世界の各所にある、魔晶石やモンスター素材などの資源を産出する迷宮。
人々は魔導と機械技術を駆使して迷宮を利用し、それにより世界は緩やかな発展を続けていた。
しかし富を産む迷宮は争いの火種となる。国境付近における迷宮の利権争いに端を発した戦
争は、瞬く間に各国を巻き込んでいく。
街は戦火に包まれ、多くの犠牲を払い、数年に渡る戦争はやがて終結へと向かっていた。
その大戦末期、斜陽のヴォルイーニ帝国は存続を賭けて、一人の少女を兵器へと変えた。
禁忌の法による精霊との融合、および機械の手足を与えることで作り上げられた魔導能力と実戦能力の両方を兼ね備えた万能の兵士。
彼女の名はコード00、ノエル。しかし、彼女一人では戦況を変えることはできずヴォルイーニ帝国は滅亡し、彼女も歴史の中へ姿を消した。
それから5年。
巨大な迷宮が地中に伸びる、ブリュワード王国の都市・ルーヴェン。ノエルは相方のクレア・カーサロッソとともに今日も迷宮の中で過ごしていた。
軍服――ではなく、メイド服を着て。
迷宮内カフェのオーナー兼従業員兼迷宮探索者兼時々ギルド受付嬢兼死体回収人として、彼女は今日も迷宮の中で静かに来訪者を待ち、そして来た客に彼女は告げる。
無表情で。
「カフェ・ノーラへようこそ」
これは、幼くして兵器にされた少女が過ごす戦後の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 22:19:02
553946文字
会話率:46%
わけあって保育士を辞めた双葉杏咲(ふたばあさ)は、再就職祈願に地元の神社へと参拝にきていた。
そこで出会ったのは、不思議な雰囲気を纏った美しい男性。
その男との出会いによって、杏咲の生活は一変することになる。
男性に連れられた先で出会
ったのは――八人の半妖の子どもたち。
其の一 「僕は結構です」
冷静沈着で真面目気質。何でも卒なく熟してしまう天才肌な狐の半妖。
玲乙(れお)。
其の二 「へいへい、わかりましたよ~」
情に厚い兄貴肌。飄々としていて適当なように見えるけど、周りをよく見ている烏天狗の半妖(?)。
火虎(ひとら)。
其の三 「チッ、うぜぇ」
誰に対しても冷たい態度で口が悪い。粗雑で寡黙な鬼の半妖。
影勝(かげかつ)。
其の四 「今度こそ本当に嫌われたらどうしようって、思って……」
穏やかで優しい常識人。一人で溜め込んで我慢してしまいがちな雪女の半妖。
柚留(ゆずる)。
其の五 「……これは、じいちゃんにもらった。……大切な、宝物」
無気力無表情人見知り。他人の心の機微に敏感な猫又の半妖。
湯希(ゆき)。
其の六 「おれ、かっこいいおにいちゃんになりたいんやもん!」
ビビりで弱虫だけど、いつも明るく元気いっぱい。天真爛漫なかまいたちの半妖。
吾妻(あづま)。
其の七 「ケッ、ニンゲンにおそわることなんてなにもねーよ」
口は悪いが本当は素直で優しい。獣耳に感情が出やすい雷獣の半妖。
桜虎(おうが)。
其の八 「か……かわいくしてくれて……ありがと」
ツンと見せかけてデレへの振り幅がすごい。あざと可愛い覚(さとり)の半妖。
十愛(とあ)。
行く末は――全く意図せぬ逆光源氏計画!?
半妖×保育士(?)たちによる、ほのぼの時々ハラハラな甘くて優しい日常のはじまりです。
※こちらは魔法のiらんどで掲載している作品になります。
※こちらはヤングエースUPにてコミカライズ配信中の作品になります。また8月4日よりコミカライズ第一巻の発売が決定しております。
ネット小説大賞には編集部の方に確認した上で応募しておりますが、小説ではなくコミカライズ版に関しましては“当方が原作として株式会社KADOKAWAに独占的にコミカライズの出版権の快諾をしている”形となっておりますので、ご承知おきください。よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 17:20:13
128233文字
会話率:51%
俺は生来の無表情。ポーカーフェイスキャラを貫いてきた。
しかし時々何故か、考えていることがモロにバレる時がある。
俺はポーカーフェイスしているはずなのに。一体何故!?
※「なろうラジオ大賞4」参加作品です。
最終更新:2022-12-17 19:26:02
889文字
会話率:20%
”私は私の道を行く。 構って貰えなくても結構です!”
辺境伯家の次女である、マロン=モルガンルース嬢は、穏やかな、心根の優しい少女だった。 小さな幸せで十分満足していた彼女は、多少の”愛情不足”も、笑って流せる少女であった。 あの日、
あの場所で、『惨劇』を経験するまでは。
彼女が『貴族たる矜持』を持った『辺境伯家の娘』となる、『惨劇』であった。
惨劇により、彼女は彼女の歩む道を決断する。 『表情』を失ってしまった彼女に降りかかる、幾多の艱難辛苦。 厳しい現実を乗り越え、『貴族の誇り』と『己が矜持』を全うしようとする彼女は、真っ直ぐに突き進む。
何処までも…… 何処までも……。
その修羅の道の果てには、何があるのか。
彼女が幸せを感じる出来事が有るのか。
ハッピーエンドマニアが贈る、戦うお姫様の物語。
お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 23:00:00
236206文字
会話率:35%
シュテルン・アハト・クーヘンは転生者。
魔法が使える世界で、炎魔法で焼くパン屋【一番星】の店主になったところ、あっという間に人気店に。
忙しさすぎて従業員を募集したところ、現れたのは羊のような角をもつ魔王・ドゥンケルハイトと食いしん坊の従
者・シュバルツ!
一度は断ったものの、勇者によって巨大な力を封印されているという魔王に説き伏せられたシュテルンは、魔王と雇用契約を結んでしまう。
最初は魔王を解雇しようと意気込んでいたシュテルンだが、魔王と共に新しいパンを開発したり、一緒にごはんを食べたりするようになり、交流を深めていく。
ヒントにするのは前世の美味しかった記憶。
あんぱん、クリームパン、もちもち食パン、……。
昆布と鰹で一番出汁もとってしまおう! 米だって炊いてしまおう!
さらには魔王との出会いをきっかけに、シュテルンの周りには一癖も二癖もある人々が集まってくる。
やる気のない神官・フランメ。麗しの騎士団員・レーベン。
さらにはシュテルンの幼なじみで、冒険者志望のヴィアベル。
……やがてシュテルンが思い出すのは、魔法のある世界で冒険者になりたかった子どもの頃の自分。
挑戦した初級ダンジョンで魔物と戦い、宝物を手に入れることができた。
だけどなんだかんだ言って、パン作りが一番!
王都で開催されるパン祭り。
そこで修行元のパン屋【王の花】や老舗パン屋【若草堂】と競ってレベルアップも忘れない。
そして、魔王を封印した伝説の勇者リーベ一行まで現れたとき、思わぬ方向へ物語は進み始める――
無表情な魔王と陽気な勇者の隠された関係とは?
封印された魔王を探している謎の組織とは?
さらに、恋愛に興味のないシュテルンと魔王(他)の関係はどうなっていくのか?
つくるのも食べるのも好きなシュテルンと個性的な面々が織りなす、ちょっとおかしくて美味しい物語です。
《活動報告にもSSを掲載していますので合わせてご覧ください》
《2021年3月8日、500,000PV突破ありがとうございます》
《2021年2月28日、総合2,000pt突破ありがとうございます》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 10:11:49
734116文字
会話率:34%
有村尚は可能性の薄い片想いをしていた。
相手は学校1モテる藤倉君。ライバルがたくさんいる中自分は幼馴染でもクラスメイトでも友達ですらない。
そんな時、あることがきっかけで彼の偽彼女として付き合ってる振りをすることになった。
偽の付き合いを続
ける為の条件は「好きだというのがバレないこと」
屁理屈無表情女子が難攻不落のモテ男(阿呆)を落として本物彼女になるまで。
*第七回ネット小説大賞受賞。一二三書房さま 一二三文庫より書籍化。コミカライズ版1巻発売中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-16 07:47:15
119793文字
会話率:58%
異世界・ファンタジーが舞台の、暗殺ギルド長の日常です。時々グロ入ります。
(少しばかりBL要素が入っておりす故)、苦手でない方のみご覧下さいm(_ _)m
多種多様な職業ギルドがある世界。
その中には暗殺ギルドという特殊な任務をこな
す組織があった。だが内容が内容なだけに、世間からは恐がられ、煙たがられていた。
そんな中、王都付近にある栄えた街《アグリンド》の暗殺ギルドでは、長が『ギルド一の残虐殺戮者』と呼ばれるほど無惨な殺し方をしてきた狂人だった。といっても殆どいつも無口で無表情な為、『無情の狂者』とも云われている。
だがそんな感情の無さそうな狂者も、酒の席となると別人のようになってしまう……!?
酒の威力と席を囲む人々、その空気に呑まれ、皆が皆遠慮無しに本音をぶつけ合う。
それが日課となったギルド長の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-30 00:55:55
1881文字
会話率:18%
女子3人男子2人で構成された囲碁将棋部。そこは囲碁も将棋もせずただグダグダと話したり遊んだりするだけの平和な空間だった。
「――要するにさ、異世界転移っていうのは現実にはありえないってことなんだよ。そもそも魔法があるのに科学でも説明できる世
界なんてありえないんだよ!だから……」「はいはい、すごいねー」「クックック」「…………」「全ては正義のために!」
彼らが放り出されたのは地球とは似ても似つかない異世界。
男子学生2人と女子学生3人によって繰り広げられる異世界冒険譚!ここに始まる(予定)!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-06 20:00:00
4773文字
会話率:42%
二人の最上神が織りなす日常のお話。
「大人しく私のものになってくれないかな?」
「…断る」
逃げる破壊神、追いかける創造神。
「ふふ、捕まえた」 「!?」
そんな二人とそれを見守る曲者揃いの神様たち。
忠誠心過多の従者、新参者の神様、
性格
に難あり神様。
色々な神様たちの時々シリアスな日常のお話。
尚、本業が忙しく、ヒーローは遅れてやって来る模様。
神様の日常がメインのお話です。恋愛要素は後からやってきます。
マイペースにゆっくり更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-13 23:03:57
6847文字
会話率:20%
自分勝手で素直になれない凡人魔導師と無表情で素直な天才魔導師は師弟の関係。相手を気遣ったり、時々喧嘩したり、それでも一緒にゆるりとしたり。
そんな彼と彼女のゆるっと、そしてたまにピリッとした師弟生活、覗いて見ませんか?
※この作品は小説
サイトハーメルンにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-18 10:03:38
8334文字
会話率:61%
突如空いた穴から、知らない世界に落ちてしまった。
階層が違うという、そこは――地形が同じでも、今まで生きてきた場所とは全然違う世界。神に等しいものの力が介入する世界。
だが何かおかしな事態になっているようで、世界の均衡が乱れている、らしい。
それに巻き込まれてしまったらしい私(21)は目が覚めたら何故か血まみれ、しかも傷だらけ、助けてくれたらしい獣は魔獣が出るとか意味のわからないことを言ってるし、助けた男は言葉も通じないし、8割方無表情だし。こんな殺伐とした世界で生きていける気がしない!帰りたい!!
…と思っていたのに、結果的に巻き込まれてしまった彼女の、恋とか戦いとかの物語。
※恋愛要素は初めの方かなり薄いです。ちょっとずつじれじれです。
※「※」がついてる話は暴力・流血表現ありますのでご注意ください。
18/10/13 完結。時々小話書きます。
18/10/14 続編書き始めました、R18ゆえ、18歳未満の方はリンク踏まないようお願いいたします。
https://novel18.syosetu.com/n3311fb/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-30 20:00:00
484898文字
会話率:52%
我が国の第四王子が、なんと私に一目惚れしたらしい。
王子様は無表情のまま、極めて冷静な口調で言った。
「私は夜も眠れぬほど貴方に夢中なのだ」
そんなわけない。一目惚れなんて、身に覚えがない。ないない、ない。
この王子様はなぜ私に、そして何の
ために突如求婚してきたのか。
子爵家の居候娘である私と、腹に一物王子の時々ほのぼの心温まり、たまにキナ臭い新婚生活。
これはぎこちなく、私と王子様が愛を育む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-03 22:55:18
172348文字
会話率:30%
「ペルデ、愛してる。どうか私と結婚してくれ」
片膝を床に着くのは王の御前のみと教育されているにも関わらず跪き、相手の左手を取る女、ルクスの求婚を、
「別に良いけど。でも、俺、お前のこと別に愛してないぜ?」
無感動、無表情で了承しておき
ながら愛無しと言い切る男、ペルデ。
「かまわねぇよ、私が永遠にお前を愛し続けることに変わりは無ぇからな。んで、これで結婚が成立したってことは私達は夫婦。ずっと側を離れず何からでもお前を守ってやるよ」
応えてくれた嬉しさに大体の他人が見惚れるほどの満面の笑みで誓う。
「そうか。ありがとうルクス」
強く美しい伴侶の愛を向けられ、「あんたのシャツアイロンかけておいたからね」と母に言われておざなりな礼を口にする男子高校生みたいな反応を示す男ペルデに対して恋に落ちていたのは女であるルクスただひとり。長年の片思いという訳だ。
このお話は女々しいヒロインもかっこいいヒーローも不在な感じです。でも、ちょっと暴力出てくるから多分R15。時々直すか、上げ直すかもしれません。来年までには完結させる予定です。よろしければお付き合いくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-24 20:48:20
9787文字
会話率:54%
ちょっとしたアクシデントから、世界を統べる魔王に次ぐ大公の座に就くことになってしまったジャーイル。そんな大公としての生活も二年をなんとか平穏無事に乗り切り、三年目を迎えていた。ブラコンで我侭な妹、世界最強で美貌の女王様、女好きで何を考えてい
るのかよくわからない親友、やや変態だが真面目な魔王様、厳格だが頼りになる家令、無表情だが時々やらかす美人副司令官、賑やかなオッサン等々に囲まれつつ、ジャーイルの平穏な日常は今日も続いていくのであった。「新任大公の平穏な日常」の続編です。
完結しました。ご愛読ありがとうございました。
続編「続・魔族大公の平穏な日常」として、緩く書いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-25 11:02:45
838015文字
会話率:35%
◇本小説は打ち切りとなりました。更新を心待ちにして頂いていた読者の方にはまことに申し訳ありませんが、何卒ご了承のほどお願いいたします。◇未知の金属生命体「アルディア」によって、人類が母なる星から放逐されてから半世紀。アルディアと渡り合うため
の武器を持った人間たちは、着々と地球奪還の準備を進めていた。軍人養成学校「天渡学園」に通っていた主人公「鈴堂和真(りんどうかずま)」は、落第という事実を受け止めつつも卒業式に臨んでいたが、その途中、ありえないはずだった「アルディアの襲撃」という大事件に巻き込まれてしまう。混迷を極める市街地で、和真は何者かの声を聞く。「――こっちだよ、わたしのファクター」 地球を取り戻すために戦う幼き戦士たちを描いたSF小説、堂々――開戦! ◇最低一か月一回の更新を目標としております。状況によって更新は前後するかもしれませんので、予めご了承ください。 ◇作者はミリタリー系に関してはにわか程度の知識しか持ち合わせておりません。滅茶苦茶な設定でも構わないという方以外には、本小説を開くことをおすすめはできませんのでご了承ください。 ◇完全見切り発車となりますので設定などに粗があるかもしれません。綿密に練られた設定が好きな方にはおすすめできませんのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-29 22:17:32
22827文字
会話率:54%
何事にも無関心な少年・悟はある日「公爵夫妻」を名乗る二人にある「頼みごと」をされる。
それは「どうか、私達の娘を護って欲しい」ということだった。
自由奔放で変わり者な家族に、無理やり異世界に送られ「執事」として働くこととなった悟。
果たして
、悟は迫り来る悪人達からお嬢様を護ることができるのか。
無表情・無関心・無情と三つ揃った少年執事と、おっとり天然お嬢様が行くドタバタへんてこラブ(?)コメディー! ……っぽいもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-13 20:24:00
9093文字
会話率:36%