東幸運、彼女は探偵である。
ギャンブルで培われた洞察力、直感力。時には運までも引き寄せて事件を解決に導く……これは彼女が〝超越探偵〟と呼ばれるに至った、最初の事件の記録である。
【登場人物紹介】※五十音順
東幸運/職業探偵。ハードボイル
ドに憧れる活発なギャル。指定暴力団『東翔会』若頭・東翔運のひとり娘で、暗い過去を持つが今作には関係ない。
宇月晃/職業大学教授、理論物理学者。常に冷静さを心掛ける初老の男性。難解な研究に打ち込む偏屈だが人当たりは良い。理詰めの議論が得意。タバコ好き。
大岩拓馬/職業シェフ。豪快な性格でムードメーカーのオッチャン。学術的な知識やゲームルールには疎いが、持ち前の野生的な勘で物事の本質を見抜く。歳の離れた弟と妹がいる。
西原照/職業ゲーム配信者。子供のアバターで毒舌が人気の『サイバー・ライト』として活動する若い男性。普段から無邪気におどけて振る舞うが、ニヒルな内面を隠し切れない。
五月雨紗香/職業生物工学者。プロダクトデザイナーから生物工学者へ転進という異色の経歴を持つ女性。外から内へとデザインの興味を変え、現在は人の脳を開発する独自理論を構築中。宇月晃とは同じ研究者として話題が合う。
四谷秀才/職業プログラマー。根が真面目で融通の効かない青年。自分のルールに縛られがちな優等生タイプ。東幸運に触発され徐々に変わろうとするが、今作で成長できるかは不明。ゲーム制作が趣味。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 13:41:20
140382文字
会話率:61%
帯広に住む書道家・歌手の太幽は、停滞する日本経済に憤りを感じていた。彼の哲学の根源は、「ブラックホールには『地面』がある」という常識破りの着想だ。無限の重力を持つブラックホールが「限界があるから安定する」という宇宙の法則は、複雑化しすぎた
社会を立て直す鍵だと確信する。
小説すら読んだ事がない太幽が独自の思いつきから、この国を救う社会派フィクション『黎明の策』を執筆し始める。
物語は、太幽が提唱する大胆な経済政策から始まる。膨大な費用を投じながら未活用なマイナンバー制度の真価に着目し、3ヶ月限定の定額給付金をマイナンバー申請限定で支給。同時に消費税を3%減税し、実質ゼロとすることで、購買意欲を劇的に刺激する。
消費税は外国人からも徴収できる貴重な財源であり、その一部は賃上げ企業支援に充てられる。
太幽は、給付を真に望まない者への税金投入は不要であり、「無駄の排除」を徹底すると訴え、既存の「バラマキ」批判と一線を画す。
猛烈な反発にも屈せず、太幽は書と歌、言葉を通じて全国で政策の真意を訴え、国民の支持を獲得。3ヶ月後、給付金は廃止されるも、賃上げと消費回復で経済は確かな回復を見せる。
続いて太幽は、経済状況に応じた消費税の段階的な引き上げを提言。5%、8%、そして最終的に10%まで引き上げ、その財源を社会保障、賃上げ企業支援、農家支援に明確に充当する。この増税の究極の目的は、所得税や住民税などの他の税負担を軽減し、より公平で透明な税制を築くことにある。
物語の最終盤、消費税が15%に達した際、マイナンバーを活用した「緻密な減税策」が導入される。
過払い消費税分は生活レベルに応じてポイントで自動還元され、高所得者で一時的に生活苦となる層も保護。「非課税でも裕福な高齢者」への無駄な給付を排除するなど、徹底した効率化と公平性が実現する。
太幽の「策」は、この国を停滞から完全に立て直し、国民一人ひとりが「限界」の中で最大限の豊かさを実感できる、持続可能で公平な「黎明の日本」を築き上げる。書と歌、そして哲学の力で、混沌に秩序をもたらす壮大な物語が今、幕を開ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 15:06:36
4847文字
会話率:22%
帯広の書道家・歌手である「私」は、夜空を見上げ、ふと素朴な疑問を抱いた。「ブラックホールに、もし『地面』があったとしたら?」
その問いは、既存の宇宙論が抱える矛盾を次々と暴き、私なりの宇宙観を根底から覆す壮大な旅の始まりだった。
「無限
大」という言葉の欺瞞。
「限界」があるからこそ生まれる安定。
そして、「視点」を変えることで、あらゆる物理法則が新たな意味を持つという、哲学的な洞地が導き出す、驚くべき宇宙の真実とは――。
長年の研究者たちが難解な数式と観測データに縛られ、見失ってしまった「本質」を、「素人」である私が、直感と独自の視点で見抜く。ブラックホールは水のように融合するのではなく、まさしく「固体」として、他のブラックホールを「捕食」する。その内部では、吸収した宇宙の光と熱エネルギーが凝縮され、「ホワイトホール」として輝く新たな宇宙の種となるのだ。
そして、宇宙の始まりとされる「ビッグバン」は、一点からの爆発などではない。それは、巨大なブラックホール同士の合体と、その内部に蓄えられた光エネルギーが引き起こす、超巨大な「誕生の瞬間」だった。
宇宙は、誕生と捕食、そして再構築を繰り返す、壮大な循環の中にあった。この「太幽宇宙論」は、宇宙の起源、ダークマター、ダークエネルギー、そして宇宙の真の姿といった、長年の謎を全て解決する可能性を秘めている。
「長年の研究者が素人に負けてちゃダメよ」
既存の常識を打ち破り、宇宙の「天元」に挑む、一人の書道家が紡ぎ出す、全く新しい宇宙の物語。これは、あなたの宇宙観を根底から揺さぶる、知的興奮に満ちた挑戦である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 09:28:07
2652文字
会話率:4%
「我が儘言いたい放題ですわ。だってわたくしは公爵家の娘ですもの」
クラリッサ・アップルトン公爵令嬢は、身分が高くて仕事がないのだからこの世で一番我が儘が許されるという独自理論を持っていた。ナイジェル第一王子から婚約の打診が来ても面倒だからと
断り、気の合う貧乏子爵家の三男坊エルナールに拘るのだった。しかしナイジェルはクラリッサを手に入れるために事件を起こす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 07:42:03
12664文字
会話率:48%
21世紀中頃、科学技術は益々の発展を遂げていた。
人類が発展への道のりを進むなか、22歳という若さで大学教授となっている人物がいた。彼女の名は、宮野嘉月(みやのかつき)、専攻は物理。
しかし、嘉月は科学に携わりながらも、オカルトにも興味
を持ち、科学とオカルトの融和を目指している。その成果として、心のエネルギーの理論、嘉月理論を独自に提唱している。
嘉月がそこまで研究する最大の理由は、暗蝕の解明である。故郷の離島で起きている謎の現象で、大地を侵蝕していく。その暗蝕を抑え込んでいる女性と、暗蝕をなくして見せると約束したのが彼女の原点となったいる。
そんなある日、彼女は寝ている間に突然どこか別の世界へと転移させられてしまう。
その世界は、暗蝕が進みきった世界で、拠点であるフロンティアベース周辺以外は全て暗蝕地となっている。
そして、嘉月はその世界に住む仲間と仲良くなり、より暗蝕について知っていく過程で、重大な決断を迫られることになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:27:06
30213文字
会話率:48%
守護霊が見える女の子のお話です。守護霊については、独自理論を展開予定。
最終更新:2024-11-26 08:27:41
40759文字
会話率:41%
かつて、科学と魔法を用いる地球外生命体「魔族」が地球を襲った。
人類は窮地に追いやられるが、魔法を扱う人類「覚醒者」となった最強の魔導師『伝説の5人(クインテット)』の活躍により、人類は勝利する。
だが、その戦いの余波により、地球は魔法の素
ととなる素粒子「魔素」に覆われてしまう。
それから25年後、最強の魔導士を目指す少年が、魔法学校に入学する。
幼いころから修行をしてきた彼だが、その間に知り合った三人の女の子達。
これは、彼らが最強へと成長する物語。
※話によって、PC表示のほうが見易い場合があります。
10/16、外伝集「地球外生命体のせいで魔法が使える地球にて ~another story~」(https://ncode.syosetu.com/n8095fu/)
を投稿しました!!サブキャラ達の過去話をメインに裏話なんかを書いていきますので、ぜひ併せてお読み下さい!
本編とは別に公式解説書を用意しています!
ほぼ6話ごとの更新を予定してます!
https://ncode.syosetu.com/n1281fq/
※学生時代、文系科目オール赤点の理系だった作者が書く「理系に優しい小説」です。
※一部、現代科学を用いた表現が出る場合があります。それは、独自理論で展開されます。
※「チート」…主人公はチートじゃないです。並みです。登場人物の中にチート級の存在がいます。
※「ハーレム」…女の子が多めに出るので付けてます。はっきりとした恋愛描写は今のところありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 13:44:28
319959文字
会話率:46%
【簡易あらすじ】
私と妹の日常が、博士のありえない発明品で振り回されます。発明次第で世界がヤバい! 行き過ぎた科学は魔法のごとし。
博士は現在、時間・ネコ耳・ゲームなどに興味を示しています。
あと斉藤さん。
【詳細あらすじ】
氏名・年齢・性別などを問われたとき、かならず『ひみつ』と答える私は、ついに本物と出会った!?
本物こと博士が、その恐るべき科学力と独自理論によって生み出した発明により、私たちの日常を脅かす!
そんな博士と私と妹たちで繰り広げるS・Fの深淵を、一緒に覗こう!
**―――――
「ねえ、これ気になるんだけど?」
居間のソファーですっごい体勢をしている妹が、私が適当に取り繕った『あらすじ』をひらひらさせた。
「どこが?」
「色々あるけどさ...SFってのはおかしくない?」
「S・F(サイエンス・ファンキー)だから良いの!」
「...イカレた科学?」
「イカした科学!」
少しだけ妹に同意している自分がいるのだが、それは胸にしまっておこう。
「文句があるならさ、自分でもお勧めしてよ」
私は少し唇尖らせ、妹に促す。
「んー、暇つぶしには最適! あたしや博士に興味があって、暇でどうしようもない時はお読みください!」
「私もいるよ?」
「どうせ興味は持たれないでしょ?」
「...」
えっとね、私、これでもいっぱい頑張ってますよ? いろいろと浮き上がる感情を抑えつつ...。
本編へつづく
*)『頭のおかしい科学によってファンタジーを現実に!?』 というコンセプトであるため、現在ローファンタジーとしていますが、ジャンルには悩んでいます。
強いて言うならS・F(サイエンス・ファンキー)というジャンルだと思っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-05 12:30:24
222710文字
会話率:49%
T大合格のため、日々、勉強を続けていた井野誠は異世界送りになってしまった。日本にもどることが困難だと知らされ、自分の努力が水の泡になったことに誠は酷く落ち込む。そんな中、同じく日本からやってきた飯野みずきに出会う。魔法の研究や異世界暮らしが
お気に入りの彼女とともに時間を過ごしていくうちに誠は心を癒していく。けれど、学歴社会のなかで腐ってしまった性根はもとに戻らなかった。
マイペースに好きなようにかいていきますので、文字数や更新頻度は適当です。完全に趣味で書いておりますので、あまり過度な期待や正確な日本語、整合性のとれたストーリーではないかもしれませんがご容赦ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-27 00:00:06
1854文字
会話率:16%
魔術が存在するとある世界。そこでは千年前、普人族と呼ばれる種族と魔族と呼ばれる種族が争っていた。
当時、異世界から勇者を召喚して普人族が勝利を納めた。
そんな神話とされる時代の更に遥か昔から歴史の裏で暗躍していた組織が存在する。
【秩序の鎖】
文献に名前すら残らなかった伝説の組織。
そもそも名すら知られていない組織は、もちろん規模、構成員その他一切の情報が無い。
その組織で十番目に荒事に強い少年ハルカは、今日も今日とて身に覚えのない災難に巻き込まれていた。
「異世界の勇者って、 あの千年前の伝説の?
……へ? 近々召喚されるから任務?」
巻き込まれ体質の主人公が裏で暗躍するお話。
作者がオカルト好きなのでその要素が混じっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-18 21:00:00
134813文字
会話率:32%
身に余る力の対価はいったどこから支払われているのか
最終更新:2018-07-03 07:33:49
742文字
会話率:50%
ヒトはその生態系を独自のものとして外界から隔離した
最終更新:2017-01-11 18:51:29
833文字
会話率:0%
不老不死を実現させ太陽系を飛び出した人類
その中の暇を持て余した研究家達の一幕
最終更新:2016-10-24 07:00:00
1668文字
会話率:64%
天文部に入部しようとしたところ、部長に向いていないと判断された相須泰斗。
しかし、第二天文部があると言われてへ行くようにと促される。
そこは宇宙好きで独自の理論を持った妄想家達の集まりだった。
最終更新:2018-06-05 00:44:10
17349文字
会話率:51%
遠いような近いような未来のお話。
科学で魔法を扱う世界でのファンタジー。
世界は、大団円では終わらない。
恋愛小説、伝記のような感じで書きたいです。
最終更新:2018-02-27 12:33:32
6480文字
会話率:26%
数学の計算複雑性理論をテーマとしたSF物語です。30年かけて筆者が解いた独自理論の検証も兼ねていて、筆者の集大成となることを祈って書き進めたいと思います。そのため、柱となる独自理論が崩壊すると物語はあらぬ方向に向かう可能性もあり、現時点では
筋書きも書けない状態です。最近やや話題の量子コンピュータとの違いなども織り交ぜながら、2万字~3万字を1話区切りとした連載にしたいと思いますのでよろしくお願いします。尚、物語の中に筆者の経験や体験のアレンジが若干含まれています。独自理論(アルゴリズム)を文章だけで表現することは難しく、願わくば行間を埋めて読んでくださることを祈ります。ようやく第1話を書き終えました。第2話に突入したいと思います。*ご注意ください:計算複雑性理論以外の技術や理論は全く根拠の薄いものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-30 04:01:10
35349文字
会話率:59%
近未来の物語です。数学を基盤とした独自理論による超能力や魔力の解明と登場人物の冒険?の物語です。筆者の生活が風前の灯なので、生活優先で、投稿が不定期になるかもしれません。が、しぶとく少しずつでも投稿したいと思っています。
最終更新:2016-09-08 21:39:58
4574文字
会話率:0%
-西暦2070年
半世紀前と比べると世界は劇的な変化を遂げていた。八つのメガコーポから発信された技術によって発展した数多のサイバネ技術は、現実とネットワークの境界は限りなく0に近付け、オンライン機械化された様々な物品を作り出し、人々の生活
は潤っていった。しかし、その側面で横行した肉体の機械化による傷害事件や戦闘行為。過度の機械化改造によって生み出されるサイバーゾンビや電脳マトリクスに出没するネットワークゴーストなどの問題なども浮上している。そんな安定と不安定の間にいるような、まだまだ発展途上な世界。
これはそんな世界に生きる、便利屋…ジャックランナー達の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-12 00:00:00
4045文字
会話率:50%
僕の入ってしまった文芸部には、『指南先輩』というはた迷惑な上級生がいる。彼女は人と目が合うと『小説の書き方指南』を行なうという悪癖があり、その独りよがりかつ独自理論すぎる指南は文芸部内において『災害』として扱われていた。
これはそんな災
害たる指南先輩と、彼女が災害だとわかっていながら文芸部に律儀に出席する小説初心者の僕が、どうにかこうにか一つの小説を書き上げていくまでの物語である。
副音声
※この物語は作者が紙にまとめた文字書きのノウハウをデータ化する際に『ただデータ打ち込むだけって仕事かよ!』というウンザリ感を覚えたために、物語調にしてしまったものです。基本的にここで行なわれる指南や会話は個人の感想であり世界の真理ではありません。また、『ヒットする小説の書き方』ではなくあくまで『小説の書き方』です。ご覧になられる方はそのことを念頭において、創作物としてお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-18 15:00:00
85253文字
会話率:70%
噂があった
町のはずれの寂れ小屋
そこにはあるのはお話屋
主が語るは誠か嘘か
知るは主、ただ一人
その噂に惹かれた私はその話屋に訪ねることにした・・・・・
最終更新:2014-05-16 03:18:33
2234文字
会話率:14%