「ごめんなさい、お姉様……もう、こうするしか……」
ガザード公爵ディアナは、双子の妹コーデリアに刺されて短い生涯を終えた──はずだった。
気が付けば、アカデミー卒業の当日朝に時間が巻き戻っていた。
ディアナを起こしに来たコーデリアが、明
るい笑顔で声を掛けてくる。
あれは夢だったのか?
違う、あまりに生々しい痛みと記憶。
裏切られた痛みが、数々の悲しみが、ディアナの心を苦しめる。
もう二度とあんな思いはしたくない。
二度目の人生、自分の手で切り開いてみせる。
卒業パーティーで、ディアナは幼い頃から淡い想いを抱いていた王弟アランに声を掛けた。
前世では、卒業式の後に命を落とした初恋の人。
今なら、まだ彼を救うことが出来る
二度目の人生、恋も、平穏も、全てを勝ち取ってみせる。
妹に殺された姉が新たな人生を歩き出す、リスタート・ロマンスファンタジー!
ひとまずきりの良い20話まで、一気に投稿します。
(毎日18:20予約投稿)
21話以降は、また後日。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:20:00
19590文字
会話率:25%
ホッとひと息つく時に飲んでいた玄米茶。
その時に思い出された記憶。
なぜ、思い出されたの?
最終更新:2025-06-20 10:00:00
11806文字
会話率:25%
ハルキゲニア(学名:Hallucigenia)はラテン語: hallucinatio 「夢みごこち、夢想」による。――Wikipediaより
ぽかぽか陽気のひなまつりの日。少年、春樹は、近所に住む大学生のラガーマン、玄弥の家を訪れる。大きな
体で小さな雛人形と格闘する玄弥を手伝ううち、アクシデントで二人は急接近。その瞬間、春樹の頬に触れた玄弥の無精髭の「チクッ」とした感触が、彼の心に忘れられない楔を打ち込んだ。
しかし、淡い想いは実らぬまま、春樹は父の転勤で玄弥と離れ離れになってしまう。
数年後、高校生になった春樹。今や玄弥は、桜のジャージを背負うラグビー日本代表のスター選手。もう会うこともない遠い存在だ。それでも、あの日の感触と玄弥への想いは消えず、春樹は自身の中に芽生えた未知の感情と、中学時代の苦い記憶に静かに向き合い始めていた。
一方、日本代表として活躍する玄弥もまた、屈強な肉体の奥で、春樹への忘れられない特別な感情と、自身の「普通」ではないかもしれない性的指向に戸惑い、葛藤を抱えていた。彼女との関係の中でさえ、脳裏に焼き付いて離れない、あの「妖精」のような少年の面影――。
すれ違う時間と距離。それぞれの葛藤。二人の物語は、どこへ向かうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 01:22:21
31537文字
会話率:30%
聖女マーガレットは、癒しの力をもった吸血鬼だ。
朝から昼はお休みで、教会に来た来訪者たちの相手をするのは夕方から。
夜更けになる前まで怪我や病気を治すマーガレットだが、彼女自身も不治の病をわずらっていた。
それは同じ教会に住む、幼なじみの
不良牧師クローディオへの恋心。
神さまへの祈りでしか表に出せない、淡い想い。
今日の自分を彼は好きか嫌いか、マーガレットはいつも天に願って占っている。
©2025 薪原カナユキ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:00:00
5172文字
会話率:24%
天空に浮かぶ“空葬都市スカイリムズ”は、吊り鎖でかろうじて大気圏に留まる重力不安定領域。16歳の少年・久遠永翔は、時間を0.数秒単位で圧縮/巻き戻す固有能力〈逆風廻帰《ループロード》〉を使い、崩壊寸前の街を修理して生計を立てていた。
ある夜
、無重力の天空裂から落下してきた謎の繭が割れ、中から星核巫女アーナンダ・ヴィルヤが誕生。彼女は“十度目の卵殻”──世界を終わらせるか、新たな月を産むかを決定づけるキーそのものだった。
目指すは重力0の裂け目に浮かぶ星核中枢《スターハート》。そこで世界は「九度目の破壊」か「十度目の誕生」か――二択の終局を迎える。永翔は“やり直し”ではなく“続き”を選び、蒼い新月を空に産み落とせるのか?
登場人物紹介
主人公久遠永翔 16歳。皮肉屋だが根は世話焼き。
時間に“ひっかかる”感覚を持つ
固有能力〈逆風廻帰《ループロード》〉:2秒以内の未来/過去を圧縮・再生。時穿剣《クロノクレイヴ》
アーナンダを守り「破壊の十度目」を誕生へ転換するキーパーソン
星核巫女 アーナンダ・ヴィルヤ 片眼が金、片眼が星。
無垢だが星々の年輪を見通す観測者的落ち着き星核との共鳴。
虚空繊維のサリーが魔力障壁を形成“十度目の卵殻”そのもの。
自身の運命を誕生へ導く決断を下す
仲間①アーラーディヤ〈アーラ〉獣人族ハーフ。
褐色肌と長い尻尾。 豪胆&照れ屋。 鉤爪と怪力。
尻尾で体術/防御 近接戦の盾役。
永翔への好意を素直に示し場を賑やかす
仲間②アニラ〈アニ〉 尖耳を持つ風精術師。
理知的で感情は表に出しづらい。
風律呪で気流操作・結界展開 後衛サポート。
永翔に淡い想いを抱えつつ、姉アーラと掛け合い
ライバル アリヤン・ラージェンドラ “影勇者”と呼ばれた剣士。
過去ループで永翔を討った宿縁。
双剣による負時相斬
世界を補正=巻き戻しで救おうとするが葛藤を抱え、終盤で和解
敵勢力 スカイハウンド 王都直属の空営局を装う密輸艦隊。
星核片を闇取引 砲撃艇・対重力弾都市崩壊を加速させる外圧。
永翔たちを追う折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 00:55:21
5372文字
会話率:32%
あの日、死を覚悟した青年が迷い込んだのは、
幻想のように美しい楽園と、
ひとりの“紫”という名の女性だった。
淡い想いは言葉にならぬまま、
やがて時は過ぎ、彼はただ一通の手紙を遺した。
宛先は、ただひとこと。
『紫へ』。
時を超えて揺
れる、ひとつの恋と記憶の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 11:22:17
4894文字
会話率:20%
中学に入学した吉隅ワタルは、月末に行われる合唱コンクールの伴奏者に選ばれた。指揮者は、クラスの顔のようになっている飯田光国だ。合唱コンクールも近いある日、ワタルは体育の授業中に突き指をしてしまった。手当てをしてもらい教室に戻ったワタルは、ク
ラスメイトから一斉に非難されたが…。
淡い初恋物語。BLです。
春のチャレンジ2025参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 21:01:40
5951文字
会話率:39%
魔王の末子ながら、人間の母を持つ姫レイアストは、まったくの落ちこぼれとして冷遇される日々を送っていた。
ある日、彼女は父である魔王からの密命を受け、抗争中である人間領域へと向かう事になる。
汚名返上の機会とばかりに意気込むレイアストだ
ったが、持ち前のダメっぷりを発揮した彼女は道半ばにして死にかけてしまう。
そんな彼女を助けたのが、謎の美少年モンドだった。
人間である彼に助けられ、淡い想いを抱くに至ったレイアストは、少年と共に彼の師であるマストルアージに連れられ、人間の王国へと赴く。
だが、そこで父である魔王の本当の作戦を知る事となり、モンドの協力を得て刺客を撃退する事ができたレイアストは、父魔王との決別を決意するのだった。
人間(主にモンド少年)と仲良くできる魔王を目指して、新たな魔王となる事を決意したレイアストの下克上が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 16:01:57
208619文字
会話率:38%
全身真っ黒の服しか着ない死神と呼ばれた少年・理人(りひと)。
高校三年のある日、秘密の場所である星空の下で小夜(さや)という女性と出会った。
かつて、中学時代に淡い想いを抱いた同級生・月城サヤと同じ名前の彼女。雰囲気もどこか似ていて、会えな
くなってしまった月城と無意識に重ね合わせてしまう。
「私、死んだの。死神さんをずっと待ってた」
彼女は幽霊だと言った。成仏するために、手伝って欲しいと。
僕の人生に、唯一踏み込んで来た二人のサヤ。
ある地方を舞台にした、過去と現在が絡み合う切ない恋の物語。
※エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 08:24:00
62962文字
会話率:34%
中学で友達になった伊織と明希は、1年後には親友と言えるほど気の合う友人になった。ところが、ちょっとした事故で、伊織が意識を失い長期入院をすることに。落ち込む明希は、ひょんなことから異世界に転移することになった。転移先は原始の森で、そこで出会
った不思議な青年の助けを借りながら、願いが叶うという青き竜に会いに行く。伊織を治したい一心で、厳しい冒険を乗り越える明希。熱い友情と淡い想いが交錯する中、少年たちは大人へと成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 07:50:00
42497文字
会話率:60%
高1の葵健二は、発明家で有名な立川教授のもとでアルバイトしてる。同じバイト仲間で立川教授の娘ミクから、最近立川教授の様子がおかしいと相談が来た。それは、4年前のミクの母親の死亡事故にもなにか関係がありそうだ。親友の佐伯や、幼馴染の由紀も巻き
込んで、ジワリと真実へと近づいていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 20:22:47
72024文字
会話率:49%
魔法学園で魔法が使えない平民の秀才。辺境伯家の美しき令嬢。身分違いの二人に芽生えた淡い想い。だが、令嬢の婚約者の裏切りが、王国存亡の危機を引き起こす。
最終更新:2024-09-04 07:10:00
20343文字
会話率:32%
俺、山本太陽(ひろあき)と藤原菜穂は地方の同じ高校のクラスメートだった。
ちょうど二人だけが関東の大学に進学して約一年半。
そんなメルヘンの世界から迷い出てきたような菜穂は高校時代も今もいい友だちである。だが俺は彼女に淡い想いを抱いているの
に、彼女は俺のことを今でも昔のまま友だちとしてしか見ていない。
もちろんこのままでいいとは思っていないけれど、何もできないまま時間だけが過ぎていく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 20:00:00
41884文字
会話率:40%
ロンバルディスタ王国第一王子ジュスティアーノと四大公爵家の嫡子たちは、幼い頃から仲が良かった。
この国では性別に関わりなく、長子が嫡子となり爵位を継ぐことになっている。
主人公のレティーツィアは子供の頃にジュスティアーノへの淡い想いを砕き、
公爵家の後継として婿取りに向けて婚約者が決まった。
第一王子ジュスティアーノの婚約者選定も大詰めを迎えている。
そんな時、レティーツィアと同じくいずれ女公爵となるヴィオランテの婚約者が、子キツネ狩りで落馬し命を落とした。
そのことからレティーツィアの未来が変わっていく──
主人公ハッピーエンドです。
*荒唐無稽の世界観で、ふんわりと書いていますのでふんわりとお読みください
*主人公以外の視点の章もあります
*他のサイトでも公開しています(加筆修正が入る場合もあります)
*完結まで書き終えてから投稿しています
*事故など、残酷とも取れる描写がありますのでR15としています
*誤字、脱字、衍字、誤用、誤変換、気をつけて書いてはおりますが、素早く脳内変換してお読みいただけるとありがたいです
誤字報告を受け付ける設定を選択していますが、直さない場合があることをご了承ください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 07:00:00
117255文字
会話率:27%
解像度×理解度から、御剣家当主の手記を一部抜粋。
これは、彼の当主が出会った星よりも月よりも美しく、桜よりも雪よりも儚く消えた淡い想い人との記録である。
キーワード:
最終更新:2024-05-27 09:29:34
2259文字
会話率:0%
ネットの世界ではリアルに無いものを求めてしまうのかもしれない。ネットゲーム上の繋がりであるサフランこと黒田和樹と秋桜(コスモス)。淡い想いを抱いている秋桜とゲームを謳歌していたサフランであったが、ひょんな事から秋桜と合歓(ゴウカ)の兄妹とリ
アルで合う事に。果たして、彼等の邂逅は何を齎すのであろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 16:02:06
998文字
会話率:53%
ある雨の朝。
通勤途中の車窓から見かけた一片の風景。
恋に恋する、まだ幼い想いたち。
オバサンが勝手に妄想を膨らませ書いてみました。
こんなネタにされているとは思いもしないであろう、中学生の君たち。
ごめんなさい。そして、ありがとう。
彼
らのこれからの青春時代が、キラキラと輝く素晴らしいものであることを祈っています。
「青春万歳」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 12:00:13
1858文字
会話率:8%
国中の貴族子息が集まる魔導学院に玉の輿目的で在籍する、ど田舎の男爵令嬢ヴィオラ。幼少期のトラウマからとても卑屈な性格をしている彼女はこの学院で伴侶となる人を見つけられなければ村長の息子と結婚しなければいけない事でかなり追い詰められていた。そ
んなヴィオラの傍には貧民ながら多大な魔力を見出された特待生がいる。彼女は将来有望な有力貴族の令息達から淡い想いを寄せられているが全く気づいている気配はない。魔力は凄いけど貧民、美人でもない、頭が良い訳でもないのに、何で――そんな嫉妬に包まれたヴィオラは幼馴染シュゼムが作った惚れ……薬をきっかけに変わっていく。
※10話前後、3万5千字位で終わる中編です。完結保証。
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 15:09:24
46920文字
会話率:37%
時は古代日本。后となるものの王に愛されないオキナ。そんな姫の胸にあるのは祖国の神に護られた神秘の力、そして常に見護ってくれている武人ムナイへの淡い想いでありました。
やがて平穏な時が終わり、クマソ国が謀反をおこすと、ヤマトの王はオキナ
の告げる神の御言葉を無視して出陣します。愛されないことにうちひしがれるオキナに寄り添うムナイ。ふたりの許されない愛が燃えあがります。
と恋愛ドラマが続きますが、やがてオキナは戦争に巻き込まれていきます。神の御言葉に導かれて先祖の国を目指すオキナを待つものは・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 11:34:25
36272文字
会話率:49%
限界社畜アラサーOL天野雫はある日異世界ヨルムンガルドに召喚された。いま、流行りの異世界転移!ただし召喚の真の目的は彼女がベランダで育てるプチトマトだった!?
え、プチトマトって呼び方。もうしない??世代がバレる?そんなことはさておき。
雫
の可愛いプチトマトが世界樹ユグドラシルであると崇める人々によって世界樹(プチトマト)の御世話係りである花巫女として丁重に扱われる雫だったがなにやらこの異世界の人々は雫になにかを隠しているようで怪しい気配。
危機感を抱く雫には。けれども心強い味方。花巫女の護衛である元騎士団長。勇士のなかの勇士。救国の英雄と謳われたガルザさん(身長2メートルの全身鎧と兜を身につけた寡黙な仕事人)が居た。頼れる兄貴分。格好良いなぁとガルザに淡い想いを芽生えさせた雫。
だが、雫は知らない。このガルザさんが本当は女性騎士であることも。世界樹ユグドラシル。そして花巫女を巡る陰謀を。異世界ヨルムンガルドで雫のプチトマト(世界樹)がとんでもないチートと化していることを────。
これは(たぶん)笑って泣ける恋のお話。またはプチトマト販促物語。なお、今はプチトマトじゃなくてミニトマトが通称です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 15:55:02
22772文字
会話率:11%
エルフの少女に助けられた少年、真田寛治。
この出会いが、寛治をちょっとだけ成長させます。
そんな話です。
最終更新:2023-07-17 07:49:56
69203文字
会話率:24%