと――心だった。
■少女の心が揺れる、小さな、小さな物語。
※本作には、羞恥・戸惑いといった思春期特有の感情描写が含まれます。
※あくまで感情の動きを主軸に描いており、性的意図はございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 16:58:19
6675文字
会話率:11%
明るい髪色に短いスカート、上まで留まりきらないボタンにピアスの数。
どれをとっても、綴理 頃はその学校に似つかわしくない生徒だった。
つまらない学校に、どうしようもない家族。
退屈でしかない頃の世界に色を落としたのは、風にそよぐ花のよう
に、甘い香りのする彼女。
彼女はある日突然、なんの前触れもなく頃の瞳にぶつかった。
「ねえ、これで"きょう"って読むの?」
"ころ"でも"けい"でもない、変わったその名前──それがあのころ、頃を彼女と出会わせてしまった。
まだ青いころに咲いた花。
それは今も、心に絶えず根を張り続けている。
だから頃は想いを馳せる。彼女とのかけがえのない日々に。
ページを一つ一つめくりながら、頃はその淡い歳月に心を寄せた──。
結婚式を控えた、彼女を想って。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:18:35
89018文字
会話率:46%
読書をする、吸血鬼さん。
最終更新:2025-07-16 15:00:53
1800文字
会話率:34%
散歩中の、吸血鬼さん。
最終更新:2025-05-31 14:08:12
1685文字
会話率:26%
朝の日課の、吸血鬼さん。
最終更新:2025-05-20 13:57:03
1666文字
会話率:30%
主人公理沙30歳は雨の降る日に霊を見てしまう。特に赤の色が纏わりつく。8月お盆の13日に偶然出会った。
たまたま旦那と食事の帰り道交差点の角の中古車販売店の展示車のなかに女性が乗っているのを見てしまう。青白い顔で理沙を見つめていた。車の屋根
には赤い傘が置いてあるのがはっきり見えた。マンションに着くとマンションの中庭に大きな木が立っていてその下に小学生くらいの赤のスカートを履いた女の子が傘もささずに立っているのが見えた。夜も遅いのにと思って理沙が声をかくると「ママが迎えにこないの?」女の子は理沙を見つめた。ここはマンションが建つ前は小学校だった。記念の門が今だに建っている。そして、夫妻は事実を知る事になる、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 08:14:11
2913文字
会話率:0%
「“それ”さえなければ、きっと恋だってできるのに。」
光彩学園に通う高校1年生、茉白由奈は、生まれたときの性別が“男”だった女の子。
中学から女子として生活をはじめ、制服も女子用、トイレも女子、親友も恋もある。
だけど、スカートの下にまだ
ある“おちんちん”だけが、ずっと心の奥に刺さったままだった。
「本物の女の子だったら、俺、好きになってたと思う。」
──ある日、想いを寄せる男子・柊くんにそう告げられ、由奈の心は決まる。
「女の子になる。ちゃんと、最後まで。」
舞台は高校生活のきらめきの中。
親友・なつきとの微妙な関係、保健室の先生(実は元MtF)との対話、
そして、手術を決意する日、クラスメイトたちから贈られた“応援の言葉”。
手術の痛み、血、涙、そして目覚めた朝の静かな幸福――
これは「男の子をやめた女の子」が、自分らしく生きていくために選んだ、
世界でたったひとつの“ありのまま”の物語。
恋をした。
恋をするために、私は、変わった。
でもいちばん変わったのは、きっと、心じゃなくて……わたしの“勇気”だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 00:29:59
893文字
会話率:18%
エッチな事に興味津々のむっつりオタク、黒瀬楓はひょんな事から異世界に転生する。
転生させたのは神様ではなくまさかのサキュバスだった。
『この世界の性はノーマルすぎてつまらない』
そう嘆くサキュバスは、相手の性癖やフェチが分かる淫魔の加護
を楓に与え、人々の隠れた性癖やフェチを刺激してきてほしいと頼む。
パンチラ、下乳、絶対領域、前世では恋愛経験が皆無だった楓だが、読みあさっていた同人誌やネットの知識で次々と人々の性癖を呼び起こす。
「このスカート、あと5センチ短く出来ませんか?」
※この作品は自来也、ひとり桐乃の共同企画です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 19:33:34
98635文字
会話率:48%
「――エリスティア・グラン=フィオーレ! 君との婚約は、今この場をもって破棄する!」
声高らかな宣言が、王立アルシェリア魔法学園の大広間に響き渡った。
そこは学園主催の春季舞踏会の真っ只中。煌びやかなシャンデリアの下、貴族の子女たちが凍り
ついたように沈黙している。
その中心で、金色の髪を持つ王子――レオナルド・アルセレイン殿下は、青ざめた顔をして立っていた。
そしてその前に立つのは、全身を深紅のドレスに包んだ少女、エリスティア・グラン=フィオーレ。
誰もが“悪役令嬢”と噂する、傲慢で高飛車な名門の令嬢だった。
だが。
「……あら。ようやく、ですのね」
エリスは微笑んだ。あまりに静かに、そして晴れやかな微笑みだった。
周囲の者たちは言葉を失う。婚約破棄という屈辱を前にして、取り乱すでも泣き叫ぶでもなく――彼女は、まるで解放されたかのように微笑んでいた。
「私、随分と長い間、殿下の“役”を演じておりましたもの」
「や、役……?」
「ええ。“悪役”という名の、都合のいい飾りを」
その声は、どこか疲れたようでもあり、自由を得た者のようでもあった。
エリスは、ゆっくりとレオナルドに背を向ける。ドレスの裾が揺れ、紅の花が舞うようだった。
「婚約破棄、承知いたしましたわ。……これよりは、私の物語を生きさせていただきます」
その瞬間、沈黙していた会場の扉が音を立てて開いた。
「お嬢様、お迎えに参りました♪」
現れたのは、少女のように愛らしい銀髪の少年――エリス付きの男の娘メイド、フィーネ。
ふんわりとしたスカート姿に紅茶の香りをまとわせて、まるで舞台の幕引き役のように登場する。
「……お嬢、こいつら、全員ブチのめしていいか」
続いて現れたのは、黒い燕尾服に身を包んだ長身の青年、ツンデレ執事ユリウス。
眉間に皺を寄せ、王子を睨みつけながらも、彼の右手はそっとエリスの手袋を取っていた。
「ふふ、やめておきなさい。そんな価値もないもの」
「……ちっ、了解」
そうして、エリスティア・グラン=フィオーレは、悪役令嬢としての幕を下ろした。
けれど、それは終わりではない。
──すべては、ここから始まるのだ。
本当の彼女を愛してくれる者たちとともに。
そして、学園中を巻き込んだ愛と陰謀と溺愛の日々が、今まさに幕を開けようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 10:11:46
63258文字
会話率:35%
私にちょっかいをかけてくる男の子。
お尻触ってくる。
スカートをめくる。
胸をさわってくる。
しかし私は気分は悪くない。
私は相手が少年であることで、この行為を許し安心していたのだ。
しかしそれは私の都合の良い解釈だった。
最終更新:2025-07-03 07:24:05
2154文字
会話率:15%
何気なく日常を過ごす大学生、数彦。しかし、ある日突然に、黒いトンガリ帽子・黒マント・黒いスリットの入ったスカート・・・・。
「アタシは、大魔導士(だいまどうし)ナターシャ!!」
彼女はとても、困った女の子だけど、とても可愛い・・・・・
・!
ほんのちょっぴりだけ、ファンタジーな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-28 18:31:58
46352文字
会話率:22%
岩田屋町に転校してきた17歳の浜岡光は、孤独と自己否定を抱える少年。初登校の朝、水鏡川の潜水橋でセーラー服の少女・浅倉撫子と衝撃的な出会いを果たす。突風でスカートがめくれ、彼女の「ノーパン」な秘密を目撃し、動揺のあまり自転車ごと川にダイブし
てしまったのだった。 クラスでは「町内最強のセイブツ」として恐れられる撫子が、ヤンキーを掌底一発で撃退。光の「もう一人の自分」が放つ暴言で教室は凍りつき、撫子の怒りを買う波乱の幕開けに。アイドル研究部で撫子や仲間たちと「にくにくフェスティバル」のステージを目指す中、彼女が「巫女」として背負う神秘的な使命と、UMAを巡る怪事件が明らかになる。光の過去のトラウマと撫子の孤独が共鳴し、絆を紡ぐ二人だが、待ち受けていたのは岩田屋町の運命を揺さぶる戦いだった。光と撫子は「縁」で繋がり、どんな試練にも立ち向かうのか? 真夏の青春アクション開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:10:00
187794文字
会話率:32%
赤司大牙がひとりでグラウンドの隅に立っていたのは、春の終わりの夕暮れだった。
部活が終わった放課後だった。彼はひとり黙々と壁に向かってボールを投げていた。
フォームはひどかった。軸足が流れ、リリースも甘い。投げた球はたいてい浮い
て、ガシャンと鈍い音を立ててフェンスに当たった。
――それでも、大牙は毎日投げていた。誰に褒められるわけでもなく、誰かに見せるでもなく。
「おい」
そんな彼に、ある日声をかけたのが――遠野青葉だった。
制服のスカートに、だるそうに肩を落としたカバン。耳にはいくつものピアス。ぱっと見で「関わるな」と言わんばかりの空気を纏っていた彼女が、唐突に、芝の上に座りこんだ。
「お前、それじゃ肩ぶっ壊れるぞ」
第一声がそれだった。
大牙は驚いて振り返る。誰だ、この怖そうな人は――と一瞬思ったが、彼女はすでにボールを拾い上げ、勝手に構えを指導してきた。
「リリースポイント高すぎ。そんなんじゃスライダーもまともに曲がんねえし、インハイ抜けるだろ」
「……なんでわかるんだよ」
「うちの親父、元プロだからな。……まあ、クビになってからはロクなもんじゃなかったけど」
その日からだった。
最初は半信半疑で彼女のアドバイスを受け入れ、何度かキャッチボールをするようになり――気づけば、それが日課になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:41:42
27385文字
会話率:21%
「じきに空が沈む」
神戸市街地の交差点。
歩行者天国の信号機の上で、スカートをはためかせる女子高生が1人、座っている。
並行世界の断層、——タイムスクエア・ゾーン。
そこは、現実の「壁」に飲み込まれる、滅びる運命を持つ世界だっ
た。
女子高生、——大坂楓は、時空要塞の都市、クロノポリスに住まう住人であり、“セカンド・キッド”と呼ばれる「アノマリー」の1人で、22世紀の世界へと時空を繋ぐ計画、『人工時間結晶化プログラム』の実行のための、重要な任務を任されていた。
世界は滅びる運命だった。
それは、1995年に起きた災害、”阪神淡路大震災“をきっかけとして引き起こされた、『第一次タイム・クラッシュ』が原因であり、ある科学装置を使ったこと、——起こるべきはずだった出来事を変えてしまったことが、全ての始まりだった。
世界の時空平面上に広がる境界、「ベッケンシュタイン境界」。
その境界に入った亀裂を塞ぐため、人類は時空の『修復』を行うことを試みる。
大坂楓は、街に出現した「ゼノ」を排除するため、1人奔走していた。
「ゼノ」は時空の亀裂から出てきた“魔物=外来種“であり、世界には元々存在していなかった異形の怪物たちだった。
彼らは人類最後の砦、クロノポリスへと侵入し、人類の計画を阻止しようと攻撃を続けていた。
彼女は街中の交差点で、ある少年と出会う。
並行世界の果て、——過去と未来が交錯する、時の平原の彼方で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 13:52:38
20147文字
会話率:15%
古来より妖怪や悪魔と呼ばれ、人々の生活を脅かす妖魔族の“ドラゴニュート“を退治してきた非国家団体組織・WR(ワールド・ランディング)社の職員である桜間透子は、幼い頃から死者の魂に干渉することができる異常体質者の1人だった。
彼女はある日
、街中の古びた電話ボックスから、異様な瘴気が立ち上がっている現場を目撃する。
異世界へと繋がる“回線”。
記憶にはない日常のシーン。
天神町で暗躍するA級妖魔の「ユラマキキ(夢魔)」が、彼女の通っていた緑間高校の生徒にまで、魔の手を伸ばす。
町の人の“夢”を媒介としてその勢力を広げようとしている中、透子はシャーマン(対魔師)としての素質に突如目覚めた。
これは、彼女が“火剣使いの封魔”と呼ばれるまでのエリートとなった、——前日潭だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 19:16:29
8832文字
会話率:9%
第一王子の結婚相手を決めるために「カーテシーコンテスト」が開幕する。
出場する令嬢たちは果たしてどんなカーテシーを見せてくれるのか。
スカートの裾を引きちぎり、曲げた膝でドラゴンを倒し、カーテシーで空を飛び、ついには世界を闇で包むカーテシ
ーも……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 16:35:11
4526文字
会話率:47%
伯爵令息フレッドは、社交パーティーで子爵令嬢ドロシーとの婚約を破棄しようとしていた。
フレッドは武術を志しており、“自分ではドロシーを幸せにできない”と判断したためである。
しかし、会場にテロ集団が乱入し、貴族たちは人質に取られてしまう。
フレッドは戦おうとするが、ドロシーもまたスカートの中から三節棍を取り出し、臨戦態勢に入る。
二人は協力して、テロ集団に戦いを挑むのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 16:35:11
6010文字
会話率:35%
かつて“悪役令嬢”として異世界で名を馳せた令嬢――リリアーナ=フォン=エーデルワイス。彼女は処刑寸前、気づけば現代日本の学園に“江戸川りりあ”として転生していた!
気高き所作、完璧な振る舞い、そして天然なまでの気品を纏いながらも、どこかズ
レた価値観で日常に挑むりりあは、入学初日から学園中の視線を独占。だが、クラスメイトからは「なんかすげぇ子来た」とちょっと浮いた存在に。
そんな中、水沢ほのかとの出会いが、彼女の運命を大きく変える。陽キャギャルのノリに戸惑いつつも、りりあは“友達”という概念を初めて知り、次第に現代に馴染んでいく。
そしてもうひとつ、彼女の心をざわつかせる存在が。それが、ちょっと不良風で無愛想なクラスメイト・蓮(れん)。彼とのすれ違い、噂、ふたりきりの時間――令嬢のくせに恋愛初心者なりりあは、毎日が“ときめき事件”の連続!?
校則違反? スカート丈? 恋の指南? テスト事件?
ギャルなほのかと令嬢リリアーナと無愛想な蓮が手を取り合い、恋と友情とドタバタが渦巻く学園ライフが、今はじまる!
これは、“悪役”だった少女が、自分の気持ちと居場所を探していく物語。
現代という異文化で見つけた“誰かのために笑える幸せ”が、彼女の心をやわらかく変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 07:20:00
83519文字
会話率:47%
高校の男子部と女子部が統合された。制服がスカート、スラックスどちらを選んでもOKとなった。性別なんて関係ない! と、高二の相生志音は男子ながらもスカートを選ぶ。そして春の体育祭では応援団員にされてしまった。クラスメイトの発案で応援歌はアニメ
の主題歌。
新クラスで男の娘として可愛がられる志音だが、実は気になる彼がいる。性別はどうでもいい、と公言したのになぜか素直になれない。
そして体育祭当日、志音が参加した女子の騎馬戦で事件が起きた。
それをきっかけに彼との距離が縮まるか?
ジャンルを恋愛か文芸かで迷いました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 11:18:31
40355文字
会話率:47%
他のwebサイトでも投稿してます。もち雪の名前で。
故郷の里を出て、黒魔術師にしてはミニスカートだったり、胸チラの系の装備を身にまとう魔女ギアールに弟子入りした私、エクレア。
ある日師匠が、「冒険者ギルドに入り実践訓練をして来なさい。3年後
会いましょう」みたいな事を、言うので早速、ギルドのある一番有名な街フルキォールのギルドへ行ったら幼馴染のナナミちゃんが居て、わぁー凄い! 一緒のパーティーかいいなぁ。と、思ってたら苦手な彼女の兄のノアのパーティーに入ってました。不思議ー。しかしそこを円満に、だと思うんですけどー抜ける事になりました。大国ラクアノールの王子様のルシアと彼の影武者の女の子ピエネッタちゃんの危機を、心配になるほどいい人の侍、聡神(さとかみ)さん救ったら彼らに警護をまかされてしまったのですが、王子様無一文なんですよねー。困りました。陰謀を阻む? 無事連れて帰ったら、阻んだことになりませんか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 15:20:00
131297文字
会話率:43%