絶対的な運のなさから、不運の殺し屋と異名を持つ暗殺者ヴァン。
だが、真面目で仕事一筋のため、殺しの腕は超一流。
「あんたも運がなかったな」
ターゲットにかける最後に掛ける言葉は、まるで自分の人生を物語っているよう。
仕事以外に生きがい
がないヴァン。
それもそのはず、拷問訓練により切られた生殖器、毒耐性のために味覚は消え、暗殺者ゆえ睡眠すらままならい。
全ての欲を失なった上に、運のなさから人嫌いで、感情が薄いヴァン。
ある仕事で偶然出会った少女シャルル。
風の聖女と呼ばれるシャルルに無理やり運命を上書きされ、人としての生きる道を与えられるヴァン。
だが、その対価はワガママ聖女の護衛だった。
「あなたは私の所有物よ!」
「四十歳にもなって、十七歳の小娘にこき使われるのか……」
ワガママ皇女に振り回されるオッサン暗殺者の行く末は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 19:02:29
21851文字
会話率:44%
『ソウルシーカー』と呼ばれるDEA(Devil Enforcement Administratio アメリカ連邦悪魔取締局)の職員、ナナ・キャットは、悪魔狩りの精鋭部隊「LAタイムズ」の一員として、“ヴィランズ”という悪魔を討伐する仕事を
担っていた。
ナナは人間ではなく、鬼の一族として古くから悪魔狩りの活動を続けており、“悪魔化”と呼ばれる謎の現象を収束するべく、数百年もの間戦い続けていた。
“悪魔化”とは、悪意を持つ人間が罪を犯した時に起きる現象であり、罪の大きさの度合いによって多少の差異はあるものの、一定の確率で人間が「悪魔」へと変貌する時に用いられる指標である。
地上には元々人間ではなく、『鬼の一族』が繁栄を極めていた。
鬼は人間を毛嫌い、奴隷のように扱い続けてきたが、『黙示録の戦争』と呼ばれる出来事を機に、衰退の一途を辿ることになる。
その背景には、人間を愛した赤鬼のグループと、人間を嫌う青鬼のグループの対立があった。
赤鬼は人間と共存することを選び、青鬼は人間を駆逐することを望んでいた。
鬼は永遠に生きれる強い生命力がある反面、生殖器がなく、人間のように増え続けることができない生物学上の問題を抱えていた。
鬼を増やすには、自らの血を人間に与える必要があった。
“鬼化”と呼ばれる現象は、鬼が一族としての地位を確立するためには欠かせない儀式であり、また、プロセスでもあった。
つまり人間は鬼の一族にとっての“贄”であり、「血の器」として道具のように扱われてきていた。
今から約三千年も前のことである。
人間には人間の生活があり、生き方がある。
人間は鬼が繁栄するための道具ではなく、自由に生きるための権利がある。
人間と共存することを選んだ赤鬼は、人間と対等に生きることを望み、例え一族が滅びることになったとしても構わないとして、人間に血を分け与える行為そのものを禁止しようとした。
戦争によって多くのものを失ったが、代わりに得たものは平和であり、人間と鬼が互いに笑い合える日々であった。
しかし——
鬼と人間と、——悪魔。
星を巡る命の戦いが、今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:07:35
2948文字
会話率:6%
地星哺乳類は高低二種の身長性別を有し、人類の場合、高性の平均身長は175cm、低性の平均身長は145cmで、どんなに背の低い高性でも身長170cm以下になることはなく、どんなに背の高い低性でも身長150cm以上になることはない。つまり高性か
低性かは、外見を見ただけで容易に識別できてしまうのだ。高性は狩り、低性は子育てに始まる動物時代からの身長別役割分担は、文明の発展した現世人類の文化や制度の中に各種の差別として深く組み込まれていた。
第8回星新一賞落選作品。
https://gthmhk.gitlab.io/gthmhk/syouhen.html#kokoro にも公開しています。
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンス(https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/)の下に提供されています。
性的な行為自体の描写はありませんが、生殖器官や生殖方法についての説明があるので、念のためR15にしておきました。
感想にはほとんど返信しないと思いますが、それで構わなければ自由に書いて下さい。荒れても交通整理もしないと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-28 12:03:39
9917文字
会話率:6%
異世界に転移した主人公、児時零次はその代償として生殖器を失ってしまう。零次を召喚したのは白髪のレビィという美女だった。彼女に「私を故郷に連れて行ってくれたら、もとの体で自分の世界に帰してやる」と言われた零次は、右も左もわからぬこの世界で旅を
することになる。
異世界冒険ストーリーが好きな人に
オススメです!
ノベルバ、エブリスタでも同名で活動しているの
で作品のフォローお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-20 21:00:00
32056文字
会話率:25%
ここは幾万年も以前に創造主(神様)によって造り出された世界。万物は8つの元素からなり、人も動物も植物も全てはこの水素・金素・火素・木素・土素・天王素・海王素・冥王素の組み合わせで出来ている。
主人公:高天原スサノヲは高校2年生の17歳
で12月26日生まれである。彼は三つ子であり、兄のアマテラスともう1人の兄、ツクヨミを兄弟に持つ。
ある日、金色のリングを見つけ、3人は右手の親指にそれを装着した。するとリングは急に発光し、左手の親指、両足の親指、頭、胴体、生殖器に各々装着された。すると7つのリングは光り出し、5つのバングルを産み出した。それは首、両腕、両脚に装着する為の物だった。
7つのリングと5つのバングルが装着し終わると突然、身体中に電撃が走り、身体と精神が分離した。感覚は全て精神像に持っていかれた。更に鋭い電撃が走り、3人は失神してしまった、、。精神像が覚醒すると感覚は全て身体像へと戻ったのだった。
※精神像…精神がGodリングによって具現化する現象であり、それはこの世界ではかなり非常識的知識である。又、Godリングは身体像と精神像を連動させる役割を持ち、果たしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-17 01:35:54
1557文字
会話率:75%
入院がきっかけになって、
女3人があやしい関係に
最終更新:2019-05-08 18:05:41
548文字
会話率:7%
今回はかなり真面目なお話です。
トランスジェンダーさんの本気度がわかる、手術の内容について触れてみました。
※内容はかなり簡略化していますの手間、本格的に調べたい場合や知りたい場合は別途調べる必要があります。
専門用語として、生殖器の単
語が出てきますので、R15にしています。
苦手な方は見ない方が良いかも。
あと、切ったり縫い合わせたりしますので、ある意味『残酷な描写』がありますよ。
でも、将来、手術を考えているトランスジェンダーさんは試しに見てみて下さいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-09 07:41:46
5385文字
会話率:0%
サブカルチャー、とりわけR18向け作品において、そのジャンルの一つとして「ふたなり」というものが存在するのは、この稿を開いている諸兄にとっては至極当然のことであろう。
今回はその「ふたなり」の生殖器を医学的見地・神話的見地もどきから分析し、
その生態、もとい性態(!)について考察していきたい。なお、筆者はまえがきでも触れたように医学とも生物学とも、ひいては神学や西洋史とも縁遠い専門の出身であるが故、もし詳しい方がいらっしゃれば、ぜひ意見を賜りたい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-18 00:00:00
7203文字
会話率:0%
医療技術の進歩は人を幸せにするのか…。
10歳を迎えようとする少年セスと少女クレア。互いに大切な人だと心の奥底で思い合っていた。しかし彼らが生きる世界はそれを許さなかった。
2XXX年。人類は医療技術の進歩により個人のみでの生殖が可能になり
結婚・妊娠・出産という概念は消滅。
交わりはケダモノの行為として軽蔑され第二次性徴期の10歳前後から生殖器を除去する手術を受けることが主流になる。そしてその手術痕は成人の証とされた。恋愛や結婚は無駄なこととされ個々で生きていくライフスタイルが定着する世の中。
そんな激動の世界で生きる彼らの運命は…。この世界に疑問を持ってしまった行き着く先とは。
*倫理的な問題を含んでいますがフィクションです。苦手な方はご注意下さい。
*残酷描写ありにしていますが、作者がヘタレでその辺が苦手なので、あまり描写しない予定でいます。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-16 22:22:28
36567文字
会話率:39%