あまり人に立ち寄らない深い森には、色んなものが落ちていました。
其処には、長寿の一族の娘が独りで住んでいたのです。知恵を奪う能力を有した娘は、何時しか習得の魔女と呼ばれていました。ですが、本人はそれを知りません。
森の恵みを得て、時折人里で
物々交換をして暮らしていました。
娘はある日、森で息のない異形を見つけます。その異形は、異世界の者でした。興味本位で異形から知恵を奪うと、娘にはない感情や知識を得る事ができました。
そして、それから娘は男を拾います。
その男は世話をしてやると元気になって、娘に優しくしました。
しかし、実は地位ある男は娘を森から拐うのです。政敵を排除し、立身出世の踏み台にする為に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 14:53:44
2507文字
会話率:17%
紋様術。一部階級のみが行使できる魔導の術により、群雄割拠する戦国の世。
女であることを隠し、武士として生きる前田千代(又左)は、その武を織田信長に見出され、仕えることになる。
だが千代の目的は、師である柴田勝家の命により、信長が国の為に
ならないのであれば、密かに討ち取ることだった。
だが、信長の乳兄妹である池田恒緒、草履取りのサル、舅である斎藤道三たちとの交流を通じ、自らが無能と蔑まれることも厭わず、民や仲間を守ろうとする信長の無垢な人柄に触れ、千代は苦悩する。
そんな中、信長は実弟の信行が起こした反乱を、その身に封じられた『素戔嗚』の力で平定するも、その副作用で床に伏してしまう。
復讐に燃える信行は病気見舞いを装い、腹心である勝家、恒緒の弟である蔵人とともにその居城に乗りこみ、信長の謀殺を図ろうとする。
その渦中で、千代は勝家と敵対し懊悩するが、最終的には信長がこの国に必要な人間であることを告げ、守ることを選択し、これに打ち勝つ。
一方、信長は追い詰められていく中で、再度目覚めた素戔嗚の力で勝利するも、その力を暴走させ、信行を殺めてしまう。
恒緒、千代、サル、そして死に際の信行の尽力により辛くも暴走は鎮められたが、信長は暴走前後の記憶を失ってしまう。
自らの手で弟を殺めた、という事実は信長に深い傷跡を残す、と考えた恒緒は、自ら信行を討ち果たした、という汚れ役を被る。
実の息子に討たれることになった道三。
姉弟ながら敵味方に分かれた恒緒と蔵人。
師弟で相争うことになった千代と勝家。
そして実の弟をこの手にかけることになった自分自身。
密かに記憶を取り戻していた信長は、乱世に巣食う、そんな得体の知れない魔物の存在を感じながら、ただ閉じこもるだけでは大事なものを守りきれない、と悟り、避けていた素戔嗚の力と向き合いながら、戦国を終わらせることを決意するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 17:51:15
101180文字
会話率:48%
ラクシャ公爵の全く為にならない恋の相談室。
ラクシャ公爵が親戚のハングリッド公爵に恋の相談室をやってあげるお話です。
ハングリッド公爵物語の設定の冒頭にも繋がる感じです。
ハングリッド公爵物語、作者も悩んでいます。
実はここからハング
リッド公爵物語は分からなくなっていったのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 18:37:41
1934文字
会話率:33%
天月優真はいつもと変わらない日を過ごしていたが、ある日妹が不慮の事故によって亡くなってしまう。
突然の死を受け入れられず、気に病む優真。だが葬式終わりの日、目の前に現れたのは事故死した筈の妹だった。
このまま現世に残すのは本人の為にな
らないと理解し、何とかして成仏させる為、優真は妹と共にその手立てを探す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 23:10:17
125648文字
会話率:58%
「村から出て行ってくれ」
青年のマサヨシは、春になっているというのに、雪が降りやまないため、食糧難に陥った村に住んでいた。このままでは村の為にならないと、身寄りのないマサヨシは、村から追放される。しかし、追放されたマサヨシであったが、ただ
、追放されたわけではない。
今に見ていろ、と思い立ち、冬を終わらせるため、雪の女王に会いに行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 17:28:17
53351文字
会話率:34%
彼女といるのは、君の為にならない。彼女にあれだけ言われて、君は何も思わないのか?
彼女とは婚約破棄した方がいい。
僕は耳にタコができるほど、忠告とも言えるようなその言葉たちを聞かされてきた。
そんな中、「彼なんて、顔も性格も平凡で地味な男よ
。運動もできずノロマだし。いいところなんて、ちょっとばかし成績がいいことくらい」と、彼女が学友たちに話しているのが聞こえて───?
※ヒロインの言葉が悪く、一部差別的とも捉えられる表現があります。注意してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-15 06:00:00
2484文字
会話率:26%
「あなたの事なんか大嫌い。もう顔も見たくないから婚約を破棄して」
去っていく後ろ姿を見てオリヴィエはこれで良かったんだと思った。この家は没落寸前でハロルドの為にならないと分かった日からずっと婚約を破棄しようと考えていた。もう体裁を保てな
いくらいこの家にはお金が無かった。彼女はまだハロルドの事をまだ愛していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-18 12:00:00
10356文字
会話率:37%
『為になる為の、為にならない、無の境地』・・・『詩の群れ』から
何を言いたいのか分からないのが、詩の特徴だとしたら、例えばこの様な詩も、形作られる訳である。詩集『詩の群れ』、から。
最終更新:2020-08-25 04:00:08
382文字
会話率:0%
澄香に、会いたい。音楽に満ちたバブル時代、怪しげなドアが引き起こすちょっと不思議な物語。
全ての音楽好きお兄ちゃん&お姉ちゃんに捧ぐ、ロック×妹×異次元ストーリーです。
1980年代終盤。バブルの終焉にしてバンドブームに沸く、ざわついた
時代が舞台。
モテない兄と完璧な妹の剣崎姉妹は、グダグダで楽しい日常を謳歌中。そのモテない兄をなぜか慕う謎の少女、それに輪をかけて訳のわからんドアが登場したせいで、異次元にぶっ飛ばされたりトラウマと対峙したり神的な何かと喧嘩する羽目になったりと、日常は異常な方向へ転がり始めます。
全編に散りばめた音楽ネタは無駄に豪華。分かる人だけニヤリとできる、為にならない細かさ。
ぜひサブスク音楽とwikiを傍にお読みください。
きっとあなたも、澄香に会いたくなるでしょう。
※完結に伴い劇中歌をED曲としてUPしました
※重複掲載有 カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-22 20:27:49
133228文字
会話率:67%
現在執筆中の『方向性のない高校生たちは今日も屋上で光合成をする』の作中で、主人公の友人にお笑い芸人を目指す男の子が居るのでせっかくの機会だから彼らがネタをしている設定で作ってみました。
『方向性のない高校生たちは今日も屋上で光合成をする』
はだいたい高校生たちのゆる~い無駄話を中心にしたストーリーです。どうぞ、いえ、どうかそちらも読んで見て下さい。m(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-25 23:42:03
1009文字
会話率:89%
私は小説が書きたいのではなく、共感が欲しいだけなのです。
(※追記:堅苦しい話や風流を感じる話は特にないので、そういうニーズには応えられないと思います)
最終更新:2019-05-02 19:29:22
41857文字
会話率:1%
この作品はnoteにも掲載しています。
最終更新:2018-07-17 23:11:44
601文字
会話率:0%
検証は「最強の武器」……!?
βテスト時代、検証班として掲示板では有名プレイヤーとなっていた主人公、坂本 碧月(さかもと みつき)は正式サービス開始の前に「検証班はβテストで辞める」と書き残す。
サービス開始を迎え碧月は不遇職と言われ続け
た『魔使役者(テイマー)』で、検証班としての経験とその間に培われたプレイヤースキル、そして"条件が特殊すぎて死蔵した検証データ"を引っ提げてトッププレイヤーに遜色ない実力を引き出していく。
その課程でやらかす謎行動に「またお前か」「お前じゃなかったらどうしようかと」とか言われたり、新規の美少女プレイヤーを巻き込んだり、リアルの友人との切磋琢磨のようなものがあったり……?
「迷惑行為にならない程度に、全力で面白くプレイすりゃ良いんだよ!!」というスタンスで突っ走る1人のプレイヤーのお話。
完全に見切り発車で連載を開始させていただきます。
思いつきを書き記していくような代物なので完全不定期更新とさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-20 02:28:38
5911文字
会話率:22%
震災が起こった時、いったいどんなことが起こるのか。
一被災者の視点から実体験や伝聞、役立つ知識を書いたり書かなかったりする。
最終更新:2017-04-08 17:00:00
14682文字
会話率:1%
告げることが相手の為にならないのなら、黙っていようと思う。例えば好きになってはいけないあなたには、絶対に。
最終更新:2016-09-05 22:25:21
459文字
会話率:0%