【簡易あらすじ】
私と妹の日常が、博士のありえない発明品で振り回されます。発明次第で世界がヤバい! 行き過ぎた科学は魔法のごとし。
博士は現在、時間・ネコ耳・ゲームなどに興味を示しています。
あと斉藤さん。
【詳細あらすじ】
氏名・年齢・性別などを問われたとき、かならず『ひみつ』と答える私は、ついに本物と出会った!?
本物こと博士が、その恐るべき科学力と独自理論によって生み出した発明により、私たちの日常を脅かす!
そんな博士と私と妹たちで繰り広げるS・Fの深淵を、一緒に覗こう!
**―――――
「ねえ、これ気になるんだけど?」
居間のソファーですっごい体勢をしている妹が、私が適当に取り繕った『あらすじ』をひらひらさせた。
「どこが?」
「色々あるけどさ...SFってのはおかしくない?」
「S・F(サイエンス・ファンキー)だから良いの!」
「...イカレた科学?」
「イカした科学!」
少しだけ妹に同意している自分がいるのだが、それは胸にしまっておこう。
「文句があるならさ、自分でもお勧めしてよ」
私は少し唇尖らせ、妹に促す。
「んー、暇つぶしには最適! あたしや博士に興味があって、暇でどうしようもない時はお読みください!」
「私もいるよ?」
「どうせ興味は持たれないでしょ?」
「...」
えっとね、私、これでもいっぱい頑張ってますよ? いろいろと浮き上がる感情を抑えつつ...。
本編へつづく
*)『頭のおかしい科学によってファンタジーを現実に!?』 というコンセプトであるため、現在ローファンタジーとしていますが、ジャンルには悩んでいます。
強いて言うならS・F(サイエンス・ファンキー)というジャンルだと思っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-05 12:30:24
222710文字
会話率:49%